クルマの内装というのはリビングとは違うんですよね。やすらぎが感じられるというだけでなく、居心地の良さと高揚感を両立していることが大切です。外と内の中間のような場所、500や500Cはまさしくそんな空間になっているのではないでしょうか。
シートはチェック柄、フロアマットは500のロゴのパターンが配されている。
僕がインテリアを設計するときに念頭に置いているのは、「楽しさは正義」だということ。そこに足を踏み入れるだけでワクワクする空間であることを大切しています。その感覚はバーチャルでは味わえませんから。
そしてこの500Cにも、乗って初めて得られる楽しさがあります。ぜひ一度、500や500Cの運転席に座ってイタリアデザインの魅力を体感していただきたいですね。
大田昌司
1985年福岡県生まれ。高校卒業後にイタリアに渡り、ミラノのSCOULA POLITECNICA DI DESIGNに入学。2005年の卒業後はイタリア国内のデザイン事務所に勤め、2008年に帰国し、山本達雄デザインに入社。2014年に退社し、独立。2017年よりインテリアデザイナーの呉勝人氏とともに、デザインスタジオ「THE TRIANGLE.JP」を設立。「もてなし」「しつらい」「ふるまい」といった日本人の美意識に響くデザインを追求している。
THE TRIANGLE.JP
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