fiat magazine ciao!

#スマイリングホスピタルジャパン

LIFESTYLE

『500e』で豊かな地球の未来へ走りだそう!アースデイ東京2023イベントレポート

4月15日(土)・16日(日)に代々木公園で開催された『アースデイ東京2023』。毎年、地球・自然・人間・文化など、幅広いテーマで活躍する企業や団体が集まる世界規模のこのイベントに、フィアットは今年もブースを出展!入り口では、フィアットが目指す“地球環境にやさしいカーライフ”を体現した人気のEV(電気自動車)『500e OPEN』と人気のコンパクトモデル『500 1.2 Cult』が来場者を出迎えました。今回は、イベントレポートと併せて、ブースに参加したフィアットのCSVパートナーである『特定非営利活動法人アニマルレフュージ関西』と『認定NPO法人スマイリングホスピタルジャパン』にフォーカスし、各団体のご担当者にお伺いした活動内容などをご紹介します。   ファミリーアース 〜誰もが歓迎されるやさしい場所へ〜 1970年4月22日にスタートし、現在では世界175カ国、約5億人が参加する世界最大の地球フェスティバル『アースデイ』。日本では毎年4月22日を中心に、代々木公園をはじめとする複数の会場で『アースデイ東京』が開催されています。     22年目となる今年の開催コンセプトは、“ファミリーアース 〜誰もが歓迎されるやさしい場所へ〜”。人だけではなく、地球を構成するあらゆるものが、かけがえのない大切なファミリーアースの一員であると捉え、年齢・性別・立場を超えて多種多様な人々が集い、お互いを尊重し、地球の未来をいっしょに考えることをさまざまな切り口から提案。今年はNPO・NGO、クリエイター、ファッションや暮らしのアイテムを扱う自然に根ざしたスモールブランドなど、200を超える団体がブースを出展。より身近に、かつ実感的にアースデイのビジョンに触れられる機会とあって、代々木公園に遊びに来た若者たちや小さなご家族連れ、ご高齢のご夫婦までさまざまな方が来場。開催1日目はあいにくの雨にも関わらず多数の来場者により、会場内は色とりどりの傘で一層華やいでいました。     そして、エコフレンドリーなカーブランドとして『アースデイ東京』に毎年参加しているフィアット。今回は、セレスティアル ブルーの『500e OPEN(チンクエチェントイー オープン)』とシチリア オレンジの『500 1.2 CULT(チンクエチェント 1.2 カルト)』が入り口で来場者を出迎えました。   ▲左から『500e OPEN』、『500 1.2 CULT』(写真提供:Stellantisジャパン株式会社)   昨年6月の発売以来、ますます注目度が高まっている『500e OPEN』に触れられる機会とあって、環境を想うフィアットの理念と最新機能が搭載された可愛らしいルックスに多くの方が足を止め見入っていました。また今回、会場でクルマについてのアンケートに答えてくださった方には、普段使いできるノベルティグッズをプレゼント。エコロジカルな暮らしに役立つアイテムに喜びの声があがっていました。     ▲アンケートにお答えいただいた方に、TOPO FIAT ぬいぐるみ、オリジナル アイスクリーム スプーン、オリジナル ポータブル ストローをプレゼント。   Share with FIATのパートナーをご紹介! 環境、教育、医療、貧困などを扱う世界中のNPOおよび非営利団体のサポート活動を2011年から行っているフィアット。自動車メーカーの枠組みを超え、“社会と共有できる価値の創出”を意味する『CSV(Creating Shared Value)パートナー』たちと力を合わせ、豊かな世界をつくり上げていくための取り組みを続けています。 今回は、Share with FIATのパートナーとしてアースデイに出展した『ARK(特定非営利活動法人アニマルレフュージ関西)』と入院中の子どもたちに本物のアートを届ける『認定NPO法人スマイリングホスピタルジャパン』のブースのレポートと活動内容についてご紹介します。     ① ARK(特定非営利活動法人アニマルレフュージ関西) 災害や飼い主の放棄、多頭飼育崩壊などのさまざまな理由により、行き場を失った動物たちのための活動を行っている、特定非営利活動法人アニマルレフュージ関西。動物たちの保護、ケア、里親探し、啓蒙活動など、国内外の動物にまつわる問題を改善するための活動を行なっています。 […]

