フィアットの最新モデル『600e』の登場を記念し、9月10日(火)から23日(月・祝)に二子玉川ライズを舞台に「FIAT CIAO 600e FESTA」が開催されました。このイベントでは、『600e』の仲間入りにより、ますます充実したフィアット・ラインアップの展示をはじめ、訪れた多くのフィアットファンの方々に楽しんでいただける催しが目白押し。その模様をご紹介します。 人気スポットの駅チカで行われたフィアットの祭典 「FIAT CIAO 600e FESTA」は、田園都市線・二子玉川駅に直結する二子玉川ライズ ガレリアを舞台に開催され、多くの来場者で賑わいました。当イベントでは、期間中を通して行われる催しのほか、週末限定のコンテンツも用意。盛りだく沢山の内容で行われました。 開催期間中、ニューモデル『600e』をはじめ、フィアットの全ラインアップが勢揃いし、会場にお越しいただいた多くの方々に見て触れてお楽しみいただきました。また、フィアットファンやフィアット好き同士はもちろん、家族やおひとりでも楽しめるおいしいコーヒーやイタリアンフードを味わえる日替わりキッチンカーが出店。パスタをはじめとするイタリアンフードを通じて、ご来場いただいたみなさんに、おいしさでもイタリアの雰囲気を感じていただきました。 キッチンカーが登場し、イタリアンを中心としたフードを提供。 このほかにも、お子さん向けの塗り絵コーナーなど、家族で盛り上がれるコンテンツもたっぷりご用意。会場には『500e』と新たに『600e』のフォトブースが登場し、来場された方々に記念写真をお楽しみいただきました。 『500e』と『600e』のフォトブース(左)。キッズにも楽しんでもらえる塗り絵コーナー(右)。 そして週末限定で、会場内に「Share with FIAT」のパートナーであるNPO法人がブースを展開。「Share with FIAT」とは、女性のエンパワーメント向上、動物愛護、人道支援、子どもたちの教育環境の改善、若者の活躍支援など様々な問題の改善に向け、フィアットがパートナー団体と共に取り組む社会貢献活動のこと。 「Share with FIAT」のパートナーであるNPO法人ピースウインズ・ジャパンが展開するピースワンコ・ジャパンは、犬の殺処分ゼロを目指し、保護犬と里親のマッチングをおこなっています。 会場では、行き場を失った動物の里親を探す活動をしているアニマルレフュージ関西(ARK)と、犬の殺処分ゼロを目指すピースワンコ・ジャパン(ピースウィンズ・ジャパン運営)がブースを展開、保護犬を帯同して活動の紹介を行いました。 犬や猫など動物の保護からケア、譲渡の活動を行うアニマルレフュージ関西もブースを展開。 会期中ピースワンコ・ジャパンのブースには約200組の方々にご来場いただいたほか、後日施設への訪問が実現したとのこと。また、アニマルレフュージ関西では開催期間中に2頭の保護犬の譲渡が決まるなど、大きな反響がありました。 さらに、FIAT PICNICで大人気のバリスタ中川氏によるコーヒーの販売や、ご来場された方へのオリジナルステッカーのプレゼントなど、さまざまな企画を展開しました。 人気バリスタの中川直也さんがナポリ生まれのKINBOのエスプレッソやコーヒーを提供。 >>>次ページ 週末には「FIAT PICNIC DAYS」や『600e』特別試乗会を実施
フィアットファミリーに新たに仲間入りする新型車『600e(セイチェントイー)』が9月11日に発表されました。『500e』のお姉さんにあたり、フィアットの電気自動車第二弾となる『600e』はどんなクルマなのか。発表会の模様を報告しながら詳しく見ていきます。 愛らしいデザインと5ドアの機能性を両立 『600e』のプレス発表会では、はじめにStellantisジャパンの打越晋社長が登壇。冒頭に日本で展開する7ブランドのすべてが電動化を実現していることをアピールすると共に、「今後バッテリーEVを拡充しつつ、プラグインハイブリッドやマイルドハイブリッド、ガソリンエンジンに至るまで、すべてのパワートレインを展開し、お客さまに選択いただける体制を強化します」と、多様なパワートレインを取り揃えていく方針を述べました。 Stellantisジャパン代表取締役社長、打越晋氏。 そしてこの日の主役である『600e』については「チンクエチェントの最大の魅力である“かわいい”を引き継ぎながら、ゆったりとした居住性、そしてご家族にとっても使いやすいラゲッジルームなど、たくさんの機能やワクワクを持つクルマです」と、デザインと機能、そしてユーティリティを両立したクルマである点をアピールしました。 フロントシートにはボディカラーにかかわらずターコイズブルーのステッチが施され、上質感が高められています。 リアシートには大人でも十分に座れるスペースを確保。 『600e』のボディサイズは、全長4200mm×全幅1780mm×全高1595mm。