2021年10月に無事収穫を迎えた『フィアット アグリ アート プロジェクト』から生まれた『フィアット米』。この度、2月から全国のディーラーで実施される『バレンタイン試乗キャンペーン』のプレゼントとして、皆様に配られることになりました。本プロジェクトのコーディネーターを務めていただいた山田立さんに、フィアット米の完成までの道のりを振り返ってもらうとともに、フィアット米におすすめのごはんのお供もご紹介します。
『フィアット アグリ アート プロジェクト』のコーディネーターとして、2021年5月の田植えから7月のフィアット・ピクニック、10月の収穫祭まで、その成功を影で支えてくださった山田立さん。新潟・燕三条のクラフトツーリズムやイベントの運営を通じて地域のものづくりを発信する傍ら、今回のフィアット アグリ アート プロジェクトではその経験やネットワークを存分に発揮し、同プロジェクトを成功裏に収めてくれました。とはいえ、自然を相手にし、大勢の方を巻き込んだ田んぼアートの舞台裏では、大変なこともたくさんあった模様。例年を上回る猛暑に見舞われ、コロナ禍という未曾有の危機にも脅かされました。そうした逆風を乗り超え、おいしいお米の完成までを見守ってくださった山田さんに、1年を振り返っていただきました。
山田さんの地元の新潟・燕三条は、日本有数の米所。街には至るところにコイン精米所が設置され、お米は玄米の状態で保存し、食べる前に精米するという習慣が根付いているそう。そして毎年お米の収穫の季節が近づくと、みずみずしい新米が食べられる日を心待ちにしているといいます。そんな燕市で暮らし、お米をより身近な存在として感じている山田さんですが、完成したフィアット米を初めて口に含んだ時には、様々な想いや苦労が走馬灯のように思い出され「泣きそうになってしまった」そうです。
フィアット アグリ アート プロジェクトの準備が始まったのは2020年秋。燕三条では15年前から地域の皆さまの交流や農業体験の場として田んぼアートが行われており、山田さんは当初その恒例の田んぼアートとのコラボとして、フィアット アグリ アート プロジェクトの実現を図りました。ところが、当初コラボを想定していた田んぼアートは前年の時点ですでに図案が決まっており、フィアットの田んぼアートは独自のものとして一から始めることになりました。山田さんは行政の方をはじめ農協さんの協力を仰ぎ、協力してくれる農家さんや受け入れてくれる場所を一から探し始めました。幸運なことに、燕市役所の目の前という抜群のロケーションの田園を農家さんからお借りすることができ、プロジェクトは徐々に前進していきました。
しかしその後も山田さんの気苦労は絶えなかったようです。田植え後には苗が無事に育っているか心配で、職場からクルマで15分ほど離れた田んぼまで、頻繁に様子を見に行っていたそう。「ぼくが足を運んだところで何ができるわけではないのですが、とにかく心配で。管理を担当してくれていた農家さんはどんな天候の日も朝晩欠かさず様子を見てくれていました。米づくりは苗を植えて終わりではないので、水の状態や稲の状態を日々観察し、肥料を追加したり、雑草の繁殖の具合を見たり。終盤には溝切りと言って、田んぼの水はけを良くするために10本くらい縦溝を掘り、そこに水を集中させて全体を乾かす作業を行いました。ぼくにはそういう知識もありませんでしたので、皆さんに力をお借りしながら、なんとかできたという感じです。また昨年は夏場にずいぶん気温が上がったこともあり、でき上がったお米の味がイマイチだなんて言われたらどうしようという不安もありました」と山田さん。
「親戚が米を作っているので、時々その手伝いをしたことはありました。しかし、自分の責任において米づくりに関わったのは初めてだったので、天気予報を見てビクビクしながら稲の成長を見守っていました。田植えから約半年間、毎日稲の様子を気にかけながら過ごす農家さんって本当に大変だなと改めて思いましたね」
おいしいお米に育てなければという大きなプレッシャーを背負い、不安な日々を送っていたという山田さん。その甲斐あって稲はすくすく育ち、田んぼアートは無事に成功。そしてでき上がったお米は、プロからも高い評価が得られたようです。
