運転が上手くなったような感覚
目的地の中禅寺湖に到着したのはお昼前。人気の紅葉名所とあってたくさんの人々で賑わっていました。紅葉のピークはやや過ぎている様子でしたが、赤や黄色に色付いた木々も残っていて、旅情を感じることができます。まずは休憩を兼ねてお腹を満たすことに。目星をつけておいたお蕎麦屋さんのテラスからは中禅寺湖と男体山を見渡すことができました。
午後は撮影を兼ねて中禅寺湖周辺をドライブ。
「木枯らしが吹いていて、冬を先取りした気分です。紅葉は本当に綺麗ですね」とあきこさん。それを受けて優太さんは「綺麗な景色を見ると、なんだか目が良くなった感じがします。普段はデスクワークでPCばかり見ているので……」と、一時の休息を満喫されている様子。夕食までにはお子さんたちが待つ自宅に帰らないといけないため、非日常感を少し味わったところで復路につくことに。
復路はあきこさんが運転席に乗り、中禅寺湖を後にします。
「『600e』に乗るの初めてですが、違和感なく乗ることができますね。助手席からは室内が広いと思っていましたけど、運転してみるとコンパクトで取り回しのしやすさを感じます。視界もすごくいいですね。シートもかわいいし、なんだかテンションが上がります」と運転を楽しまれている模様。
いろは坂を下り、東北自動車に乗る頃には、あたりは暗闇に包まれていました。それでも『600e』の車内ではクルマ談義が続きます。
「パワーがあるので、高速道路の合流も安心して入れますね。見た目はかわいいんですけど、底力を感じます」とあきこさん。普段からクルマを使用しているだけあり、クルマの動力性能は気になる様子です。
高速道路で巡航しながらふたりに1日『600e』と過ごした感想を聞いてみました。
「真面目に作られたクルマ、という印象でした。完成度はかなり高いと思います。とにかくスムーズで、気になるところが何もないんですよね。荒れた路面でもガタピシャいうところはなく、ロードノイズも少ないし、静粛性が高い。買い物から家族のドライブまですべてをこなしてくれそうな理想の1台だと思います。ファーストカーとしてはもちろん、エンジン車をもう1台持っている人がセカンドカーとして使うにも良さそうですね。2台の組み合わせが実現できたら、ライフスタイルがさらに楽しくなりそうな期待があります」と優太さん。
「毎日の通勤で使うのも楽しそうだし、週末に遠出するにもなんの不満もなく、あらゆるシーンが想定できる、どこへでも気軽に乗っていけるクルマだと思いました。とてもスムーズで運転しやすいので、ちょっと運転が上手くなった感じがしました。大きさもちょうど良く、駐車もしやすいし、乗り降りもしやすかったです。初心者の方にもおすすめしやすいクルマだと思います」とあきこさん。
この日の総走行距離は484km。帰り道に東北自動車道のパーキングで休憩がてら急速充電をしている間に、下江さんは買い物を楽しんでいました。お子さんたちへのお土産を選んでいたのでしょうか。そこからの帰り道は少し渋滞にハマり、帰宅はお子さんたちより遅くなってしまいましたが、家に到着するなり、末っ子くんが『600e』を見に駆け降りてきました。クルマが大好きだそうです。きっと下江家の夕食の食卓では、日光と『600e』の話題で持ちきりだったに違いありません。
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文 曽宮岳大
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