重い病気の子どもたちと笑顔を共有。スマイリングホスピタルジャパンの活動とその思いを聞く。
LIFESTYLE

重い病気の子どもたちと笑顔を共有。スマイリングホスピタルジャパンの活動とその思いを聞く。

笑顔は子どもの無限のパワーに   病院や施設で病気と闘っている子どもたちや、在宅医療を受けている子どもたちを訪れ、アートや音楽などの芸術活動や学習を通じ、子どもたちと豊かな楽しい時間を共有する活動を行っているNPO法人スマイリングホスピタルジャパン。その代表理事 松本惠里さんにお話をうかがいに、設立されたばかりの新事務所を訪れました。コロナ禍で病院訪問が難しくなってしまったこの時期に、“できないこと”について考えるのではなく、“できること”に目を向け、全力投球されている松本さん。2021年6月には著書『夢中になれる小児病棟 子どもとアーティストが出会ったら』を出版されました。書名にもある“夢中になる”とは、どういうことなのでしょうか。松本さんにうかがっていきます。     スマイリングホスピタルジャパンでは、面会が保護者のみに限られている小児病棟に、アーティストと共に訪れ、子どもたちにアートや音楽に親しんでもらう活動を行っています。闘病生活で直面する辛い治療や活動制限、生活体験の不足によるストレスや不満を少しでも取り除き、ふさぎがちな気持ちを明るく開いてもらいたい。そして闘病意欲を持ち続けられるように支援したい。活動にはそんな想いが込められています。そうしたなかコロナ禍が襲い、病院への訪問は困難になってしまいました。子どもたちは両親と会える面会時間までもが減ってしまっているそうですが、そんな時期だからこそ、子どもたちに楽しみの時間を届けたい、というのが、松本さんはじめ、スタッフやアーティストの方の想い。現在は訪問活動の代わりにアーティストの方と協力して、塗り絵や紙芝居セット、ステッカーといったプレゼントを贈っているほか、YouTubeの『スマイリングちゃんねる』を通じて、マジックや音楽遊び、実験など手や体を動かして楽しめるアクティビティを提供し、子どもたちが笑顔になれる機会の拡大を図っています。また、病棟や施設をオンライン訪問し、双方向のライブというかたちでアートを届ける取り組みも始めています。     ―松本さんは、かつてご自身が交通事故に遭われて入院生活を余儀なくされ、その後、院内学級で教員をされていて、そうした経験が現在の活動の原点となっているということですが、そのあたりの経緯についておうかがいしてもよろしいですか? 「はい、今から20年ほど前に生死の境をさまようような交通事故に遭い、長期の入院生活を送りました。思うように身体を動かせず、その先にやろうとしていたことが全部できなくなってしまうのかという思いと、将来への不安でどん底の気持ちでした。事故に遭う前は、英語が好きだったので教員免許を取りたいと思い、通信教育で勉強をしていたんです。事故後も通信だから家で勉強できるのだけれども、手が動かなくなり、身体も痛いからもうやめようと思っていました。でも、退院して何かがフっとおりてきて(笑)、辞めずに続けるべきだと何かに押されるような思いで、なんとか単位をとって教育実習も受け、教員免許も取得したんです。それで初めて配属されたのが病院の中の学校、院内学級だったんですね。自分は長いこと入院生活を送っていたので、その経験がなにかに生かせるのではないかと、病院で難病と闘っている子どもたちに教える導きかもしれないと思いました。