限定車『500 Irresistibile(チンクエチェント イレジスティービレ)』に乗られている富田純子さん(以下、純さん)。フィアットは2台目で、気に入っていたボディカラーがミントの『500』からのお乗り換え。それは、自分にとって必要な乗り換えだと直感したそうです。そうした“導き”を大切にし、大勢の仲間に囲まれてフィアットライフを満喫されている純さん。彼女のフィアットライフを覗かせてもらいました。 前向きにしてくれるクルマ 『500』を所有するに至ったキッカケを教えてもらえますか。 「ある日ドライブスルーでお客さんの『500』を見たのがキッカケでした。今はお花の仕事をしているのですが、当時ファーストフードに勤めていたんですよ。小さい頃からお花屋さんになるのが夢で、幼稚園のときに文集にそう書いたぐらいだったんですけど、大人になって生活環境を考えた時、当時はお花屋さんになるのは難しいと判断して、大手ファーストフードに就職することにしたんです。そこでお仕事をすごくがんばって、1年でマネージャーになったんですよ」 『500 Irresistibile(イレジスティービレ)』オーナーの純さん。 たくさん努力されたのでしょうね。 「がんばりましたね。そこで15年ぐらい働いたのですが、ファーストフードってすごい“秒”で動く仕事なので、ある時に気持ちが疲れてしまったんです。毎日イライラして後輩には優しくなれず、そんな自分が嫌になってしまい……。そのときに思い出したのは、お花屋さんで働きたいという夢。その頃には環境も変わっていたので大型モールの中にあるお花屋さんに転職したんです。でもその後コロナ禍でお店に人が全然来なくなり、失業してしまったんです。娘が幼稚園生だったんですけど、医療従事者のお子さん以外は通園できなくなってしまい、主人も仕事で帰りが遅かったので昼間は私が付きっきりで子どもの世話をし、夜間にできる仕事ということで再びファーストフード店に転職したんです。毎日記憶もないくらい忙しいなかで、ある日ドライブスルーに『500』に乗ったお客さんが来たんです。すごいかわいいクルマだなと思って。 “このクルマかわいい、私このクルマに乗りたい”と強く思って、すぐ次の日にショールームに電話をかけたんです」 純さんの現在の愛車『500 Irresistibile』。 それまではクルマに対してそれほど関心がなく、『500』を見たときに何かを感じたのですね。 「それまでは国産車しか乗ったことがなかったんですが、『500』を見た時は“もうこれしかない!”と思って。フィアットのことも値段のことも何も知らなかったんですけど、調べて近くのショールームに来店予約を入れたんです。こんな時期にクルマを買っていいのかなと思ったんですけど、どうしても諦められなくて。本当はピンクの限定車『500 Irresistibile』が気に入っていたんですけど、完売してしまった直後だったんです。それで展示車のミントの『500』を娘が気に入ったこともあり、新車で購入しました」 純さんが以前所有されていたミントの『500』。 チンクエチェントが家に来て、何か変化はありましたか? 「変わりました。深夜帯のお仕事だったので終わるともうヘロヘロで、しかも当時は感染のリスクなどで気疲れも多かったのですが、仕事が終わってクルマに戻ると、駐車場で私を待ってくれている『500』の姿にいつも癒されていました。“私には『500』がある。だからがんばろう”と前向きな気持ちになれましたね」 『500』のどんなところが好きでしたか? 「まず見た目。外装も内装もあんなにかわいいクルマがないから、他に目が行きませんでした。『500』に乗っていると自分がすごくキラキラしている感じがして、おしゃれしようと思ったり、このクルマに似合うような自分になろうと、そんな風に思ったのは初めてでした。『500』に乗って出かけると勇気をもらうことができ、できなかったこともできるような気がしてくるんです(笑)」 プライベートや週末はどのように過ごされていますか? 「私すごい引っ込み思案で、以前はインスタグラムもミントの『500』に乗っている人たちの投稿をチェックしたり見るだけだったんです。ところがある日、綺麗な写真を載せている同じミントの『500』に乗っている方にメッセージを送ったことを機に親しくさせていただくようになり、オフ会にも参加させていただく話になったんです。ただ実は私、昔に大きな事故に遭っていて長距離の移動が怖かったのでそれを伝えたら察していただき、わざわざ私の家から近い場所でオフ会を開催してくれたんです。仲間の方も集まってくれました。それから皆さんとのお付き合いは3年ぐらいになり、今日もこうして仲間の方々が集まってくれました。本当にみんなに助けられてイベントに行ったり、会場でフリーマーケットを出したりするようになりました」 純さんのお友だち。左からミヤケンさん、ナオミさん、トシマジさん。 >>>争わない環境で花を咲かせたい