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500eの試乗も!フィアット参加の『e-Mobility WORLD 2022』イベントレポート

一般社団法人e-Mobility協会とCCC (カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が主宰する『湘南博』との共催イベントとして、5月28日(土)〜29日(日)の2日間にわたり、湘南T-SITEで開催された『e-Mobility WORLD 2022~湘南発e-Mobilityのある暮らし』。“湘南発 地球を考える”をテーマに掲げる本イベント会場には、今年4月に日本での発売が発表された『500e(チンクエチェントイー)』を始め、4輪〜小型モビリティまで、あらゆるサステナブルな最新モビリティが勢ぞろいしました! 試乗イベントやeモビリティ関連サービスの展示、モータージャーナリストによるトークショーなど、e-Mobilityのある暮らしがもっと身近になるコンテンツ盛りだくさんのイベントの様子を『500e』試乗に参加された方々の声とカーライフジャーナリスト・まるも亜希子さんのインタビューとともにレポートします。   最新モビリティが湘南T-SITEに集結     SDGs、エシカル、エコ、オーガニックといった環境に配慮した暮らしを、古くから自然と人とが密に接してきた湘南エリアから発信するべく、約40日間にわたり開催される『湘南博』。美容・食・暮らしなど、さまざまな切り口からサステナブルな行動へのきっかけをつなぎ、地球の未来を考えるイベントです。 その一環として、今回5月28日(土)〜29日(日)に開催された『e-Mobility WORLD 2022』では、国内外のおよそ14メーカーの最新モビリティが集結した車両展示をはじめ『500e(チンクエチェントイー)』を含む最新型の電動車や電動二輪、電動アシスト自転車、小型eモビリティの試乗会を実施。また、各メーカー広報担当者が会場にて展示・試乗を実施しているeモビリティについて解説する『e-Mobilityプレゼンテーション』、モータージャーナリストによるトークショーなど、電気を動力としたeモビリティを通じて、地球環境にやさしいライフスタイルを提案するさまざまなコンテンツが実施されました。     湘南ドライブを楽しむ『500e』試乗体験 eモビリティに関心を寄せる多くの来場者で賑わった本イベント。なかでも特に注目を集めていたのが車両試乗会。最新モビリティを直に体感できる貴重な機会ということもあり、たくさんの希望者が予約受付ブースに向かっていました。 様々な電動車・電動二輪・電動アシスト自転車がラインナップされた試乗エリアでひときわ注目を浴びていた『500e』。午前の時点で試乗予約がいっぱいになったというところからも、人気の高さが伺えます。   ▲『500e ICON』(左)/『500e POP』(右)   洗練された佇まいと走りで人々の心を強く惹きつけ続けてきた歴代の『500(チンクエチェント)』。その遺伝子を受け継ぎ、サステナブルな社会の実現が求められる現代においてフィアットが新たに導き出した解答、それが『500e』です。パワフルな走りとエコロジーを両立したテクノロジーが、新たなる時代にピッタリの快適なドライブを実現しました。 また『500』の個性を取り入れつつ上質かつ快適な空間に仕上げられたインテリアも大きな魅力。POPのファブリックシートには海から回収した廃プラスチックを使用した特殊なポリエステル(SEAQUAL™)が編み込まれており、リサイクル素材を活用しながらも先進的なデザインを実現するイタリアのものづくりが随所に息づいています。   走りもデザインもスタイリッシュで現代的な『500e』。お天気に恵まれたこの日、約30分間の湘南ドライブを体験した試乗参加者のうち3組の方々に、その感想を伺いました。   「電気自動車の展示と聞いて、興味があったので来ました。『500e』の存在はニュースメディアなどで知っていて、今日はたまたま試乗の枠が空いていたので、気軽に乗れる良い機会だなと思って申し込みました。『500e』は小回りも効きましたし、運転しやすかったですね。インテリアもイタリアらしくて良かったです(渡海さま)」 「もともと新しい『500』のキャラクターとして気になっていたので、今日はぜひ『500e』に試乗してみたいと思って来ました。ソフトトップを開けて走ってみたんですけど、すごく気持ち良かったです。とにかく楽しくて、乗り出しで欲しくなっちゃいました。インテリアも上質で、これならコンパクトカーでも十分満足だなと感じました(山中さま)」   ▲山中さま   「テレビで『500e』が取り上げられていたのを見て、せっかく試乗できるならと思い、会場を訪れました。『500e』は乗り心地もいいし加速もスムーズで、すごくいい印象を受けました。今は遠方へ移動することも多いのですが、歳を重ねて日常生活の範囲内で移動がおさまるライフスタイルを送るようになったら、選択肢として十分アリだと思います(石井さま)」   “e-Mobilityのある暮らし”が描く豊かな未来     イベント2日目の午後に開催されたトークイベントでは、ゲストにピーター・ライオンさん(一般社団法人e-Mobility協会理事/モータージャーナリスト)、河西啓介さん(モータージャーナリスト)、まるも亜希子さん(カーライフジャーナリスト)を招き、“e-Mobilityのある暮らし”と題してお三方が知見を基にeモビリティの将来について語り合うトークセッションが行われました。   ▲モータージャーナリスト ピーター・ライオンさん   ▲モータージャーナリスト 河西啓介さん   海外と比べて、まだまだ日本では普及の途上段階にあるeモビリティ。トークショーでは、サステナブルの観点と併せて電気代の定額化が家計にもたらす好影響や日常生活におけるeモビリティの実用性、距離や目的に応じた乗り分けの可能性についてなど積極的に意見が交わされ、来場者の方々にとってeモビリティに対する新たな視点をもたらす有意義な空間となっていました。   そして今回は、ゲストとして登壇したカーライフジャーナリスト・まるも亜希子さんに、本イベントに出展された『500e』の魅力についてお話を伺いました。   ――トークショーでは電気自動車に対する課題とともにポジティブなお話も挙がりましたが、日本におけるeモビリティの現状をまるもさんはどう見ていらっしゃいますか?   ▲カーライフジャーナリスト まるも亜希子さん […]

