午後はあいにく雨模様でしたが、いよいよ試乗スタート。パワートレーンは『Doblò』『Doblò Maxi』ともに、1.5LのBlueHDi ディーゼルターボエンジンと8速オートマチックのEAT8が搭載されています。ダイヤルを回して“D”に合わせ、アクセルペダルを踏んでいくと発進から余裕のある加速フィール。加速と減速のコントロールがしやすいので、都心のストップ&ゴーが多い道でも快適です。のぼり坂ではターボがしっかりと力強さを発揮して、まったくストレスなくのぼっていきます。今回は一般道のみでしたが、これなら高速道路でも十分に余裕のあるクルージングができそうだと感じました。
また、ハンドル操作も自然な感覚で、穏やかな反応にいつしかリラックス。肩のチカラが抜けて、周囲の景色を楽しみながら運転できたのは、四隅まで見晴らしのいい視界も効いていたようです。ボンネットの見切りがよく、狭い路地を曲がるときにも安心できました。
車庫入れが苦手な人に嬉しいリアパーキングカメラ(トップリアビジョン機能付)や、超音波ソナーによるパーキングセンサーなど、まいにちの運転をサポートする安全装備もしっかりついています。高速道路を走る人にとっては、ブラインドスポットモニターやLKA(レーンキーピングアシスト)、ACC(アダプティブクルーズコントロール)などの、ADAS(先進運転支援システム)が充実しているのも頼もしいところ。オートハイビームは夜間のドライブで、格段に周囲を見やすくしてくれます。
さらに、いっしょに試乗したモータージャーナリストの方々とも意見が一致したのが、乗り心地のよさ。フロントシートだけではなくリアシートでも快適だったので、家族やゲストを乗せることが多い人にもピッタリです。
こうして『Doblò』の試乗を終えて、初めてデザインを見たときの印象がどこまでも変わらず、もっと好きになっていることに気がつきました。フレンドリーな雰囲気そのままに、乗ったそばから温かく迎えてくれて、同じ時間を楽しむことができる存在。きっと『Doblò』には、乗る人を大きく包み込んでくれる豊かさとワクワクのモトがたくさん詰まっているはずです。
Text:まるも亜希子(カーライフ・ジャーナリスト)
Photos:佐藤大輔
FIAT Doblòの詳細はこちら
【おすすめ記事】
『Doblò』日本初上陸記念!期間限定オープンのFIAT CAFFÉ&特別試乗会レポート
EVに特化したイベントに『500e』が参加!『EV:LIFE FUTAKOTAMAGAWA』イベントレポート
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
FIATの最新情報をお届けします。