文=増川千春 写真=太田隆生 1,000人を超えるFIATオーナー&ファンが集合 FIAT 500のバースデーイベントが、7月9日、千葉県のキャンプ場「一番星ヴィレッジ」で開催されました。現在のモデルが日本で走り始めたのが、2007年7月4日。それから記念すべき10周年となる今年は「CIAO FIAT! 10th BIRTHDAY 2017」と銘打って、例年以上に盛大なお祝いとなりました。 今回参加したFIATのオーナーやファンの方々は1,000人以上。天候にも恵まれたこの日、雲ひとつない青空のもと、色とりどりの500をはじめとするFIAT車が続々と詰め掛け、会場は徐々にヒートアップ! スペシャルMCを務めたハイキングウォーキングのおふたりによる開会宣言とともに、にぎやかな一日がスタートしました。 ユニークなアイデア満載! 思い思いに愛車をデコレート とりわけ目を引いたのが、愛車をフィーチャーした「MY FIATコンテスト」。オーナー自らがフルにセンスを発揮して、500の車体をデコレーションし、来場者の審査によって、ベスト3が選ばれるという内容。ずらりと並んだ力作の周りには、常に人だかりと歓声がいっぱい! オーナーさん同士の“FIAT愛”にあふれた会話にも花が咲き、活気ある盛り上がりを見せていました。 500を愛し、人生を楽しむ、個性豊かなオーナーたち 道を走るという目的を超えた車とのつながりが、さらに新しい好奇心を運んでくる——500のオーナーさんに共通するのは、そんなライフスタイルのストーリーです。群馬県から参加した高橋優華さんは、イタリア生まれならではのフォトジェニックなデザインに惹かれて人生初の車に決めたそう。そしてこれから海に出かけて、愛車の写真を撮りたいと目を輝かせていました。 また、コンパクトなサイズ感や色も魅力。東京都の上條さんご夫妻は、愛犬によく似ているとひと目で気に入った限定カラーを購入。後部座席に乗せた愛犬との距離感が近いので、ドライブ中もコミュニケーションがとりやすく安心感があると教えてくれました。 そのほか、メンテナンスしながら大切に乗るヴィンテージ派、独自の色やデザインを施すカスタム派など、マニアックな楽しみを追求する上級者もたくさん。まるで人生のパートナーのように車を愛する姿が、とても印象的でした。 多彩な催しが目白押し。一日はあっという間に過ぎて 中央に構えたメインステージをはじめ6つのブースでは、500の10回目のバースデーにふさわしい多彩な催しが用意されました。スペシャルライブにまず登場したのは「よかろうもん」のみなさん。アカペラコンテストのハモネプにも出場したことのある、5人組のアカペラグループです。メンバーは全員同じ高校出身ということで、息の合った素晴らしいハーモニーを会場のみなさんに届けてくれました。 次に登場したのは世界的バイオリニストであり、初代500トポリーノのオーナーでもある古澤巌さん。暖かな初夏の風に乗った古澤さんの生演奏は、時間を忘れさせるような優雅なひとときとなりました。 メインステージのほかにも会場内には、イタリアにちなんだカフェやフードカーが並び、バンジージャンプやワークショップなどといったアトラクションもあちこちに。ランチタイムには料理研究家・本田よう一さんによるイタリア風カレーが来場者のみなさんに提供されました。 そしてまた、会場に集まったみなさんで取り組むアクティビティも大盛況。その中のひとつ「ダンシング玉入れ」は、かごに見立てた500 を目がけて、一斉にボールを投げるゲーム。約200名が2チームに分かれて、エキサイティングに勝敗を競いました。 さらにクライマックスにはパパイヤ鈴木さんが登場。この日のために創作いただいたオリジナルの「FIATダンス」が披露されました。500のバースデーをみんなで祝おうとメインステージに集まった方々に振付をレクチャー。わずかな練習時間でしたが、会場が一体となってダンスを踊りきり、笑顔と拍手に包まれました。 10周年のラストはよかろうもんの音頭で、参加者全員が「ハッピーバースデー」をイタリア語で合唱。同じFIAT車に乗る仲間でつくり上げた特別な一日はあっという間に過ぎ、オーナーやファンの方々は名残惜しそうに会場をあとに。また来年、同じ価値観を共有する仲間と自然の中で楽しく祝う夏の日を満喫できたら、こんな素晴らしいことはないですね。Ciao! ==== 古澤巌さん、パパイヤ鈴木さんなど
