山歩きやフェスなどさまざまなレクリエーションが目白押しのこの季節、やはりオシャレは足元から…。
この時期、やはり気になるのが夏らしい履物。
海外セレブの愛用など、ファッション的な側面でも注目が集まるスポーツサンダルですが、機能と見た目のバランスも年々進化しているようです。
今回はアメリカはヒューストンに本拠を持ち、30年以上にわたって東京のアウトドア・セレクトショップとして、ファッション業界から本気のアウトドアピープルたちを支えてきた「オッシュマンズ」さんに、今注目のサンダルについて伺ってみました。
もちろん、運転に支障のないものを中心に、話題の機能の今どきのセンスを兼ね備えた、注目のモデルをご紹介したいと思います。
靴を越えるサンダル
KEEN(キーン)はアメリカ・オレゴン州ポートランドのフットウェアブランド。つま先の保護を備えた「靴を越えたサンダル」として有名ですが、今年登場したEVOFIT ONE(エヴォフィット ワン)は、同社の看板モデルの進化形。
いきなり大々的な広告や告知を展開せず、直営店やアンテナショップ的なところからじわじわと売り始め、口コミを含めた評判をもとに認知を得ていく販売スタイルが特徴のKEEN。そこには彼らの質実剛健な商品に対する自信が伺えます。
自ら「エンジニアードニット・マルチパーパス・サンダル」と称するこのモデル最大のウリは、使用シチュエーションを問わない性能と卓越した足との一体感。
たしかにサンダルというより、スポーツスニーカーと見紛う様なデザインですが、実際に履いた印象は、あたかも足の裏にランニングシューズのソールを張り付かせたようなフィット感とグリップ感を感じながらも、確かにサンダルという、ちょっとした新しい履物といった感じでしょうか。もちろん、水辺での利用も考慮したソールも装備した、文字通りマルチパーパスな一足です。
同社のこれまでのアウトドア色一辺倒な雰囲気から一転、流行りのミリタリー&タクティカルなテイストを感じるようなオフホワイトのカラーリングで、ファッショナブルさもアピール。一度試し履きをした人が、即購入というケースが大変多い一足だそうです。
KEEN EVOFIT ONE ¥16,200 シューズ然とした履き心地ながら、洗濯機で洗うことができるのもアドバンテージのひとつ。「AMERICAN BUILT」と、本国アメリカ・ポートランド工場で製造されていることが誇らしげにアピールされている。
HEAVY / LIGHT
多くのファッションブランドやショップとのコラボでも有名なSUICOKE(スイコック)は、2006年にシューズブランドとしてスタートしたMade in Japan。
そんな彼らが放つサンダルは、なんとイタリアが世界に誇るソールブランドVIBRAM(ビブラム)社の製品を業界で初めて使用したとして話題に。ビブラムといえば、マウンテンシューズをはじめ高級靴の世界における、信用の定番ブランドとして広く世に知れ渡っています。
しかも、アウトソール(裏底)だけでなく、フットベッド(靴底)にまでVIBRAM社製品を使い、自社のノウハウを投影し、軽さと耐久性の両立にも成功。サンダルとは思えない快適性とへビーデューティネスを実現しています。
流行りのオリーブカラーのストラップと相まって、アウトドア一筋のサンダルとはひと味違うテイストを感じさせるのも大きな魅力。
KEEN同様、サンダルとしては少々お値段が張る部類に属しますが、こちらもやはり、一度試してしまうとその履き心地にハマってしまうケースが多いそうです。
SUICOKE DEPA V2 OLIVE ¥15,120
元祖スポーツサンダル
グランドキャニオンのリバーガイドのリクエスト「水辺で脱げないビーチサンダルを…。」から生まれた、スポーツサンダルの元祖がTEVA。
次代のニーズにあわせ、様々なテクノロジーの進化がみられる同社の製品ですが、あえてこのモデルを推したいのは、シンプル&ミニマルという奥深さ。
ORIGINAL UNIVERSALと呼ばれるこのモデルは、30年前に誕生したモデルの復刻版。当時の印象そのままに、素材をアップデート。流行りのカラーでリミックスされた、装いを選ばないシンプルさが人気とのこと。もちろん、シンプルが故のお求めやすい価格も魅力の一つ。
シンプルだけどかわいい。FIAT的なサンダルともいえるこの一品。
いかがでしょうか?
ファッション性、機能性重視、何を重んじるかはその人次第ですが、夏らしい装いと楽しい思い出にこうしたサンダルたちはきっと活躍してくれるはずです。
楽しいドライブとともに、夏を存分にエンジョイしてください。
ORIGINAL UNIVERSAL ブガル テクスチャー インセンス ¥6,804
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