院内学級では英語を教えていたのですが、子どもたちと時間を共に過ごすなかですごく心に響いたのが、子どもたちの笑顔でした。病気と闘っていて辛いはずなのに、そんな時でも笑顔を見せてくれる。病気が辛くて大変なのに勉強も頑張っていて、お友だちにもとても優しくて、そんな子どもたちから大切なことを教えられる毎日は素晴らしいなあと感じました。職員室よりも病棟で過ごす時間が長かったほど、子どもたちと過ごす時間が大好きでしたね。院内学級には7年間いて、そのあとに今までの“気付き”を何かかたちにしようと思い、この団体を立ち上げたのです」     聞こえなくても心の声に耳を傾ける   ―その院内学級での“気付き”について、少し詳しく教えていただけますでしょうか。 「重たい病気と闘っている子どもたちが、ふと笑顔を見せてくれる。ではどんな時に笑顔になるんだろうと着目してみると、自分らしく活動できている時だというのがわかってきたのです。自分らしく活動している。それは芸術活動をしている時。音楽や絵を描いたり、歌を歌ったり、そういう情操活動をしているときが子どもたちはイキイキしていて、いい表情を見せてくれていたのです。それでこういう活動を特化して行う団体を作りたいなあ、という思いに繋がっていきました。そうして立ち上げたのがスマイリングホスピタルジャパンで、芸術活動を病院に届ける活動から始めました。楽しいことに夢中になる。そうした経験を通じて、心が自由になる時間を持ってもらいたい。私たちの活動の軸としているのは子どもたちが体を動かしたり、声を出したりして一緒に楽しめる参加型の芸術活動です。今やっているオンラインでの動画配信でもそれは同じで、子どもたちが一緒に楽しめるプログラムの制作を心掛けています」     ー病院への訪問やオンラインでの動画配信やライブに加え、在宅訪問もやっていらっしゃいますが、在宅訪問についてもうかがえますでしょうか。 「在宅訪問は、病院にアートを届ける活動をしているなかで派生していった活動です。病棟には小児がんの難病だったり、けがをしていたり、いろんな子どもが入院しているのですが、なかには重度の肢体不自由のお子さんがいます。そうしたお子さんは、音楽やマジックなど、こちらからの働きかけに対して、感情を自分から表出できないこともあります。でも機会は平等に届けたいと思っています。通常、私たちが病院を訪れると、動けるお子さんにはプレイルームに集まってもらい活動をするのですが、そこに来られないベッドでずっと寝ているお子さんの場合、ベッドで安静にしながらであれば大丈夫な場合は、スタッフがベッドごと連れてきてくれたり、あるいはベッドサイドから離れられないお子さんのところには、保育士さんやスタッフに案内してもらい、ベッドの前で活動を行ったりすることもあります。しかし重度のお子さんの場合、処置やお風呂の時間でもないのに取り残され、我々の活動に参加させてもらえないことがあるのです。“この子達は、たぶん、わからないだろう”とか、“聞いても感じないだろう”と思われてしまっているのだろうか。さらにその子たちが退院してお家に帰った時に、何か活動はあるのかな?と思ったんです。それで特別支援学校の教員に相談してみたところ、学校でも個別に活動を提供できる機会というのは少なく、それが課題になっていると教えて頂いたんです。じゃあ、そういう子どもたちのところに訪問する活動を始めようじゃないか、と。子どもたちは自由が制限されて困難な状況でも、“もっと何かやりたいよ”という気持ちが潜在的にあることはわかっていたので、障害が重そうに見えても、たとえ反応はできなくても、絶対に何かを感じてくれているはずだと。そういう感触はありましたから、見た目で判断して何もしないのは違うと思ったし、差別でしかないと思ったので、そういうお子さんにも手を当てていこうと思い、在宅訪問を始めました」     子どもの成長機会を保障する   ー新しい事務所を設立されたのも、そうした活動範囲の拡大や変化と関係しているのでしょうか。 