fiat magazine ciao!

#オーナー紹介

Vol024_pix01_ttl
LIFESTYLE

オーナー紹介〜「500Xが来たことで、生活の楽しみが広がりました」

2016年2月から3月にかけて実施された「LOVE&BITE」キャンペーンで、見事「500X Cross Plus」を当選した岸本さん。「500X」のオーナーになってライフスタイルがどう変化したか、うかがいました。   岸本さんにとって、フィアットとの出逢いは子供の頃に見たアニメ『ルパン三世』に遡ります。劇中に登場していたチンクエチェントの姿が印象に残り、フィアットに対して、「小さいけど走りがいい。そんなイメージを持ちました」と話してくれました。それから長い月日が経ち、自らが「500X Cross Plus」のオーナーになったのでした。     幼い頃からクルマやバイクが好きで、運転免許証を取得してからは自分でメンテナンスしたり、クルマの見栄えにこだわったりと、クルマの趣味的な側面を大切にしている岸本さん。「500X」に対しては、どのような印象を持たれたのでしょうか? 「思った以上によく走るクルマだと感じました。街中はもちろん、足回りがしっかりしているので山道の走行も楽しむことができます」。     「あと、ダイヤルひとつで走行モードを簡単に切り替えられる“ドライブムードセレクター”によって、異なる運転感覚を楽しめるのが気に入っています。ノーマルモードでも十分によく走るし、スポーツモードではより機敏な走りを楽しめます」。     「デザインは、『500』のデザインモチーフを守りながら、しっかりとSUVの雰囲気が出ているなと。全体的によくできたスタイルだと思います。なかでもフロントまわりがお気に入りです」とのこと。「500X」に乗るようになってから、走行中に周囲の視線を感じることが増えたそうです。     「あと、ドライバーにとってインテリアは満足度を左右する大事なポイントだと思いますが、『500X Cross Plus』のレザー内装は柔らかく上質感があっていいですね。子供が汚してしまわないか心配になってしまうほどです(笑)。細かなところではドリンクホルダーにイルミネーションが採用されていて、夜間でも直感的に使いやすいところが乗り手への気遣いを感じられて気に入っています」。     岸本さんは、週末はご家族や友人など大勢でバーベキューに出掛けることもあるとのこと。そんな時はラゲッジルームにコンロや食材などを満載にして目的地に向かうそうですが、そうした場面で「500X」は、実用性の高さもさることながら、移動中の運転を楽しむことができるのがいいと話してくれました。 「『500X』には、実用的なだけでなく趣味的な要素も備えているので、乗ると気分が爽快になります。清涼剤のような感覚がありますね」。 「おかげでこのクルマに乗り替えてからドライブする機会が増えました」と笑いながら話してくれた岸本さん。「500X」でアクティブなカーライフを満喫されている様子が伝わってきました。   […]

Vol023_pix01_ttl
LIFESTYLE

オーナー紹介〜藤トモ的「FIAT 500」のお気に入りポイント

「500(チンクエチェント)」に乗っていると、周りの人からオーナーとしての感想を聞かれることがよくあります。そこで今回は、わたくし藤トモが「500」を所有して満足している点を紹介したいと思います。 取り回しのしやすさや狭い道路での走りやすさなどで人気を集めているコンパクトカー。かくいう私も、コンパクトカーを所有しています。8年前にひと目惚れして購入した「FIAT 500」です。このクルマに乗っていると、知人から「イタリア車ってどうなの?」とか「国産のコンパクトカーと比べてどう?」「やっぱり軽自動車とは違う?」などと聞かれることがあります。そこで今回はそれらを踏まえた個人的な意見として、私が「500」の気に入っている点を紹介したいと思います。     さて、改めて「500」と国産コンパクトカー(軽自動車も含め)の違いを考えてみると、違いは色々ありますが、意外と近い部分も少なくありません。なんといっても日本はコンパクトカー大国。なかでも軽乗用車は、国内乗用車販売の約4割弱を占めるほど。その競争の激しさもあって、低燃費を追求したり、装備や小物入れを充実させたりと、日常の使い勝手を徹底的に磨き込んだ日本ならではのきめ細かな配慮が行き届いているものが多いです。そこに魅力を感じる人は多いと思います。     そこで試しに「500」と軽乗用車でボディサイズを比べてみましょう。まず「500」は全長3.57m×全幅1.625m×全高1.515m。軽乗用車は、規格で定められた最大寸法は全長3.4m以下、幅1.48m以下、高さ2m以下で、全長と全幅は規格の上限ぎりぎりで作られているものが多いです。つまり「500」は、それに比べて17cm長く、幅は15cmほど大きいことになります。それほど大きな差ではないので、取り回しに不満が出ることはないと思います。     次に燃費。生活に直結しますのでクルマを選ぶ上では大切な要素ですね。私も「500」を購入するときに経済性は気に掛けました。現在販売されている「500」のエンジンは1.2リッターと875ccターボエンジンの2タイプで、前者の燃費は19.4km/L、後者は24.0km/L(JC08モード)です。参考までに軽は、いま日本でもっとも売れているモデルで21km/Lから26km/Lほど。ここは両者ともに優秀といえますね。 「500」には、信号待ちで無駄な燃料消費を抑える「START&STOPシステム」が全車に、エコ走行を促す「ECOスイッチ」が875ccターボエンジン車に備わっています。個人的な印象としては、「500」は走りに余裕があることと、実用燃費に加え、長距離移動時の燃費がいいことに満足しています。     では私にとっての「500」のお気に入りポイントを紹介しましょう。速度域の高い高速道路やカントリーロードを走ることも想定して鍛えられた「500」は、カーブや高速道路の車線変更などでも不安定になりにくく、安心感が得られます。この操縦安定性に優れた走りが運転の喜びを与えてくれること。それに、がんばり過ぎないキャラクターというか身の丈感に愛着が湧いてきて、いつの間にか虜にされてしまうのです。     愛嬌満点のキャラクターは周囲からの評判もいいですし、ほんわかした雰囲気のおかげか、乗っている私までフレンドリーに見られることがあるのもうれしいポイント。そうそう、「500」はフレンドリーなオーナーさんが多いので、お友達も随分増えました。また、クルマにあわせて身に付ける服までお洒落にキメたくなってしまうところもあります。そういうことも含めてクルマがオーナーに与えてくれる影響は絶大。私自身もこのクルマを所有して、そうした変化を前向きに楽しむようにしています。     クルマは移動手段として日常を支えるものですが、そうしたなかでも「500」は単なる「便利な乗り物」の域を超え、オーナーに満足感や心の変化を与えてくれるものです。クルマを所有して変わる自分自身。この部分を楽しめるのが「500」の大きな魅力だと感じています。     文 藤島知子 写真 荒川正幸 […]

