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LIFESTYLE

ファミリーカーとマイカーは全然違う!? 田中さんファミリーの『500C』&『Panda』ライフ

『500C(チンクエチェントシー)』と『Panda(パンダ)』の2台のフィアットを所有され、ミニチュアシュナウザーの愛犬ロンくんと一緒に待ち合わせ場所にお越しくださった田中さんファミリー。個性の異なる2台をそれぞれ大切にし、「ずっと手放したくない」と愛情を語ってくれました。ご夫婦でそれぞれマイカーを持つことで新たな境地を切り開いた、そんな田中さんファミリーのフィアットライフをご紹介。   家族で乗るには“近い”方がいい   『500(チンクエチェント)』はいつ頃から乗っていらっしゃるのですか?   彰さん(ご主人) 「2014年8月に購入したので、もうすぐ10年になります。購入したきっかけは、その前に乗っていたクルマの故障修理費が高額だったので買い替えを検討したんです。当時、国産のハイブリッドカーなども選択肢にあったのですが、僕は子どもの頃から『ルパン三世』が好きで、チンクエチェントのことがずっと頭にあったんです。『ルパン三世』に出ていたチンクエチェントが新しく生まれ変わっていたことは知っていたので1度見に行こうと、妻と長女と3人でショールームに見に行ったんです。そしたらもう、思いのほか惚れ込んでしまいまして(笑)。ちょうど限定車が出たタイミングで、しかも『ルパン三世』に出ていたヌオーヴァ500と同じ黄色だったので、すぐに購入を決めたんです」   富子さん(奥さま) 「主人はその時、“欲しい、欲しい”とそればかり言っていました(笑)」   『500C』オーナーの田中彰さん。   『500C』に乗った印象はどうでしたか?   彰さん 「楽しかったですねぇ。排気量が1000ccにも満たないツインエアエンジンってどうなんだろう? と最初は思っていたのですが、思いのほか元気よく走ってくれたのが驚きでした。ゆったり走っている時はドコ、ドコ、ドコとエンジンの鼓動が感じられ、高速道路で一定の速度に達すると、スーッと静かになるんですよね。それがまた快適だしかわいいんです(笑)」   購入当初から奥さまも運転されていたのですか?   富子さん 「乗っていました。ただ『500C』は見ている分にはすごくかわいいし、運転も楽ではあったんですけど、個人的にはもう少し広さが欲しかったんです。買い物や子どもの送迎に使うことを考えると、5ドアがいいなという気持ちがあったので、私は『Panda』がいいなと思っていたんですよ(笑)」   富子さんの愛車の『Panda』。   田中家は、お嬢さん2人と、長男がいらっしゃる5人家族。現在高校2年生の長男は野球に励まれていて、甲子園を目指して頑張っているそうです。小学校の頃から週末は野球三昧という日が続き、ご主人と奥さまも毎週末のように野球場に通っているそうです。   彰さん 「息子の野球で子ども達と遠征をすることも多かったので、『500C』とは別に国産の3列シートのミニバンに乗っていたんです。ミニバンは確かに広くて便利なんですが、仕事でお客さんとの打ち合わせに行く時には『500C』を使用していました。仕事では脚立をよく運ぶのですが、折り畳み式の脚立を小さな『500C』に詰め込んで出掛けています」   自営業を営まれている田中さんはお仕事にも『500C』を愛用されているそうです。   大きなクルマがあってもあえてチンクエチェントを選んで出掛けられていたのですか?   彰さん 「長い脚立が必要な時はミニバンで行くこともありましたけど、移動が楽しくないんですよね。ただ目的地に行くだけという感じがして。『500C』だと、自分が好きだからというのもあるんでしょうけど、何でもない移動でも乗っているだけで気持ちが充実するというか、楽しく感じられるんです」   仕事の時は『500C』、家族で出掛ける時はミニバンという具合に使い分けていらしたのですか?   彰さん 「いや、家族で移動する時も『500C』の出番が多かったです。ミニバンは広くて便利ではあるんですけど運転するのは僕じゃないですか。子どもも妻もみんな後席に座ってしまうので、運転していて楽しくないんですよ。それが苦痛で。結局ミニバンは手放してしまいました」     小さなクルマの方が楽しいですか?   彰さん 「小さいと家族で乗る時に一体感があるんです。長女が就職で東京に行くとなった時も、東京まで妻と娘と3人で『500C』で物件探しに行ったんです。その時の一体感たるものや凄かったですよ(笑)。もうみんな息がかかるぐらい近くに居て」   >>>次ページ ちょうど良さとさりげな   […]