鳥取県にお住まいの西浦智美さんは、夫の将彦さんと揃って大のフィアットファン。
所有するクルマはフィアットの500(チンクエチェント)とPanda(パンダ)、さらにアバルトの595 Competizione(595 コンペティツィオーネ)の計3台。フィアット好きが高じて、フィアット専用シフトノブメーカー「ラフィータ(La FIT+a)」までスタートしたという筋金入りのおふたりです。
愛車の500に乗る智美さんと、夫の将彦さん
「フィアットに乗るようになってから、『なんでも新しいこと、楽しいことをやってみよう』が家族の合言葉になりました。私が主人に『500のシフトノブをつくってよ』と声をかけ、『いいねぇ、やってみようか』と返ってきたのがすべての始まりです」と智美さん。
それから約3年。職人の手作業による日本製にこだわったラフィータの木製シフトノブは、いまでは日本各地のお客さまから『木ならではの握り心地で、運転するのが楽しくなった』と嬉しい声をいただくまでになりました。
500のシフトノブはボディカラーとあわせたイエロー
「ラフィータのテーマは、世界中のフィアットに乗る人がもっと楽しくなるような、もっと笑顔になるような商品を作ろうということ。そして何より、自分たち自身が楽しむことを大切にしています。これからももっとドライブが楽しくなるラフィータらしい商品を産み出していきたいです」
Pandaのシフトノブは愛犬のロックくんをイメージ
智美さんがフィアットと出会ったのは、ある偶然がきっかけでした。
もともとクルマ好きで、とくに輸入車への憧れがあった智美さんが最初に乗ったクルマはオペル・ヴィータ。ある日、家族で岡山をドライブしているとたまたまタイヤがパンクしてしまったそうです。
そのパンクした場所が、なんとオフィシャルディーラー「フィアット岡山」の前。
「他メーカーのクルマにもかかわらず親切に修理をしてくださり、その間に500とアバルトの595を試乗しました。鳥取にはフィアットディーラーさんがないので、初めて見るそのクルマのかわいさにひと目惚れです。完全に恋に落ちました(笑)」
「最初に買ったのは黄色い500 1.2 Pop。でもやっぱり初めて乗ったツインエアのあの感触が忘れられず、1年後にはPandaを買っていました。そして最近はアバルトも……。とにかくもう、イタリア車にしか興味が湧かなくて」
3台の使い分けをたずねると、「家族4人とペットと出かけるときにはPandaが多いですね。 500は2人の場面が多く、娘との買い物や息子の送り迎え、主人と乗るときも500です。一人で走りたいときはアバルトでしょうか」との答え。なんとも贅沢です。
智美さんの心を捉えたのは「なんといっても日本車にはないデザイン」でした。
「クルマは移動だけのものではなく、生活を豊かにするもの。フィアットには、私を元気にしてくれる、笑顔にしてくれる力がある」と強く感じられたといいます。
「Pandaはツインエアエンジン。音もかわいくてパタパタ駆け抜ける感じが愛らしい。後部座席の窓が手動なのがお洒落で、ダッシュボードの物入もすごく便利です。そしてアバルトはエンジンをかけた時の音でまずニヤリ。そして走り出してからの2速から3速への疾走感がたまりません。まだまだミッションはうまくないんですが楽しんでいます!」
所有する3台ともに共通する魅力は、とにかくお尻がかわいいところだそう。「私たちはこの黄色い500を『キキちゃん』と呼んでいますが、名前を付けたくなるくらい愛着があるし、どこに行っても自分のクルマが一番かわいく見えちゃいます」と笑う智美さん。
智美さんはフィアットと暮らし始めてから、「とにかく人生を楽しむようになった」と自身や家族の変化を感じています。
「フジロックに家族で行くようになったり、いろんな場所に旅行に出かけるようになったり、500に乗るようになってからアクティブになりました」
家族みんなでよく出かける場所は、同じクルマつながりで仲良くなったというPandaオーナーさんのスパゲッティ屋さん。「日本全国、クルマと人がつながっていく、これもまたフィアットの魅力」だといいます。
去年は北海道に家族旅行に行き、レンタカーの500C(チンクエチェント シー)で小樽~札幌市内を走ったそうです。「初めて乗るオープンカーの開放感と小樽運河も良い思い出です」
北海道で借りた500C。小樽運河の倉庫群を背景に(西浦将彦さん撮影/2019年 )
次に狙っているのは、そんな思い出のドライブで楽しんだ500Cだという智美さん。「オープンカーが1台欲しいんです。鳥取の海沿いを風を感じて走りたい」と、ワクワクを抑えきれない様子です。
4台目を迎える日も近いかもしれませんね。
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