EVという乗り物に対して以前感じていた印象と、実際に『500e』のオーナーになられてからの印象って、何か変わりましたか?
「これ以前に何台かのEVを試乗したこともあったし、ハイブリッドカーにももちろん乗ったことはあるんですけれど、あらためてモーターで走るクルマって楽しいんだな、って感じています。アクセルを踏む楽しさがすごく大きい。エンジンのクルマよりも思うように走れて、すごく楽しいです。アクセルの踏み加減に対しての反応の早さとか力強さとか、そのあたりはEVの方が優れていますよね。“気持ちいい”っていう言葉が、この『500e』にはピッタリ当てはまるかな。乗っている間ずっと“気持ちいいな”ってすごく感じています」
「ただ、仕事でもっと遠くに行くときにも『500e』で行けるといいのにな、って感じるときはあります。高速道路を走っても安定しているし思っていたより速いし、運転支援システムもよくできていますよね。例えば、満充電で走れる距離を続けて走ったとしても、まったく疲れないんです。だから、なおさら『500e』で遠くに行きたい、って感じちゃうんですよ。今のところ工夫次第で何とかなっちゃっていますけど」
『500e』を買われたとき、お友達や仕事関係の方々の反応はいかがでしたか?
「みなさん、意外と『500e』を知らないんですよ(笑)。いや、もちろんフィアットだってことはわかるみたいですけど、フィアットの電気自動車が販売されているっていうことを知っている人が少ない。だから、すごくおもしろがっていろいろ聞かれます。好意的に受けとめられてはいるみたいです」
普段はどんなふうに乗られているのですか?
「通勤や仕事にも乗って出るし、買い物に行くときもそうだし、基本、日常生活は『500e』に乗っています。 『500e』と『500』で似ているのはハンドリングぐらいで、あとは全然違うクルマだなって感じますね。特に乗り心地についてはかなり違っていて、電気自動車ならではのとても滑らかで重厚な、高級感があるんです。それと私が住んでいる場所が六甲の方に登っていくところなので、家に辿り着くまでずっとワインディングロードなんです。そういうところも重心が低いからスイスイとよく曲がってくれるし、登り坂も力があるからグイグイ登っていける。エリアの性質もあって、道の広さのわりには大柄のセダンに乗っている人が多くて、車線を割って曲がってきたりカーブの前でものすごく減速したりということも少なくないんです。でも、『500e』はコンパクトで思いのままに動いてくれるから、そういうときも必要以上に気を使わずにすみます。生活スタイルにも自分の好みにもすごくマッチしていて、もうこれ以外ないな、って感じています」
『500e』に乗るようになって、何か変わったことはありますか?
「年齢も年齢だしクルマを買い換えることにも慣れちゃって、いつの間にかクルマに乗るときのワクワク感とかが薄れていたかも知れないんですけれど、それを取り戻した感じですね。まいにち『500e』に乗るぞって思うと、何だかワクワクした気持ちになったりします。それとエコロジー的なことは大切だと思っていて、これまでもいろいろやってきてはいるんですけれど、そういうのをひけらかすようなのは嫌だな、地球のためだっていうのは少し気恥ずかしいなって感じていたところがあって、でもこれだけ自分が楽しい思いをしているのに地球のためにもなるっていうのはいいな、なんて感じているところもありますね」
『500e』に対しての日高さんの満足度は、かなり高いようにお見受けしました。それは『500e』が、“乗って楽しい”“走らせて気持ちいい”といえる数々のイタリア車を乗り継いできたべテランをも納得させ、ワクワクさせるだけのものを持っているということの証に他なりません。気になっているけどまだ未体験という方は、ぜひともショールームを訪ねてステアリングを握ってみてください。日高さんが語ってくださった『500e』の魅力のひとつひとつが、きっと次々腑に落ちるんじゃないかと思います。
Text:嶋田智之
Photos:タナカヒデヒロ
FIAT 500eの詳細はこちら
【INFORMATION】
フィアット/アバルト西宮
住所:〒662-0977 西宮市神楽町5-1
営業時間:10:00 – 18:30
定休日:水曜日、第2・第4火曜日
TEL:0798-33-1008
HP:http://www.alfaromeo-hakko.co.jp/showroom/ashiya/index.html
【おすすめ記事】
バイクは私の時間、クルマは家族の時間|FIATオーナー紹介
フィアットは自分のアイコンみたいな存在|FIATオーナー紹介
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
FIATの最新情報をお届けします。