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POPの共演〜Chocomooエディション発売!

人気アーティストのアルバムジャケットやお菓子のパッケージ、LINEやiMessageのスタンプ、日本国内のみならずアジアでも精力的に活動するイラストレーター・Chocomoo(チョコムー)。 世界中から注目を浴びつつある彼女の、モノクロでありながらポップさとFUNが溢れる世界と、ポップアートそのもののようなクルマFIAT500がコラボした「500 Super Pop Chocomoo Edition」が5月26日から全国のフィアット正規ディーラーで100台限定で販売されます。   日本人アーティストとして、はじめてFIAT500との公式なコラボを果たしたChocomooさんに、デザインへの意気込み、そして自身のコダワリなどについて語ってもらった。       「2016年ごろから、なぜだかクルマに関わる機会が増えてきたんです。なにしろ、これまで立体物に描くことすらあまりしてこなかったのですが、ちょうどこのころ、韓国ソウルのセレクトショップから「クルマのライブペインティングをして欲しい」という依頼が来たんです。なんとそれが黄色いFIAT500X。特にクルマに詳しいという方ではなかったので、あれ? なんだか丸っこくてカワイイなあ、あ、FIATっていうんだ…。というのが私とFIATとの出会いでした。」     国内外で活躍するChocomooさん。その後も、沖縄で軽トラックをつかったメッセージアートや、アメリカのロスではプランターと化したクルマとの出会いなどと、その後もクルマとの不思議なつながりが続き、ついに今回のFIAT500 Super Popでのコラボに至った。   「お、これは完全に「クルマの風が吹いている」って感じがしました(笑)。何かの思し召しなのかもしれませんね…。」   愛くるしく、楽しさ溢れる作風で人気のChocomooワールド。そのイラストはモノクロを基調としている。今回のスペシャルエディションもその世界観を踏襲しブラック&ホワイトのモノトーンをベースにしている。       「私の絵のほとんどがモノクロなのは、決して色の世界が嫌いというわけではなく、むしろ、わたしの絵を見た人が、自分なりの世界、つまり各々が自由に自分の好きな色を想像できるようなものであって欲しいと思っているからなんです。 たとえモノクロでも気分が明るくなったり、楽しい世界や気持ちを想像をしてもらいたい、そう願うからこそのコダワリなんだと思います。」   そんなChocomooさん。FIAT500というキャンパスにインスパイアされることがとても多いという。   「ある意味、イラストという平面の世界の人間なのですが、平面以上に空間という概念を大切にしたいと常々思っているんです。ボディの曲線あふれる立体感、なぜだかスッと入っていける佇まい、そしてクラシックなんだけど個性的なインテリア。なんだかとても楽しい空間を構成している500を目の前にした時、なお一層その思いが強くなりました。 だから、自分を表現するキャンパスとして考えた時、とてもワクワクしました。 ちょうどこのお話をいただくすこし前に、あのアンディ・ウォーホルのアートカーの実物とそのメイキング映像を見る機会があって、まさに大きな衝撃を受けていたところだったんです。だからFIAT500なんて世界的な名車をキャンパスに、私の世界を表現できるなんて本当に幸せなことだと思っています。」   実際に500に触れてみた上で受けたインスピレーションや、そこから生まれたデザインのみどころについて聞いてみた。     「可愛くて、でも十分な空間があって、運転しやすく使いやすくて実用的。外も中もなんだかとにかく楽しそうな雰囲気いっぱいの500を、私なりに“もっと”楽しくしたいというのが大きな目標。わたしの絵も楽しんでもらいたいのはもちろんなのですが、500という空間の中で、それがどう最大限に活きるか活かせるかが重要だと思っています。だって、いつも付き合える、長く付き合える、気軽で居心地のいい空間であり続けることって、とても大事なことだと思うんです。」         「私のイラストはニューヨークのグラフィティに大きな影響を受けています。いわゆる美術学校といった正規の教育を受けたのではなく、本当に思うがままに絵を描き続けてきたので、どちらかというと描き込みの密度が高いという傾向があると思っています。でも、最近はすごく「余白」についてこだわるようになってきていて…。そうした“今”の感覚を活かしつつ、Super Popの室内空間を演出したいと思っています。」         音楽が大好きで友達と訪れたニューヨークがキッカケとなり、イラストレーターとしてブレークしたChocomooさん。実はイタリアにはまだ足を踏み入れたことがないという。   「このお話とは全く関係なく、たまたまそのニューヨークへ一緒に行った友人と、今度はイタリアに行こうって話をしていたところなんです。さっきの“風”の話じゃありませんけど、こういう流れの中ですから、きっとまたいろんな素敵な出会いがある気がします。これまでが「黒の時代」、イタリアから帰ってきたら「色の時代」なんて言われて作風が変わったりして…。(笑)」   強くはじけるような感性と、明るい作風そのままの素敵なChocomooさんの笑顔は、FIAT500同様、楽しさにあふれていました。   そんな、ちょっとシックで楽しさいっぱいのChocomooワールドx FIAT500。どんな楽しさと驚きが散りばめられているのでしょうか。 […]