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パンダ4×4

LIFESTYLE

ミニマリズム溢れたフィアットにぞっこん|FIATオーナー紹介

待ち合わせの場所にグリーンの『Panda 4×4(パンダ フォーバイフォー)』とともにいらしていただいたのは、三浦さんご夫妻。ご主人の三浦直樹さんはPandaを、奥さまは『500(チンクエチェント)』を足に生活を楽しんでいるご様子。実は先日開催されたフィアットピクニックで少しだけお話を伺っていたのです。そこで今回は、ご夫妻にフィアットとの生活の楽しさやその魅力についてじっくりお話をしていただきました。   小さい頃からの憧れ 三浦さんがPandaをお買いになったのは2019年。お正月明けの初営業日にディーラーを訪ねて試乗もせずに購入に踏み切ったそうです。「小さいころから、いつかはPandaが欲しいと思っていたんです」と三浦さん。子供の頃からクルマが好きだったそうで、お話を伺った当日もその頃よく見ていたという1995年の輸入車ガイドブックをご持参いただいていました。       「この中には素敵なクルマがたくさん出ているんです。元々小さいクルマが好きで、中でもPandaを見た時にこのデザインが衝撃的でした」とそのころからPandaに想いを馳せていたことを教えてくれました。 さらに初代Pandaは、「引き算で作られたクルマのような感じがすごくしたんです。ワイパーは一本しかありませんし、ボディーが平面で作られて無駄がないなど、知れば知るほどデザインの力を感じて。まさにベーシック故の奥深さがあります。こういったクルマは日本車にはありません。そういった魅力に幼いながらに取り憑かれたのでしょうね」と当時からの思いを振り返ります。       大型のSUVからミニマルなPandaへ 免許を取得後、軽自動車を購入した三浦さん。もともとアウトドアが趣味でその軽自動車で出かけていたそうです。その後、比較的大きなサイズのSUVに乗り換えました。三浦さん曰く、「大きいので中でも寝られますし、当然荷物も簡単に乗りますので、工夫など考えることが全くありませんでした。便利なクルマで文句もなく数年乗っていたのですが急に飽きが来てしまって。自分には何か違う気がしたんです」 三浦さんが小さいクルマに惹かれるのは、「大きなクルマは考えることなく荷物を沢山積んで出かけられますよね。しかし、小さいクルマだからといって荷物が積めないわけではなく、様々な工夫をすることによって、思った以上にたくさんの荷物を乗せられたりします。そのように頭を使っていろいろな工夫をして(クルマと)やり取りをする。知恵を使って乗るのが好きなんですね」とのこと。     そして、長く思いを馳せていたPandaを手に入れたわけです。そこで気になるのが、子供の頃に見ていたPandaは初代、購入したのは3世代目ということです。三浦さんは、「Pandaは(歴代)ずっと気になっていて日常的に雑誌などを含めて見ていました」とのこと。「デザインでのインパクトとともに、Pandaという名前がなんとも可愛らしくて印象に残っていました。ちょうど限定車の4×4が出たタイミングも良かったです」と今でも嬉しそう。今回購入された4×4は趣味のアウトドアでのシチュエーションにも似合うと考えたそうです。     大型のSUVからミニマルなPandaに乗り換えたことを奥さまはどう見ていたのでしょう。 「それまでのクルマではちょっとキザっぽい、格好つけている感じがしていたんですね。Pandaの方が見た目も似合っています」とご主人の方を見ながらコメントしてくれました。一緒に乗っていても「このくらいの距離感が好きなんだなと思いました」と以前よりも近くに座るシートポジションが好ましいようです。     また、奥さまはWebデザイナーのお仕事をされています。その視点でPandaを見ると、「変に装飾性があるわけではなく、ところどころのあしらいが可愛いですね。