去年に引き続き、今年もバースデーイベントに参加させていただきました。 晴天に恵まれ猛暑日のような一日でしたが、参加されていたお客様も熱気に溢れていました。 今年は、バルーンアーティストであるアークの里親さんがバルーンをご提供してくださり、またお子さんやグッズをご購入くださった方には小さなバルーンもプレゼントしたりと、皆さんに喜んでいただける演出ができたと思います。 イベントの途中も司会の方がTwitterの中継で紹介していただくことができて、またイベントの最後には壇上でPRをする機会もいただきました。アークのことを知らない方はまだ多くいますが、何度かイベントに参加する中で、FIATファンの方々にもさらに認知度が上がったと思います。
2008年の「500(チンクエチェント)」の導入以来、毎年恒例となったバースデーイベント。会場となった千葉県のキャンプ場には今年も多くの人が集まり、さまざまなアクティビティを一緒に楽しみました。 梅雨時であることを忘れさせる快晴の7月3日(日)、今回で9回目となる「500」(チンクエチェント)のバースデーイベント「Amore FIAT Birthday 2016」が 千葉県・市原市のキャンプ場、一番星ヴィレッジで開催されました。 開場となる8時を過ぎると次々とカラフルな「500」が場内に並び始めました。来場者の中には、「500」の2代目モデル「Nuova 500」を一台ずつ乗って来られたご夫婦の姿も。その真っ赤な「Nuova 500」を目の前にし、当時同じモデルを愛車にしていたという年配の男性が 「懐かしい!」と目を細めて眺めていました。 グングン上がる気温とオーナーたちの熱気により、会場があたたまったところで開会式へ。大きな木の下がステージとなり、よしもと芸人のインディアンスさんのMCのもと、FCAジャパン マーケティング本部長 ティツィアナ アランプレセの天気に負けないくらい明るい笑顔と「Amore!」ということばでイベントのスタートとなりました。 ステージプログラムのスペシャルゲストとして登場したのは、ちょうど一年前に「Nuova 500」でイタリアを出発し、ヨーロッパとアジア約14ヶ国を旅してきたというイタリア人のAndreaさんとLucaさん。ふたりは、「チャレンジし続ければ、何でもできる!」という夢を世界中の子どもたちに見せたくて、今回のプロジェクトを実行。「どこの国の人もみな親切で、元気をもらってここまで来られた」と、爽やかに語ってくれました。「Nuova 500」と共に、ふたりも世界中の人たちに愛され、勇気を与えて来たのですね。 この日、「500」のバースデーをお祝いするために集まってくれたフィアットオーナーやファンの皆さまには、たくさんの催しが用意されました。 体を動かしたい人はアクティビティエリアで、ラテン音楽に合わせてダンスをするズンバ体操や、青空の下でヨガをしてリフレッシュ。男の子たちも元気に元Jリーガー、矢野マイケルさんといっしょに元気にサッカーを楽しみました。 ワークショップエリアでは、塗り絵コーナーで女の子たちが「500」や「Panda」に好きな色を塗りながら、おしゃべりに夢中に。また、パスタブランド“Barilla”のブースでは、大人も子どもも集中してパスタをフォトフレームにくっつけ、オリジナルの作品を作って楽しみました。 “Share with FIAT”ご紹介コーナーでは、病気の子どもたちにわくわくする時間を提供しているNPO法人スマイリングホスピタルジャパン提供のストリートパフォーマンスが開催。大道芸人によるユーモア溢れるショーに、子どもたちも大喜び。そして行き場を失った多くの動物に安心して暮らせる避難所(シェルター)を提供するNPO法人ARKがワンちゃんと一緒に、その活動内容を紹介していました。 フードエリアでは、“ツジ・キカイ”によるイタリアンピッツァづくり教室が開催され、本格釜で焼いた手作りのマルゲリータを美味しそうに頬張る人たちの姿が見られました。 会場の端に建てられた可愛らしい丸太小屋では、昨年に引き続き、イタリアエスプレッソ協会公認のバリスタ中川直也さんが、本場ナポリ「KIMBO(キンボ)」のエスプレッソコーヒーを淹れてくれました。「砂糖をめいっぱい入れて、チョコレートのようにして飲むのがイタリアンスタイル」なのだそう。小屋の中では、募金をすると、“SHOP ITALIA”のオリーブオイルや、トマトソースなどのイタリア食材を進呈してくれます。