Vol044_pix01_ttl
NEWS

「Amore FIAT Birthday 2016」千葉県で開催!

2008年の「500(チンクエチェント)」の導入以来、毎年恒例となったバースデーイベント。会場となった千葉県のキャンプ場には今年も多くの人が集まり、さまざまなアクティビティを一緒に楽しみました。 梅雨時であることを忘れさせる快晴の7月3日(日)、今回で9回目となる「500」(チンクエチェント)のバースデーイベント「Amore FIAT Birthday 2016」が 千葉県・市原市のキャンプ場、一番星ヴィレッジで開催されました。     開場となる8時を過ぎると次々とカラフルな「500」が場内に並び始めました。来場者の中には、「500」の2代目モデル「Nuova 500」を一台ずつ乗って来られたご夫婦の姿も。その真っ赤な「Nuova 500」を目の前にし、当時同じモデルを愛車にしていたという年配の男性が 「懐かしい!」と目を細めて眺めていました。     グングン上がる気温とオーナーたちの熱気により、会場があたたまったところで開会式へ。大きな木の下がステージとなり、よしもと芸人のインディアンスさんのMCのもと、FCAジャパン マーケティング本部長 ティツィアナ アランプレセの天気に負けないくらい明るい笑顔と「Amore!」ということばでイベントのスタートとなりました。     ステージプログラムのスペシャルゲストとして登場したのは、ちょうど一年前に「Nuova 500」でイタリアを出発し、ヨーロッパとアジア約14ヶ国を旅してきたというイタリア人のAndreaさんとLucaさん。ふたりは、「チャレンジし続ければ、何でもできる!」という夢を世界中の子どもたちに見せたくて、今回のプロジェクトを実行。「どこの国の人もみな親切で、元気をもらってここまで来られた」と、爽やかに語ってくれました。「Nuova 500」と共に、ふたりも世界中の人たちに愛され、勇気を与えて来たのですね。     この日、「500」のバースデーをお祝いするために集まってくれたフィアットオーナーやファンの皆さまには、たくさんの催しが用意されました。 体を動かしたい人はアクティビティエリアで、ラテン音楽に合わせてダンスをするズンバ体操や、青空の下でヨガをしてリフレッシュ。男の子たちも元気に元Jリーガー、矢野マイケルさんといっしょに元気にサッカーを楽しみました。       ワークショップエリアでは、塗り絵コーナーで女の子たちが「500」や「Panda」に好きな色を塗りながら、おしゃべりに夢中に。また、パスタブランド“Barilla”のブースでは、大人も子どもも集中してパスタをフォトフレームにくっつけ、オリジナルの作品を作って楽しみました。     “Share with FIAT”ご紹介コーナーでは、病気の子どもたちにわくわくする時間を提供しているNPO法人スマイリングホスピタルジャパン提供のストリートパフォーマンスが開催。大道芸人によるユーモア溢れるショーに、子どもたちも大喜び。そして行き場を失った多くの動物に安心して暮らせる避難所(シェルター)を提供するNPO法人ARKがワンちゃんと一緒に、その活動内容を紹介していました。       フードエリアでは、“ツジ・キカイ”によるイタリアンピッツァづくり教室が開催され、本格釜で焼いた手作りのマルゲリータを美味しそうに頬張る人たちの姿が見られました。       会場の端に建てられた可愛らしい丸太小屋では、昨年に引き続き、イタリアエスプレッソ協会公認のバリスタ中川直也さんが、本場ナポリ「KIMBO(キンボ)」のエスプレッソコーヒーを淹れてくれました。「砂糖をめいっぱい入れて、チョコレートのようにして飲むのがイタリアンスタイル」なのだそう。小屋の中では、募金をすると、“SHOP ITALIA”のオリーブオイルや、トマトソースなどのイタリア食材を進呈してくれます。KINBOのエスプレッソと、SHOP ITALIAで集めた募金は、FIATの社会貢献活動“Share with FIAT”コラボレーション団体として、この日参加してくれたNPO法人スマイリングホスピタルジャパンと、NPO法人ARKへ寄付されるとのこと。美味しいコーヒーやイタリアの食材をいただいて募金ができるなんて“あい”のある、フィアットのイベントらしい発想ですね。     思わずワインが飲みたくなる、イタリアンなお惣菜がたくさん詰まった“エリオ”プロデュースによるランチボックスを楽しんでいると、ステージから何やら心地良い音楽が聴こえてきました。DJ AMIGAさんに続き、ファンクバンド“K-106”さんによるライブパフォーマンスが始まったようです。木の下のステージを見上げ、芝生のフロアで気持ちよさそうに体を揺らして音楽を楽しんでいる人たちの姿がありました。       […]