「お盆過ぎくらいに無事にすべての田んぼアートの絵柄が浮かび上がってきました。15年田んぼアートをやっているベテランの方にも『1年目とは思えない』と言ってもらえたのが嬉しかったですね。そしてお米の保管や精米、配送をお願いした米問屋さんからは、『めちゃくちゃ出来がいいですよ』と言ってもらえました。当初の予定より収穫時期が少し後ろにずれてしまいましたが、もしかしたらそれも良かったのかもしれません。粒の大きさや均質具合がすごく良かったそうです。自信を持って皆さまにお届けできるお米に仕上がり、本当に良かったと思います」
おいしいお米をお届けするために影で尽力くださった山田さん。最後に改めて今回のプロジェクトを締め括ってもらいました。
「燕市の行政の方々や農協の皆さま、農家さん、そして今回のアグリ アート プロジェクトを見守ってくださったフィアットオーナーの皆さまに早く食べていただきたい気持ちでいっぱいです。フィアット米は米所・新潟が力を注ぎ、完成したお米です。大粒で弾力があり、甘みがあります。米問屋さんのお墨付きもいただきましたので、まずは、お米だけでご食味いただき、米本来の味わいをご堪能いただければと思います」
実は山田さん、弟さんが『500C』のオーナーで、もともとフィアットには縁があったようですが、今回のプロジェクトを通じて、街でフィアットとすれ違うたびにさらなる親近感を感じるようになったとのこと。そしてこのプロジェクトを通じて、お米に対する感謝の気持ちを再認識されたようです。
山田さんをはじめ、さまざまな方々に支えられ、穂を大きく実らせたフィアット米。いただく際は、新米のみずみずしさを最大限味わいたいところ。まずはひと口、そのままご賞味いただき、美味しさが口いっぱいに広がる感覚をお楽しみください。そしてお米の味をご堪能いただいた後は、美味しいおかずとご一緒にどうぞ。ここでは、「ニッポンの百貨をおもしろく。」をコンセプトに独自の目線で日本全国の食品や雑貨をセレクトしている『日本百貨店』の取扱商品をご紹介。フィアットのディーラーがあるエリアの特産品の中から、ごはんのお供を5つチョイスしました。ぜひフィアット米と一緒にお楽しみください。
“仙台といえば”な定番グルメをお手軽に『牛タン仙台ラー油』
仙台の牛タン屋さんが本気で作ったラー油。ラー油と言えども、なんと具の9割が牛タン!ゴロッとたっぷり入った牛タンは食べ応え抜群で、箸が進むこと間違いなし。ご飯の上にたっぷり乗せて、贅沢に味わいたいところ。
噛むほどに芳醇な香り漂う北の風味『おかずがっこ 甘辛』
“がっこ”は秋田の方言でお漬物のこと。それを燻製、乾燥させた秋田名産のいぶり漬けを、乱切りカットでスライスし、昆布やオリジナルのたれで味付け。程よい燻製感と甘辛の味付けにより、炊き立てご飯との相性は抜群。
納豆好き御用達『納豆ふりかけ』
熊本県からは『全国ふりかけグランプリ2015』のドライ部門で金賞を獲得した『納豆ふりかけ』をご紹介。フリーズドライ加工されたひきわり納豆と風味豊かな海苔をふんだんに使用。口に含んだ瞬間、納豆特有の粘り感と香りが広がります。
山椒の風味広がる爽やかな味わい『山椒佃煮 白醤油』
日本有数の山椒の産地、和歌山県産の山椒を贅沢に使い、白醤油で仕上げた逸品。大粒の山椒のさわやかな香りが噛み締めるごとに広がります。ピリっとした山椒の美味しさが、ご飯の美味しさを引き立てます。
まろやかな海老の香りが食欲をそそる『海老三昧』
岡山県・日生の名産である干し海老を丸ごと使用し、塩昆布とおかかのうま味をたっぷり染み込ませたオイルふりかけ。エビ本来の香ばしさに適度な塩味が加わった、コク深い味わいが食欲を満たしてくれます。
▼INFO:画像提供
日本百貨店
https://nippon-dept.jp
ここでご紹介した商品は、東京・神奈川を中心とした日本百貨店8店舗のほか、オンラインショップでもお求めいただけます。ぜひフィアット米のお供としてご賞味ください!
Text by曽宮岳大
フィアットの走りとデザインとよろこびを安心してたっぷり楽しめる、予約制試乗会『LOVE FIAT 2022』を実施中。
キャンペーン期間中にご試乗いただいた方に『RISO FIAT-フィアット米-(450g・3合)』をプレゼント!
キャンペーン期間:2022年2月1日(火)〜2月28日(月)
https://www.fiat-jp.com/campaign/lovefiat-2022/
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