KINBOのエスプレッソと、SHOP ITALIAで集めた募金は、FIATの社会貢献活動“Share with FIAT”コラボレーション団体として、この日参加してくれたNPO法人スマイリングホスピタルジャパンと、NPO法人ARKへ寄付されるとのこと。美味しいコーヒーやイタリアの食材をいただいて募金ができるなんて“あい”のある、フィアットのイベントらしい発想ですね。 思わずワインが飲みたくなる、イタリアンなお惣菜がたくさん詰まった“エリオ”プロデュースによるランチボックスを楽しんでいると、ステージから何やら心地良い音楽が聴こえてきました。DJ AMIGAさんに続き、ファンクバンド“K-106”さんによるライブパフォーマンスが始まったようです。木の下のステージを見上げ、芝生のフロアで気持ちよさそうに体を揺らして音楽を楽しんでいる人たちの姿がありました。
7月4日が 500(チンクエチェント)の誕生日であることは、皆さん、ご存じですよね? まさしくその日、もはや完全にこの季節の風物詩となった、500(チンクエチェント)のバースデーイベントが開催されました。開催8回目となった今回のイベントタイトルは、『BUON COMPLEANNO(ブオン コンプレアンノ) 500』。イタリア語で「チンクエチェント、誕生日おめでとう」です。 朝霧ジャンボリー オートキャンプ場で開催! 今回のイベントがこれまでと最も異なっていたのは、会場が日本の象徴・富士山の麓にある、静岡県富士宮市の朝霧ジャンボリー オートキャンプ場へと移されたことです。もちろんそれは、毎年増える一方だった参加を希望されるチンクエチェント ファンになるべくたくさん集まってもらうための決断だったのですが、同時にそれは自分の愛車と離れ離れになることなく、クルマとヒトが同じ会場で1日を一緒に過ごせるイベントにしたいという長年の願いを叶えるためでもありました。そんなところからも「クルマはただの道具なんかじゃない」という考え方が伝わってきます。 オートキャンプ場ですから、この季節の足元は見事に美しいグリーン。その上に色とりどりのチンクエチェントやFIAT達がずらりと並ぶ光景は、さぞかし圧巻だろうな……と、開催前から期待していた人も多かったことでしょう。 ところが当日は生憎の湿ったお天気。ときおり雨がパラつく1日となってしまいました。けれどそれにも関わらず、イベントがスタートする午前10時を前にして、付近の道路はチンクエチェントの列、また列──。メイン会場はあっという間に埋め尽くされていきます。しっとり濡れた緑色の上に小さな姿が整然と並ぶ光景も、実に美しいものでした。この日の参加台数はFIATブランド車 約274台 / それ以外 約20台、参加人数は約650名。空模様なんかには負けていられない、という熱心なファンが多かったことの証でしょうね。 イベントを盛り上げる催しの数々! イベントの内容は例年と同じように、FIATと一緒にのんびり1日を過ごそうよ、といったピクニックのようなもの。会場に来たからといって、特に何かをしなければならないというような縛りのいっさいない、自由な雰囲気です。 けれど、だからといって何もないわけではなく、訪れた人達を退屈させない催しが、会場内のあちこちで1日中ひっきりなしに行われていました。
フィアット好きにとっては夏の風物詩みたいになってきた、毎年恒例の『FIAT BIRTHDAY FESTA』が、7月6日の日曜日に開催されました。今の500(チンクエチェント)が2007 年の7月4日に誕生し、元気いっぱいに日本の道を走り始めた2008年の夏から始まって、今年で早7回目。7月4日に500が7歳を迎え、6月1日にパンダが2周年を迎えたお祝いです。 毎回このイベントに参加するのを楽しみにしているオーナーさんもたくさん。今回の最大のトピックは、会場がこれまでの葛西臨海公園から神奈川県の大磯ロングビーチへと変更になったこと。第3駐車場がまるごとイベント会場とされたおかげで一カ所であれもこれも楽しめるようになって、ブリッジをひょいと渡った第1駐車場と第2駐車場に戻れば、皆さんが乗ってきた500やパンダ、プントといった色とりどりのフィアット達を眺めて楽しむことができる、といったかたちです。 イベント会場内の催しに変化が!? 