LIFESTYLE

オーナー紹介〜FIAT NUOVA 500と宇宙への夢を追いかける

“民間宇宙飛行士”として、数年内の宇宙飛行を目標に活動している山崎大地さんに、愛車「NUOVA 500(チンクエチェント)」(1971)のお話をうかがいました。   1957年に衝撃のデビューを果たし、1975年まで生産された「NUOVA(ヌォーヴァ) 500」。40年の時を経た今でも多くの人に愛され、現行「500」のモチーフにもなるなど、FIATのアイコンとして輝きを放っています。今回はそんな「NUOVA 500」(1971)を愛するオーナーのひとり、“民間宇宙飛行士”として宇宙飛行の実現を目指す山崎大地さんにお話をうかがいました。     宇宙飛行士に興味を持ったキッカケは? 「中学一年生のとき、ボーイスカウトのアメリカ交流イベントで訪れたスミソニアン博物館でアポロやスペースシャトルの展示を見て衝撃を受けました。自分の頭の中でアニメの世界だった宇宙が、現実のものだと知ったのです。そこから、国際宇宙ステーションやスペースシャトルの開発を行うNASAへ憧れを抱くようになったんです。2000年にようやくNASAで働く夢が叶いました」     宇宙事業という最先端の技術にあこがれを持ちながら、なぜNUOVA 500に惹かれたのですか? 「父が電機メーカーで研究開発に携わっていた影響もあって、僕も機械をいじるのが大好きでした。バラしては元に戻していく。壊れた物も半田ごてで直して使う。小さな頃からそんなことをよくやっていました。中高生の頃には、自分のガレージに『ミニクーパー』『スバル360』、そして『NUOVA 500』の3台を並べることを夢見ていました。大学生で最初に買ったのは古いミニ。塗装屋さんに場所を借りて1年かけて自分でフルレストアしたのですが、アメリカに引っ越すことになり、向こうで『NUOVA 500』を買うことにしたのです」     「とはいえ、アメリカのクルマの使い方というのは移動距離が長く、日本より速度域が高い。その点、小さくてスピードが出ない昔の『NUOVA 500』はマニア向けのクルマ、という位置づけです。それだけに探すのが大変でした。でもネットオークションで、程度が良くて長持ちしそうな個体を見付けたんです。一度バラして錆を処理していたことが記録されていたので、安心して購入したのですが、実際は走るのに必要なウィンカーやライトのスイッチも付いていない(笑)。けっこう手を入れる必要がありました。でも、自分でいじるのが好きな僕にとってはそれもまた楽しかったです」     アメリカでの「NUOVA 500」との生活はどうでしたか? 「ガソリンスタンドで人だかりができるほど、注目されましたね。古いし、小さいし、黄色のボディは目立つし、すべてが普通じゃない。排気量についてや燃費についてなど、いろいろと質問責めにあいました。まったく知らない人とクルマをネタに喋ることができる。写真も撮られたし、隣を走るトレーラーがクラクションを鳴らしてくることも。みんな大はしゃぎだったんです。NASAへも、この『NUOVA 500』で通勤していました。守衛さんにクルマのことを聞かれたり、色々とコミュニケーションをとったりするのが楽しかった。NASAの広大で最先端の施設の中を古い『NUOVA 500』で走る。そのギャップに快感を覚えました。普通のクルマではできない体験だったし、自分も人も楽しませてくれる。クルマにそういう楽しみ方があるということを学ばせてくれました」     その相棒の「NUOVA 500」を日本にまで持ち帰ってきたのですね。   「今は自分で起業して、アメリカ企業とパートナーシップを結び、アメリカと日本を拠点としながらあちこち飛び回っています。民間の宇宙船を使ったサービスの仕事です。自分のテンションで好きな人と好きな仕事をする。クルマいじりと一緒かもしれません。NASA時代は、宇宙船の打ち上げや建設計画などに関する仕事をしており、とても好きな業務でしたが、決められたことを教科書通りにこなすより、自分で思い通りに何かをつくっていきたいと思ったんです。 その後アメリカから帰国することになり、そのとき『NUOVA 500』をどうにかして日本に持ち帰れないか? とSNSに書き込んだところ、チンクエチェント博物館の伊藤さんや世田谷の欧州車専門のコレツィオーネの成瀬さんの協力で日本に持ち帰ることができました。ただ、すぐに車検が取れる状況ではなかったので、実際に乗れるようになるまでに5年の月日を要しました。売ろうと思えば売ることもできたけど、皆の思いが詰まっているし、ずっと乗り続けたい。そう思ったんです。 いまでも家族の一員みたいなものです。機械は嘘をつかないし、裏切ったりしない。壊れてもそこに悪気はないし、とても素直です。知り尽くすとクセが分かるし、自分にしか分からないと思うと子供のように思えたりもします」     今後はNUOVA 500とどのように楽しみたいですか? 「今の『500』も古いモデルのデザインを生かしながら新しい個性を持っているところが好きです。こうして、古いモデルと新しい500と並べてみるだけでワクワクしますね。個人的には古い500を今の技術で作ったらどうなるのか興味があって、やってみたいと思いますね。この黄色の『NUOVA 500』も当時は最先端でした。そのままの状態で大切に乗るのもいいけれど、僕は自分で手を加えていきたい。自らの手で進化させ、育て、つくり上げていく。そんな風に楽しんでいきたいと思います」     古いクルマと付き合う醍醐味について話してくれた山崎さん。機械のトラブルに対してさえも、前向きな姿勢を崩しません。 「もし、宇宙飛行中に宇宙船の電子機器が壊れてしまったら、自分でどうにかしないといけなくなります。そんな時、どんなトラブルにも自ら立ち向かう経験を積んでおけば、自力で何とか乗り越えようと前向きになれると思うんです」。 宇宙のお話の時も、クルマ談義でも、常に楽しみながら目標に向かってまっしぐらな姿勢がにじみ出ている山崎さん。今後の活躍に期待しています!   宇宙の絵本「ロケット王子」のモデルに 山崎大地氏が監修した絵本『ロケット王子』は、星の大好きな王子さまが相棒の猫と一緒に、憧れの“わっか星”を目指して宇宙へ旅立つ冒険物語です。この物語のモデルとなったのは山崎大地さん。作者はまゆこさん(写真左)です。     写真 荒川正幸 […]

Vol017_pix01_ttl
LIFESTYLE

オーナー紹介〜わずか半年で3台のFIAT 500を買いました!?