『500e』に比べると、570mm長く、95mm幅広く、65mm高いフォルムを持ちます。また『500e』が3ドアであるのに対し、『600e』は5ドアを採用しており、後席への乗り降りがしやすいうえ、ラゲッジルームには360リッターの容量を確保するなど、たくさんの荷物を積んだお出掛けや、4〜5名での移動も余裕でこなせる実用性の高さが語られました。 ラゲッジルームには、360リッターの容量を確保。さらにハンズフリーパワーリフトゲートを標準装備。 続いてプロダクト担当の児玉英之氏は、『600e』を「『500e』から見たお姉さん、ビッグシスター」と表現。『500e』との違いについては360度パーキングセンサーやブラインドスポットモニターといった装備に加え、新たにレーンポジションアシスト(車線内走行保持アシスト機能)といった新機能が備わることや、キーを保持した状態で足をリアバンパー下に動かすと自動でリアゲートが開く「パワーリフトゲート」、ドライバーの腰をマッサージする「アクティブランバーサポート機能」、キーを保持した状態で車両に近づいたり遠ざかったりするだけで解錠・施錠ができる「プロキシミティ機能付きのキーレスエントリー」など、便利機能が充実していることに触れました。 Stellantisジャパン プロダクトスペシャリスト、児玉英之氏。 さらに『600e』が『500』のガソリン車を生産してきたポーランドのティヒ工場で作られ、プラットフォームはCMPを採用することが明らかにされました。なお、54kWhへと容量アップしたバッテリーの搭載やバッテリーマネージメントシステムの効率化により、航続距離は493kmの余裕のある値を実現しているとのことです。 >>>次ページ 周りを明るくするドルチェヴィータ・デザイン
静岡県の浜名湖ガーデンパークに全国各地から1,000台を超えるフィアットとアバルトが集結し、『Nuova 500』生誕65周年を祝う『FIAT PICNIC 2022』が開催されました。会場中央にあるステージで行われたさまざまなコンテンツから、同時に開催されていたアクティビティまで、今回のイベントの模様を自動車ライター嶋田智之さんにレポートしていただきました。 FIAT PICNIC 2022にようこそ! 「みなさん、こんにちは!FIAT PICNIC 2022にようこそ!」 9月10日の朝10時。浜名湖ガーデンパークに、MCをつとめるお笑いタレントのレギュラーのおふたりの声が響き渡ります。フィアットファンのための恒例のイベントは、ここ数年はコロナ渦を鑑みて規模を縮小したり、かたちを変えたりしての開催でしたが、今回は例年どおりの大規模開催。受付けがはじまる30分前の朝8時には約900台を想定したメインの駐車エリアはほぼ埋まり、受付け開始と同時に長い列ができていました。みなさんがどれほどこの日を楽しみにしていたかが伺えます。のちに判ったことですが、この日この場に集まったフィアットとアバルトは約1,000台、参加人数も2,000人オーバー。フィアットのイベントとしては世界最大級といっていいでしょう。 開会式のステージにはフィアットのブランドアンバサダーをつとめるティツィアナ・アランプレセさん、ステランティスジャパンのマーケティングダイレクターであるトマ・ビルコさん、同じくフィアットブランドマネージャーの熊崎陽子さんが登壇。レギュラーのおふたりの思わずクスリとさせられてしまう軽快なトークでスタートし、それぞれご挨拶です。 ▲左から、レギュラーのおふたり、ティツィアナ・アランプレセ氏、熊崎陽子氏、トマ・ビルコ氏 まずはティツィアナさんが、今年が『Nuova 500(ヌォーヴァ チンクエチェント)』のデビューから65年目となることにからめ、「私たちはずっとECOを大切にしてきました。今年からは『500(チンクエチェント)』に電気自動車ができたので、将来に向かってヘリテージを大切にしながら、サスティナビリティをもっと大切にしていきたいです」と、『500e(チンクエチェントイー)』の存在の重要性を伝えます。「このイベントはフィアットとアバルトのファミリーイベント。15年も続けてきたので、はじめの頃は小さかったお子さんもすっかり大きくなりました。フィアットに乗る人たちは若々しいです。心がとても若い。それはフィアットLOVEだから、ですね」とフィアット愛の強さをのぞかせました。 フレンチブランドに携わった時間が長いトマさんは、「初めてこのイベントに参加したんですが、朝からみなさんのポジティブなエナジーを感じて、とても感動しています。フィアットオーナーの人たちはすごい。熱いです」と、驚いていた様子でした。「私はまだ勉強しなきゃならないことがたくさんあるから、みなさん、私をつかまえていろいろ教えてください」という言葉には、拍手を送る参加者の姿も。 同じく初参加の熊崎さんも、「この日を楽しみにしていました。こんなにたくさんの色とりどりのフィアットを見て、みなさんの笑顔を見て、本当に感動しています」と、ニコやか。