初期型のクラシック・チンクエチェントや最新の500の限定車“ジェラート”をはじめとする500やパンダが展示される会場の中心部には、夏の強い日差しを避けるためのテントが大きく張られ、フィアットカフェ特製のランチボックスを広げたり暑さを避けて休んだりしながらノンビリ過ごすためのスペースが作られています。テント村には、アーティストであるミレイヒロキさんの新作“花のテント”の大きな花がたくさん咲いていました。 その周囲をぐるりと取り囲むように、ミレイヒロキさんのライブペインティング&ワークショップスペース、お子さんが塗り絵などを楽しむためのテント、参加車に1台ずつプレゼントされたトミカ製フィアット500をマーカーペンで思い思いにペイントできるコーナー、小出茂鐘画伯によるフェイスペインティングコーナー、フィアットグッズが手に入れられるショップといった、楽しいコーナーが並びます。 また、もうお馴染みの石窯ピッツァ“サルヴァトーレ・クオモ”や、イタリア車好きの間では有名な箱根“カフェ・ジュリア”の出店もあり、おなかとのどの乾きを満たしてくれました。 そうそう、一番大きな変化は何かというと、会場の奥にあるゴーカートのコースで、カートの走行体験をすることができたのです。経験豊富なはずのパパより体重の軽い息子さんの方が速かった、なんて声を聞くこともできて、かなり好評でした。クルマ好きは走ることも好き、ですからね。 会場内ステージでもさまざまな催しが! 今回は吉本興業のFUJIWARAさんとバッドボーイズさんが登場。FUJIWARAさんいわく「今まで仕事してきた中で一番低いステージ」の上で、会場の皆さんと同じ目線に立ってイベントを盛り上げてくださいました。ステージ上でのトークはもちろん爆笑の渦、抽選会やじゃんけん大会でも全く飽きさせることなく次から次に笑いのネタを繰り出して、時間が過ぎるのが早かったことといったらありません。 そして印象的だったのは、フィアット クライスラー ジャパンのポンタス・ヘグストロム社長やマーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセさんも、夏の日差しが強烈に照りつける中、参加者の皆さんと一緒になって笑顔でイベントを楽しんでいたことです。フィアットを愛している皆さんのことをどれだけ愛してるのか、そんなところからも伝わってきますね。 参加者の生の声を聞く! さて、今年で7回目となったFIAT BIRTHDAY FESTAの参加者の皆さんに、少しだけお話をうかがってみました。 まずは、おふたりのどちらにとっても500が初めてのクルマ、という神奈川県の長島さん御夫妻。 旦那さん「初めての参加でしたけど、こんなに500が集まるのを見ることは滅多にないので、それだけでも楽しかったです。500は嫁がどうしても欲しいということで、私もツインエアのこの音とか振動とか粘り強いトルクとか、中身が気に入って、それで手に入れたんですけど、こんなふうにフィアット500を楽しんでる人がいっぱいいて、それも思い思いのやり方で楽しんでることを知ることができて、とても新鮮でした。当分ほかのクルマに乗り換えることはなさそうですね。来年も参加したいと思います」。 奥さん「私の英会話の先生がイタリア系で、“僕のママはこのクルマに乗ってるんだ”って写真を見せてくれたのが古い500だったんです。そのときのカワイイ! っていう印象がすごく強くて。それで今の500を欲しいな、と思ったんです。見た目もカワイイし、小さいから運転しやすいし、気に入ってます。今日はディーラーさんに行っても見られないいろんな色の500が並んでいて、それを見ることができただけでも嬉しかったです」。 同行の御友人「今日はオマケでついてきましたけど、500を持ってない人間でも楽しめました。500がおもしろいクルマなのは解ってましたけど、これだけいろいろなタイプが集まると、カラフルで楽しいですね。こういうイベントは、クルマの楽しみを広げてくれるので、素晴らしいと思います」 そして、もう一組。栃木県からオーナーである21歳の息子さんとその妹さん18歳、そしてお姉さんかと思ったほどお若いお母さんの3人で参加されていた齋藤さん親子です。 息子さん「ルパン三世が好きで憧れてたので、初めてのクルマに選びました。ツインエアが欲しかったんです。まだ買って3ヶ月ですけど、もう10年は乗るつもりですよ。こういうイベントも参加するのは初めてなんですけど、天気も暑かったけど集まってる人も熱かった。