クルマの数だけ、出会いにまつわるエピソードがある――みなさんの愛車との出会いはいかがでしたか? 今回はFIAT 500(チンクエチェント) に魅せられ、わずか半年で3台も購入してしまったという長野県にお住まいの増田さんに3台の500 との出会いについてお話をうかがいました。   藤島 最初にFIAT 500 に興味をもたれたキッカケは何ですか? 増田 いまのFIAT 500 が2008年に登場した時から気にはなっていたのですが、きっかけは去年の終わり頃、たまたまインターネットを見ていてFIAT 500の広告バナーが目に留まったので思わずクリックしたんです。そして調べていくうちに500の魅力に引き込まれ、妻が乗るクルマにいいなと購入を意識するようになりました。     藤島 実際にどのモデルを購入されたのですか? 増田 最初はベーシックな1.2リッターモデルに特別装備を施した「500 Super Pop」という限定車を購入するつもりでした。でも、ちょうどその頃、スポーティな内外装にTwinAirエンジンを搭載し、5速セミAT「デュアロジック」を組み合わせた「500S Automatica」という限定車も販売され、その装備類の充実ぶりが気に入って購入しました。もともと黄色いボディカラーが欲しかったので、それも決め手となりました。     藤島 500 はその時期にしか手に入れられない限定車が続々と登場するので、買うタイミングが悩ましいですよね。     増田 「これを逃すと次はないかな?」と思って、購入を決意しました。ブラックを基調としたスポーツタイプのインテリアは、乗り込むと走る気持ちを高めてくれるような魅力を感じています。 藤島 最初の500 との出会いは「ナルホド!」と想像がつくのですが、なぜ1台目を購入してすぐに2台目の購入に至ったのですか? 増田 キャンバストップ仕様の「500C Panna」に出会ってしまったからです(笑)。500 といえばキャンバストップが昔から似合うクルマだと思っていましたし、ちょうど2014年の3月末に消費税率がアップするタイミングを前に、担当のセールスマンからあと1台だけ残っているという情報を得て、「ではお願いします」ということになりました。     藤島 オープンエアが楽しめる500C のキャンバストップは晴れた日はご機嫌のドライブが満喫できそうですね。 増田 500C のキャンバストップは使い勝手がいいのが気に入っています。たとえばルーフの開き方。サイドのフレームを残して天井だけが開くので、一般的なオープンカーとは違って、バスや対向車から中を覗かれることが少なく、車内のプライバシーが保たれます。また、落ち着いたボディカラーなのでどこへでも出掛けやすく、我が家で最も出番が多いです。また「500 Panna」のレザーシートは素材が肉厚で座り心地がしっかりしているところも気に入っています。     藤島 イタリア語で「生クリーム」を意味するPanna ですが、チョコレートクリームのようなボディカラーの色合いは周囲の景色に優しく馴染む色ですよね。そして、いよいよ3台目に突入……ということで、映画『ルパン三世』にも登場する人気のバニライエローのモデル「500C GELATO」を購入されたそうですね。 増田 じつは、最初からバニライエローの500 が本命だったんです(笑)。限定車が登場した時に「これを待っていた!」ということで購入しました。     藤島 それにしても、半年間に3台も購入されるとは大胆な行動ですよね。 増田 私としても同じ車種を3台も買うなんて初めてでしたが、そんなことができたのも、FIAT のインテリジェントローンのおかげでした。残価据置型のローンは最初の1、2年は月々の支払が1万円程度からOKということで、月々の負担額が少なく済むのです。輸入車でありながら、月々に支払うベースの値段が手頃に抑えられるのは嬉しいですね。 藤島 増田さんはイタリア車を初めて購入されたということですが、実際に所有されてみた感想はいかがですか? 増田 ひとことに輸入車と言っても、500 はドイツ車などとは異なるキャラクターの持ち主です。最初は875ccのTwinAirエンジンはパワー不足ではないかと思っていましたが、まめにギアチェンジをすればしっかりと力が得られます。また、私が気に入っているのはTwinAirエンジンが奏でる2シリンダー特有のポコポコポコという音色……。狭い路地を走る時、塀に共鳴するといい音が響いてくるんですよ。 藤島 500に乗り始めたことによって、何か変わったことは? 増田 楽しい時間が増えましたね。もちろん、乗っていても楽しいですが、乗っていない時も眺めているだけで楽しいし、いろいろと想像することが増えました。たとえばトコトコと旅行に出掛けたり、コーナーを攻めているイメージが浮かんだりと、「こうしたらこんな感じかな」と考えるだけでニンマリできます。ちなみに、最初に購入した「500 […]