「これからもフィアットはサステナブルな活動と女性を応援し続けるブランドでありたいと思っています。ハッピーで楽しいイベントやキャンペーンを今後も企画していきます。楽しみにしていてください」と嬉しいコメントをくださいました。 そして開会式の最後に、参加者全員で記念撮影。地上からとドローンからの2パターンの撮影が行われました。数え切れないほどのフィアット乗りがギュッと集まる光景は圧巻です。 “誕生会”をテーマとしたコンテンツスタート! 記念撮影が終わると、いよいよイベントが本格的にスタート。まずは『FIAT♡PETSファッションコンテスト』です。今年のドレスコードは“誕生会”。フィアットのクルマたちが愛玩動物っぽいからなのか、あるいはペットっぽいからフィアットを選ぶのか。フィアット好きには動物好きが多いようで、愛らしい衣装で着飾ったワンちゃんたちの姿をやさしい笑顔で見つめる人の多かったこと。とてもフィアットらしいあたたかな催しだな、と感じました。 続いては『フィアット デコレーションコンテスト』。ステージの両サイドに5台ずつ、“Forever Young”をテーマにデコレーションされた『500』&『500X』が並んでいます。思い思いのセンスやアイデアで飾られたクルマたちはなかなか見もので、カメラを向ける人も多々。8月にインタビューさせていただいたフラワーアーティストの鵜飼桃子さんもお友達といっしょに参加していて、クラシック『500』を生花で彩った作品は注目を浴びていました。ほかにもルーフの上でピクニックを表現しているクルマあり、浦和レッズ仕様のクルマあり、人気キャラクターに変身しているクルマあり、と賑やかです。はたして栄冠は誰の手に……? お昼になると、世界的なバイオリニストであり、フィアットの熱心なファンでもある古澤巌さんの生演奏がはじまりました。芝生エリアには参加者のみなさんがたくさんのテントを張っていたのですが、美しく澄み渡る感動的な音色に、ほとんどの人がテントから出て聴き入っていたほどでした。 ステージの裏でも大盛り上がり!出展ブースもご紹介 総合受付の近くに長い列ができていました。見に行くと、柴野大造さん率いる“MALGA GELATO”のジェラートが、参加者に配られていました。強烈に暑かったこの日、世界が認めた美味なるジェラートは、一服の清涼剤どころか天国に感じられたことでしょう。 ワークショップも人がひっきりなしです。間伐材から抽出した精油でアロマスプレー作りを体験できる『MEGURIWA』。ハーバリウム作りの『KEI FLOWER』、手染めバッグ作りの『山口屋染房』、木製カレンダーやペン立てを作る『ヒゲゴニア』といった、浜名湖ガーデンパークが展開するワークショップを招いたFIAT × HAMANAKOのコーナー。お子様たちが塗り絵を楽しめる『CIAO! BAMBINA ARIA』。体験というのは旅を何倍にも楽しくしてくれるもの。笑顔で手を動かす人たちで常に満員でした。
4月5日(火)、ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテルにて、フィアット『500』の最新モデルとなるEV(電気自動車)『500e(チンクエチェントイー)』の発表会が行われました。今回は発表会、そしてその後行われたメディア試乗会の模様を、自動車雑誌をはじめ、テレビやラジオなど多方面で活躍するモータージャーナリスト・吉田由美さんにレポートしてもらいました。 『フィアット 500(チンクエチェント)』が世界中で愛される理由 キュートなデザインと抜群の存在感で“イタリアの国民車”と呼ばれ、国内外で愛され続けているフィアット『500(チンクエチェント)』。チンクエチェントとは、イタリア語で500の意味で、日本でもチンクエチェントと呼ぶ人は非常に多いです。フィアットのアイコン的存在ともいえる小さなモデル『500』。1957年に誕生した『Nuova 500(ヌォーヴァ チンクエチェント)』から新型モデルが登場するまで65年という長い歴史を考えると、その中で2回しかモデルチェンジをしていないのは、1つ1つのモデルがいかに長く愛され、いかに大切にされていたかがわかります。 ▲『Nuova 500』 そして今回の新型『500』はフィアット最新の電気自動車(EV)『500e(チンクエチェントイー)』として登場することが2020年、全世界にオンライン上で発表され、私はこのアナログの代表選手のような『500』がキュートなDNAを引き継ぎながら、しかし一気にハイテク化されることに驚きとわくわくが止まらず、その様子を見つめていました。印象深かったのは、その動画に、レオナルド・ディカプリオが出演していたことです。レオ様といえば環境活動家としても知られ、以前、アカデミー賞の授賞式に当時、発売されたばかりのハイブリッドカーを運転して登場し、話題になったことがあります。そう考えると『500e』はレオ様が認めた最新エコカーということなのかもしれません。