自分で決めた初めてのクルマ
それを聞いたとき、ご主人はどうでしたか?
ご主人
「確かに結婚してからこれまで購入したクルマはすべて僕が選んできました。妻もそれで納得していたのですが、今回初めて『500』に乗ってみたいと言ってきたので“乗りな、乗りな”と。 “こっちの世界においで、おいで”という感じでしたね(笑)。自分の中でもアバルトに乗るようになって、いい仲間たちと巡り会えたことが大きかったので、同じ世界に彼女も来て欲しかったんです。なので、今回『500』を買うときはモデル選びから色まで、ぜんぶ彼女が決めたんです」
購入されたのは『500』最後の限定車『500C Collezione 1957』ですが、このクルマを選んだ理由を教えてもらえますか。
奥さま
「ひとつはオープンになるということ。もうひとつはジェラート ホワイトとルジアーダ グリーンが組み合わされた2トーンのボディカラーがとても気に入って、このクルマを選びました。目立つ色のクルマにはあまり乗りたくなかったんですけど、その気持ちを上回るほど気に入ったんです。私はもともと木が好きだったので、ウッド調のインストルメントパネルも自分の部屋みたいな雰囲気で気に入りました」
運転のしやすさはどうですか。
奥さま
「コンパクトなので、運転していて一体感がある気がします。今まで乗ってきたのは割と大きな国産車が多かったので、それらに比べると『500C』は自分の部屋のような感覚ですね。屋根を開ければ開放感もあり、どこへでも行けてしまう感じがします。今まで岐阜から県外に出るのはおっくうに感じていたんですけど、そういう気持ちを取り払うきっかけにもなっています」
これまでは必要な場所にしか行っていなかったのですね?
奥さま
「そうですね。買い物とか子どもの送り迎えだけでした。みんなとドライブに行くようになって、改めて岐阜って広いなと感じるようになり、住んでいる地域の魅力発見にも繋がっている気がします。クルマを替えたことは母には伝えていなかったんですけど、実家に乗って帰ったら母が目をキラキラさせながら“なんて綺麗な色のクルマなの!? 今度乗せてね”と言われて。そんな台詞は今まで聞いたことがなかったので、フィアットの魅力の大きさを改めて実感しました」
生活に様々な変化が訪れたようですね?
奥さま
「年を重ねるにつれ、できることできないことを自分たちで決めて蓋をしていたことに気付かされました。子どもの頃はあれもやりたい、これもやりたいと思っていたのに、いつしかあれは無理だ、これは駄目だというものが増えていました。でも自分で決断してフィアットに乗るようになってから、あれもやりたいこれもやりたいという風に意識が変わるのを実感しています。このクルマが来たことによって出会う人も変わり、行く場所も変わる。入ってくる情報も話す内容も変わる。見える世界がガラリと変わったと実感しています」
ご主人はいかがですか?
ご主人
「休みの過ごし方とか。会話も変わりました。いつも何かにつけてクルマの話になるし、仲間たちのことが話題にあがる。会話の幅が増えた気がします。週末も楽しみになりましたね」
奥さま
「身体を休めるための週末だったのが、パワーを得るための週末に変わりました」
>>>次ページ 新しい肩書きが増えたような感覚
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