会場はアクティビティを楽しむ人、フィアット仲間と談笑する人、SNSではつながっているけどリアルに会うのははじめてで挨拶し合う人……とさまざまでしたが、どこもかしこも笑顔、また笑顔。そんな中で3組のオーナーさんにお話をうかがうことができました。
■波多野あゆみさん、翔さん/『500』
あゆみさんはご自身の『500』で、翔さんはご自身の『アバルト595』で。7月に結婚した新婚さんなのに、別々の愛車で参加されていた波多野さんご夫妻。あゆみさんが『500』を購入したのは5年前のことだそうです。
あゆみさん「彼の家でフィアットからのDMを見て、『このオニギリみたいなかわいいクルマは何だろう?』って思ったのがきっかけでした。その瞬間に“これだ”って思っちゃったんです(笑)。5年間、通勤にも友達と遊びにいくときにもずっと乗っているのに、少しも飽きないんですよ。唯一無二のどこから見てもかわいいスタイルも、乗りやすくて楽しいところも、本当に大好き。この子しかいない、って思っています。これからもずっといっしょにいたいです」
翔さん「その影響もあって、僕もアバルトを買っちゃいました(笑)。アバルトもフィアットも、どっちもそれぞれの楽しさがありますよね」
来年のこのイベントにも、別々のクルマで参加されるのかな?
■佐々木愛理さん、達也さん/『500X』
ただでさえ綺麗な状態の『500X』をさらに磨いている女性がいたので、お話しをうかがってみました。ご夫婦での参加ですが、この『500X』は愛理さんのクルマなのだそうです。
「父がイタリア車好きで今日も『500』で来ているんですけど、両親は『500』を2台乗り継いでいるんですね。その影響もあると思うんですけど、少し大きいクルマが欲しいと思っていたところに『500X』がデビューして、あっかわいいな、と思ったんです(笑)。この限定車のイエローはパールがかっていて、とても綺麗。購入してから、ずっと自分で手洗いしながら乗っています。運転するのが楽しいし、走りもいいし、高さがあるから乗りやすいです。それにやっぱりサイズがいいですね。フィアット独特の丸みがあるカタチも好きですよ。5年乗っていて少しも飽きないし、すごく気に入ってます」
駐車スペースでフィアットのぬいぐるみをフロントウインドーに飾るなど、軽く演出もされていましたね。こういうイベントはお好きですか?
「FIAT PICNICは3回目です。クルマを見るのが好きなので、楽しいですね。父と母もイタリア車のイベントが好きなので、別々で来ていながら家族で楽しんでいる感じです。次回も参加したいですね」
次はご両親の『500』との2ショット撮影を、ぜひお願いします。
■鬼頭礼紗さん、真由美さん/『500e』
『500e』のオーナーさんを見つけました。『アバルト595』から乗り換えたばかりという礼紗さん。いったいなぜ?
礼紗さん「フィアットのEVなので興味があって試乗に行ったら、この色と走りの良さに惚れちゃいました(笑)。595に不満はなかったけど、しっかりパワーがあってよく走るし、街乗り中心なら『500e』のほうがいいなって思っています。『アバルト124』もあるので遠くに行くときにはそっちを使いますけど、『500e』の出来がすごくいいので、普段はこっちですね。本当は母がメインで乗るために買ったんですけど……それは言い訳かな(笑)。僕もついついこっちに乗っちゃっています」
ということは真由美さんも乗られているわけですよね?いかがですか?
真由美さん「楽しいですよ。それに乗り心地も結構いいし、運転しやすいですね。Range(レンジ)モードのワンペダルドライブも違和感がなくて、そっちのほうが楽だし走らせやすいくらいです。いつもワンペダルで走っています」
礼紗さん「でも、航続距離は実際には250kmくらいだと考えるほうがいいから、今日の帰りはSherpa(シェルパ)モードかな(笑)。そういうのも含めて、楽しいですね」
まだ見かけることが少ないせいか、この日も多くの人たちから質問を受けたという鬼頭さん親子。しばらくは目立ってしまうでしょうが、それも含めて『500e』との暮らしを楽しんでください。
午後の最初の催しは、『#ciaoDonna 川柳コンテスト』の結果発表です。
優秀作品は安藤靖子さんの“女子fight FIAT乗って FUN起(奮起)する”、最優秀作品は高柳美幸さんの“ママ卒業 五十でフィアット 買いました”でした。何だか軽やかで明るくて、素敵です。
続いては『フィアット ダンシング玉入れ』。4グループに分かれ、『500e OPEN』の車内にボールをいくつ投げ込めるかを競うゲームです。カラフルなボールが『500e OPEN』に向かって無数に宙を舞う光景は非日常的。このゲーム、盛りあがるのですよね。参加者のみなさんも弾ける笑顔を見せてくれました。
続いては、ダンスの祭典『THE DANCE DAY』の初代チャンピオン、ダンサーのGENDAIさん率いる『KUROKO』のダンスパフォーマンス。瞬時に目が奪われて楽しくさせられるエンターテインメント性あふれたパフォーマンスに、ただただ圧倒されるばかり。
その流れを受けて、お次は参加者全員で楽しむ『フィアット ダンス』です。インストラクターがしっかりレクチャーしてくれるので振り付けも覚えやすく、最終的には大人たちも子供たちもいっしょになってのダンス大会。ここでも皆が笑顔だったことがとても印象的でした。
そして、寂しいけれど閉会式です。まずは『フィアット デコレーションコンテスト』の入賞者の発表。グランプリに輝いたのは、あの人気キャラクター仕様の長谷川百恵さんでした。「1位になるって宣言してきたので嬉しいです」と大きな笑顔です。続いて出展していた3つのNPO団体のブースで行われた募金の金額が発表されました。
ティツィアナさんの「私たちはフィアットに乗ってすごくハッピーです。そのハピネスを、少しでもいいからほかの人にシェアしましょう」というメッセージがあり、最後は イタリア語で“ハッピーバースデイ”を会場全体で斉唱し、2022年のFIAT PICNICは終了です。
家路を急いで早々に駐車場から出て行くフィアットの列、名残を惜しんで駐車場で話し込んだりするオーナーたち。その光景を眺めながら、本当に素敵なイベントだな、と感じていました。フィアットを愛する人が日本中から集い、広大な会場のあちらでもこちらでも笑顔の花を咲かせていました。満開でした。ここまでのイベントを、ほかに知りません。しかも参加は無料、フィアットからの招待です。フィアットがどれほどフィアットを愛する人たちを愛しているか、の証でしょう。トマさんの最後のご挨拶の中に「とても楽しかった。ここにずっといたいです」という言葉がありましたが、それはこの日この場にいたすべての人の気持ちにほかなりません。
FIAT PICNICは2023年も開催される予定です。その日まで「CIAO!」ですね。
Text:嶋田智之
Photos:濱上英翔
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