NEWS

FIAT BIRTHDAY FESTA 2014 in 大磯ロングビーチ

フィアット好きにとっては夏の風物詩みたいになってきた、毎年恒例の『FIAT BIRTHDAY FESTA』が、7月6日の日曜日に開催されました。今の500(チンクエチェント)が2007 年の7月4日に誕生し、元気いっぱいに日本の道を走り始めた2008年の夏から始まって、今年で早7回目。7月4日に500が7歳を迎え、6月1日にパンダが2周年を迎えたお祝いです。 毎回このイベントに参加するのを楽しみにしているオーナーさんもたくさん。今回の最大のトピックは、会場がこれまでの葛西臨海公園から神奈川県の大磯ロングビーチへと変更になったこと。第3駐車場がまるごとイベント会場とされたおかげで一カ所であれもこれも楽しめるようになって、ブリッジをひょいと渡った第1駐車場と第2駐車場に戻れば、皆さんが乗ってきた500やパンダ、プントといった色とりどりのフィアット達を眺めて楽しむことができる、といったかたちです。     イベント会場内の催しに変化が!? 初期型のクラシック・チンクエチェントや最新の500の限定車“ジェラート”をはじめとする500やパンダが展示される会場の中心部には、夏の強い日差しを避けるためのテントが大きく張られ、フィアットカフェ特製のランチボックスを広げたり暑さを避けて休んだりしながらノンビリ過ごすためのスペースが作られています。テント村には、アーティストであるミレイヒロキさんの新作“花のテント”の大きな花がたくさん咲いていました。     その周囲をぐるりと取り囲むように、ミレイヒロキさんのライブペインティング&ワークショップスペース、お子さんが塗り絵などを楽しむためのテント、参加車に1台ずつプレゼントされたトミカ製フィアット500をマーカーペンで思い思いにペイントできるコーナー、小出茂鐘画伯によるフェイスペインティングコーナー、フィアットグッズが手に入れられるショップといった、楽しいコーナーが並びます。     また、もうお馴染みの石窯ピッツァ“サルヴァトーレ・クオモ”や、イタリア車好きの間では有名な箱根“カフェ・ジュリア”の出店もあり、おなかとのどの乾きを満たしてくれました。     そうそう、一番大きな変化は何かというと、会場の奥にあるゴーカートのコースで、カートの走行体験をすることができたのです。経験豊富なはずのパパより体重の軽い息子さんの方が速かった、なんて声を聞くこともできて、かなり好評でした。クルマ好きは走ることも好き、ですからね。     会場内ステージでもさまざまな催しが! 今回は吉本興業のFUJIWARAさんとバッドボーイズさんが登場。FUJIWARAさんいわく「今まで仕事してきた中で一番低いステージ」の上で、会場の皆さんと同じ目線に立ってイベントを盛り上げてくださいました。ステージ上でのトークはもちろん爆笑の渦、抽選会やじゃんけん大会でも全く飽きさせることなく次から次に笑いのネタを繰り出して、時間が過ぎるのが早かったことといったらありません。     そして印象的だったのは、フィアット クライスラー ジャパンのポンタス・ヘグストロム社長やマーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセさんも、夏の日差しが強烈に照りつける中、参加者の皆さんと一緒になって笑顔でイベントを楽しんでいたことです。フィアットを愛している皆さんのことをどれだけ愛してるのか、そんなところからも伝わってきますね。     参加者の生の声を聞く! さて、今年で7回目となったFIAT BIRTHDAY FESTAの参加者の皆さんに、少しだけお話をうかがってみました。 まずは、おふたりのどちらにとっても500が初めてのクルマ、という神奈川県の長島さん御夫妻。     旦那さん「初めての参加でしたけど、こんなに500が集まるのを見ることは滅多にないので、それだけでも楽しかったです。500は嫁がどうしても欲しいということで、私もツインエアのこの音とか振動とか粘り強いトルクとか、中身が気に入って、それで手に入れたんですけど、こんなふうにフィアット500を楽しんでる人がいっぱいいて、それも思い思いのやり方で楽しんでることを知ることができて、とても新鮮でした。当分ほかのクルマに乗り換えることはなさそうですね。来年も参加したいと思います」。 奥さん「私の英会話の先生がイタリア系で、“僕のママはこのクルマに乗ってるんだ”って写真を見せてくれたのが古い500だったんです。そのときのカワイイ! っていう印象がすごく強くて。それで今の500を欲しいな、と思ったんです。見た目もカワイイし、小さいから運転しやすいし、気に入ってます。今日はディーラーさんに行っても見られないいろんな色の500が並んでいて、それを見ることができただけでも嬉しかったです」。 同行の御友人「今日はオマケでついてきましたけど、500を持ってない人間でも楽しめました。500がおもしろいクルマなのは解ってましたけど、これだけいろいろなタイプが集まると、カラフルで楽しいですね。こういうイベントは、クルマの楽しみを広げてくれるので、素晴らしいと思います」 そして、もう一組。栃木県からオーナーである21歳の息子さんとその妹さん18歳、そしてお姉さんかと思ったほどお若いお母さんの3人で参加されていた齋藤さん親子です。     息子さん「ルパン三世が好きで憧れてたので、初めてのクルマに選びました。ツインエアが欲しかったんです。まだ買って3ヶ月ですけど、もう10年は乗るつもりですよ。こういうイベントも参加するのは初めてなんですけど、天気も暑かったけど集まってる人も熱かった。いろいろな人がいろいろなカタチでクルマを楽しんでるっていうことを見られるのがいいですね。もちろん次回も参加したいと思っています」。 お母さん「息子が以前から買うならこれって決めてたんですけど、私もこのクルマは大好き。自分のクルマがあるのに、息子に“ちょっとあそこまで乗せてって”って勝手に乗り込んじゃうくらいです。運転することは息子が許してくれないので(笑)同乗専門ですけど、とってもカワイイので気に入ってます。プルプルふるえるようなところもあるけど、そこもまたいいですね」。 妹さん「私も兄につられそうな勢いです。ホントにカワイイし、今日、いっぱい並んでるのを見て、“やっぱりいいなぁ……”って感じちゃいました。私も500に乗りたいです。来年はもしかしたら2台で来るかも(笑)」。 全部で200台以上のフィアットが集まり、700人以上の皆さんが楽しい1日を一緒に過ごすことのできた『FIAT BIRTHDAY FESTA 2014』。もちろん来年も開催されることになるでしょう。     皆さん、また来年お会いしましょうね。   […]

