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まるも亜希子さんに聞く、はじめてのクルマの選び方2【ディーラー編】

絶対に失敗したくないはじめてのクルマ選びを、カーライフ・ジャーナリストのまるも亜希子さんがサポート! 後半となる【ディーラー編】では、試乗など購入時のポイントを中心にお聞きしました。   やっぱり気になる、クルマにまつわるお金のハナシは【お金編】でチェック!     恋するように、クルマを選ぼう   ― はじめてのディーラー、ドキドキします!   気軽に来店して大丈夫ですよ(笑)。 ただ、何も分からず来店するよりは、WEBサイトなどで事前にクルマの情報を得て、気になる点を現物確認する感覚で実車を見る方がスマートですね。WEBで目星をつけて量販店で確認する、最近の家電選びと似ているかもしれません。 でもクルマ選びではそれプラス、パッションというか感情の部分も大事にしてほしいです。「見た目がすごく好き」とか、「この色が良い」とか、そういう気持ちで選んだクルマと、そうじゃないクルマは、買ってからの愛着がまったく違うんですよ。   ― なるほど。恋愛と一緒ですね。   「ちょっと難はあるけど、この顔がたまんないんだよね」ってなると毎日が楽しいし、駐車場に置いてある姿を見るだけでもウキウキします。そういうカーライフを送ってほしいと思うんですよね。 私は条件面ではクリアしているクルマでも、直感でなんか合わないなと思ったら買わないです。逆に値段や燃費などがちょっとネックになっても、「このクルマ、ホント好きだ」と思ったらそちらを選びますね。これはペットを飼うときに似ているかもしれませんね。出会いのときめきを大事にしてください!   ― ディーラーで確認すべきポイントを教えてください。   まずは運転席に座って、その感覚を確かめてほしいですね。どんなに良いと思ったクルマでも運転席にフィットしなければ運転するたびにストレスになってしまうので、運転ポジションがしっかり自分に合うかどうか、そこは必ずチェックしてください。   ― 運転ポジションが合うとはどのような状態でしょうか?   おしりをシートにしっかり密着させて、ハンドルを持ったときに軽く肘が曲がるくらいで、圧迫感がなくリラックスできるクルマだったらいいと思います。視界もなるべく見えないところが少ないかを確認しましょう。   ― シートの硬さなどはいかがでしょうか?   私は硬めの方が良いと思います。柔らかいと身体が動きやすいので、その分疲れやすいと思うんですよね。なのでしっかりハリがあるシートがおすすめです。   ― フィアット車のシートはいかがでしょうか?   良いですよ。ヨーロッパのクルマって長距離を走ることが前提なので、そのあたりはこだわっています。 あと、お子さまがいる場合は家族みんなの乗り降りのしやすさも重要です。FIAT 500は2ドアなので、後部座席の乗り降りしやすさを優先する場合はPandaや500Xという選択肢もありますね。     ― 他に確認するべきことはありますか?   荷物の積み下ろしですね。普段よく積むものがあれば、それを持ってきて実際に積ませてもらってください。特にトランクやベビーカー、ゴルフバッグなどは要注意です。 私自身それで失敗したこともあります。あるコンパクトクーペに乗っていたときのことなのですが、そのクルマはハイブリッドエンジンだったのでラゲッジスペースの底がすごく高くて。そうすると海外に1週間行けるぐらいのトランクだと重くて持ち上がらなくて。空港の警備員さんに声を掛けて取り出してもらいました。チェックしておけば良かったなと後悔……。     試乗、そして購入へ   ― 荷物を積めることを確認したら、いよいよ購入ですね! […]

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まるも亜希子さんに聞く、はじめてのクルマの選び方1【お金編】

人生ではじめてのクルマを手に入れたい! そう思い立って、さあどんな1台を迎えようかとこれからのカーライフに思い巡らせる時間はとっても心躍るもの。一方、けして安い買い物ではないだけに後悔はしたくないと、クルマの購入には不安もついてまわります。 そこで、クルマの購入時にかかるお金のことやディーラーでチェックすべきポイント、そして購入後のメンテナンスについて、カーライフ・ジャーナリストのまるも亜希子さんに教えていただきました。はじめてのクルマ購入を検討されている方は必見です!   試乗など、購入時のポイントは【ディーラー編】でチェック!     新車の購入っていくらかかるの?   ― では、まず気になるお金のハナシから質問です。自動車のカタログを見ると希望小売価格が書かれているのですが、他にお金はかからないのですか?   いいえ、自動車購入時には「自動車税」「自動車取得税」「自動車重量税」「消費税」の4種類の税金がプラスされます。車両自体の価格だけでなく、排気量やクルマの大きさでも金額が変わってくるので、コンパクトなタイプの方が税金的にはおトクになりますね。   ― 4種類も税金があるんですね。   その他、必ず加入しなければいけないものとして「自賠責保険」「自動車リサイクル料金(これは中古車として売却すると戻ってきます)」があります。ディーラーに支払う手続き費用なども合計すると、車両本体価格プラス最低でも25万円ぐらいを想定しておくといいでしょう。 あとは購入時にオプションをつけるとその費用もかかりますね。   ― オプションって必要ですか?   最近のクルマは機能性も高いので、そんなにオプションをプラスしなくても問題ないと思います。でも後からつけようとすると大がかりになってしまうオプションは、買うときにつけるべきでしょう。 たとえば音楽を楽しみたい方なら高音質なスピーカー、運転が苦手な方ならバックモニターや障害物を警報で知らせる安全装置などは購入前につけておいた方がいいですよ。   ― なるほど。税金とオプション代も考慮して、少し余裕のある資金計画を立てる必要がありそうです。   また、支払い時にはローンを組む方が多いと思うのですが、一般的な60回均等割だけでなく、「残価設定ローン(フィアットではインテリジェントローン)」という方法もあります。月々の支払いや頭金を軽減できるローンで、下取り査定額を差し引いた金額を分割で支払い、支払い終了時には購入や売却などが選べます。 最近では「個人向けカーリースプラン(フィアットではパケットFIAT)」も人気を集めています。ローンで購入する場合に必要な、登録諸費用や自動車税、車検を含めた法令点検費用やメンテナンス費用なども月々定額料金に含まれており、5年ぐらいで違うクルマに乗り換えたいと考えている方にはぴったりです。 たとえば免許取得や就職、結婚、出産、引っ越しなど、ライフステージの変化に応じて必要なクルマも変わってくると思うので10〜15年も同じクルマに乗るってことは少ないと思うんです。ということもあり、はじめてのクルマだと特に残価設定ローンやカーリースプランはオススメですよ。   — 将来の乗り換えのことも考えてローンを組むべきですね。クルマって通常どれぐらいで乗り換えることが多いのでしょうか?   メーカーにもよるのですがメンテナンス保証が3年間(フィアットのサポート詳細はこちら)ついていることが多く、また3年で最初の車検も迎えるので、まずはそこで乗り換える方が多いですね。あとは次の車検を迎える5年目、そのあたりが一般的なイメージでしょうか。     ランニングコストもチェック   ― ちなみにまるもさんは現在何台のクルマを所有されているんですか?   ……夫婦で4台です。   ― クルマを所有することも仕事のうちとはいえ多いですね! 維持費もかさみそうです。   毎年5月ぐらいになると(税金の請求で)夫婦2人して落ち込んでいます(笑)。走行距離もすごいので、ガソリン代や高速代も毎月かなりの額になってしまいます。   ― そもそもクルマの維持費ってどんな費用がかかるんでしょうか?   […]