fiat magazine ciao!

#ミネラル グレー

『500e』に乗る校長先生の髭に込められた思い。遠藤さんの『500e』ライフ

静岡県・浜松市で開催されたフィアットピクニック2023に『500e(チンクエチェントイー)』で参加されていた遠藤一義さん。ミネラル グレーのそのクルマは、よく見ると関東のナンバープレートを付けていて、遠方から奥さまとお越しになられていた模様。お話を伺うと、ご職業は中学校の校長先生をされているそうです。納車から丸1年が経過したタイミングで、遠藤さんにお話を伺いました。   試乗はほぼ不要だった   まずはEVを購入されたきっかけを教えていただけますか? 「もともとEVには興味があったんです。ただ、具体的に欲しい車種があったわけではなく、世にあるEVを見渡してもピンとくるモデルはありませんでした。そうしたなか、フィアットからEVが登場すると知り、ネットで調べてみました。そしてその姿を見たときに、とてもかわいらしく、自分が欲しいと思っていたクルマのイメージにピタっと重なる感覚を覚えたのです。それまでのクルマから乗り換えの時期が近づいていたタイミングだったこともあり、さっそくフィアットのショールームに足を運びました。そこで試乗をさせてもらい、即予約に至ったという経緯です」   『500e』オーナーの遠藤さん。   試乗してどのように感じられましたか? 「正直、乗らずともデザインを見ただけで、もう心の中は決まっていましたね(笑)。もともとガソリン車の『500(チンクエチェント)』も気に入っていて、いつか乗ってみたいと思っていた程でしたので。『500e』には、その面影が残りつつも、フロントライトがちょっと眠たそうな目に見えて、愛嬌があっていいなと思いました。ですから一応試乗はしたものの、それで気持ちが変化することはまったくなかったんです。もう“これにしよう。決めた!”と、そういう感じでした(笑)」     走らせてみて印象に残ったことはありましたか? 「乗ってみて、まず静かなことが印象的でしたね。“本当にこれで走り出すの?” という不思議な感覚でした。いざ走り出すと、アクセル操作にダイレクトに反応するじゃないですか。あ、電気自動車ってこういう感じなんだと、すごく新鮮でしたね。あの感覚は乗ってみないとわからないものだと思いました」 ご自身のクルマが納車された時はいかがでしたか? 「印象的だったのは、ボディカラーですね。ミネラル グレーのこの色はカタログのみで実車を見たことがなかったんですよ。それで納車の時が初対面だったのですが、見てこれは正解だと思いました。とても気に入りましたね。ディーラーの方にも“すごくいい色ですね”と言ってもらえましたし、フィアットピクニックのとき、帰りにお会いした方から“いい色ですね”と話しかけていただけたのも、とても嬉しかったです」     納車されて最初に何をされましたか? 「まず、納車のときにディーラーの前で記念写真を撮りました。それから自宅に乗って帰り、まずは充電を試しましたね。納車待ちの期間に自宅に200Vの充電用コンセントを付けてもらったんですが、それがちゃん機能することを確認しました。自宅はオール電化で夜間の電気料金が安くなる契約をしているので、充電の設定を深夜11時から5時までにし、それからはクルマで出掛けては帰ってきて充電するという生活が始まりました」     聞けば遠藤さんは、校長先生という立場ゆえ、学校の朝礼などで全校生徒の前で話すことも多いとのこと。時には環境問題について語ることもあるそうです。 「自分一人が電気自動車に乗り換えたところで、環境への貢献はごくわずかだとは思いますが、それでもやはり、個々が動かなくてはいけないと思います。私も子ども達に温暖化について話すこともあるので、じゃあ、自分には何ができるかというところで、電気自動車を選択したのも『500e』を選んだ理由のひとつにあります」   >>>次ページ 先生にとって特別なもの […]