「これまでは自宅の一部を事務所にして活動してきたので手狭になってきたというのもありますし、事務所が自宅だとどうしてもお客さんに来ていただくのが難しかったりするので、色々な方に来て頂いたり、集まってもらえる場所を作りたかったのです。新事務所では、アーティストさんたちが来てリハ―サルをしたり、打ち合わせしたりできますし、動画配信の収録やオンライン訪問によるライブもできるようになりました。また、在宅医療を受けているお子さんは、家に閉じこもりがちになってしまうので、体調の良いときは出かける先としてここに来てもらい、学習室として使ってもらっています。また、在宅医療で使う教材もうちで手作りしているので、工房が欲しかったんです。在宅医療の教材というのはお子さんの状態に合わせて作っていくんです。お子さんによっては、指先が少ししか動かなかったり、最重度のお子さんは、ベッドに寝た切りで沢山の管がついていることもあったりするので、そういう子にはスイッチ教材という自分で主体的に動かしフィードバックが得られる教材や、量や空間の概念を身につけられる感覚教材を使ってもらうんです。工房があることで教材が作りやすくなりました。永福町の駅の近くなので、子ども連れのご家族やご高齢の方が立ち寄ってくれたり。いろんな方との出会いを生んでくれています」     ー最後に、2021年6月に『夢中になれる小児病棟 子どもとアーティストが出会ったら』を出版されましたが、どのような本か簡単にご紹介をお願いできますか。   「この本は、団体を立ち上げた想いや経緯を綴った本になっています。普段からブログでも綴っていたのですが、本で一番伝えたいことは、難病でも障害が重たくても、コロナのような事態になっても、子どもというのはどんな状況でもいつでも成長し続けています。だから学びや活動をストップさせてはいけない。どんな事態でも、大人は子どもの成長する機会をできる限り保障していかないといけない、ということを発信していきたいと思っているのです。子どもたちが情操活動や夢中になれる活動をすることで、本当に豊かに成長していく姿をずっと見てきました。そのことを知ってもらいたい。また、この本を読んでいただくことで、ぜひうちでも、という病院がありましたらご連絡いただきたいですし、アーティストやボランティアとして活動してみたいと思ってくださる方がいたら声をかけていただきたいです。」   なお、『夢中になれる小児病棟 子どもとアーティストが出会ったら』は、英治出版から発売中です。Amazonなどで電子書籍版も用意されていますので、ぜひのぞいてみてください。     スマイリングホスピタルジャパン公式WEBサイト  https://smilinghpj.org/ フィアットが大切にしているシェアの気持ち 「Share with FIAT」 Text/ Takeo Somiya(Fresno Co., Ltd.)   […]

NEWS

フィアットが大切にしているシェアの気持ち「Share with FIAT」

自分の幸せはもちろん、みんなの幸せを求める時代をつくっていきたい。フィアットは「Share with FIAT」を合言葉に様々なNPO法人と連携し、女性のエンパワーメントの向上や健康の促進、動物愛護、子供たちの教育環境の醸成、災害時の人道支援、そして若者の育成などの社会貢献活動を行なっています。これは国連の提唱するSDGs(持続可能な発展)に通じるアクションでもあります。ここではフィアットのパートナーであるNPO法人の2020年の活動を振り返ります。     アショカ・ジャパン 社会問題に取り組むチェンジメーカーを発掘しサポート   地球のみんなで社会問題を解決していく。そんな世界の実現を目指す社会起業家ネットワークASHOKA(アショカ)。いま世界では子どもの違法労働や、社会的弱者の差別、地球温暖化など、じつに様々な社会問題が生じています。複数の要因が複雑に絡み合ったこれらの問題の解決には、本質を探り出し、根本的に変革することが必要です。