例えば、ダッシュボードのところなどにPANDAといっぱい書いてあったり。車内はまるしかく(スクワール)で統一されていて、あまりデジタル感が表現されていないところも可愛く感じます」と好印象な様子です。         乗っているとニヤニヤしてしまう 実際にPandaを手に入れてみて、三浦さんはどう感じているのでしょう。 「とても新鮮でした。そもそもマニュアルトランスミッションですし、エアコンもマニュアル、リアウインドウは手巻きタイプ。自分にとって、とても良いカルチャーショックでしたので、はじめは相当ニヤニヤしながら乗っていたでしょうね」と今もにっこりと語ります。 その横で奥さまは吹き出しそうな様子でしたので、まさにその通りだったのでしょう。そして、「停車しているときにビルなどに自分のクルマが映ると、乗り出して『良いクルマが映っているな』と嬉しそうに見ていました」と教えてくれました。     趣味のアウトドアでもキャンプなどでPandaは活躍しているそうです。前述したとおり、工夫して積載することなどを考えるのが好きな三浦さんなので、「数あるキャンプ道具の中からその日、何を持っていくか、クルマのサイズなどを鑑みながらセレクトするのが楽しいですね。何でも持っていけるわけではありませんし、どうしてもという時は屋根に積むようにしていますが、基本的にはリアのラゲッジスペースで何とかしています。リアシートですか? もちろん倒しません」とのことなので、Pandaのラゲッジスペースのみを使って、セレクトした大好きなキャンプ道具でお出かけしているのでしょう。     キャンプについて奥さまは、「誘われたら……」と苦笑い。あまり得意ではなさそうです。三浦さんもそのあたりはわかっているようで、「ソロキャンプの集団みたいな感じで会社の仲間と行くことが多いですね」とのこと。 ちなみにPandaに似合うギアはどんなものかと三浦さんに聞いてみると、「難しいですが、コンパクトなものでしょうね。軽くて機能性に優れているようなものだと思います」とコメントしてくれました。 そんなPandaとの生活で、まだ雪道は経験がないとのこと。「雪深いところで四駆のスイッチをオンにして走るのを楽しみにしています。早く雪道に行ってみたい」ときらきらと目を輝かせながら語ります。     普段のお出かけも、もちろんPandaです。三浦さんは、「クルマで出かけるというよりは、Pandaで出かけるというイメージです。移動の友というか、そういう間柄。クルマなら何でもいいということではなく、Pandaがいいんです」と愛おしくてたまらない様子。三浦さんの中では自動車という世界があるとすれば、Pandaとそれ以外という括りのようです。   500に乗るとテンションが上がる さて、そんな三浦さんからかなり影響をうけた奥さまは昨年500を中古車で購入されました。 「家庭の事情でクルマが必要になって、最初はなんでもいいと思っていたのですが、そういうクルマはやはり可愛くないんです。実はずっと500は可愛いと思っていたので、夫に“中古があるよ”といわれて見に行って買いました。Pandaですか? マニュアルなので乗れないです。最も、たとえオートマだったとしても、すごく大事にしているので、何かあったら怒られそうな気がします」とのこと。 「500で出かけて駐車場に戻ってくると、あの“とぼけ顔”が可愛いといっています」と三浦さん。それを聞いて、「顔が好きですね。飾り気が少ないのですが可愛いです。余計なものがついていない、シンプルなものが好きなので、多分そこが夫と趣味が合うのでしょう」とご主人と顔を見合わせながらお話をされます。 500は外観だけでなく、内装も気に入ったそうです。「乗っている時は内装しか見ないので、そこが可愛いのがよかったですね」とのこと。ボディカラーはバニライエローで内装のインパネ周りも同色。そのため、「とても華やかに感じます。ステアリングの白と合わせてその配色も可愛いですね。可愛くないと、テンションが上がらないんです」と、とても満足している様子でした。   […]

