被災地の“いま”を知ってほしい
映像クリエイターとして活躍されている、以前『500X』オーナーとしてfiat magazine CIAO!にも登場いただいたキザワヒロヤさん(関連記事)は、石川県出身・在住で、七尾市の実家に帰省していたところ震災に遭われたそうです。「死を覚悟した」というほどの激しい揺れで体は壁に打ち付けられ、揺れが落ち着いてからすぐに「津波から逃れるために高台に避難しました」と当時のことを振り返ります。
『500X』を所有されているインフルエンサーのキザワさん。
震災後は七尾市に比べて被害が少なかった県内の自宅に帰ることもできましたが、現地に残り、ボランティア活動や現地の情報発信を続けました。
「SNSで支援物資を募ったところ、自分が所属しているインフルエンサー協会の方々が物資を届けに避難所に駆けつけてくれたんです。その支援物資を小分けにし、避難所まで支援物資を取りに来られない高齢者施設やご高齢の方々のご自宅に届けたりしました。震災後1週間ほどは、そのような活動を行っていました」
地震後のボランティア活動。
4万人を超えるSNSフォロワーに情報発信を行うなど、自らの発信網を活かして震災の現状を発信し続けているキザワさん。しかし、時間の経過と共に、新たな危惧があると言います。
「矢田さんのお店の周辺に行きましたが、まるで焼け野原のような状態で残されています。そうした能登の現状を発信し続けていますが、毎日様々なニュースが出てくるなかで、能登に関する報道が減っている印象を受けます。しかし、ネットで少し調べれば様々な情報が出てきます。能登以外にお住まいのみなさまも、ぜひ能登のことに関心をお寄せていただければと思います」
キザワさんが撮影された被災地の状況。
美しい自然、伝統的な建物など、有数の観光地として親しまれる能登地方。今回の大地震で大きな被害を受けてしまった観光資源もあります。エリアの外部に住んでいる立場からは、いまは行くべきではないと憚られる気持ちもありますが、矢田さんやキザワさんは「どんどん来てほしい」と訴えます。
「自分もフィアット仲間に呼びかけていますが、ぜひドライブがてら来ていただき、能登を見てほしいです。宿泊施設はまだ復興していないので、泊まるところは金沢や羽咋(はくい)などに限られますが、そこからクルマで1-2時間走れば能登半島の北の方まで行けます。観光に来ていただければ支援に繋がりますし、いまの能登を見て感じていただければと思います」
美しい海や自然に囲まれた能登。伝統工芸品に携わる職人さんは、丹精込めた作品をみなさんに届けたいという想いと共に、先人から受け継いだ伝統を後世に繋ごうという使命を持って取り組まれています。Share with FIAT 輪島塗工房の復興応援プロジェクトでは、苦難を乗り越え、前進しようとしている矢田さんの輪島塗工房の復興を応援しています。ご賛同者には、蒔絵によるFIAT文字入り輪島塗オリジナルお箸などの返礼品も。ご支援よろしくお願いします。
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写真 キザワヒロヤさん
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