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泉の魔法が効いたなら〜ロマーニに愛されてきたROMAのスポット特集〜

“イタリア各地をめぐるフィアット”がテーマの『フィアット オリジナルカレンダー 2023』。2ヶ月ごとに、フィアットの各モデルが6つの街をめぐるイラストが描かれています。3月と4月に描かれているのは、イタリアの首都『ROMA(ローマ)』。今回も、イタリア在住のコラムニスト・大矢アキオ氏にローマの魅力をたっぷり伺いました。 なお、『フィアット オリジナルカレンダー 2023』はダウンロードが可能。ダウンロード方法は、記事の最後に掲載しているので、ぜひチェックしてみてください!   ▲『フォロ・ロマーノ』は、2千年前の古代ローマの寺院&官庁街跡。いっぽう右側には1935年に完成した『ヴィットリオ・エマヌエレⅡ世記念堂』が。時空を超越した建築物が混在するのも、この街の魅力です。   観光スポット満載のイタリアの首都・ローマ 地域ごとに深い歴史・文化をもち、独特の魅力を放つ国イタリア。ゆえに目的地選びは悩むものです。そうしたなか、年間旅行客数が約3千万人と国内第1位を誇るのがローマです。そのローマで“トレヴィの泉”といえば、1960年の映画『甘い生活』でマルチェッロ・マストロヤンニとアニタ・エクバーグが水に入って戯れたシーンで有名です。「後ろ向きにコインを投げ入れると、ローマに帰って来ることができる」という伝説から、実際にやってみた方も多いのではないでしょうか。   ▲トレヴィの泉。現在の姿は18世紀前半に造られたバロック様式で、海神ネプチューンの像などが据えられています。   ただし、別の映画『ローマの休日』の名ロケシーンであるスペイン階段しかり、あまりの賑わいに圧倒されてしまった方も少なくないはず。そこで今回は、ある日トレヴィのおまじないが効いてローマを再訪するあなたのために、生粋のロマーニ(ローマっ子)や、首都という土地柄セレブリティたちに愛されてきた店を2つほどご紹介。いずれも当主は創業家の出身。知り合いが気軽に「コメ・スタイ(よう、元気か)」と声をかけて入ってくるのも、地元の店ならではの風景です。 そして、伝説の『Nuova 500(ヌォーヴァ チンクエチェント)』で巡るツアーをプロデュースしているローマ生まれの紳士も。彼がナビゲートするのは、イタリア人でも知らない場所ばかり。これを読めば「もうローマは知り尽くしたから」なんていう言葉は出てこないかも……。 早速、スポット紹介に移りたいところですが、その前にローマの街で見かけたフィアットたちの写真をお届けします。   ローマの街を走るフィアットたち ▲『パンテオン』の裏で。リストランテの前に佇む『500e(チンクエチェントイー)』。   ▲近年若者に人気のナイトスポットであるピニェート通りで。初代『Panda(パンダ)』がポップな雰囲気の壁面と似合っています。   ▲イタリア首相官邸である『キージ宮』近くで。ターヴォラ・カルダ(軽食堂)の前に路上駐車する『500X(チンクエチェントエックス)』。   ▲ローマが最も領土を拡大した時期の皇帝名にあやかった『トラヤヌスのフォルム』を見渡すエリアで。フィアットのマルチパーパスカー 二代目『Doblo(ドブロ)』。   ▲画家カラヴァッジョの連作がある『サン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会』近くで。『500e』2台と脇を走り抜ける『Panda』。いつの時代もフィアットはローマの一風景です。   ▲夕刻、トラステヴェレ地区のリストランテで。アイキャッチ役を務めているのは第二次大戦後イタリアにおけるポピュラーカーである『500C』。『トポリーノC』というニックネームで親しまれています。   次のページ:【ローマのおすすめスポットをご紹介】 […]