いよいよテントの設営に。marimariさんは手際よく杭を打ち、設営を行なっていきます。設営にもコツがあるのか聞いてみました。
「テントの設営は、数をこなすしかないですね(笑)。今日みたいに風が比較的少ないと楽ですけど、慣れないうちは強風だと設営そのものが難しくなります。事前に風の有無をチェックしておくのもいいかもしれません。経験を積めば短時間で設営できるようになるので、めげずにがんばってくださいね」
テントを張り終わると、次はテーブル周りの設営に。いかに心地よい空間を作るかがポイントです。
「必要なものを使いやすいようにレイアウトするんですけど、そこで長い時間を過ごすのだから雰囲気良く飾りたいですよね。アンティークものを置いたりして自分の好きな空間が出来上がると写真映えもするし、快適になりますよ。心掛けているポイントですか? 生活感を出さないことですかね。たとえば私はビニール袋とかは置かないようにしています。紙コップとかも使うことはあるんですけど、それを表に出さないようにしたり。見栄えもそうですけど、やっぱり自分のための空間ですから、こだわって素敵な空間に仕上げたいですよね。その方が後からインスタを見返した時も楽しめると思いますよ」
テーブル周りの準備ができたところで、コーヒーを飲んでくつろぐことに。今回はイタリア流にカフェタイムを楽しみたいということで、BIALETTI(ビアレッティ)の直火式エスプレッソメーカー「モカエクスクルーシブ」でコーヒーを淹れました。そよ風を肌に感じながら、深煎りのコーヒーで体を温める時間はもう格別です。
今回持参したホワイトの「モカエクスクルーシブ」は、marimariさんの用意してくれたテーブル周りにも溶け込んでいい感じ。やっぱりアイテムにこだわるのは大切ですね。
ところでキャンプといえば、春や夏のイメージがあります。近くに川が流れる避暑地で、好きなものを焚き火で焼いて食べたり、泊まってお酒を飲みながら満点の星を眺め、気分を解放する。想像するだけで最高ですね。ところがmarimariさんによると、冬のキャンプがまたいいそうです。
「キャンプ好きにとっては、キャンプは季節限定ではなく、一年中楽しみたいところ。その点、夏キャンプは遠く避暑地まで行かないと暑くて寝られない、なんていうこともありますし、夏は虫嫌いな人にとって厳しい面もありますよね。冬キャンプなら虫は少ないですし、今回のテントのようなバスタブ型のものを選べば、中に風は入ってこないので、中で暖を取ると快適なんです。“おこもりキャンプ”って言うんですけど、外には出ずにずっとテントの中で過ごすのがまたいいんですよ。電源のあるサイトを使えば、ホットカーペットを持参してゴロゴロくつろぐこともできます。寒さは感じないので快適ですよ。私は冬が一番楽しいですね」
お話を聞いていると、春を待たずにまたキャンプに来たい気分になってきました。さて、楽しい時間を過ごしたあとは、撤収です。片付けをしながら『Doblò Maxi』を観察するmarimariさん。運転席に乗り込んだり、荷室の使い勝手を見たりしながら、中身を観察していました。
「Doblòはキャンプにも使いやすそうですね。ディーゼルエンジンということで長距離ドライブでも燃費が良さそうですし、ラゲッジルームが広く、積載力も高いのでこれならファミリーでキャンプを楽しめそうですね。私もDoblòでキャンプがしてみたくなりました」
さて、今回marimariさんのキャンプに同行させてもらって感じたのは、楽しむ心を忘れず要領よくやるのが大事だということ。楽できるところは手を抜きつつ、こだわりたいところはこだわるというメリハリが上手だなと学ばせてもらいました。そして何と言っても光っていたのは、marimariさんのセンス。武骨なアイテムの中に、ブーケやレースなどのフワッとしたかわいらしいアイテムを織り交ぜ、心地よいおしゃれ空間を作り出していたのが印象的でした。
今年こそキャンプをと考えている方、そしてキャンプ好きの方のヒントになれば幸いです。ぜひ自分なりのキャンプの楽しみ方を見つけてください!
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