そして私はというと、このクルマに触れられる日を心待ちにしていました。 そんな『500e』がとうとう日本にやってきました。 2022年4月5日(火)、横浜・みなとみらいにあるヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテルの横浜港と横浜ベイブリッジが見渡せる素敵なお部屋でその発表会は行われました。 まずは、Stellantisジャパン株式会社 ポンタス・ヘグストロム社長のご挨拶。そこで2008年2月2日、先代『500』のジャパン・プレミアが行われたときの話がありました。会場は東京・九段にあるイタリア文化会館。こちらは私も足を運びましたが、2月なのに満開の桜(もちろん生花!)の演出が印象的でした。そしてその時、日本で最も有名な『Nuova 500』のオーナーで知られるルパン三世の最新DVDが流れたことも印象深いです。そして同年、東京・青山にオープンした『フィアットカフェ』の話も懐かしい! その『500』は、この15年の間に114もの限定モデルを出したそう。多いとは思っていましたが、まさかここまでの数とは!『Gucci』や『DIESEL』といったファッションブランドや『バービー』などとのコラボモデルから、限定カラーモデルまで。そもそもフォルムとエクステリアデザインがキュートなのに、これだけバリエーションがあると気になる『500』が出てきます。私は『500 Barbie(バービー)』のピンクと『500 MIMOSA(ミモザ)』のイエロー、それとインテリアは『500 by Gucci』にトキメキました。 ▲ポンタス・ヘグストロム社長 発表会の際、車両が展示されていたのはパシフィコ横浜にある円形広場。そこには『Nuova 500』と『500』、そして新型『500e』。『500e』のボディカラーは全5色で、コミュニケーションカラーはセレスティアル ブルーという薄い水色。でもこうやって並べてみると『Nuova 500』は相当コンパクトサイズです。 しかしこの日、私は発表会に参加するだけ。つまり見るだけで、試乗は翌日にお預けです。 次ページ:【念願の!500e試乗会レポート】
2021年9月22日、フィアットはイタリアのトリノに新たな施設「カーサ・チンクエチェント(Casa 500)」と「ピスタ・チンクエチェント(La Pista500)」をオープンした。 「カーサ・チンクエチェント」とは、イタリア語で「(FIAT)500の家」という意味。トリノ市街のフィアット旧リンゴット工場再開発ビルにある「ピナコテカ・アニェッリ(アニェッリ絵画館)」の一部にオープンした。 3世代の500を知る 約700平方メートルの「カーサ・チンクエチェント」の展示室の中心には、1956年に製作された開発用の木製モックアップがディスプレイされている。 第二次世界大戦後のモータリゼーションを支えた1957年モデル、21世紀のチンクエチェントとして登場した2007年モデル、そして2020年登場のEV版「500e(500エレットリカ、ヌオーヴァ500)」という3世代のFIAT 500を展開するスペースだ。 ▲カーサ・チンクエチェントの展示室。各時代の500のパーツなどが鎮座している。 内部は8つのテーマで構成されており、例として「ザ・レガシー」では、FIAT 500の産業・文化遺産的価値に焦点を当てている。「メイド・オブ・イタリー」では、オリベッティ製タイプライター、アレッシィのボトルオープナーなど、イタリアのインダストリアルデザインを語るに欠かせないアイテムとともに、FIAT 500が従来の自動車デザインの常識を覆し、人々の認識を変えたことを振り返る。 ▲FIAT 500の産業・文化遺産的価値が実感できるコーナーも設置。 ビデオメッセージのなかで、2007年モデルをデザインしたロベルト・ジョリートは、イタリア家庭なら必ず1つはあるヴィアレッティ社のモカ(家庭用エスプレッソ・コーヒー沸かし)を手にとりながら、それがイタリア人の朝を変えたことを語る。そして同様に、FIAT 500(1957年)もイタリア人の生活に変化をもたらしたことを示唆している。 同時に、2代目・3代目が単なるノスタルジーの産物ではなく「進化」と「より良いライフスタイル」を求めた結果であることを強調している。 ▲展示室内のディスプレイからも、FIAT 500の歴史の深さを感じることができる。 歴史ゾーンでは、インタビュー、歴代の広告、イベント、受賞歴など、 FIAT 500にまつわるさまざまな動画コンテンツを閲覧できる。広告表現において女性が頻繁に登場することは、FIAT 500が女性の社会進出を促したことを暗示している。 ▲カーサ・チンクエチェントのポスター・コレクション。 リンゴット・ビルのアイコン的施設である屋上ヘリポートで行われた開設披露のイベントには、ロックバンド「U2」のボーカリスト、ボノも出席。 