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ペットを家族に迎える前にこれだけはしてほしい! より幸せなペットライフを送る、たったひとつのコツ

ペットを家族に迎え入れようとするとき、あなたは何を見て決めていますか? 見た目の可愛さや、インスピレーションで決める方は少なくないでしょう。たしかに、心ときめくペットとの暮らしは素晴らしいものです。しかし、それだけで決めるのはちょっと待って。その前に少しだけペットのことを「知る」だけで、その後のペットライフが、もっと素晴らしいものに変わるはずです。 2020年7月3日にオンライン開催された「FIAT PICNIC 2020」では、月間1,000万人が利用する日本最大のペット総合メディア「PECO(ペコ)」の望月奈々海さんと、動物保護団体「アニマルレフュージ関西」(以下、アーク)の秋山晴奈さんと共に、「ペットを家族に迎え入れるにあたって」というテーマでトークセッションを開催。 これから新しくペットを家族に迎え入れようとしている人、また、今、大切なペットと暮らしている人に向けて、より幸せなペットライフを送るコツを伺ってきました。   聞き手:アキラ 100%     ゲスト紹介   はじめに、ゲストにご登場いただいたおふたりの活動をご紹介いただきたいと思います。よろしくお願いします!   動物好きに大人気! ペット総合メディア「PECO」   望月さん:PECOはですね、可愛い動物の動画や、動物との暮らしに役立つ情報を発信する、ペットの総合メディアです。動画は月間だいたい3億回くらい見ていただいているんですよ。 3億回! すごいですね。動画は毎日アップしているんですか? 望月さん:そうです。ちなみに、今はお家時間が増えたこともあり、4月は月間6億回再生まで伸びてきていて、国内No.1のペットメディアとなっています。     ユーザーの方にはどういった方が多いんですか? 望月さん:ユーザーの70%は女性ですが、年代は20代〜50代の方までと幅広くご利用いただいています。「動物の動画を見て幸せな気分になりたい」「動物と楽しい生活を送りたい」というモチベーションで見てくださっている方が多いですね。   ペットの引き取りから里親探しまでを行う動物保護団体「アーク」   秋山さん:私たちアークは、1990年に現在の代表、エリザベス・オリバーによって設立されました。主な活動は、さまざまな理由で飼育が難しくなった飼い主さんから動物を引き取り、里親探しをすること。不妊手術やマイクロチップの埋め込み、動物に応じた必要な処置を行い、その子の性格を把握してから里親募集にかけるようにしています。そのほかにも、劣悪な環境に置かれている動物のレスキューや、災害時の保護活動も行っています。     秋山さん:この子は、イタリアン・グレーハウンドの「ネモ」。この子も今、里親を募集している3歳の男の子です(編集部注:放送後、新しい家族が決まったそうです!)。すごくフレンドリーな子なんですよ。 望月さん:今日も現場に着いてすぐ、スタッフみなさんに挨拶してましたね。 秋山さん:そうなんです、今はちょっと緊張してるみたいですけどね(笑)。 アークでは、学校などに訪問する教育活動にも力を入れています。保護動物の現状や命の大切さを伝えるのはもちろん、小さなお子さんの場合、犬を見つけたときに「可愛い〜!」と急に触ってしまうことが多いので、その触り方だと怖がらせてしまうよ、というような、動物との接し方などの基本的なお話もさせていただいています。 秋山さん自身は、こういう活動を始めるきっかけとかってあったんですか? 秋山さん:私自身がアークに入ったきっかけは、SNSで劣悪な環境のブリーダーの元にいる動物の写真を見たことでした。私もずっと犬を飼っていたので、その写真にすごく衝撃を受けて……。何か手伝えることはないかとアークのボランティアを始めて、そこからスタッフになりました。     ペットを迎え入れるにあたり、心がけてほしいこと   犬や猫をはじめ、さまざまな動物がペットとして暮らしていますが、ペットを迎え入れるにあたっての心がけや、気をつけたほうがいいことがあれば教えてください。 望月さん:PECOのメディアとしての役割とも重なりますが、やっぱり「情報を知る」ことが一番大事だと思っています。「犬」とひと言で言っても、犬種によって特徴が全然違うんですよね。 そうなんですね。 望月さん:たとえば、私の実家ではノーフォークテリアという犬種の子を飼っているんですが、テリアは定期的に人が毛を間引いてあげないと毛が綺麗に保たれないんです。また、ボーダーコリーはとにかく元気なので、たくさん運動させてあげられる環境が必要です。そうなると、広い公園が近くにあったほうがいい、など、ライフスタイルにも密接に関わってきますよね。 たしかにそうですね。 望月さん:だから、同じ「犬を飼う」と言っても、どういう犬種の子なのか、その子はどんな特性を持っているかを事前に知っておいたほうがいいと思います。かかりやすい病気なども知ることができれば、何に気をつけてあげればいいかも分かると思うので。 見た目の可愛さとか第一印象だけで選んでしまいがちですが、事前に、その子がどういう性格なのか、どういう体質なのかを少しでも調べると全然違うかもしれませんね。 望月さん:そうですね。やっぱり一緒に生活していくことを考えると、今後の人生の中でどんな風にペットと暮らしたいかをイメージしてから迎え入れてほしいと思います。     秋山さん:アークにも、「ペットショップで一目惚れをして犬種の特性を知らずに飼ってしまい、半年後に40kgに成長してしまい飼えなくなったので手放す」というような、知識不足が原因の引き取りが絶えずあります。なので、今望月さんが仰ったような勉強は必ずしておいてほしいですね。 それって、知っておけば防げるケースですもんね……。 秋山さん:あとは、本当にペットを迎え入れられるのか、必ず家族で話し合ってほしいです。ほかの家族の同意を得られていない状態で飼っても、協力を得られません。今は、ペットの寿命も伸びていて、犬なら15〜20年ほど生きると言われています。それだけの年月をきちんと世話できるのか、そのとき家族の年齢はどうなっているか、ライフスタイルは変わっていないか、そういったことまで事前にシュミレーションをしていただきたいですね。 […]