7月4日が 500(チンクエチェント)の誕生日であることは、皆さん、ご存じですよね?
まさしくその日、もはや完全にこの季節の風物詩となった、500(チンクエチェント)のバースデーイベントが開催されました。開催8回目となった今回のイベントタイトルは、『BUON COMPLEANNO(ブオン コンプレアンノ) 500』。イタリア語で「チンクエチェント、誕生日おめでとう」です。
今回のイベントがこれまでと最も異なっていたのは、会場が日本の象徴・富士山の麓にある、静岡県富士宮市の朝霧ジャンボリー オートキャンプ場へと移されたことです。もちろんそれは、毎年増える一方だった参加を希望されるチンクエチェント ファンになるべくたくさん集まってもらうための決断だったのですが、同時にそれは自分の愛車と離れ離れになることなく、クルマとヒトが同じ会場で1日を一緒に過ごせるイベントにしたいという長年の願いを叶えるためでもありました。そんなところからも「クルマはただの道具なんかじゃない」という考え方が伝わってきます。
オートキャンプ場ですから、この季節の足元は見事に美しいグリーン。その上に色とりどりのチンクエチェントやFIAT達がずらりと並ぶ光景は、さぞかし圧巻だろうな……と、開催前から期待していた人も多かったことでしょう。
ところが当日は生憎の湿ったお天気。ときおり雨がパラつく1日となってしまいました。けれどそれにも関わらず、イベントがスタートする午前10時を前にして、付近の道路はチンクエチェントの列、また列──。メイン会場はあっという間に埋め尽くされていきます。しっとり濡れた緑色の上に小さな姿が整然と並ぶ光景も、実に美しいものでした。この日の参加台数はFIATブランド車 約274台 / それ以外 約20台、参加人数は約650名。空模様なんかには負けていられない、という熱心なファンが多かったことの証でしょうね。
イベントの内容は例年と同じように、FIATと一緒にのんびり1日を過ごそうよ、といったピクニックのようなもの。会場に来たからといって、特に何かをしなければならないというような縛りのいっさいない、自由な雰囲気です。
けれど、だからといって何もないわけではなく、訪れた人達を退屈させない催しが、会場内のあちこちで1日中ひっきりなしに行われていました。
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