いろいろな人がいろいろなカタチでクルマを楽しんでるっていうことを見られるのがいいですね。もちろん次回も参加したいと思っています」。 お母さん「息子が以前から買うならこれって決めてたんですけど、私もこのクルマは大好き。自分のクルマがあるのに、息子に“ちょっとあそこまで乗せてって”って勝手に乗り込んじゃうくらいです。運転することは息子が許してくれないので(笑)同乗専門ですけど、とってもカワイイので気に入ってます。プルプルふるえるようなところもあるけど、そこもまたいいですね」。 妹さん「私も兄につられそうな勢いです。ホントにカワイイし、今日、いっぱい並んでるのを見て、“やっぱりいいなぁ……”って感じちゃいました。私も500に乗りたいです。来年はもしかしたら2台で来るかも(笑)」。 全部で200台以上のフィアットが集まり、700人以上の皆さんが楽しい1日を一緒に過ごすことのできた『FIAT BIRTHDAY FESTA 2014』。もちろん来年も開催されることになるでしょう。 皆さん、また来年お会いしましょうね。
2013年7月7日(日)、東京都の葛西臨海公園で『FIAT BIRTHDAY FESTA 2013』が開催されました。バースデーを祝うイベントは、2008年に500(チンクエチェント)が日本市場への登場した夏にスタートして以来、毎年7月に実施。今年で6年目を迎えます。今回は500とPandaのお祝いをしようという趣旨のもと、イベントのスケールはこれまでの2倍に広がりました。 駐車場では、このイベントのために『FIAT BIRTHDAY FESTA 2013』のラッピングが施された500とPandaが来場者を出迎えていました。 また、会場となった公園内の芝生の広場では、さまざまなアクティビティが行われていました。 真夏の日差しと抜けるような青空のもと、会場を横切る彩り鮮やかな旗が東京湾から吹き付ける風にたなびいていました。 乾いたのどを潤すブラッドオレンジジュースやランチボックスに加えて、会場内には石窯を積んだバスが現れて、イタリア料理店『サルヴァトーレ・クオモ』で活躍する日本人初の世界チャンピオンの大西誠さんが焼きたてのナポリピッツァをふるまっていました。 参加者のみなさんは、木陰にテントやレジャーセットを持ち込んで、ピクニックを満喫していました。本格的なイタリアの味覚を楽しみながら、家族や友人達との語らいで会話が弾んでいる様子でした。 身体を動かすアクティビティも行われていました。世界で活躍しているイタリア人のミュージシャンによるアコースティック・ライブの演奏が行われたほか、イタリア生まれの乗用玩具『RODY』と戯れながら親子で楽しく参加できる『RODY YOGA』も行われていました。 頬にフェイスペイントをしてもらって、ニッコリしている兄弟を発見! 『なんてカラフルな色えんぴつ!』と目を奪われたのは、FELISSIMOが発売している『500色の色えんぴつ』。500の絵柄に思い思いに色づけしていくオリジナルの『ぬり絵』も用意されていました。 クイズ大会も行われ、正解者には抽選でステキなプレゼントが手渡さされました。また、サプライズで行われたじゃんけん大会では、大人も子供も大盛り上がり。これまでのFIATの広告やイベントの為に制作されたグッズもプレゼント加わるあたりも、エコを考えるFIATらしい催しといえますよね。 会場でイベントを楽しんでいた参加者のみなさんに、感想をお伺いしてみました。まずは、福島さんご一家から。 奥さま 「元々イタリアが大好きで、Pandaや500に興味をもっていました。イベントでもさまざまなものがありますが、FIATのイベントは垢抜けていますよね。明るい雰囲気ですし、自然と調和しているのに、都会的なセンスが上手に表現されていると感じます。 一方、旦那さまは 「妻はFIAT車の見た目が大好きで、街で走っている姿を目にしたり、お洒落な内装にワクワクしているみたいです。昔のモデルと変わっていないキャラクターもいいですよね。」とコメント。3才の娘さんは、RODYと遊びながら、はしゃいでいたのだとか。 公園で行われるイベントらしく、ワンちゃんと一緒に参加している方も数多くいらっしゃいました。 西さんご夫妻もFIAT車のファンで、Puntoを乗り継いで来た経験の持ち主なのだそうです。 旦那さまは 「FIATのメールマガジンを毎回楽しみに読ませていただいています。