「おうち時間にユニークな映画を楽しみたい」という方に、ツウ好みのイタリア映画はいかがでしょうか? イタリア生まれのFIATが名脇役として登場する作品から、珠玉の3本を選りすぐってご紹介します。
DVDやBlu-rayはもちろんWEBの動画配信でもご覧いただける作品に絞ってセレクト。劇中にはちょっと刺激的なシーンも含まれるので、鑑賞の際はご注意を!
※動画配信はデバイスによってご覧になれない場合がございます。2020年4月現在の情報となります
舞台は1983年、北イタリアの別荘地。17歳のエリオと、アメリカからやってきた24歳のオリヴァーがともに過ごすひと夏。燃えるように激しく、そしてやさしさと切なさに満ちた恋模様を描いた青春映画です。エリオを演じたティモシー・シャラメ、オリヴァーを演じたアーミー・ハマーのセンシャルなルックスと演技力も話題となりました。
決して派手さはないけれど、映画を構成する世界のすべてが、知的で、甘美で、愛おしく感じる132分。映画が総合芸術と称される所以を感じさせてくれます。映像も、音楽も、どこを切り取ってもうつくしいきらめきを放つ、宝石のような作品です。
動画配信サービス(2020年4月現在)
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『君の名前で僕を呼んで』
Blu-ray&DVD 好評発売中
¥3,900+tax
発売元:カルチュア・パブリッシャーズ
セル販売元:ハピネット
© Frenesy , La Cinefacture
イタリア・トスカーナ州にある、心に問題を抱えた女性たちのための診療施設に入居する、虚言癖を持った“自称・伯爵夫人”ベアトリーチェと、やせ細った身体中にタトゥーを入れたドナテッラ。ルームメイトとなった2人は、ひょんなことからともに施設を脱走することに。
まったく正反対の性格ともいえるベアトリーチェとドナテッラ。行き当たりばったりの逃避行を繰り広げるうちに、2人は徐々にお互いを理解し、認めあい、絆を深めていきます。一種のロードムービーともいえる展開で、道中に登場するFIATをはじめとしたさまざまなクルマも魅力的です。
心がささくれ立った彼女たちの生きづらさに、観ていて息苦しく感じることもあるけれど、ラストには希望が感じられます。人はそれぞれ違っていて、それぞれのタイミングで決着をつけて、それぞれの人生を謳歌できる。だれもの自由な精神を肯定してくれるような、やさしい眼差しがそこにありました。
劇中にはFIATのクルマが多数登場します。ベアトリーチェとドナテッラが最初に盗難(!)したクルマは、2011年に発売されたクロスオーバーSUV「Fiat Freemont(フィアット フリーモント)」。
また、ベアトリーチェが乗ったタクシーは、500のLargeバージョンという意味を込めて「500L」と名づけられた5ドアワゴン。こんなタクシーなら長距離移動でも快適かも。
そしてファミリーから商用まで、使い勝手の良さから人気の「Fiat Doblò(フィアット ドブロ)」も登場。映画の中では診療施設のクルマとして、施設のスタッフが運転しています。
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Netflix
『歓びのトスカーナ』
DVD 好評発売中
¥3,800+tax
発売元:ミッドシップ
販売元:TCエンタテインメント
©LOTUS 2015
劇場公開時のキャッチコピーは「約束です!決してひとりでは見ないでください」。とはいえ間違っても家族団らん時にもおすすめしません。ショッキングなシーンが盛りだくさんなので、血が苦手な方は避けた方が無難かもしれません。
本作はダリオ・アルジェント監督の代表作でもある『サスペリア』の続編をうたって日本では公開されたものの、実際はそれ以前に製作され、まったく関係のない作品。劇中で印象的な音楽を担当したプログレッシブロックバンドのゴブリンとのコラボレーションは好評を受け、以後の作品でもタッグをくむことになりました。
殺人事件を目撃したピアニストのマークが、新聞記者のジャンナとともに連続殺人事件に巻き込まれ、自らの手で真相を探索する。事件を追うほどに危機が訪れ、残虐なシーンも増えるが、ときにはクスリと笑えるユーモアが作品のほどよいアクセントになってくれます。
40年以上前の映画ですが、いま見ても映像の力、音楽の力、その偉大さを思い知らされる1本です。
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『サスペリアPART2』
日本公開35周年記念究極版 Blu-ray
発売:TCエンタテインメント
企画協力:フィールドワークス
販売:TCエンタテインメント
©1974 MEDIASET
クルマ、建築、ファッション、自然など、映画のすみずみまで息づくイタリアらしい美意識。ただおもしろいというだけでなく、観る人の感性まで刺激してくれる創造性がイタリア映画の魅力です。時間と心に余裕を持って、ゆったりと楽しんでくださいね。
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