アショカではそうした取り組みを行う社会起業家を“アショカ・フェロー”として選出し、その取り組みが加速するようにサポートしています。     一方、世の中に次々に起こる社会問題に対し、その改善に取り組むチェンジメーカーの数は不足しているのが現状。そこでアショカでは、チェンジメーカーを育成する取り組みとして、12歳から20歳までの若者を対象に社会問題に取り組む人を支援する“アショカ・ユースベンチャー”を展開しています。同プログラムでは1年間の実験環境を通じて、彼ら・彼女らが向き合う社会の問題に、自らで解決策を見つけてアプローチする機会を提供しています。日本では2011年からアショカ・ジャパンとして活動を展開。2020年は新型コロナウイルス感染症という困難な事態が起こりましたが、アショカ・ジャパンではこの新たな問題に対する政府の対応に危機感を募らせ、不測の事態でも問題を見極めてアプローチできる人材の育成のため、ユースベンチャラーの数を増やす取り組みを強化。3年間で100人生み出すという、これまでの倍以上のペースに相当する野心的な目標を立ち上げました。   ユースベンチャラーの多くは他薦、すなわち積極的に発掘していかなければなりません。分野が特定されないなかで素質のある人材を見つけ出すのは至難のわざのようですが、そうしたなか人材発掘を進め、ユースベンチャーとして認定するかの可否を決めるパネル審査会を2ヶ月に1度ペースで実施。7月は2組、9月には3組、11月は2組を認定するなど、その数を着実に増やしています。このほか活動の認知拡大を図るアショカ・トークや、「社会を変える」をテーマとしたワークショップを学校で展開するなど、社会をより良くする活動に取り組む若者の発掘・支援や、若者が社会を変えるムーブメントを起こす活動に取り組んでいます。2021年も頻繁にパネル審査会を実施し、ユースベンチャラーを増やす取り組みを強化するなど、若者チェンジメーカーの育成に力を注いでいくとのこと。今後の活動に注目です。 ASHOKA JAPAN     ルーム・トゥ・リード・ジャパン 低所得国で暮らす子どもたちに学習の機会を 「子どもの教育が世界を変える」を理念に、南アジアやアフリカなどの低所得国で暮らす低学年の子どもたちに識字(読み書き)教育を提供する活動や、中高生の女の子に高校卒業までの道のりを支える女子教育プログラムを展開しているRoom To Read(ルーム・トゥ・リード)。識字教育については、教育者のトレーニングに始まり、現地語で書かれた絵本等の教材の開発および流通、図書館の開設まで、現地のスタッフが政府と共同で行っています。また女子教育プログラムでは、男女不平等が残る社会背景の環境下で、彼女たちが学園生活を送りやすくする手助けをし、自らの意思を持って人生の重要な決断をするスキルを身につけるサポートをしています。具体的には、授業とは別にライフスキルを学ぶ教育プログラムの提供や、メンターと呼ばれる女性によるサポートで学業やメンタル面のバックアップなどを行っています。     2020年はコロナウイルス感染症の影響により、ルーム・トゥ・リードが支援を行っている16カ国では軒並み学校閉鎖となるなど、学習環境に弊害がもたらされました。コロナ禍はオンライン化への切り替えが困難なインターネットアクセスが限られる地域では特に深刻な問題となり、失業者が増えれば経済的な困窮に追い込まれ、子どもたちの学習継続が危ぶまれます。そこでルーム・トゥ・リードでは急遽、ラジオやテレビを通じて読み聞かせの授業を行ったり、教材の郵送による配布や、保護者に子どもたちの学習の継続を呼び掛けたりするなどして、子どもたちの学習環境が失われてしまわないように努めています。また、無数の島々で構成されリモート環境が発展していたインドネシアで展開していた遠隔教育の設備をグローバルに解放し、世界各地の子どもがオンラインで児童書や教材を読めるようにする方策にも取り組んでいます。     