このバースデーイベントは2度目の参加ですが、年々参加者が増えて来ているのが分かりますね。イベントって大きくなると雰囲気が変わってしまったりするけど、前回の楽しい雰囲気を保ったまま大きくなってくれているのが嬉しいです。こういう自然の中だから、犬がいても参加しやすいし、小さい子供からカップルまでがみんなで楽しめるのがいいですね。 奥さま 「FIATのクルマって、どれも可愛らしさがあるんです。とにかくデザインが大好きで、アクセサリーを身に付ける感覚で乗れるのがいいと思います。」 とコメント。大型犬を飼っていらっしゃるだけあって、「もう少し大きいサイズのモデルが出てきたら嬉しいですね」というお話をされていました。 また、駐車場ではイタリア国旗のストライプをまとった500を発見。
乾燥ポルチーニで本格派パスタ料理を! イタリアの豊かな食材を日々の食卓に取り入れてみたい!と思っている人は多いはず。たとえば、ポルチーニ茸。旬の季節は秋ですが、生のポルチーニを日本で手に入れるのは一般家庭にとっては至難の業。でも乾燥ポルチーニなら1年中入手できます。 芳醇な香りと美味なダシが特長の乾燥ポルチーニ。リゾットにしてもおいしいですが、今回はFIAT CAFFÉ 川原優シェフ直伝の「ポルチーニとパルミジャーノのタリオリーニ」をご紹介。シンプルな材料ばかりですが、びっくりするほどおいしくできます。ご家庭でもぜひ真似してみてください! ※この記事は2013年2月現在のものです。 乾燥ポルチーニは、ぬるま湯で30〜40分戻します(写真左端が戻した状態)。熱湯で戻すとえぐみが出やすいし、ぬるすぎると殺菌できないので、一度わかして軽く冷ました70〜80℃程度が理想です。お湯の量はポルチーニが浸っていればOKですが、戻し汁もたっぷり使いたいときは乾燥ポルチーニ1に対してぬるま湯5ぐらいを目安に。 戻し汁(写真奥)はそのままダシとして使えますが、川原シェフのおすすめは写真右端のようなペーストにすること。「戻し汁を弱火で半量になるまで煮詰める→市販のデミグラスソース(フォンドヴォーなど、旨味を添えるものなら何でもOK)をスプーン2杯ほど入れてさらに軽く煮詰める→一度冷まして、戻したポルチーニを適量刻んで加え、フードプロセッサーでペースト状にする」という簡単な工程ですが、この自家製ペーストをソースやリゾットに加えると、上品かつ深みのある味わいに仕上げてくれるそう。もちろん、今回のパスタソースでも使っています。 「このペーストを赤ワインと合わせて、焼いた肉のソースにするのもおすすめです」と川原シェフ。「多めにできたら少量ずつラップに包んで凍らせておくといいですよ。保存もきくし、自然解凍でいつでも使えますから」と保存法まで伝授してくれました。なるほど、こういう活用法はプロならではですね! ちなみに、戻したポルチーニ自体も、冷蔵庫に入れておけば数日間は問題なく使えるそうです。時間のあるときに戻してペーストまで作っておけば、パスタやリゾットもすぐに作れますね。 材料(2人分)/パスタ200g、乾燥ポルチーニ茸45g、にんにく3g(1片の1/4程度)、エシャロット10g(1/4個程度)、生クリーム80cc、イタリアンパセリ適量、野菜のブロード(市販のブイヨンで代用可)適量、パルミジャーノ・レッジャーノ10g、無塩バター10g、オリーブオイル・塩 各適量、ブラックペッパー適宜 川原シェフの本格レシピを伝授! 乾燥ポルチーニの使い方がわかったら、いよいよ本題。「ポルチーニとパルミジャーノのタリオリーニ」を作ってみましょう。FIAT CAFFÉのタリオリーニは自家製の生麺ですが、もちろん市販の乾麺でOK。スパゲッティ、フェットチーネ、リングイネなど、どんな種類のパスタでも大丈夫です。 1)にんにくとエシャロットはみじん切り、戻したポルチーニはざく切りにしておきます。無塩バターを弱火で炒め、バターが溶けきらないうちににんにくとエシャロットを加えます。※今回のソースはクリーム系なのでバターを使いますが、トマトや塩味のソースはオリーブオイルで。バターはきのことも相性よし! 2)量が少ないので写真のようにフライパンを傾けながら弱火でバターに野菜の香りを移します。色がつきはじめ、バターがふつふつしてきたらOK。焦がさないように注意して! 3)ポルチーニを入れ、塩をひとつまみ(下味程度)加えたら、油でコーティングしていく感じで軽く炒めます。 4)野菜のブロード(作り方は最後に掲載。