企業の販売収益の一部を社会慈善活動に役立てる財団「レッド」の共同設立者でもあるボノは、自身の最初の車が フィアットであったことを振り返るとともに、今回のフィアットの施設を「セクシーかつスマートな計画」と評した。 そうした彼のレッド活動に貢献すべく、フィアットは同日、500eをベースにボディカラーやシート、アクセレレーション・ペダルなどに赤を使用した新仕様「Nuova(500)RED」を世界初公開した。 ▲左からフィアットCEO兼ステランティスCMOのオリヴィエ・フランソワ、アニェッリ絵画館のジネヴラ・エルカン会長、シンガーで(RED)の共同創設者のボノ、(RED)社長兼CEOのジェニファー・ロティート、ステランティスのジョン・エルカン会長、ラポ・エルカン。 もうひとつの施設「ラ・ピスタ・チンクエチェント(500コース)」は、旧リンゴット工場再開発ビルの屋上に残っていた旧テストコースに、トリノ名物のヘーゼルナッツを含む300種・約4万本の植物を植樹。2万7千平方メートル・総延長1キロメートルにおよぶ庭園として開放した。屋上庭園としては欧州最大となる。 カーサ・チンクエチェントが“家”であるのに対して、こちらは“庭”という位置づけだ。 ▲リンゴット・ビルの屋上に登場したラ・ピスタ・チンクエチェント。 計画には、2014 年にミラノのタワーマンション「ボスコ・ヴェルティカーレ(垂直の森)」で世界的話題を呼んだ建築家ステファノ・ボエリが参画した。庭園は、地域の教育活動にも用いられる予定だ。 ▲ラ・ピスタ・チンクエチェントに登場したNuova(500)RED。 ユニークな存在として知られるリンゴット工場
FIAT 500(フィアット チンクエチェント)の誕生日を祝うFIAT公式バースデーイベント『フィアット・ピクニック』が今年は新潟県・燕市に場所を変え、現オーナーのみを招待したシークレットイベントとして開催!サプライズでフィアット初の電気自動車『500e』も初お披露目され、大盛況に終わったイベントの様子をご紹介します。 今年はリアルイベントとして実現 フィアットオーナーのみなさまが集まり、さまざまなアクティビティを通じて楽しい時間を共有する毎年恒例のイベント「FIAT PICNIC(フィアットピクニック)」が2021年7月4日(日)に開催されました。 ここ数年は山梨県の富士山の麓で行われ、去年はコロナの影響でオンライン開催となりましたが、今年は場所を変えて新潟県・燕市で開催。 感染予防のため参加台数も大幅に絞っての実施となりましたが、会場ではマスクの着用をはじめ対策も十分に行い、リアルイベントとして実現することができました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました! 今回ご参加いただけなかったみなさまも、来年のフィアットピクニックでお待ちしています。 ▲色とりどりのフィアットが続々と到着。(写真提供:FCAジャパン株式会社) ▲写真提供:FCAジャパン株式会社 モノづくりと農業が盛んな街で再会 初めて新潟・燕市役所内の特設会場を舞台に行われたフィアットピクニック。当日はあいにくの雨模様でしたが、それにもかかわらず、予想を上回る大勢のフィアットオーナーのみなさまに全国から集まっていただき、会場は色とりどりのフィアットで埋め尽くされました。日本最大の米どころである新潟だけあり、燕市役所も目前に広大な田園が広がる自然に囲まれたエリア。のどかで広々としたその場所で、参加者のみなさまはプレゼントとして配布されたフィアット オリジナルタープを愛車に設置し、ソーシャルディスタンスを保ったうえでピクニック気分を味わいました。 ▲左:参加者にプレゼントとして配布されたフィアットグッズ/右:フィアット オリジナルタープ。 ▲ソーシャルディスタンスを保ち、配布されたフィアット オリジナルタープを設置。 お昼から始まった開会式で、FCAジャパン株式会社 マーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセは、「みなさま、ようこそ、グラッツェ。去年はオンライン開催だったので、今年はみなさまにリアルで会いたかったです。今回は(人数を絞った)小さなグループでの開催ですけど、サスティナビリティをテーマに、燕市を舞台に開催することになりました」とごあいさつ。 ▲FCAジャパン株式会社 マーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセ 続いて燕市の鈴木力市長がお祝いのメッセージをくださいました。 「燕市は金属製品の日本有数の産地です。代表的な例では、ノーベル賞の晩餐会で使われる金属洋食器はここ燕市で作っているもので、伝統的にモノづくりが盛んな街です。さらに農業も盛んで、田んぼの面積あたりの米の収穫量は新潟県1位。キュウリやトマトも県内で2番目の生産量です。農業、モノづくり、金属製品の生産といったことを自然豊かな中で、持続可能な社会を作っていることから、燕市を選んでいただきました」とコメント。 ▲新潟県燕市の鈴木力市長 これを受けて、アランプレセは燕市を「産業と農業、そして人々の生活のバランスがとれている街だと思います。サスティナブルな取り組みはとても大事で、燕市のようにバランスをとっていくことが重要だと思います」と述べ、フィアットが取り組んでいる「FIAT Agri Art Project(フィアット アグリ アート プロジェクト)」について紹介しました。 ▲特定非営利活動法人メイド・イン・ジャパン・プロジェクト副理事
