FIAT × LUPIN THE THIRD
ORIGINAL STORY Vol.1
フィアットとルパン三世のコラボレーションを記念して
完全オリジナルの短編小説全3話を順次公開。
さらに、短編小説をイメージしたオリジナルイラストもご紹介。
ルパン一味の活躍に、乞うご期待!
アジトで、新たな盗みを企てるルパン一味。
次のターゲットは、世界最大級のエメラルド「微笑みの女神(ヴィーナス)」。
そのお宝は、トリノ郊外にある細い道が碁盤の目のように幾重にも交わる街
ラビリントの奥に佇む、元旧家の城を改装した
「マニフィコ美術館」に収蔵されている。
しかし、この美術館は盗人界隈では「迷宮美術館」と恐れられている。
盗みに入った者は誰一人、帰ってこないという曰くつきの美術館なのだ。
ルパン一味の下調べは順調を極めており、着々と実行の日に近づいていた。
しかし、それがかえってルパンの心をざわつかせている。
ルパン一味は、無事に「微笑みの女神」を手に入れることはできるのか。
そして、今回の山の相棒は現代の『500』。
細い道や急なカーブを疾走するのに、最高のパートナーだ。
ただ、そこにはルパンたちを待ち受ける罠が仕組まれていた。