NEWS

FIAT BIRTHDAY FESTA 2013 in 葛西臨海公園

2013年7月7日(日)、東京都の葛西臨海公園で『FIAT BIRTHDAY FESTA 2013』が開催されました。バースデーを祝うイベントは、2008年に500(チンクエチェント)が日本市場への登場した夏にスタートして以来、毎年7月に実施。今年で6年目を迎えます。今回は500とPandaのお祝いをしようという趣旨のもと、イベントのスケールはこれまでの2倍に広がりました。     駐車場では、このイベントのために『FIAT BIRTHDAY FESTA 2013』のラッピングが施された500とPandaが来場者を出迎えていました。 また、会場となった公園内の芝生の広場では、さまざまなアクティビティが行われていました。     真夏の日差しと抜けるような青空のもと、会場を横切る彩り鮮やかな旗が東京湾から吹き付ける風にたなびいていました。           乾いたのどを潤すブラッドオレンジジュースやランチボックスに加えて、会場内には石窯を積んだバスが現れて、イタリア料理店『サルヴァトーレ・クオモ』で活躍する日本人初の世界チャンピオンの大西誠さんが焼きたてのナポリピッツァをふるまっていました。     参加者のみなさんは、木陰にテントやレジャーセットを持ち込んで、ピクニックを満喫していました。本格的なイタリアの味覚を楽しみながら、家族や友人達との語らいで会話が弾んでいる様子でした。     身体を動かすアクティビティも行われていました。世界で活躍しているイタリア人のミュージシャンによるアコースティック・ライブの演奏が行われたほか、イタリア生まれの乗用玩具『RODY』と戯れながら親子で楽しく参加できる『RODY YOGA』も行われていました。       頬にフェイスペイントをしてもらって、ニッコリしている兄弟を発見!     『なんてカラフルな色えんぴつ!』と目を奪われたのは、FELISSIMOが発売している『500色の色えんぴつ』。500の絵柄に思い思いに色づけしていくオリジナルの『ぬり絵』も用意されていました。     クイズ大会も行われ、正解者には抽選でステキなプレゼントが手渡さされました。また、サプライズで行われたじゃんけん大会では、大人も子供も大盛り上がり。これまでのFIATの広告やイベントの為に制作されたグッズもプレゼント加わるあたりも、エコを考えるFIATらしい催しといえますよね。 会場でイベントを楽しんでいた参加者のみなさんに、感想をお伺いしてみました。まずは、福島さんご一家から。     奥さま 「元々イタリアが大好きで、Pandaや500に興味をもっていました。イベントでもさまざまなものがありますが、FIATのイベントは垢抜けていますよね。明るい雰囲気ですし、自然と調和しているのに、都会的なセンスが上手に表現されていると感じます。 一方、旦那さまは 「妻はFIAT車の見た目が大好きで、街で走っている姿を目にしたり、お洒落な内装にワクワクしているみたいです。昔のモデルと変わっていないキャラクターもいいですよね。」とコメント。3才の娘さんは、RODYと遊びながら、はしゃいでいたのだとか。 公園で行われるイベントらしく、ワンちゃんと一緒に参加している方も数多くいらっしゃいました。     西さんご夫妻もFIAT車のファンで、Puntoを乗り継いで来た経験の持ち主なのだそうです。 旦那さまは 「FIATのメールマガジンを毎回楽しみに読ませていただいています。このバースデーイベントは2度目の参加ですが、年々参加者が増えて来ているのが分かりますね。イベントって大きくなると雰囲気が変わってしまったりするけど、前回の楽しい雰囲気を保ったまま大きくなってくれているのが嬉しいです。こういう自然の中だから、犬がいても参加しやすいし、小さい子供からカップルまでがみんなで楽しめるのがいいですね。 奥さま 「FIATのクルマって、どれも可愛らしさがあるんです。とにかくデザインが大好きで、アクセサリーを身に付ける感覚で乗れるのがいいと思います。」 とコメント。大型犬を飼っていらっしゃるだけあって、「もう少し大きいサイズのモデルが出てきたら嬉しいですね」というお話をされていました。   また、駐車場ではイタリア国旗のストライプをまとった500を発見。 […]

