日に日に寒くなり、空気が澄んでくるこの季節の楽しみのひとつと言えば、夜景。
クルマを停め、窓から眺める景色はとっても素敵です。ですが、もっと特別感を得られる方法があります。それは、フィアット唯一のカブリオレモデル500Cのルーフを開けて、夜景を見上げること。オープンカーといえば、春や秋のイメージが強いのですが、実は冬のオープンカーもオススメなんです。暖かいジャケットやブランケットを用意して、ドライブへ。そこには、いままで見たことのない景色が広がります。
今回は、夜景に関する著書を50冊以上も出版してきた世界で唯一の夜景評論家・丸々もとおさんに500Cで巡るのにオススメの夜景スポットをお聞きしました。
「夜景とは大きく言うと『夜の気配を感じる情景』全てを指します。ですので、人工的な灯りだけではなく、ほんのりとした月明かりに照らされた寺院や、森・星空に浮かぶ山並みの稜線なども魅力的な夜景のひとつです。人の存在を感じる都市の灯りは美しく、人を惹きつける魅力がありますが、自分の気に入った夜景を探すこと自体を楽しんでください」と丸々さんは話します。
「500Cはルーフが開くので、夜景を見るというより、夜景に潜り込む、または体ごと夜景に包まれるという雰囲気が味わえるのがいいですね」と、夜景だけではなくクルマも好きな丸々さんは語ります。
500Cのルーフを全開にして夜景に潜り込む、という感覚を味わう。そんな感覚を楽しむなら、なんといっても東京タワー。温かみのある暖色系の光とは裏腹に、骨組みの複雑さが昼間よりも迫力を増して頭上に広がる壮大な景色。
芝公園側の駐車場に500Cを停めて、ソフトトップを全開に。すると、開け放たれたルーフから見上げる夜空とオレンジ色の東京タワーが絵画のように頭上に広がります。
「都心で手軽に夜景と一体感を楽しめるのが、東京タワーの魅力」と丸々さんも太鼓判を押します。
【夜景スポット】東京都港区芝公園4丁目周辺
東京タワーライトアップ
期間:通年
時間:日没~24:05(ランドマークライト日没~20:00 インフィニティ・ダイヤモンドヴェール20:00~24:00 ミッドナイトパターン24:00~24:05 ※毎正時に「純白の煌めき」パタ ーン)
公式サイト:https://www.tokyotower.co.jp/lightup/index.php
「夜景を見る前は、なるべくスマホなどの明るい光を見ない方が、夜景の美しさを楽しめます」とアドバイスをくださった丸々さん。
クルマで出かける都内の夜景スポットの中でも、特にオススメなのが中央区の海辺にある豊海水産埠頭(とよみすいさんふとう)。
「周囲に強い光が少ないため、対岸に広がる都市の夜景が楽しめます。海を挟んで広がる竹芝のビル群、停泊している船、日の出埠頭の倉庫街、レインボーブリッジまで、東京の灯りが海越しに楽しめます。ときどき通るクルーズ船や、漁船、屋形船などの灯りも水面に映り込んでその美しさを際立たせてくれますよ」とのこと。
500Cのソフトトップはリアウインドウ下まで大きく開くので、ガラスを通さないリアルな夜景と夜の気配が味わえます。オープンエアの名前の通り、クルマの中にいながら、夜空に広がる景色を思う存分堪能できます。海鳥の声も直接感じられ、ホッと癒やされることでしょう。
【夜景スポット】東京都中央区豊海町周辺
『見上げる夜景』と言えば、東京スカイツリーも定番のひとつ。ただし、周辺には大小さまざまなビルが立ち並んでいるので、少し離れた浅草通りあたりから、ゆったり見るのがオススメです。東京タワーの2倍近い高さがあるので、少し離れていても迫力のある夜景が楽しめます。
ソフトトップを全開にすると周囲に光が少ないこともあって、クールな光を放つ東京スカイツリーが夜空全体に浮かび上がります。
東京タワーのオレンジとは対照的に、ホワイトを基調とした灯りの中に時刻や季節、イベントによって灯りの色がさまざまに変化する東京スカイツリー。
冬季は16時30分ごろに点灯を開始するので、暮れ行く空とのコントラストも楽しめます。
丸々さん曰く「日暮れ直後の30分間はコントラストがはっきり現れ、夜景がいちばん美しく見える時間です」とのこと。
【夜景スポット】東京都墨田区業平2丁目周辺
東京スカイツリーライトアップ
期間:通年
時間:16:30~24:00(冬季)
公式サイト:http://www.tokyo-skytree.jp/enjoy/lighting/
お洒落な雰囲気が漂う港街、横浜は夜景が美しいことでも大人気。丸々さんによると「横浜で『見上げる夜景』といったら、みなとみらい21でキマリです」とのこと。
洗練されたビルの灯りと、美しいイルミネーションを楽しむのなら、よこはまコスモワールド。周辺をドライブすると「潮風を感じながらロマンチックかつ美しい夜景が楽しめます」と丸々さん。
ランドマークタワーや観覧車の近くで500Cのソフトトップを開けて空を見上げれば、美しい光たちをまるで独占している気分になります。スイッチを押すだけで簡単にソフトトップの開閉ができる500Cは『見上げる夜景』を楽しむのに最高のクルマといえるでしょう。
【夜景スポット】神奈川県横浜市中区新港2丁目周辺、横浜市西区みなとみらい2丁目周辺
コスモクロック21 (よこはまコスモワールド)
時間:日没~24:00頃(毎時0、15、30、45分に6分間のイルミネーションショー)
公式サイト:http://cosmoworld.jp/renew/
いろいろな場所で夜景を楽しむことができる冬。さまざまなカラーの光が輝いています。そして、デザインの国イタリアが生み出した美しいボディラインを描く500Cに映り込む夜景も絶景のひとつ。500Cの絶妙なこのカーブは、他のクルマにはない魅力なのです。
世界中の夜景を知る丸々さんは「夜の気配が感じられて、美しいと思えるのが夜景です。イルミネーションを映し出した500Cも素敵な夜景なんですよ」と語ってくれました。
丸々もとおさん
夜景評論家/夜景プロデューサー/イルミネーションプロデューサー (一社)夜景観光コンベンション・ビューロー代表理事 1965年生まれ。立教大学社会学部観光学科卒。1992年『東京夜景』上梓。日本唯一の夜景評論家として本格的活動を展開。「夜景」の美しさを景観学、色彩心理学などをベースに評論するなど、夜景の本質を浮き彫りにする独自の「夜景学」の構築に取り組む。夜演出については世界でただひとりギネス世界記録3つを同時取得。最新作に「日本夜景遺産 15周年記念版」(河出書房新社)、「日本のイルミネーションBest」(廣済堂)。※商標登録『夜景評論家』第4408194号 丸々もとおのスーパー夜景サイト (一社)夜景観光コンベンション・ビューロー
※クルマを駐車する際は駐車場に停めてください
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