ミニバンから『500 Sport』に乗り換えて以来、「すっかりフィアット沼にハマりました」と話す古田 真(まこと)さん。『500 Sport』の購入から1年後に『Panda 4×4』を増車し、その1年後に、旧い『126』を注文すると共に自宅にガレージを新設。さらに駐車場が屋根付きになったことで『500 Sport』をカブリオレの『500C 60th』に代替えするなど、現実世界にユートピアを築いています。一体何が古田さんを突き動かしているのでしょうか?
お嬢さんからの「もっと人生を楽しんで」のひと言
フィアットとの出会いを教えていただけますか。
「以前乗っていた国産ミニバンが10年・10万kmを迎えるということで、乗り換えを検討していたんです。子どもたちも大きくなったし、もともとクルマ酔いするので家族で出掛ける機会はあまり多くなかったんです。そうしたなか、次のクルマを何にしようかと、輸入車も視野に入れて見ていたんです。高校生になった娘から“パパ、これからは自分の人生をもっと楽しんで”と言われたことも頭の片隅にありました。そんな折、私に強烈なインパクトを与えたのが、この『500 Sport』の広告だったんです。ブルーのボディカラーとスポーティな雰囲気が心を打ち、そのビジュアルが頭から離れなくなってしまったんです。見たのは年末だったんですけど、発売は翌1月15日で『500 Sport』の姿と発売日が頭の中に強く残った状態で年を越しました」
その時点ではフィアットに対する先入観があったわけではなかったのですね。
「当時はまだブランドに対する特別な思いはまったくありませんでした。完全にインスピレーションですね。広告を見て、うわーっと鮮烈な衝撃が走ったんです。ただ、発売日を迎えてもまだ購入の決心がつかず、そこから1週間後にショールームに問い合わせたところ、その店舗にはすでに在庫がないと聞き、慌てて他のショールームに電話をかけまくりました」
古田さんは自分の直感やインスピレーションを大切するタイプなのですか?
「ずっと直感で動いてきましたね。論理的に物を考えるより、直感とそのときの感情を優先して生きてきました。もちろん一応考えはするんですけど、最初に感じたインスピレーションを優先するので余計に頭に残るんでしょうね」
マニュアル車を選ばれたのは運転を楽しみたいという理由からですか?
「そうですね。あとは当時、マニュアル車がボケ防止にいいという話を聞いて、50歳を迎える前だったので、早めに予防に着手した方がいいだろうと考えたのです。それで次に乗るクルマはマニュアル車にしようとおぼろげに考えていたんです」
50歳手前でボケ予防というのは早すぎる気もしますが。
「仕事柄だと思うんですけど、会社の所属先が経営企画部だったんですよ。経営企画というのは会社の未来を作る部署。そうした仕事の影響もあり、自分の人生についても先を見通して行動するようになったんです。ボケ防止もその一環で、健康でいるために予防的にやっておいた方がいいと考えたんです」
『500 Sport』が第一印象に強く残った理由をご自身で分析すると何だと思いますか?
「圧倒的にデザイン、それと色使いですね。もともと紺色は好きでしたし『500 Sport』のイタリアブルーは明るめでイタリアらしさを感じたんです。かわいらしいこのクルマには派手な色が合うんじゃないかと思ったんです。その前向きな気持ちをさらに勢いづけたのが試乗です。試乗車はデュアロジックのツインエアー車だったのですがエンジンが面白くて。ポコポコ、ポコポコ音を出しながら結構よく走るのが印象的でした。それですぐに購入を決意したんです」
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