Vol002_pix01_ttl
LIFESTYLE

おいしいイタリア〜シェフ直伝。家庭で楽しむ「ポルチーニのクリームパスタ」

乾燥ポルチーニで本格派パスタ料理を! イタリアの豊かな食材を日々の食卓に取り入れてみたい!と思っている人は多いはず。たとえば、ポルチーニ茸。旬の季節は秋ですが、生のポルチーニを日本で手に入れるのは一般家庭にとっては至難の業。でも乾燥ポルチーニなら1年中入手できます。 芳醇な香りと美味なダシが特長の乾燥ポルチーニ。リゾットにしてもおいしいですが、今回はFIAT CAFFÉ 川原優シェフ直伝の「ポルチーニとパルミジャーノのタリオリーニ」をご紹介。シンプルな材料ばかりですが、びっくりするほどおいしくできます。ご家庭でもぜひ真似してみてください! ※この記事は2013年2月現在のものです。     乾燥ポルチーニは、ぬるま湯で30〜40分戻します(写真左端が戻した状態)。熱湯で戻すとえぐみが出やすいし、ぬるすぎると殺菌できないので、一度わかして軽く冷ました70〜80℃程度が理想です。お湯の量はポルチーニが浸っていればOKですが、戻し汁もたっぷり使いたいときは乾燥ポルチーニ1に対してぬるま湯5ぐらいを目安に。 戻し汁(写真奥)はそのままダシとして使えますが、川原シェフのおすすめは写真右端のようなペーストにすること。「戻し汁を弱火で半量になるまで煮詰める→市販のデミグラスソース(フォンドヴォーなど、旨味を添えるものなら何でもOK)をスプーン2杯ほど入れてさらに軽く煮詰める→一度冷まして、戻したポルチーニを適量刻んで加え、フードプロセッサーでペースト状にする」という簡単な工程ですが、この自家製ペーストをソースやリゾットに加えると、上品かつ深みのある味わいに仕上げてくれるそう。もちろん、今回のパスタソースでも使っています。 「このペーストを赤ワインと合わせて、焼いた肉のソースにするのもおすすめです」と川原シェフ。「多めにできたら少量ずつラップに包んで凍らせておくといいですよ。保存もきくし、自然解凍でいつでも使えますから」と保存法まで伝授してくれました。なるほど、こういう活用法はプロならではですね! ちなみに、戻したポルチーニ自体も、冷蔵庫に入れておけば数日間は問題なく使えるそうです。時間のあるときに戻してペーストまで作っておけば、パスタやリゾットもすぐに作れますね。     材料(2人分)/パスタ200g、乾燥ポルチーニ茸45g、にんにく3g(1片の1/4程度)、エシャロット10g(1/4個程度)、生クリーム80cc、イタリアンパセリ適量、野菜のブロード(市販のブイヨンで代用可)適量、パルミジャーノ・レッジャーノ10g、無塩バター10g、オリーブオイル・塩 各適量、ブラックペッパー適宜   川原シェフの本格レシピを伝授! 乾燥ポルチーニの使い方がわかったら、いよいよ本題。「ポルチーニとパルミジャーノのタリオリーニ」を作ってみましょう。FIAT CAFFÉのタリオリーニは自家製の生麺ですが、もちろん市販の乾麺でOK。スパゲッティ、フェットチーネ、リングイネなど、どんな種類のパスタでも大丈夫です。   1)にんにくとエシャロットはみじん切り、戻したポルチーニはざく切りにしておきます。無塩バターを弱火で炒め、バターが溶けきらないうちににんにくとエシャロットを加えます。※今回のソースはクリーム系なのでバターを使いますが、トマトや塩味のソースはオリーブオイルで。バターはきのことも相性よし! 2)量が少ないので写真のようにフライパンを傾けながら弱火でバターに野菜の香りを移します。色がつきはじめ、バターがふつふつしてきたらOK。焦がさないように注意して! 3)ポルチーニを入れ、塩をひとつまみ(下味程度)加えたら、油でコーティングしていく感じで軽く炒めます。 4)野菜のブロード(作り方は最後に掲載。ブイヨンでも代用可)を大さじ2杯程度加え、一度強火にしてぐつぐつとなじませます 5)生クリームも加えて、火を止めます。※生クリームを沸騰させると重さが出るので、クリームを入れたらあとは混ぜるだけでOKです。 6)あらかじめ作っておいた戻し汁のペーストを小さじ1程度加えます。※なくても大丈夫ですが、これを加えるとコクと香りがさらにアップ! 7)混ぜ合わせればソースの出来上がり。このくらいなめらかなクリーム状に仕上げます。 8)茹で上がりをすぐに使いたいので、パスタはソースができてから茹で始めます(お湯だけはあらかじめ沸かしておくといいですね)。※ポイントは、たっぷりの塩(水1リットルに対し塩10gが目安)を入れたお湯で茹でること(シェフいわく、ソースは薄味で、パスタに塩味をつける感じ)、そして、市販品の表示通りだと茹ですぎになるので1〜2分少なめに茹でてアルデンテに仕上げること。 9)麺をしっかり湯切りしてからフライパンに移します。ソースが煮詰まっていたら、ブロードや生クリーム(分量外)をさらに加えて調整し、仕上がりの「トロ〜リ感」を作っていきます。 10)イタリアンパセリは香りが飛ばないよう、加える直前に刻みます。ブラックペッパーもお好みで。 11)仕上げにオリーブオイルをひとまわし入れると、クリーミーな中にもすっきりした味わいに。全体を軽く混ぜ合わせたら、お皿に盛りましょう。   こんもりと盛りつけたら、最後の大切な工程。パルミジャーノ・レッジャーノをたっぷりと削ってかけます。このパルミジャーノも味付けの一部なので、粉状の「パルメザンチーズ」ではなく、必ずパルミジャーノ・レッジャーノをお使いください。料理名に「ポルチーニとパルミジャーノの」と冠されているくらい、パルミジャーノはポルチーニと同様に重要な存在なのです。       「ソースを伸ばすのに使う野菜のブロードは、玉ねぎ、にんじん、セロリなどを鍋にボンッと入れて塩少々、ローリエ、好みのハーブと一緒に煮込むだし汁。家庭で作る場合、“水よりおいしければいい”という程度に考えて、パセリの軸や椎茸の石突き、ネギの青い部分、にんじんの皮などを使っても。沸騰したら弱火で、蓋をせずにアクを取りつつ20分ほど煮ればできますが、もっと簡単にするなら、切った野菜を水と一緒にフードプロセッサーにかけます。それを鍋に入れて沸騰させ、少し置いておけばすぐにできちゃいます。ブロードは製氷皿に入れ冷凍しておくと便利ですよ」 ポルチーニとパルミジャーノ。ふたつのイタリア食材を使い、シェフに教わった通りに作ってみると、なめらかで香り豊かなおいしいパスタが完成します。簡単なのに本格派。みなさんもぜひぜひ、挑戦してみてください!   FIAT CAFFÉ 東京都渋谷区松濤2丁目3−13 (フィアット松濤内) 撮影 SHIge KIDOUE 取材・文 山根かおり […]