PandaファンによるPandaファンのためのイベント「パンダリーノ2020+1」が、5月23日(日)に静岡県の浜名湖 渚園にて開催。全国から150台ものPandaとその仲間たちが大集合!晴天の中開催されたイベントの様子をご紹介します。 Panda誕生40周年+1年の記念イベント 初夏にもかかわらず強い日差しの中、毎年恒例のパンダリーノが5月23日(日)に開催。新型コロナウイルスの影響で、残念ながら昨年中止となった同イベントですが、今年は徹底した感染対策の中で行われました。当日は、受付時間の前から、数多くの『Panda(パンダ)』たちが集まり、オーナー同士での談笑がスタート。例年であれば、300台以上のPandaとPandaファンが集まるパンダリーノですが、今回はコロナ禍のため、参加台数を150台ほどに絞り、人もクルマ同士もソーシャルディスタンスを取りつつ、Pandaならではの、のんびりと楽しむイベントとなりました。 パンダリーノといえば、毎年Pandaオーナーが思いのままに過ごすのが恒例のスタイル。リアゲートを開けてタープを設置したり、テントを広げたり。オーナーそれぞれが、心地良い“居場所”を作り上げるのです。手慣れたものだと思ってクルマのウインドウなどを見ると、これまでのパンダリーノのステッカーが貼られているクルマが何台も。このように常連の参加者が多いことからも、パンダリーノの楽しさが伺えます。 今回のタイトルは「パンダリーノ2020+1」。昨年、Panda生誕40周年をお祝いして盛大に開催する予定でしたが、残念ながら中止。そこで今年改めて40周年をお祝いするために「2020+1」として行われたのです! 1980年にデビューした初代Pandaは、世界的なプロダクトデザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロ氏がデザイン。シンプルながらも様々なアイデアと使い勝手に優れたベーシックカーの基本となったモデル。取り外すことも可能なハンモックシートや、インストルメントパネルに取り付けられたスライドできる灰皿など、インテリアも独創的でした。 ▲会場では初代Pandaと写るジョルジェット・ジウジアーロ氏とサインも展示。 ゆるさが魅力のPandaとパンダリーノ 全国からたくさんのPandaオーナーが集まるパンダリーノの魅力について、主催者であるパンダリーノ実行委員会のYUKIさんにお話を伺いました。 「もともと個人のウェブサイトで“パンダをめぐる冒険”というものをやっていたんです。そこに、パンダオーナーの登録コーナーがあって、そういった人たちと関西でたまにオフ会レベルで集まっていたんです。関西以外の人たちとは、フィアット関係のイベントなどで“初めまして”みたいな感じでファンのコミュニティーを続けていたのですが、ちょうど東京と大阪の中間くらいの場所で年1回開催されていたイベントがなくなってしまって。そこで、自分たちでイベントを開催しようということになり、気がつけば今回13回目になりました」 ▲パンダリーノ実行委員会のYUKIさん。 「参加者は、年々増えています。どうしても初代Pandaが多くなりますが、2代目、3代目もまんべんなく参加していただいています。みなさんが“来年もお願いします”とか、年に1回、ここで挨拶してみんなで盛り上がって喋るのが楽しみ”という声を聞くと、止められないというのが正直なところですね(笑)」とのこと。しかし、そんなYUKIさんも会場を回りながら、いろいろな人とおしゃべりをして楽しんでいる様子がとても微笑ましく映ります。そんな雰囲気からも、PandaとPandaオーナーの人となりが窺える気がしました。 ▲YUKIさんの愛車であるパンダ・バン。 そこでYUKIさんにPandaの魅力について聞いてみると、「まず一番はクルマのゆるさがあります。パンダリーノの雰囲気もまさにそうで、速さを競うわけでもなく、改造自慢があるわけでもありません。クルマの優劣がないのです。みんなここに集まって、“良いPandaですね”、“色を変えたんですか”とか、この間は“ここが壊れたのでこうやって直しました”とか。それでも皆さんこだわりがありますので、そこをわかり合いながらコミュニケーションを取っているのです。そういったゆるさがPandaとPandaオーナーの良いところですし、この雰囲気を感じたのでイベントを続けています」とほのぼのとした口調で話すYUKIさん。 