『500』を購入されて、何か変わったことってありましたか?
「Instagramをやっていて、そこでの人のつながり、かな。前にこのオーナーインタビューに登場されていた何人かの方ともつながってますよ(笑)。『500』に乗ってなかったら知り合えなかった人たちですね。みんな共通してクルマが好きだし、そもそもコメント欄とかで会話しているから、初めて会っても初対面とは思えない。だから一度会っただけでグッと仲良くなっちゃうんですよね。『500』の仲間は英国車の仲間とはまた違っていて、マニアックな話だけじゃなくていろんな会話ができる。話していて面白いんですよ。フィアットのそういう世界って、とっても楽しいですね」
小島さんにとって、『500』とはどういう存在なんでしょうか?
「このクルマがガレージに止まっていて、自分たちが帰ってきたときに見ると、クルマの顔が“待っている”表情に見えるときがあるんですよね。それでキーをピッて押すと、ピピッと返事するじゃないですか。待たせてごめん、みたいな気持ちになるんですよね(笑)。家で待ってくれている、そういう感じの存在です」
いつまで乗り続けるお気持ちですか?
「代わりになるものが思い浮かばないんですよ。環境問題とかもあって『500e』にも興味はあるんですけど、まだ考え中です。それでも色とかが完璧に好みのものが出てきたら、ちょっと……って思うかもしれません。でも今はとりあえず、クルマを買い替えずに長く乗り続けるということで環境に貢献することにしておきます」
小島さんのお話を伺っていちばん強く感じたのは、デザインの分野のプロフェッショナルだからこそ、モノを視る目線がかなり深いということ、『500』がそうした人のお眼鏡にかなうクルマであるのだ、ということ。そして長年クルマを走らせる楽しさを味わい続けてきたエンスージアストを納得させるだけの走る楽しさを、『500』が持っていること。なぜかホッとして、なぜか嬉しい気持ちになったインタビューでした。
Text:嶋田智之
Photos:濱上英翔
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