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CULTURE

「ペレ・フラウ」とは? FIAT 500 Lussoに採用された最高級レザーの魅力

イタリアを代表する家具のラグジュアリーブランド「ポルトローナ・フラウ(Poltrona Frau)」が手がけるレザー「ペレ・フラウ(Pelle Frau®︎)」をシートに採用した限定車「FIAT 500 Lusso」が発売。ポルトローナ・フラウのブランドマネージャー、そしてデザイナーへのインタビューをとおしてその魅力に迫ります。   大城健作氏デザインのオットマン「レプリ」をプレゼント! プレゼントのお申し込みはこちら 受付期間:2018年11月30日(金)23:59まで     ポルトローナ・フラウが手がける最高級の革「ペレ・フラウ」 上質な家具のみならず、数々の高級車や旅客機などのラグジュアリーシート、さらにはFIAT 500の限定車にも採用されたレザー「ペレ・フラウ」の魅力について、ポルトローナ・フラウのブランドマネージャーを務める名執豪さんにお話を伺いました。 「ペレ・フラウとひと言でいっても、加工の違いから9カテゴリーに分けられています。特有のカラーパレットは、Color System Frau ®︎として1987年にパオロ・ミノリによってデザインされ、整備されました。Color System Frau®︎の基本カラーバリエーションは 全96色、その他8カテゴリーで計約170種をライナップしています。 それらに共通する特徴は、革本来の自然な柔らかさ、独特な美しさとスムースな触り心地。一般的な革では水や埃のダメージを防ぐために顔料をのせると仕上がりが硬くなってしまうのですが、そこにペレ・フラウ独自の加工を施すことで柔らかさを残すことができるのです」   「そもそもポルトローナ・フラウの歴史は、アルティジャーノ(職人)から始まった」と名執さん。サルディーニャ島で革のなめし職人をしていたレンツォ・フラウ氏が、1912年にトリノで創業。当時トリノに集まっていた王族に認められて貴族の椅子を作り始めたことをきっかけにブランドは拡大し、1926年にはイタリア王室より御用達の指名を受けるまでに成長しました。 だからこそ、100年以上も続くポルトローナ・フラウの伝統の根幹を支える最高級革のペレ・フラウは、原材料となる原皮のクオリティにも妥協はありません。 「始まりが革なので、やはり一番こだわりを持っていますね。最近だとオーストラリアや南米産の安価な革も出回っていますが、我々はあくまでイタリアンレザーが本領です。北ヨーロッパで育った高品質な仔牛革の中からより上質なものを厳選し、北イタリアの伝統あるレザーファクトリーで丁寧になめしています」   徹底した品質へのこだわりは、その絶妙な発色にも感じられます。 「この色に関してはイタリア人独特のセンスがあって初めて出せるものかもしれません。イタリアのものってすごく色気があるんですよ。いわばエレガント。そこに魅了される人は多いですね」     ポルトローナ・フラウとフィアットに共通する色気 「昔から有名な可愛らしい車」というイメージの500に、ペレ・フラウが採用されたことは意外だったという名執さんですが、実はフィアットもポルトローナ・フラウと同じトリノでの創業。さらに100年以上続く伝統があるという共通点を伝えると、こう話してくれました。 「ポルトローナ・フラウは曲線を取り入れて家具が多いのですが、そこを今でも職人が精緻な手作業でつくり続ける美しさこそイタリアの芸術であり、独特の色気にも繋がっていると思います。フィアットも同じイタリアのブランドとして、そこにシンパシーを感じたのではないでしょうか」 昔からイタリアの職人の手によって作られてきたペレ・フラウ。FIAT 500 Lussoのシートでも、あふれる色気で私たちを魅了してくれそうです。   【撮影協力】 ポルトローナ・フラウ東京青山 Poltrona Frau Tokyo Aoyama 〒107-0062 東京都港区南青山 5-2-13 TEL. 03-3400-4321 営業時間 11:00〜19:00 定休日 毎週水曜日(祝日は営業) https://www.idc-otsuka.jp/poltrona-frau-tokyo-aoyama/   […]