実は、イベントを開催するには大事な目的があるとのこと。それは、「Pandaを降りないためのモチベーションの維持です。僕自身もそうですし、このイベントがなかったら降りている人は多いと思います。単純にPandaが調子を崩した時には、やっぱり心が折れますよね。“あぁ、壊れた”と思うこととか、奥さんに“そろそろクルマを乗り換えたら”とか言われることもあるでしょう。でも、1年に1回強烈に楽しいことがあると“もう1回パンダリーノに行くまで乗り続けよう”と思うことができるのです。パンダリーノは、そういうきっかけになっていると思うし、そういうきっかけにしていこうと思っているのです。モノより思い出ではないですが、パンダリーノは、楽しい思い出を作って1年頑張ってもらうためのイベントなんです」と、目を細めながらYUKIさんは話してくれました。 ヒエラルキーなく、みんながそれぞれゆるく楽しんで それぞれのスタイルでパンダリーノを楽しんでいるPandaオーナーのみなさん。今回参加していた3組のオーナーさんに、Pandaやパンダリーノの魅力についてお話を伺いました。 まず1組目は『Panda Cross 4×4(パンダ クロス フォーバイフォー)』で、奥様と参加されていたNuova500さん。愛車の隣りでフレンチトーストを作っているところにお邪魔しました。 ▲Nuova500さんと奥様 「今回4回目の参加ですが、2代目『Panda(パンダ)』『500X(チンクエチェントエックス)』『595 Competizione(595コンペティツィオーネ)』、そして『Panda
東日本大震災の復興、ジェンダー平等、動物福祉、伝統工芸の再興などフィアットはこの10年間、様々な社会の課題に向き合ってきました。その原動力は、スマイルを広めたいという気持ち。明るい明日を願う人の輪が広まり、みんなで元気になれることを願っています。「WOMEN for TOHOKU by FIAT」は、国際女性デーを機に、震災の復興に尽力してきた女性や、東北のためにがんばる女性、また彼女たちのエネルギーにフォーカスすることで、女性の元気の輪をつなぎ、明るい未来をつくる力にしたい。そんな想いを込めて開催されたイベントです。あなたもフィアットと一緒に、明日のスマイルを手にしませんか。さっそくイベントの内容をご紹介しましょう。 3月8日は国際女性デー。女性の社会での活躍や権利の獲得を祝うこの日、イタリアでは「ミモザの日」とされ、女性に感謝を込めて、愛の象徴であるミモザの花を贈る習慣があります。感謝を伝える気持ち、ステキですね。こうした大切なことを楽しんでやるのがイタリア流。「WOMEN for TOHOKU by FIAT」はオンラインでのライブ開催となりましたが、関東と東北を中継でつなぎ、ミモザの日にちなみ、参加者はドレスコードに黄色を取り入れるという、ちょっとした遊び心を盛り込んで開催されました。司会を務めたのは、FCAジャパン株式会社マーケティング本部長 ティツィアナ・アランプレセとMCのnicoさん。オープニングでティツィアナは、「女性のエンパワーメントは男性のエンパワーメントにもなり、社会全体のエンパワーメントにつながります」と述べ、その想いをごあいさつの言葉に込めました。 女性が活躍しやすい社会の実現のために スペシャル対談では、文部科学副大臣の高橋ひなこさんをゲストにお招きし、アジア女子大学支援基金団体 理事会メンバーのキャシー松井さん、ティツィアナの三者で、政治や社会への女性参画の課題について意見を交換し合いました。 アナウンサーから政界入りするというキャリアをお持ちの高橋さんは、岩手県盛岡市のご出身。政界では「地方の未来」「東北復興」「子どもたちの未来」を軸に活動されています。松井さんが「日本で様々な分野で活躍する女性が増えてきましたが、このような流れについてどのように思いますか?」と意見を求めると、次のように述べました。 「女性の政治家を増やすためには、周りの方々の応援の仕方も変えた方がいいと思います」と提言。子育てしている女性が政治に参画しようとした時、街頭演説に時間を作ることができず、無理してやろうとすると、子どもの面倒が見られず、健康を損ねたり、家庭が崩壊したりという問題につながりかねないことを指摘されました。高橋さんは、“男性が毎日街頭で手を振って活動するのは立派”と認めつつ、それを行えない女性立候補者に対しては、別の視点で報道してほしいとマスコミに訴え続けているそうです。「この点がしっかりしなければ女性の政治参画はないと思います」と現在の選挙活動の抱える問題とその報道の仕方に警鐘を鳴らしました。 これを受けて、キャシー松井氏は「それは政治の話だけの話ではないですね」と指摘。松井さんが身を置いていらっしゃる金融業界も男性主体の働き方のスタイルが定着しているようです。 「朝から晩まで会社にいて、上司が帰らなければ自分も帰れない、時間の量で評価される。