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「待ってたよ!新型フィアット 500はキュートさ倍増の電気自動車になって新登場!」FIAT 500e発表会&試乗会レポート

4月5日(火)、ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテルにて、フィアット『500』の最新モデルとなるEV(電気自動車)『500e(チンクエチェントイー)』の発表会が行われました。今回は発表会、そしてその後行われたメディア試乗会の模様を、自動車雑誌をはじめ、テレビやラジオなど多方面で活躍するモータージャーナリスト・吉田由美さんにレポートしてもらいました。   『フィアット 500(チンクエチェント)』が世界中で愛される理由   キュートなデザインと抜群の存在感で“イタリアの国民車”と呼ばれ、国内外で愛され続けているフィアット『500(チンクエチェント)』。チンクエチェントとは、イタリア語で500の意味で、日本でもチンクエチェントと呼ぶ人は非常に多いです。フィアットのアイコン的存在ともいえる小さなモデル『500』。1957年に誕生した『Nuova 500(ヌォーヴァ チンクエチェント)』から新型モデルが登場するまで65年という長い歴史を考えると、その中で2回しかモデルチェンジをしていないのは、1つ1つのモデルがいかに長く愛され、いかに大切にされていたかがわかります。   ▲『Nuova 500』   そして今回の新型『500』はフィアット最新の電気自動車(EV)『500e(チンクエチェントイー)』として登場することが2020年、全世界にオンライン上で発表され、私はこのアナログの代表選手のような『500』がキュートなDNAを引き継ぎながら、しかし一気にハイテク化されることに驚きとわくわくが止まらず、その様子を見つめていました。印象深かったのは、その動画に、レオナルド・ディカプリオが出演していたことです。レオ様といえば環境活動家としても知られ、以前、アカデミー賞の授賞式に当時、発売されたばかりのハイブリッドカーを運転して登場し、話題になったことがあります。そう考えると『500e』はレオ様が認めた最新エコカーということなのかもしれません。そして私はというと、このクルマに触れられる日を心待ちにしていました。     そんな『500e』がとうとう日本にやってきました。 2022年4月5日(火)、横浜・みなとみらいにあるヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテルの横浜港と横浜ベイブリッジが見渡せる素敵なお部屋でその発表会は行われました。     まずは、Stellantisジャパン株式会社 ポンタス・ヘグストロム社長のご挨拶。そこで2008年2月2日、先代『500』のジャパン・プレミアが行われたときの話がありました。会場は東京・九段にあるイタリア文化会館。こちらは私も足を運びましたが、2月なのに満開の桜(もちろん生花!)の演出が印象的でした。そしてその時、日本で最も有名な『Nuova 500』のオーナーで知られるルパン三世の最新DVDが流れたことも印象深いです。そして同年、東京・青山にオープンした『フィアットカフェ』の話も懐かしい! その『500』は、この15年の間に114もの限定モデルを出したそう。多いとは思っていましたが、まさかここまでの数とは!『Gucci』や『DIESEL』といったファッションブランドや『バービー』などとのコラボモデルから、限定カラーモデルまで。そもそもフォルムとエクステリアデザインがキュートなのに、これだけバリエーションがあると気になる『500』が出てきます。私は『500 Barbie(バービー)』のピンクと『500 MIMOSA(ミモザ)』のイエロー、それとインテリアは『500 by Gucci』にトキメキました。   ▲ポンタス・ヘグストロム社長   発表会の際、車両が展示されていたのはパシフィコ横浜にある円形広場。そこには『Nuova 500』と『500』、そして新型『500e』。『500e』のボディカラーは全5色で、コミュニケーションカラーはセレスティアル ブルーという薄い水色。でもこうやって並べてみると『Nuova 500』は相当コンパクトサイズです。     しかしこの日、私は発表会に参加するだけ。つまり見るだけで、試乗は翌日にお預けです。 次ページ:【念願の!500e試乗会レポート】 […]