日日本においては2020年末、コロナ禍においても子ども達が学び続けられる活動「Action for Education 2020 – IMAGINE みんなのアクションで子ども達に教育を!」を展開中。これはみんなの力を合わせ、クリスマスの贈りものにコロナ禍にある子ども達3,000名に教育というギフトを贈ろうという取り組みです。また、去る11月28日にオンラインイベントを開催し、これまでリアルイベントとして行っていた支援者への活動の報告や、支援を受ける子どもたちにとっても励みとなる番組の提供を行いました。オンラインイベントには、ルーム・トゥ・リード・ラオス女子教育プログラム卒業生で、現在日本語を勉強中の大学生からの日本語によるメッセージや、女子教育プログラムのメンターの方や、支援を受けているタンザニアの子どもたちからのメッセージを紹介するなど、ルーム・トゥ・リードの活動が詳しくわかる内容となっています。 ルーム・トゥ・リード・ジャパン     スマイリングホスピタルジャパン 病気の子どもたちが本物のアートに触れ、前向きな気持ちになるように   重い病気と闘う子どもたちに本物のアートと触れ、ワクワクしてもらいたい。そして前向きな気持ちで病気と闘ってもらいたい。そんな想いからマジシャンや音楽家、美術家などアーティストとともに病院を訪れ、子どもたちに本物のアートに親しんでもらう活動を行っているスマイリングホスピタルジャパン。全国の30の病院および14の施設に、年間で計500回以上訪問し、子どもたちの笑顔を引き出しています。しかし今年はコロナウイルス感染症の拡大により、病院への訪問が叶わなくなってしまいました。子どもたちはいま、両親との面会時間まで大幅に短くなってしまい、病室でほとんどの時間をひとりで過ごしながら、病気と闘っているのです。   こういう時期だからこそ、子どもたちに笑顔になってほしい。そうした思いからスマイリングホスピタルジャパンでは、訪問活動の代わりに、アーティストの方と協力して塗り絵や紙芝居セット、ステッカーといったアクティビティのプレゼントを行ったり、YouTubeの『スマイリングちゃんねる』で動画配信を行ったりしています。スマイリングちゃんねるでは、マジックや音楽遊び、実験など、子どもたちが観るだけでなく、一緒に手を動かして楽しめる動画を提供しています。すでにその数は計70作以上に!     スマイリングホスピタルジャパン代表理事の松本惠里さんは「病院にはいつ訪問できるようになるか見通しが立たない状況のなか、アクティビティの提供や動画配信を通じて、病院とも子どもたちともつながり続けることが大切だと思っています」と活動を続けていくことの重要性について話してくださいました。スマイリングホスピタルジャパンでは、寄付による支援のほか、ホームページやFacebookのシェアや、アーティストの動画編集のサポートなど様々なかたちで協力してくださる方を募集しています。また、スマイリングホスピタルジャパンをフィーチャーした本が2021年2月に英治出版から登場する予定も。ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。 スマイリングホスピタルジャパン     ピースウィンズ・ジャパン 災害の緊急支援から復興まで幅広くサポート   自然災害や紛争、貧困などで生活の危機に瀕した人々を支援する国際NGO、ピースウィンズ・ジャパン。これまでに世界33の国や地域で活動を繰り広げ、数多くの人々に支援の手を差し伸べてきました。今年は新型コロナウイルス感染症の拡大や、各地で起こった自然災害への対応で古今東西、支援活動を繰り広げました。ピースウィンズ・ジャパンが運営する空飛ぶ捜索医療団ARROWS(アローズ)は、1月に中国・武漢へマスクなどの物資支援を開始したほか、長崎に停泊中のイタリア籍クルーズ船や、集団感染病院へ医療支援などを行い、コロナという見えない敵と対峙しました。このほか令和2年7月に日本を襲った豪雨への緊急支援、さらには世界各地での衛生啓発や緊急支援など、幅広い分野で活躍しています。   […]