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Everyday FIAT、Everyday Happy|FIATオーナー紹介

お医者様として日々奮闘している松村啓さん。多くのクルマを乗り継ぎ、現在もヒストリックカーを含め複数所有する“エンスージアスト(熱狂的なファン)”であり、また、アウトドアレジャーも存分に楽しむ素敵なライフスタイルをお持ちです。そこにフィアットがなくてはならない存在と語る松村さんに、その魅力を存分にお話しいただきました。       “ちっちゃくてすばしっこい”のが格好良い   お勤めの病院の近くにあるガレージには今回ご紹介する『Panda 4×4(パンダ フォーバイフォー)』や、新車から所有する『クーペ フィアット』のほかに、ヒストリックカーの『Nuova 500(ヌォーヴァ 500)』、アバルトでは『1000TCR』などが収まっており、そのほとんどが小さなクルマ達です。     「子供の頃のおもちゃはミニカーでした。デパートに行くとトミカを買ってもらっていました」と楽しそうに思い出を語る松村さん。クルマ好きになるきっかけは全く覚えていないとのことですが、お父様やご親戚が、海外のスポーツカーや大型サルーンなどに乗っていたくらいのクルマ好きだったことから、必然的にクルマ好きになっていったのでしょう。「ヘッドライトやテールランプの形でみんな車名がいえるくらい好きでしたね(笑)」       免許を取得しクルマが買えるようになったとき、最初に選んだのは『FIAT RITMO ABARTH 130TC(フィアット リトモ アバルト 130TC)』というハイパワーのハッチバックで、その後少し他の国のクルマにもお乗りになったそうですが、再びフィアットとアバルトの世界に戻ってきた松村さん。その車歴を振り返ると、いずれもが小さなハッチバック系だったそうです。松村さんは素直に、「ちっちゃいクルマが好きなんです」と語ります。「自分の体格は小さい方なのですが、高校時代は柔道部に所属していました。そのときに、“ちっちゃくてすばしっこい”のが格好良いと思っていたんです。クルマの世界でもラリーで速いクルマは小さくてすばしっこくて、ジャイアントキラー、大きいクルマに勝つみたいなイメージですものね」とその理由を教えてくれました。       そもそも最初にフィアットを意識したのはルパン三世の『Nuova 500(ヌォーヴァ 500)』でした。ここからが松村さんらしいところで、カリオストロの城ではなくテレビのファーストシリーズに登場した水色の500だったのです。     「これが最初のフィアットとの出会いだったんでしょうね。ちっちゃいクルマですばしっこくて、狭いところにどんどん入って行って、後ろから来た大きいクルマは入っていけない」。そんな痛快なイメージに惹かれたようです。因みにこのシリーズは何度も見直し、今ではセリフまで言えるようになったそうです。     パンダがやってきてカヌー熱が再燃   松村さんのいまの生活に最も溶け込んでいるのは“ヴェルデ・トスカーナ”というオリーブドラブカラーの『Panda 4×4(パンダ フォーバイフォー)』です。 「実は大雪の日に安心して乗ることが出来る四駆が欲しかったのですが、SUVは見た目が好きではないので、いろいろ探していました。そのときに、ディーラーからパンダの四駆が出るという話を聞いた瞬間に買います!となりました」。 もともとパンダのデザインは好きだったそうで、そこに迷いはなかったといいます。それ以前にも先代パンダも所有していた経験があることから、そのサイズと魅力は熟知していたのでしょう。       パンダがやってきたことで松村さんのライフスタイルは一変します。 「もともとアウトドアレジャーが好きで、パンダでスキーやスノボ、自転車を積んで出かけたりしていました。あるときふと、カヌーがあったなと思い出したのです」。 実は20~30年くらい前にカヌーを楽しんでいたことから、「もしかしたらとルーフキャリアにアタッチメントを付けて乗せてみたら、ギリギリ大丈夫でした」。そこから一気にカヌーの趣味が再燃。いまでは仲間とともにご自宅から近い中禅寺湖で楽しんでいるそうです。       松村さんはパンダについて、「いろいろクルマを持っていますが、パンダが一番楽しいといってもいいぐらい面白いですね。例えば6速マニュアルを操って元気に走らせることも出来ますし。あとは雪道も、悪路もガシガシ行くほうなので、そのときの抜群の安定感も素晴らしいです。雪道も何度も試しましたが全然ヒヤッとしたことがないくらいです。また、カヌーを乗せていくと、湖畔は凸凹道ですがそこも楽しい。こんなになって(といってステアリングを握るふりをして、体を大げさにゆすりながら)もすごく楽しくて」と本当に笑い声をあげながら実演してくれます。     […]