その軸を破れないと働くお母さんや、責任ある人たちはその慣習に当てはまらず、(能力があっても)評価されにくい状況です」と意見を述べました。 一方、ティツィアナは、「自動車業界も男性が支配的な世界です」と述べたうえで、「でもデジタル化により働く環境が変化し、在宅勤務など女性にとって活躍しやすくなるというポジティブな面が出てきていると思います」と述べ、女性が活躍しやすい環境が整っていくことへの期待を表しました。 異なる業界で働いている3名ですが、それぞれ思うところはある模様。社会を変えたいという強い気持ちを胸に抱きながらも、男性主体の現場で活躍している姿はステキですね。 震災後、その時々で必要な支援を提供し続ける女性たち 続いては、宮城県南三陸町「晴谷驛(ハレバレー)」からの中継で、フィアットが東日本大震災からサポートしてきたNPO法人ピースウィンズ・ジャパンの活動についてご報告。南三陸町のご出身で震災後の2011年5月から約10年にわたり東北事業責任者として復興に携わってこられた西城幸江さん、国内事業部次長として主に災害支援の総括している橋本笙子さん、広報の新井杏子さんの3名がピースウィンズ・ジャパンの東北支援の10年 の取り組みについて振り返ってくれました。 「ハレバレー」というのは、震災後に南三陸町に地域の方々が交流できるコミュニティスペースとして設置された空間のこと。震災で失われた大切なもののひとつが、人が集まる場所。心に大きな負担が掛かった人たちが気持ちを通わせ、交流を通じて立ち直る力を強めてもらいたい。そんな想いからハレバレーは開設されました。 橋本さんと新井さんの説明によると、この10年間、ピースウィンズ・ジャパンは、それぞれの時期にあわせた支援を行ってきました。震災翌日の3月12日にはヘリコプターで上空から視察を行い、道路状況から支援が届きにくいと思われる三陸沿岸の支援を決定。160トンにもおよぶ食料、医療、布団、衛生用品などを約2万人の人に届けました。また、衛生電話を使っての安否確認や、携帯電話の充電、子供たちへのおもちゃ箱の配布なども並行して展開。仮設住宅への入居が始まった4月からは、そこで新しい生活が始められるように台所用品や布団など8500世帯に支援。その後、少しずつ生活が落ち着いてくると、次に産業の復興のため、漁業の再建に必要な道具の支援を行ってきました。そして、その次なるフェーズに着手したのがコミュニティの再建でした。 現地で10年にわたり、支援・復興活動を行ってきた西城さんは次のように話してくれました。 「2013年からは高齢者の繋がりをもう一度戻していきましょうということで、このハレバレ―の建設計画と、建物を運営するNPO法人の設立に動いてきました。震災から復旧して家が建っても、個々がバラバラではその先の行動になかなか繋がっていきません。そこでNPO法人をつくって人を繋ぐ建物の運営と、運営のサポートを続けました。ハレバレーではフィアットのサポートにより、かご作りなども行い、地域の女性の交流の場として利用いただいていました。そしてこの10年間のハレバレ―の活動拠点が、4月にシルバー人材センターとして生まれ変わることになり、私たちの東日本大震災の復興活動もこれで一区切りとさせて頂くことになりました。この場をお借りして、ご支援いただいた皆さまにお礼を申し上げます」 10年にわたり被災地が必要とする支援を続けてきたピースウィンズ・ジャパン。この3月で活動は節目を迎えるようですが、今後は東北支援で培った経験やノウハウを、その他の災害支援に活用していきたいと話してくれました。本当に頼もしい限りです。 東北6県で作られた6種類のミモザこけしを披露 続いては、フィアットが2014年から取り組んでいるフィアット×メイド・イン・ジャパン・プロジェクトによるコラボレーションが生んだ、新たな作品の発表です。フィアットでは日本の伝統産業に光を当て、工芸品の魅力を改めて見直し、その土地の職人さんや工房と一緒に、その産地の工芸品を題材としたオリジナル作品を制作する取り組みを7年にわたり行っています。これまでに手掛けた作品は21作品におよび、そこには東北の伝統工芸が4作品含まれます。今回は新たなコラボレーションとして、東北6県にそれぞれ伝わるこけしを継承されている工人さんに、ミモザをテーマにしたフィアット オリジナルこけしを作ってもらいました。 東北6県のフィアットこけしプロジェクトのディレクションを務めてくださったのは、伝統工芸のブランディングや日本の工芸品を海外に広める活動をされている株式会社WAPORTERの飯村祐子さん。飯村さんによれば、こけしは江戸時代の中期以降にはすでに作られていたそうです。こけしはもともと、山で活動する木地職人が湯治で訪れた温泉客向けに、子どものお土産物として作り始めたのが発端なのだとか。東北には11系統の伝統こけしがあるうち、今回はそれを継承されている6系統の工人さんに、それぞれの地域の特徴を生かした作品を作っていただきました。さっそく順に見ていきましょう。