新年のご挨拶でご紹介したアルゼンチンでのキャンペーン「FIAT DOGS」をはじめ、様々な形で動物たちを支援するFIAT。今年のイチオシは、やはりなんといってもワンちゃんです。
そこで「fiat magazine CIAO!」では、愛犬との暮らしをより“ワン”ダフルにしていただくためのTIPSを、東京・田園調布で30年以上にわたりあらゆる動物たちをケアしてきた「動物のお医者さん」、アーク動物病院の増川洋史・薫院長先生に監修いただき、これからみなさまにシリーズでご紹介していきたいと思います。
クルマのエアコンって、ワンちゃんにイイの?
やっぱりケージに入れてドライブした方がいいの?
ドライブでの休憩はどれくらい必要なの?
ワンちゃんとのドライブは楽しいのですが、さまざまな疑問や「言われてみれば…。」ということも結構多いかと思います。
「おとなしくシートに座っている子もいれば、落ち着かなくて鳴き出したり暴れたりする子もいます。もちろん犬種それぞれの特徴もあります。だから、本やネットで言われていることを鵜呑みにするのではなく、それぞれのワンちゃんの個性にあわせた環境づくりをすること、まずはそこからですね。」
冷え込みが続くこの季節、果たしてワンちゃんに服を着せる?
それとも着せない方がいい?
「基本、ワンちゃんは寒さに強い生き物です。たとえば雪の上をずっと歩いても、凍傷にもなりません。でも、人との暮らしが長くなることで徐々にその特徴にも変化があらわれてきます。たとえば犬種によってはアンダーコート(地肌に近い部分の密度の濃い毛)がない、つまり冬毛に生え替わらない子もいるんですが、そういうタイプのワンちゃんには、寒い外へ出る少し前に服を着せるなどの注意が必要です。」
つまり正解はひとつではなく、ワンちゃんごとに合わせる必要があるようです。
クルマのエアコンが気になりますが、温度設定はどうすれば?
「あまり気にすることはないでしょうね。特に冬は問題ありません。でも夏場には注意が必要です。ワンちゃんは汗をかかない恒温動物、体温の調節は舌と肉球で行っています。寒さには強いと言いましたが、暑さにはめっぽう弱いんです。FIATだけではありませんが、欧州の車は、日本のクルマと違いエンジンをかけたままドアをロックできないので、冬ならともかく、夏はたとえ五分でも高温になる車内にワンちゃんを放置したままトイレに…。なんてことは絶対に避けなければなりません。最近では多目的トイレを設置しているSAがほとんどですので、ワンちゃんを連れて一緒に入ってあげてください。」
ケージ? それともハーネス? 車内の安全は?
「落ち着いた子ならハーネスでも問題ありませんが、落ち着かない子なら自分でハーネスを巻きつけてしまい、不意のブレーキなどで骨折なんていうようなケースもあります。やはりケージに入れるのがベストでしょうね。」
「ワンちゃんの足は細いので、ちょっとした隙間に足を挟んで骨折したり、リアシートの足元に落ちて怪我をするなんてこともあるんです。空気で膨らますクッションで段差をなくしてフラットにしてあげたりするといいでしょう。」
なるほど、ワンちゃんに合わせたケアが大切なんですね。
「そうです。ワンちゃんは暮らしのパートナーですから、その子の個性を知ることは飼い主の義務だとも言えます。理解が深まれば、より親密な関係を築くことができますしね。」
ありがとうございます。もっとお聞きしたいこともあるので、これからもお話を聞かせてください。
アーク動物病院
東京都大田区田園調布2-20-10
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