クルマとドライバーは鏡のように映し合う
「もうひとつ、フィアットファミリーにとって、街の風景に溶け込むことも重要な要素です。街とそのクルマの関係を考えたときに、あまりにアグレッシブなデザインだとその関係がうまく成立しません。クルマと街、それからそこにいる人々が友好的に関係を構築することを大事にしていますので、そういった意味でも、やさしい顔、楽しそうな顔を追求してします」

フィアットやアバルトのオーナーさんに話を聞くと、そのクルマに乗っている人は皆フレンドリーだと口を揃えて言います。デザイナーさんのクルマづくりの想いがオーナーさんに伝わっているように感じます。
「それはとても興味深いです。クルマに与えるキャラクターと、そのクルマに実際に乗っていらっしゃるオーナーさんの特性をそこまで深く結びつけて考えたことはなかったのですが、オーナーさんには自分が乗っているクルマへの共感や親和性を感じてもらいたいと思っています。またクルマとそのオーナーさんはお互い鏡のように映し合う存在だと思います。特に路上ではクルマによってオーナーさんの運転の仕方に違いが見られることもありますね。フィアットは周りにハピネスをもたらす存在であってほしいと想っていますので、そうした想いがオーナーさんに届いているのは嬉しいことです」

最後に、フィアットを愛する日本のオーナーさんにメッセージをお願いします。
「日本のオーナーの皆さんは、イタリアが好きな方が多いですし、そのイタリアのエッセンスをフィアットに乗ることで感じ、笑顔になってくださっているのではないかと思います。今後もフィアットはイタリアにいなくてもイタリアを感じられるような楽しみを提供し続けたいと思っていますのでよろしくお願いします」
『600e』を茶目っ気で愛嬌のある顔に仕上げたルボワンヌさん。そのほっこりするような表情には、やはり手掛けた人の想いや心が宿っているのだと感じました。画一的なトレンドに左右されず、ブランドが培ってきた価値観を大切にし、やさしさへの想いが込められたデザインというのはいいですね! フィアットにシンパシーを感じるオーナーさんにも、きっとそうした作り手の想いは届いていると思います。
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文 曽宮岳大 写真 小林俊樹

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