ブイヨンでも代用可)を大さじ2杯程度加え、一度強火にしてぐつぐつとなじませます 5)生クリームも加えて、火を止めます。※生クリームを沸騰させると重さが出るので、クリームを入れたらあとは混ぜるだけでOKです。 6)あらかじめ作っておいた戻し汁のペーストを小さじ1程度加えます。※なくても大丈夫ですが、これを加えるとコクと香りがさらにアップ! 7)混ぜ合わせればソースの出来上がり。このくらいなめらかなクリーム状に仕上げます。 8)茹で上がりをすぐに使いたいので、パスタはソースができてから茹で始めます(お湯だけはあらかじめ沸かしておくといいですね)。※ポイントは、たっぷりの塩(水1リットルに対し塩10gが目安)を入れたお湯で茹でること(シェフいわく、ソースは薄味で、パスタに塩味をつける感じ)、そして、市販品の表示通りだと茹ですぎになるので1〜2分少なめに茹でてアルデンテに仕上げること。 9)麺をしっかり湯切りしてからフライパンに移します。ソースが煮詰まっていたら、ブロードや生クリーム(分量外)をさらに加えて調整し、仕上がりの「トロ〜リ感」を作っていきます。 10)イタリアンパセリは香りが飛ばないよう、加える直前に刻みます。ブラックペッパーもお好みで。 11)仕上げにオリーブオイルをひとまわし入れると、クリーミーな中にもすっきりした味わいに。全体を軽く混ぜ合わせたら、お皿に盛りましょう。 こんもりと盛りつけたら、最後の大切な工程。パルミジャーノ・レッジャーノをたっぷりと削ってかけます。このパルミジャーノも味付けの一部なので、粉状の「パルメザンチーズ」ではなく、必ずパルミジャーノ・レッジャーノをお使いください。料理名に「ポルチーニとパルミジャーノの」と冠されているくらい、パルミジャーノはポルチーニと同様に重要な存在なのです。 「ソースを伸ばすのに使う野菜のブロードは、玉ねぎ、にんじん、セロリなどを鍋にボンッと入れて塩少々、ローリエ、好みのハーブと一緒に煮込むだし汁。家庭で作る場合、“水よりおいしければいい”という程度に考えて、パセリの軸や椎茸の石突き、ネギの青い部分、にんじんの皮などを使っても。沸騰したら弱火で、蓋をせずにアクを取りつつ20分ほど煮ればできますが、もっと簡単にするなら、切った野菜を水と一緒にフードプロセッサーにかけます。それを鍋に入れて沸騰させ、少し置いておけばすぐにできちゃいます。ブロードは製氷皿に入れ冷凍しておくと便利ですよ」 ポルチーニとパルミジャーノ。ふたつのイタリア食材を使い、シェフに教わった通りに作ってみると、なめらかで香り豊かなおいしいパスタが完成します。簡単なのに本格派。みなさんもぜひぜひ、挑戦してみてください! FIAT CAFFÉ 東京都渋谷区松濤2丁目3−13 (フィアット松濤内) 撮影 SHIge KIDOUE 取材・文 山根かおり
今年で5回目となる500(チンクエチェント)のバースデーイベント、『HAPPY BIRTHDAY FIAT 500 FIAT 500 PIC-NIC 2012』を葛西臨海公園(東京)にて開催。 公園内の駐車場にカラフルに並んだ500。イベントに参加されたFIATオーナーのみなさまの愛車、150台以上が勢ぞろいです。 発売したばかりの「500 TWINAIR SPORT」と「500 TWINAIR SPORT PLUS」も仲間入り。バースデー仕様にスペシャルラッピングしております! ご家族、カップル、仲良しグループなどなど、今年は500人を超えるお客様にご来場いただきました。 恒例のFIAT CAFFÉ特製ランチボックスとオリジナルクッキー。美味しく召し上がっていただけましたでしょうか? バイオリニスト 水谷美月さんとギタリスト 塙一郎さんによるMUSICアクティビティではイタリアンソングにあわせてみんなでダンス! モンスターズさんによる新聞アートワーク。新聞紙で500の帽子を作りました。こちらは塗り絵コーナー。お子さまたちは500のデコレーションに夢中の様子。 こちらではアーティスト Mirey HIROKIさんによるお絵描きワークショップを開催。みんなで500にかわいいお花を咲かせましたよ。 クイズ大会は正解者多数の為抽選に。豪華賞品の登場でイベントの盛り上がりは最高潮に。。。 最後は全員でハッピーバースデーソングの大合唱!今年もみなさまと楽しく500をお祝いすることができました。ご参加くださった皆様、来年もまたお会いしましょう!!
