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イタリアンレストラン

LIFESTYLE

フィアットが手がけた電気自動車500eを駆って青山のイタリアLINA STORESへ

2021年7月、東京・表参道に『リナストアズ表参道レストラン&デリカテッセン』がオープンしました。こちらは、ロンドンで絶大な人気を誇る『LINA STORES(リナストアズ)』の海外進出1号店。ロンドン在住のイタリア人たちが愛してやまない、オーセンティックなパスタが東京でも食べられるようになったのです!併設するデリカッセンも見逃せません。色とりどりのデリを眺めていると、瞬く間にイタリアに誘われることでしょう。そんな、パスポートがなくても行くことができる、美味しい“イタリア”に、コンパクトで街乗りにもピッタリな『500e』で繰り出してみませんか。   ▲『500e ICON(チンクエチェントイー アイコン)』   ▲天井がガラスルーフになっている『500e ICON』は、解放的な気分で街中ドライブを楽しめます!   なぜ『リナストアズ』海外進出1号店が日本に? 『LINA STORES(リナストアズ)』は、1944 年ロンドン・ソーホー地区で創業し、現在、ロンドンで5店舗を構えるレストラン&イタリアンデリカテッセン(食料品店)です。『リナストアズ表参道 レストラン&デリカテッセン』(以下、『リナストアズ表参道』)は、そんなロンドンのフードシーンに欠かせない存在である『リナストアズ』の初の海外旗艦店としてオープンしました。   ▲リナストアズ表参道 レストラン&デリカテッセン   『リナストアズ』の歴史は、イタリア・ジェノバ出身のリナさんが、自宅で作っていたフレッシュパスタを販売し始めたことにスタートします。懐かしい故郷の味に、当時、ロンドンで暮らしていたイタリア人たちは歓喜したと言います。ちなみに『リナストアズ』という店名は、お察しのとおり、“リナの店”というところから来ています。でも、ちょっとおかしくありません?正確には、“リナズ(Lina’s)ストア”となるはずです。これは、リナさんが、当時、あまり英語が得意ではなかったことによる間違いなのだとか。そして、その間違った英語は瞬く間に、ロンドンにおける“美味しい”の代名詞となり、2018年にはデリカテッセンの隣にレストランをオープンし現在に至っています。   ▲1944年創業『リナストアズ ブリュワーストリート店』   『リナストアズ表参道』も、そのフィロソフィーを引き継いでいます。外観にも内観にもシグニチャーカラーであるピスタチオグリーンがたっぷりと使われ、どんなお店か知らずに通りかかっても、きっと立ち止まってしまうことでしょう。でも、なぜ最初の海外店舗を東京に出したのでしょうか? 「オーナーが大の日本好きで、海外に店舗を出すならまずは日本にと、決めていたと聞いています。日本人もパスタが大好きですからね」 そう語るのは、ブランド開発ディレクターのアントニー・ステットレーさん。日本在住歴16年というステットレーさんは流暢な日本語で教えてくれました。   ▲ブランド開発ディレクターのアントニー・ステットレーさん   『リナストアズ表参道』は面積約300㎡。店内に86席、テラスに20席を設け、テラス席では愛犬とともに食事が楽しめます。レストランとデリカテッセンを併設したスタイルは、ロンドンで最大の店舗であるキングスクロス店をモデルにしているのだとか。店内にはオープンシアター型のキッチンがあり、店内からパスタの製造行程を見ることができる、ガラス張りのパスタ工房が隣接しています。     『リナストアズ』のフレッシュパスタへのこだわり 開業当初から販売しているフレッシュパスタをはじめ、同店で提供するメニューの材料は、卵などの生もの以外はイタリアから取り寄せたものを使い、ロンドン本店のレシピを元に作られています。デリカッセンは、自慢のフレッシュパスタやデリ、ドルチェ(デザート)、厳選されたチーズ、コーヒーなどが見目麗しく並ぶ、まるでイタリアの食の博覧会。トレードマークのピスタチオグリーンとホワイトのストライプを使った、ポップなオリジナルグッズにも心が踊ります。       フレッシュパスタは、イタリア製のパスタマシンとイタリア産の小麦粉やセモリナ粉を使用。オープンキッチンに隣接するパスタ工房で、毎日、約10種類のフレッシュパスタを作っています。     75年以上もの間、愛されてきた『リナストアズ』のフレッシュパスタへのこだわりには、並々ならないものがあります。それぞれのパスタに用意されるソースは、それぞれのパスタがいちばん引き立つソースを使いたいという意図から1種類のみ。同じソースを別のパスタに使うことはありません。   『リナストアズ表参道』の人気メニュー3品をご紹介! ステットレーさんが、表参道の店舗でも「約2割の方が注文します」と紹介してくれたのが『フレッシュトリュフのバターソース タリオリーニ』。3ミリのタリオリーニに、トリュフバターとトリュフのピューレで作ったソースをからませ、チーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ)と、トリュフをスライスしてトッピングしたもので、ロンドンでも圧倒的な支持を誇っているといいます。黒トリュフの芳醇な香りをたっぷりと吸い込みながら、口に含むと、もちもちのパスタと、バターとトリュフが織りなす口福が渾然一体となって押し寄せてきます。これはたまりません。「全種類のパスタを制覇したい」と言いながら、毎回、オーダーする人もいるとか。……とてもよくわかります。   ▲『フレッシュトリュフのバターソース タリオリーニ』¥2,000(税込)   アンティパスト(前菜)も充実しています。ステットレーさんに、おすすめのアンティパストをお願いしたところ「創業当時から出している人気メニューです」と、真っ先にピックアップしてくれたのは『イタリア風茄子のコロッケ』でした。蒸した茄子を保温したまま寝かせて水分を抜いたあと、ニンニクやチーズなどと和えて揚げたものです。クリーミーな味わいは癖になること請け合いです。イタリア全土から取り入れたワインやカクテルを合わせたいところですが、ノンアルコールカクテルも取り揃えているので、クルマで訪れてもきっと楽しい時間が過ごせることでしょう。   ▲『イタリア風茄子のコロッケ』¥800(税込)   シシリアを代表する揚げ菓子『シシリア名物 カンノーロ(ピスタチオとチョコレート)』もこだわりのメニュー。シェル(生地)は毎日、店内で焼き上げていると言います。さくさく感を味わってほしいとの思いから、甘いリコッタクリームは注文が入ってから詰め込み、さらに、両端にチョコレートチップと、ピスタチオをたっぷりトッピングしています。   ▲『シシリア名物 カンノーロ(ピスタチオとチョコレート)』¥680(税込) […]