イタリア通が選ぶおすすめワイン
白ワインのおすすめ「ウマニ・ロンキ/“カサル・ディ・セッラ” ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ・スペリオーレ 2022」
白ワインのおすすめとして挙げてくれたのは、ウマニ・ロンキというマルケ州のワイナリーが醸造している“カサル・ディ・セッラ” ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ・スペリオーレ。1983年にファーストヴィンテージ(初めて作られたワイン)がつくられて以来、40年以上に渡り、広く支持を集めているベストセラー商品です。ウマニ・ロンキ社はイタリアの権威ある評価本ガンベロ・ロッソ誌の2024ワイナリー・オブ・ザ・イヤーを受賞。モンテ物産の中でも人気商品として多くのお客さまに愛飲され、社員の方からの人気も高いそう。コストパフォーマンスの高さも人気の秘訣。
ウマニ・ロンキのワイナリー。
松嶋さんのおすすめポイント:
「厳しい選果を行い、収穫量を一般的なヴェルディッキオよりも大幅に抑えることで、複雑で凝縮感のある味わいが楽しめます。昔はややこってりした味わいでしたが、最近は酸味が適度に効いた、エレガントな味わいに変化してきました。2000年代前半の頃は樽香が強いワインが多かったのですが、最近はイタリア国内ではエレガントな方向のワインが主流で、その波は日本にも来ています。酸味があると、お料理と合わせた時、程よく中和されるので、料理が進んでワインも美味しく飲め、食事全体が楽しめます。カサル・ディ・セッラは、そうした楽しみ方にぴったりの1本です」
「ウマニ・ロンキ/“カサル・ディ・セッラ” ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ・スペリオーレ」。分類:白ワイン/オーガニック、ボディ:ミディアム、飲み口:辛口。内容量:750ml。参考価格:2,636円。
赤ワインのおすすめ「フォンタナフレッダ/バローロ」
1878年創業、ピエモンテ州の名門ワイナリー、フォンタナフレッダのバローロ。イタリア初代国王のヴィットーリオ・エマヌエーレ二世が有していた肥沃なブドウ畑を使い、その子息がワイナリーとして起業。そうした成り立ちをもつフォンタナフレッダは、真の意味で“王のワイン”と言えるもの。約150年経つ現在に至るまで脈々と受け継がれてきた歴史あるワイナリーです。
松嶋さんのおすすめポイント:
「バローロならではの力強さが感じられるワインです。ブドウの品種はネッビオーロ。若いヴィンテージのネッビオーロはまだ酸味が強く、タンニンも強すぎて飲みにくいものが多いなか、このワインは若くても開けてすぐに飲める、最初からタンニンの角が取れた柔らかい口当たりが楽しめます。バローロならではの深みのある味わいや複雑な香りが楽しめつつ、スムーズな飲み心地が特徴です」
「フォンタナフレッダ/バローロ 2019」。分類:赤ワイン、ボディ:フル、飲み口:辛口。内容量:750ml。参考価格:6,823円。
おすすめイタリアワイン特集。いかがでしたでしょうか。ぜひ多種多様なイタリアワインのなかから、自分好みのワインを見つけ、イタリアの食文化をより一層お楽しみいただければと思います。fiat magazine CIAO! 学ぶイタリアシリーズでは今後もイタリアの文化や楽しさをお伝えしていきますのでお楽しみに!
なお、今回ご紹介したワインはモンテ物産直営オンラインショップでも購入できます。以下にリンクを貼っておきますので、食卓で楽しめるイタリアン・ジャーニーをご堪能ください!
スプマンテのおすすめ「コントラット/ミッレジマート・アルタ・ランガ・スプマンテ・パドゼ」
白ワインのおすすめ「ウマニ・ロンキ/“カサル・ディ・セッラ” ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ・スペリオーレ 2022」
赤ワインのおすすめ「フォンタナフレッダ/バローロ」
フィアット 500e(左)、モンテ物産の直営アンテナショップ「カ・モンテ」(渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビルB1F)。
また、東京・青山にあるモンテ物産の直営アンテナショップ「カ・モンテ」では、300種類以上のワインと、ワインに合わせて楽しめるイタリア食材を販売しています。ドライブでお近くにお越しの際に立ち寄ってみてはいかが?
おすすめ記事
見て楽しむ北イタリア。ブラーノ島、チンクエ・テッレ、そしてトリノへ。日本に居ながらイタリアを感じチャオ!
簡単レシピで本格イタリアン〜10分でできる、夏色の冷製パスタ
イタリアで定番人気のお菓子って?輸入菓子マニア・タマアニさんがナビゲート
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
FIATの最新情報をお届けします。