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フィアットの新たな魅力を表現した 1 年間を語る

アーティストや著名人が独自の世界観を通して、はじめてオーナーになるフィアット車の魅力を表現するプロジェクト「#MY FIRST FIAT」。その第 4 弾として、セルフポートレートを中心に独創的な写真作品を展開するフォトアーティストARISAK(アリサック)さんのシリーズも、2020 年 1 月公開の 5 作目でフィナーレを迎えました。そこで、#MY FIRST FIAT への思い出や愛車『500 コレッツィオーネ』のことなど、この 1 年の話をお聞きしました。 #MY FIRST FIAT は自分自身の大きなステップアップ #MY FIRST FIAT において、5 つの作品を生み出した ARISAK さん。このプロジェクトを手がけた感想や思いについて、お話を伺いました。 「撮影の前は、不安と好奇心が五分五分の状態でした。クルマの広告で自撮りをしている人って、世界中でもほとんどいないと思うんですね。そのため“どうやって作品作りをすればいいんだろう?”という思いがとても強かったです。でも、ヘアメイクやスタイリスト、ライトマンの方々など、各業界で活躍するトップクラスのスタッフで構成されたチームの協力もあり、毎回とてもいい撮影ができたと思います。また、この1 年、#MY FIRST FIAT に関われたこと、そしていろいろなチャレンジができたことは、自分自身にとっての大きなステップアップにつながったと感じています」。 「撮影中に確認のためモニターを観たとき、そこに写っている自分が違う人みたいで不思議な感じがしました。一流のスタッフが一緒だと、どんなポーズをとっても想像以上にカッコいい写真が撮れる。毎回、ものすごく大きなお守りに守られながら撮影に臨めた感じがしていました。プロフェッショナルがいて初めて成立する作品作りの大切さにも改めて気づきましたし、勉強にもなりました。本当にいい経験ができたと思っています」。 全 5 作、毎回異なる世界観を、そしてフィアットの新たな魅力を表現してきた ARISAK さん。それぞれの撮影について、振り返っていただきました。 「1 作目では、限定車『500 コレッツィオーネ』のモードな個性や圧倒的な存在感を表現するため“ICON(象徴)”をテーマに撮影しました。あのときは、とても緊張しましたね。全部が初めてのことばかりで。前日は、まったく寝られませんでした(笑)。撮影中は頑張りきれたのですが、終わった瞬間バタンという感じで。でも、絶対通らなければいけない第一関門というか、登龍門というか。そういった状況の中、チームスタッフの協力もあり『500 コレッツィオーネ』の魅力を活かした作品に仕上がって、本当に良かったです。1 作目の成功により、その後の撮影に対して自信と確信が持てたと思っています」。 「2 作目では『500C』の開放感を表現するため“RELEASE(解き放つ)”をテーマに、港で撮影をしました。当日は雨風が強かったのですが、1 作目で掴んだ自信や感覚があったので、乗り越えることができましたね。自分の中では“雨が降っているのもカッコいい!”“風が吹いていてミュージックビデオみたい!”というふうに、その状況をポジティブに捉えていました。私自身も開放的な気持ちで、いままでに撮影したことのない様々なカットにチャレンジしたのを憶えています」。 「3 作目は、フィアットの 120 周年を記念した限定車である『500 タキシード』を撮影。過去と未来、イタリアと日本のクロスカルチャーなどのつながりを表現するため“KNOT(結ぶ)”をテーマに臨みました。この回は、津軽三味線奏者の久保田祐司さんやトラックメイカーの Howlin’ Bear さんなど、プライベートでも仲のいいクリエイターをゲストに迎えて撮影することができたので、とても思い出に残っています。セルフポートレートって、自分でポーズを決めて、自分で撮影するという、ひとりの戦いなんですけれど、自撮りを複数人で楽しめるという発見もありました。 また、幸運にも世界的なファッションデザイナー桂由美さんがコレクションで発表したばかりのクチュールのドレスを採用できたことも、作品の仕上がりに大きく影響していると思います。さらに、有月(うげつ)さんが生み出した金屏風や襖絵がなければ、この回の世界観は創れなかったと思います。素敵なクリエイターが加わると、現場の空気がこんなにも変わることを実感しましたし、それぞれの個性がつながった時のパワーを強く感じました。イタリアと和の融合が、とてもうまく表現できたと思います」。 […]