ようこそ!イタリアワインの世界へ
イタリアンライフをご自宅で。フィアット好き・イタリア好きのあなたに、毎日の食卓を彩るイタリアワインの魅力や選び方をご紹介します。ご指南いただくのは、イタリア食材を豊富に扱うプロ集団、モンテ物産。イタリアワインの特徴や数ある種類のなかから自分好みのワインを見つけるコツ、さらにはおすすめワインまで、初心者の方にもわかりやすくご案内していただきます。
Part.1 イタリアワインの特徴とは?
イタリアワインは多種多様。イタリアでは原料となるブドウの品種が非常に豊富で、一般に出回っているだけで300-400種。登録されていないものも合わせると、2000-3000種が栽培されていると言われています。イタリアの国土は日本と同じように縦長で、北は寒く、南に行くほど暖かくなります。中央にはアペニン山脈が通り、山間部には冷たい風が、海沿いには暖かい風が届き、様々なブドウが育ちやすい環境にあります。もちろん、日常的にワインを消費する食文化が根付いているのもワインづくりが盛んな理由。
イタリアでは20州すべての地域でワインづくりが行われているためワインの種類が多彩で、自分好みのワインを見つけるのは困難に感じるかもしれません。実際、フレンチレストランのソムリエの方でも、イタリアワインの領域へは踏み込まない方もいるそうです。しかし、心配は無用。プロの方でもそうなので、最初からそういうものだと思い、宝探しをする感覚でワイン探しを楽しみましょう。
Part.2 お好みワインの見つけ方
世界的に有名なブドウ品種というと、赤だとカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー、シラーなどが挙げられます。イタリアワインにもサンジョヴェーゼ、ネッビオーロなど有名な品種はありますが、日本ではそれほど認知度は高くないかもしれません。しかし、特定の銘柄に人気が集中せず、種類が豊富にあるところがむしろイタリアワインの楽しさ。美味しいワインが数多くあり、しかもリーズナブルな値段で見つけやすいのもイタリアワインの魅力です。
では、好みのワインをどう見つけるのか。方法はいくつかありますが、基本的なところでは、酸味と果実味、ボリューム感(重いか軽いか)、赤の場合はこれに渋みを加えた4つの要素を目安に、自分好みのワインを絞り込むのがおすすめ。
これらの好みのテイストがわかれば、ソムリエの方やワインショップでお店の人に聞くときに探してもらいやすくなります。例えば「あまり酸味が強くなく、果実味がしっかりあって、軽めのものがいいです」などと伝えると、お店の人は「それならこの州のこのワインはいかがでしょう」という具合に、条件に合ったものを選んでくれるはずです。
>>>次ページ イタリア通が選ぶおすすめワイン
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