Vol021_pix01_ttl
LIFESTYLE

オーナー紹介〜「ALL JAPAN FIAT ABARTH MEETING」

全国に拡大しつつある500(チンクエチェント)オーナーの輪。 ミーティングの会場にお邪魔してみると、オーナーさんたちが500とともに集い、互いのクルマについて語り合うステキな時間が流れていました。     トイプードルのボス君と一緒に参加していたのは、500オーナーになってもうすぐ3年が経つという青島佳代子さん。 元々キャブレター付きのクルマに乗っていたこともあるというだけあって、最初に500に興味を持ったキッカケはルパン3世に登場するNUOVA 500だったそうです。実際に通勤に使う実用性を考えてみたところ、現行モデルの500に心が動いたのだとか。 「それまで乗っていた日本車のスモールカーも乗り心地は良かったのですが、毎朝通勤ですれ違うステキな輸入車がいて、それがFIAT 500だったんです。デザインも可愛いし、コレを買おうと心に決めていました。何年かして頭金を貯めてようやく購入。今では毎日の通勤に使っています」と、500との出会った思い出を語っていただきました。 青島さんは頻繁にドライブするということで、所有されている1.2Lエンジンを搭載したPOPの実用燃費がどうか伺ってみると、 「通勤の時に30kmとか100km以上の長距離を走る時もありますが、ECOモードを使って走ると22〜24km/L程度で走れることもあるんです。燃費がいいのにストレスも感じませんし、可愛いクルマに乗ることができて自己満足しています。毎日が楽しいです!」と500と過ごす毎日を心から楽しんでいる様子が伝わってきました。     そして、貴重なヒストリックカーでお越しのお二人を発見。レッドのボディに水色の2本のストライプが走るジャンニーニ 590 GTコルサで来場していたのが丹羽隆さんです。 このモデルは車体が1967年式で、ジャンニーニ本社が1992年頃に古い車体を集めてリメイクしたもの。ハードトップのルーフは手動でスライドできるものになっていました。     ひときわ目を惹いていたのが、頼もしい走りを予感させるエンジンルーム。丹羽さんによれば、「エンジンは自然吸気の650ccですが、ノーマルと比べると高回転で力強さを発揮する特性をみせるタイプです。走ると安定感もあるし、街乗りでも意外と乗りやすいですよ」とのこと。 イタリアのヒストリックカーが集まる走行会など、ミニサーキットも走らせているということで、運転席と助手席にはホールド性を高めたバケットシートや4点式のシートベルトも装着していました。 「どんなシーンで一番気持ちよく走れますか?」と伺ってみると、「このクルマは乗っているだけで気持ちがいいんです。何年経っても古さを感じさせないですし、乗れば乗るほど愛着が湧いてくるのがこのクルマのいいところですね」と語っていただきました。歴史を歩んできた特別なモデルが今なお元気に走っている姿を拝見できたことをとても嬉しく思います!     時刻は昼下がりということで、500のリヤハッチを開けて昼食を食べている親子を発見しました。ボサノヴァ ホワイトの1.2L POPにお乗りのオーナーの村岡哲朗さんと3歳の宗一郎君です。 後席にはチャイルドシートが2つ装着されている様子。すかさず伺ってみると、3歳の宗一郎君の他にも3ヶ月のお子さんが一人、奥様を含めた4人家族で500に乗ってドライブに出掛けるそうです。 子育て家族で何故スモールカーの500を選択したのか質問してみると、「本当はもう少し大きいクルマが欲しいと思っていたのですが、デザインが良くて、内装がお洒落な500に惹かれました。中でも、ボディと同色のダッシュボードや赤と白のツートンカラーのシートが気に入っています」と一言。 実際にどうやって使っているのか興味津々で伺ってみると、「500のボディサイズは小さいですけど、4人が乗っても言うほど窮屈ではないんです。乳児を乗せるA型ベビーカーも積めますし、子育てファミリーの方も恐れずに乗ってみて欲しいですね」と、頼もしいコメントをいただきました。 「500はちょっと乗っているだけでも楽しいクルマです。うちの子供はすれ違う500を見つけると『赤とか青のウチのブーブーが走ってる!』って言うんです」と、お子さん自身も500が気に入っている様子を話して頂きました。 「実は僕より先に、嫁さんが地元のディーラーで見つけてひと目惚れしちゃったんです」と村岡さん。奥様の価値観を家族みんなで共有できるって素敵なことですね! 会場では、500オーナーさんらしいユニークな演出も来場者を楽しませていました。     青空に映えるレッドのボディカラーが視線を集めていたNUOVA 500。リヤに背負った革製のトランクにはステッカーでデコレーションされていて、楽しげなムードを盛り上げていました。     ダッシュボードの上にFIATのロゴ入りのパーカーを着用したテディベアが置かれている500を発見。3匹が仲良く並んでいて微笑ましいですね。     リヤゲートを開けたら、トノカバーの上の緑地に500が集う空間を演出している500。500らしいユニークな世界を作り上げたオーナーさんに拍手!     手作りのカバーが掛けられたヘッドレスト。停車しているのに、ドライブのワクワク感が伝わってくるようです。     1/1の500たちをバックにミニカーも勢揃いしていました。 500のミーティングだから、彼らも立派な参加車両ですね。 500のオーナーズ・ミーティングで出会ったオーナーさん達の十人十色のライフスタイル。これからも500と共にステキな毎日をお過ごしください!     藤島知子(モータージャーナリスト) 幼い頃からのクルマ好きが高じて、スーパー耐久のレースクイーンを経験。その一年後、サーキット走行はズブの素人だったにもかかわらず、ひょんなことから軽自動車の公認レースに参戦することになる。以来、レースの素晴らしさにどっぷりハマり、現在は自動車雑誌やWeb媒体で執筆活動する傍ら、箱車にフォーミュラカーにと、ジャンルを問わずさまざまなレースに参戦している。 […]

1 6 7 8 9