fiat magazine ciao!

#Tipo

LIFESTYLE

理由はスニーカーのような心地よさ FIAT500(チンクエチェント)|FIATオーナー紹介

雨上がりの曇り空のなか、気分がスっと晴れるようなブルーヴォラーレのFiat 500(チンクエチェント)で待ち合わせ場所にお越し下さった佐藤考洋さん。じつは佐藤さん、自動車専門誌『Tipo』の編集長でいらっしゃいます。さまざまなクルマを経験されている自動車の専門家に、チンクエチェントを日々のパートナーに迎えた理由をお聞きしました。 TwinAir(ツインエア)エンジンのビート感 ─ 佐藤さんは色々なクルマに乗る機会が多いと思いますが、そうしたなかチンクエチェントを愛車に選んだ経緯から教えてください。 自分たちが作っている『Tipo』という雑誌は、イタリア車、フランス車、スポーツカーなど個性の強いクルマを主に扱っています。ですからチンクエチェントが2007年にトリノで発表された時はもちろん、その3年前にコンセプトカーが披露された時から注目していました。個人的にもデザインがよかったのでいいなと思っていたんです。発売されてからはいつか欲しいなと思う一方で、仕事で乗る機会も多かったので、それである程度満足していました。購入に至ったのは、「TwinAir(ツインエア)」エンジン搭載車が登場したときです。雑誌の企画で長距離を走る機会があり、これは面白いと思いました。それで発売されてすぐに購入を決めたんです。 ─ 購入の決め手となったのはどういった部分でしたか? ツインエアエンジンの独特のビート感、ですかね。仕事で乗ったときから好印象でしたし、もっと乗ってみたいと興味が湧きました。あと購入するとなると家族のクルマとして妻も乗ることになるので、ライトブルーの車体色や雰囲気も気に入りました。まあ、その点は女性ウケがいいクルマですので、妻も二つ返事ですぐに決まりましたね。 ─ 普段はどういう使い方をされているのですか? 仕事の足として、通勤や取材現場に行く時にも使っています。週末は買い物にも行きますし、愛犬のチワワを連れて出かけることもあります。妻は趣味のキャンプに行く時も乗っていきますね。キャンプの時はリアシートを倒し道具を満載して、友達と一緒に行っているのですが、とても気に入っているようですよ。 飽きがこないクルマ。どこへでも行けるスニーカーのような心地よさがチンクエチェントの魅力 ─ 佐藤さんがクルマに重要視しているのはどういった点ですか? 絶対これじゃないとダメという基準はないのですが、やはり個性というか、心を揺さぶるものを持っているクルマをこれまで選んできました。見た目や雰囲気もそうだし、乗っていいと思うかどうかを大切にしていますね。 ─ チンクエチェントの一番気に入っている部分を挙げるとするとどこですか? ひとことで言うのは難しいですけど、スニーカーを履くみたいな感じで、気兼ねなくどこにでも走っていける感じがいいですね。普通に走れて、ドライバーを変に鼓舞しない適度なユルさがいいんですよね。だから仕事などでほかのクルマに乗った後に、帰り道にチンクエチェントに乗ると、なんだかホッとするんです。長く乗っているからかもしれないけど、体にフィットする感じはあります。それでいて運転する楽しさも与えてくれます。2気筒エンジンは他メーカーのクルマにはない個性で、振動とかはあるのだけどそれも味になっていて、ちょうどいい回転域に入ると気持ちいい感じを味わうことができて、普段乗っていても楽しい。そういうところがファミリーカー然としたクルマにはない個性だと思いますし、いいものを使っているという気持ちにさせてくれます。だから飽きがこないんですよね。ぼくは3年ぐらいのサイクルで乗り換えるパターンが多いのですが、チンクエチェントにはもう7年も乗っています。最長かもしれません。 ─ 佐藤さんにとってチンクエチェントとはズバリ… あってあたり前な感じ。ぼくにとってクルマは、キーを捻ればいつでもどこにでも行けることが重要で、だからウインタースポーツはやらないのだけど冬はスタッドレスタイヤを履いて、常に走れるようにしています。チンクエチェントの新型が出たら、もう一度買ってもいいかなと思っているんですけど、色々情報を集めてもまだ出てこなそうな感じだし(笑)。だからまだしばらくは乗り続けることになると思います。 ご職業柄、クルマでの移動が多い佐藤さんですが、チンクエチェントは、いつでもどこへ行く時もリラックスして乗れる気軽さと、心地よく感性に響くフィーリングがお気に入りだと話してくださいました。鮮やかなブルーのイタリアンハッチは、古今東西飛び回る佐藤さんを和ませる良きパートナーとして、これからも活躍しそうです。 […]