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LIFESTYLE

“フィアット愛”が富山に集結!笑顔と彩りに満ちた「フィアットリトリート富山2025」レポート

富川さんの情熱から生まれた手づくりイベント   フィアットオーナーたちによるファンミーティング『フィアット リトリート富山 2025』が開催されました。会場となったのは、富山湾を望む絶景のロケーション「ミラージュランド」。このイベントは、『500 ARANCIA(アランチャ)』に乗る地元・富山の富川さんご夫妻が企画・主催しているもの。今回で3回目の開催となった今年は、なんと約140台のフィアットが各地から集結!会場はフィアットを愛する人々の笑顔と活気で包まれ、大盛況となりました。その模様をレポートします。     フィアット愛が高じて、自らイベントを主催するまでに至った富川さんファミリー。普段は『セントベリーコーヒー』というコーヒー店を営んでいて、土日は仕事でイベントに参加できないことも多かったそう。
「それなら自分たちで地元でやってしまおう」と一念発起。北陸では数少ないフィアットイベントとして定着し、今年で3回目を迎えました。年々規模が拡大し、今回は全国から約140台がエントリー。地域密着型でありながら、大規模なイベントへと成長しています。   ボディカラーごとに停車位置を決めているのも同イベントの特徴。カラフルな中にも統一の取れた景色が広がっていました。   会場となったのは、富山湾沿いに位置する遊園地「ミラージュランド」。潮風が心地よく吹き抜ける開放的な空間で、どこか懐かしさを感じさせるレトロな雰囲気が魅力です。
遊園地の協力もあり、広々とした駐車場を使用できるほか、園内の大観覧車は、イタリアの国旗“トリコローレ”に彩られ来場者を歓迎。初回開催時に自前でカッティングシートを貼って装飾したことがきっかけで、ミラージュランドから正式にゴンドラ装飾の許可を得るという、ほのぼのエピソードも生まれました。     このイベントのもうひとつの魅力は、大人も子どもも楽しめるユニークなゲーム大会。
たとえば小学生時代を思い出す「綱引き大会」や、目測で2kgのコーヒー豆を量り当てる「2kgを作れ競争」、お箸で小豆を隣の皿に運ぶ「あずき運び競争」、さらに恒例のビンゴ大会など、会場のあちこちで笑顔と歓声があふれていました。     主催者・富川さんの人柄と、フィアットオーナー同士のフレンドリーな交流が、このイベントをより温かいものにしています。朝10時の開会から15時の閉会まで、ゆるやかで和やかな空気が流れ、初参加でも自然と輪の中に溶け込めるような雰囲気がありました。   それでは参加されていたフィアットオーナーさんをご紹介しましょう。   >>>個性豊かなオーナーたちの“フィアット物語”   […]

LIFESTYLE

人生を彩るオレンジ色の相棒。中井さんの『500 Anniversario』ライフ

「フィアットが似合いそう」という上司の言葉   免許を取ったのは29歳のとき。軽自動車から乗り換えた初めての輸入車が、フィアット『500 Anniversario(アニベルサリオ)』でした。「フィアットって、ファッションとしてかわいいと思ってはいたけれど、詳しくはなかったんです」。そう語る中井奏奈さんは、オレンジ色のチンクエチェントと出会ったことで人生が大きく変わったようです。ボンネットの開け方もわからなかった5年前から、今では旧車をレストアするほどに。愛車“アニー”とともに旅をし、仲間と出会い、新しいことにトライする日々。クルマは人生を彩るパートナーだと教えてくれる彼女のストーリーを届けします。   『500 Anniversario』オーナーの中井奏奈さん。   『500 Anniversario』にはいつ頃から乗られているのですか?   「乗り始めたのは2020年9月からなので、もう5年になります。私にとって初めてのフィアット車なんです」   『500 Anniversario』を選んだきっかけを教えてもらえますか?   「実は免許を取ったのが遅くて、東京から地元の静岡に戻った29歳のときに取りました。その後、知り合いからかわいい軽自動車を譲ってもらい、10年ほど乗っていたんですが、あるときエアコンが壊れてしまって。買い替えを考えたとき、欲しいクルマがなかなか見つからなかったんです。そんなとき、前に勤めていた会社の上司が“フィアットが似合いそう”と言ってくれたことを思い出して。それがきっかけでフィアットを探し始め、ご縁があってオレンジ色の『500 Anniversario』に出会うことができました」     フィアットに乗る前はクルマに強いこだわりはなかったのですか。   「そうですね。クルマをファッション感覚で見ることはあっても、詳しくはなかったですし、知識もありませんでした」   実際にフィアットに乗り始めて、そのあたりの意識は変わりましたか。   「乗り始めて2年くらいはボンネットの開け方もわからないほどでした(笑)。でも、かわいいクルマなので愛着が湧いて、Instagramを始めて情報を集めるうちにオーナーさん同士が集まるイベントがあることを知ったんです。ひとりで乗っているだけでも楽しいのに、大勢で集まったらもっと楽しいだろうなと思って参加したら、回を重ねるごとに友だちも増え、クルマの知識も増えました。フィアットとの生活が楽しくて、楽しくて弾けてしまったという感じです(笑)」     『500 Anniversario』の気に入っているところを教えてください。   「『500C Anniversario』なので、“アニー”と呼んでいるんですけど、春から夏にかけてはアニーの季節なんです。緑が増えてきて、青空や草原、海…そんな自然の中でオレンジ色のアニーが特に映えるんです。インパネもオレンジなので、窓の外の景色とこのオレンジが合わさって、きれいなコントラストになるところがお気に入りです。“今、この道を走っている中で自分のクルマが一番かわいい!”って思いながら運転しています(笑)」   >>>次ページ 大切な存在、でも依存はしない   […]