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Dolcevita

LIFESTYLE

人とのつながりを作って、より深くしてくれるクルマ|FIATオーナー紹介

10年間『500』に憧れ続け、現在は『500 Dolcevita』に母娘で乗るサチエさんと、エミナさん。親子ふたりで楽しんでいるというチンクエチェントライフについて、自動車ライター・嶋田智之さんがお話を伺いました。 10年間ずっと欲しかったクルマだったので、感動的でした 今回お話をお伺いするのは、2021年に即完売となった限定モデルの『500 Dolcevita(チンクエチェント ドルチェヴィータ)』を幸運にも手に入れることができたサチエさんと、免許取り立てのエミナさんです。   ▲サチエさん(左)、エミナさん(右)   サチエさんは2009年頃に街で『500』と出逢い、ひと目惚れ。けれどその後は、10年以上も思いを募らせるばかりでした。 サチエさん「なんてかわいいクルマなんだろう!って衝撃を受けたんです。それからは街で『500』とすれ違うたびに『いいな。かわいいな。欲しいな』って、いつもクチにしていました。クルマに対してそんな気持ちになったこと、なかったんです。でも、日本車の販売店に勤めている友達にずっとお世話になってきたから、買い換えたいって言えなくて……」 エミナさん「母が『ああ、かわいい、やっぱりかわいい』って言っていた記憶はありますね(笑)。私もクルマのことは何も知らなかったけど、でも母がずっと『かわいい』って言っているクルマだっていうことはいつの間にか認識できていて、その後もずっとずっと『かわいい』って言い続けていたから、いつ買うんだろう?って思ってました(笑)」     転機が訪れたのは、サチエさんがフィアットの公式Instagramを見るようになってから。ある日、『500 Dolcevita』の写真を見て、胸が高鳴ったとおっしゃいます。 サチエさん「白いレザーシート!これだ!って思いました。好みにドンピシャだったんです。すでに『500』に乗っていた友達に相談したら、早くしないとなくなっちゃうよって言われて、でも意味がわからなくて(笑)。フィアットの限定車はすぐに売り切れちゃうこと、知らなかったんですよ」   ▲『500 Dolcevita』     サチエさん、エミナさんが一緒にショールームを訪ねると、残り1台で商談待ちが2組。ドキドキしながら待っていると、何と2組とも購入には至らず。商談の権利が巡ってきたそうです。 サチエさん「地方に単身赴任をしていた主人に17時頃に電話が繋がって、『あと1台しかなくて、しかも19時までに返事をしなくてはいけないの』と購入を懇願したら、『ずっと欲しかったんだもんね。いいよー』と言ってくれたんです。思わず泣きそうになりました」     『500』のどんなところに、そこまで惚れ込んだんですか? サチエさん「かわいいところに尽きますね。正面の顔が笑っているように見えるところとか、お尻がキュッてあがっているところとか。いや、全部ですね。ホワイトのボディカラーも赤いダブルのストライプも。クロームのエンジンフードのラインも、ホイールも、“500”ロゴの入ったサイドモールもリアゲートの“Dolcevita”のロゴも。それに、アイボリーを基調としたエレガントなインテリア!ポルトローナフラウ製の赤いパイピングがついた白いレザーシート、ナチュラルウッドのパネル、beatsのスピーカー。すべてがお気に入りです。ただ、私が購入したときにはすでに売り切れていた青と白のボーダー幌の『500C Dolcevita(チンクエチェントシー ドルチェヴィータ)』への憧れがあって、ガラスルーフのサンシェードやフィアットのバスケットを青と白のボーダーで装飾して楽しんでいます」       いざ『500』と暮らすことになって、初めて走らせたときにはどんな気持ちでしたか? サチエさん「ニヤニヤが止まりませんでした。エンジンをかけると“Dolcevita”の文字がモニターに浮かび上がるのですが、それだけでもううれしくて。ああ、私『500』を運転してる!って。10年間ずっと欲しかったクルマでしたから、感動的でしたね」 エミナさん「まわりから見たらあやしく思われそうなくらい、嬉しさのオーラがすごい感じでした」     毎日一緒に過ごしてみて、『500』はいかがですか? サチエさん「2年ちょっと経ちましたけど、毎日かわいいですね」 エミナさん「一緒に乗っていると、母はクルマから降りるときに必ず『ああ、今日もかわいい』って言うんです。たしかにかわいいけど、普通、そんなに毎日『かわいいかわいい』って言わないですよね(笑)」 エミナさんは免許を取ったばかりだそうですけれど、『500』を初めて運転したときはどんな気持ちでしたか? エミナさん「免許を取った次の日だったので、ちょっと緊張しました。ずっと助手席に乗っていたので感動はそんなにはなかったんですけど、でも、このかわいいクルマを運転しているんだ、気分が上がるな、って感じましたね。『500』を運転している友達はひとりもいないので、自分のクルマじゃないんですけど、特別な感じがしてちょっと嬉しいな、って思いました」   次のページ:【『500』は誰にでも愛されちゃうから】 […]