500の記念日を祝おう! 7月4日は500(チンクエチェント)にとって特別な記念日。 本拠地となるイタリアのトリノでフィアット 500が生まれたのは1957年7月4日のこと。それに合わせるようにして、現代の500は2007年7月4日にトリノで発売が開始されていたのです。つまり、この日は500のお誕生日に当たるのです。 会場となった葛西臨海公園の駐車場には、色とりどりの500が続々とやってきました。そこには、500を通じて知り合ったというオーナーさんたち、子供連れのファミリー、500を愛してやまないご夫婦などが集まっていました。みなさん、ピクニック用のシートや椅子などを抱えながら、イベント会場となる展望広場を目指して歩いていきます。 参加者も満足の催し! ピクニック会場では、青山にあるフィアットのアンテナショップ『FIAT CAFFÉ』特製のランチボックスが振る舞われました。オレキエッテのサラダ、フリッタータ、イカスミのアランチーニにフォカッチャといったイタリアならではの味を、サミュエル・J・リリー氏&清水博志氏による、アコーディオンや太鼓の音に合わせて、アコースティックライブを楽しみながらいただきます。 続いて、参加者のみなさんが興味深く眺めていたのが『バルーンアート』。バルーンアーティストであるモンキーさんが、細長い風船をねじったり編み込んだりしながら作品を作り上げていく最中、間近で手元を眺めていた子供たちから「がんばって〜」という愛らしい声援も。サルやオートバイなど、見事な作品の出来映えに会場は拍手で沸いていました。 また、希望者にはHAPPY BIRTHDAY 500の絵が描かれたシートと色鉛筆が手渡され、みなさん思い思いのカラーリングで500ペイント。ササッと書き上げる子供とともに、子供以上に熱が入る大人の一生懸命な姿が何とも微笑ましい光景です。 最後に、参加者に出題されたクイズに全問正解された方の中から抽選で、500やフィアットが描かれたジュゼッペ ベルチバーディ氏の作品や、フィアットのさまざまなグッズなどがプレゼントされました。 ヘグストロム氏が登場! 会場にはフィアット グループ オートモービルズ ジャパンの代表取締役社長 兼CEOのポンタス ヘグストロム氏が『FIAT』とロゴが書かれたTシャツとカジュアルパンツというピクニックファッションで登場して、「500の誕生日は今回で4回目を迎えています。日本においてもFIATのクルマの数が増え続けていることは嬉しく思っていますし、来年もみなさんにお会いできることを楽しみにしています」とコメント。 また、カントリーマネージャーのティツィアナ アランプレセさんは、「今回のイベントに、子供たちも一緒に遊びに来てくれたのを嬉しく思います。今年のフィアットの合言葉は『Share(シェア)』。3月に起こってしまった震災のこともあり、大切な言葉です。私たちのコミュニティでシェアできるものはしていきたい。みんなで楽しみながらシェアをしていきましょう!」 晴天のもとで行われた今回のバースデーイベント。イベント後は参加者たちが駐車場でそれぞれの500と記念撮影していたり、オーナーさん同士が語り合っていたりと、仲間たちとの別れを名残惜しんでいるようすが印象的でした。 藤島知子(モータージャーナリスト) 幼い頃からのクルマ好きが高じて、スーパー耐久のレースクイーンを経験。その一年後、サーキット走行はズブの素人だったにもかかわらず、ひょんなことから軽自動車の公認レースに参戦することになる。以来、レースの素晴らしさにどっぷりハマり、現在は自動車雑誌やWeb媒体で執筆活動する傍ら、箱車にフォーミュラカーにと、ジャンルを問わずさまざまなレースに参戦している。 藤トモ通信