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毎年恒例のイベント「FIAT PICNIC」が、史上初のオンライン配信で開催!

『FIAT 500』の誕生日である7月4日に配信された「FIAT PICNIC 2020」! 史上初めてオンライン配信での開催となった本イベントは、日本全国のフィアットファンはもちろん、イタリアファンや自動車ファン、そして出演者のファンなど、大変多くのみなさんにご覧いただき、大盛況となりました。今回は、その模様をダイジェストでご紹介します。   イタリアを感じるコンテンツが満載! 青空の下、毎年開催されてきた「FIAT PICNIC」。 今回12回目を迎えた本イベントが、史上初めてのオンライン配信で開催されました。 『FIAT 500』の誕生日である7月4日に開催された本イベントは、バースデーソングからスタート! 駐日イタリア大使であるジョルジョ・スタラーチェ大使閣下やFCAジャパン代表取締役社長兼CEOのポンタス・ヘグストロムからのメッセージも届き、序盤からお祝いムード満点! さらに、ミニチュアアーティスト・みすみともこさんが制作してくれた小さな小さなバースデーケーキも、お祝いムードに花を添えてくれました。 みすみさんからは「先日、友人と“500”いいよねぇと話していたばかりなんです。 なので、今回の作品がお届けできてとても嬉しいですし、運命を感じました。 バースデーケーキも、クイズのプレゼントのイタリアンジェラートや板チョコもすべて一点ものなので、手にした方は大切にしていただけると嬉しいです」とコメントをいただきました。   青空とそよ風を感じるバイオリンの音色にうっとり 「FIAT PICNIC 2020」の最初のコンテンツには、世界的バイオリニスト・古澤巌さんが登場。 本イベント3度目の参加となる古澤さんのライブに、観ているみなさんも、現場のスタッフも大満足。イタリア映画「ニューシネマパラダイス」のタイトル曲をはじめ、清々しさと爽快感、そしてノスタルジーを感じる素晴らしい楽曲を披露。 その音色は、オンラインを介しても変わらぬ感動をお届け! 「青空とそよ風を感じることができた」「涙が出た」「イタリアを感じた」「またイタリアに行きたくなった」など、たくさんのうれしい感想をいただきました。   豪華賞品がいっぱい!フィアットクイズ 「FIAT PICNIC 2020」では、正解者の中から抽選で200名様に豪華商品がドドーンと当たる「フィアットクイズ」を開催! フィアットの歴史やモデルに関する問題はもちろん、マニアックな問題、そして調べてもなかなか答えが見つからない問題まで幅広く出題。 初級編・中級編・上級編に分けて各3問ずつ出題されたクイズに、難しすぎるというコメントも。しかし、フィアットオーナーやフィアットファンからは大好評! 今回しか手に入らないアイテムやレア商品が当たるということもあり、番組中はもちろん、クイズ解答の締め切り間近まで、大変多くのご解答をいただきました。   ステイホームで大注目!吉川めいさんのヨガ対談は必見 フィアットがすべての女性を応援するプロジェクト「ciaoDonna」の一環として行われたHAPPY LIFE トークを「FIAT PICNIC 2020」内で配信。 ゲストに、日本人女性初のインド総本山KPJAYI公認アシュタンガヨガ・インストラクターである吉川めいさんをお迎えして、今日からできるヨガや呼吸法などをレクチャー。 そして、日々の心構えや心のあり方など、まいにちをよりハッピーに過ごすためのヒントをお話しいただきました。 女性のみなさんはもちろん、ステイホームの状況が続く中、運動不足やストレスでお悩みの方にとっても、見逃せないコンテンツとなりました。   大人気アーティストが初遭遇!話題満載の気になるトークに注目 フィアットのプロジェクト「#MyFirstFIAT」に出演中のVRアーティスト・せきぐちあいみさんと、2014年のカリカチュア世界王者である田中ラオウさんという、いま世界中から大注目のおふたりによるトークショーが奇跡の実現! アーティスト活動をはじめたきっかけやアートの魅力、自身の作品についてなど、注目の話題がいっぱい。 せきぐちあいみさんからは海外でパフォーマンスしたときのエピソード、また田中ラオウさんは似顔絵をうまく描くコツなど、興味深い話が続々。 なかでも「人物を描くとき、特に大切なのは髪の毛を含めた輪郭なんです」という田中ラオウさんの意外な言葉に、一同ビックリ! これからのおふたりの活躍にますます注目したくなる、楽しいトークが繰り広げられました。   動物好き必見!素敵なペットライフを過ごすためのヒントを紹介 フィアットオーナーやファンにも、動物好きは多いはず。そんなみなさんへ、ペットライフをより楽しく、より豊かに過ごすためのヒントをご紹介するコンテンツをご用意。 月間6億回の再生回数を誇る大人気ペット総合メディアPECO(ペコ)の望月奈々海さんと、動物保護団体アニマルレフュージ関西(ARK)の秋山晴奈さんが対談。 ペットを迎え入れる際の注意点やライフスタイルに合ったペット選び、ペットにまつわる現在の環境のことなど、様々な情報をご紹介。 […]

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VRアートで描く「和」の世界への想い。せきぐちあいみさん インタビュー

シンガーソングライター、イラストレーター、俳優、フォトアーティストなど、様々なシーンで活躍するフィアットオーナーと、フィアットとの出逢いを描くプロジェクト「#MyFirstFIAT」。その最新作に出演中のVRアーティスト・せきぐちあいみさんが、今回描いたのは「和」の世界。 伝統と革新の世界を愛するせきぐちさんが、今回描いたVRアート、そして愛車『500 TwinAir Lounge』への思いについて、お話を伺いました。   「和」の世界に込めた思い 先進技術を用いて描き出すVRアート。しかし、最新作の#MyFirstFIATでせきぐちあいみさんが制作した作品は、その真逆とも思える「和」の世界。「和」のモチーフを選んだ理由、そして本作品への思いについて、お話を伺いました。     「“和”って、とても抽象的。辞書で調べると“和やか” “協力し合う” “調和が取れている”という意味が出てくるんですけれど、それも含めて“和”って、私たちの心の中にあるイメージなんだと思うんです。日本人ならではの、素敵な感覚というか。私は、昔からある日本ならではの景観や伝統工芸を描くことで、そう言った“和”の世界を表現したいと思い、今回の作品を制作しました。日本にある伝統文化とか工芸品って、まったく古いものではないと感じています。 そもそも、古いとか新しいという感覚自体が、近年生まれた感覚で、ちっぽけなものさしだと思うんです。長い歴史の中で、古いものを守り続けたものではなく、その時々で変革を起こして新しいものを創り続けてきた最新作の積み重ねが、いまの伝統につながっていると感じています。なので、私はその素晴らしい伝統的なものを、VRというテクノロジーで描くことで、これまでにないアートを表現したいと思いました」。       VRで描く理想の世界 先進テクノロジーというイメージが強いVRアート。しかし、せきぐちさんの中では、アナログ的要素の強いものだと感じているとのこと。その理由について、お聞きしました。 「歴史を振り返ると、いつの時代も常に新しいものに挑戦し続けている。10年後、きっと私自身もいまは想像もしていないことに挑戦していると思います。変わらない良さの中で、いままでにない挑戦をしていくことで、より良いものを創っていけたらと感じています。 実は、そういうところって、フィアットと共通している部分だと思っています。昔から愛されている良さを守りながらも、新たな技術やデザイン性をドンドン取り入れている。クラシカルさと新しさが上手に融合していて、とても素敵だと思います」。     「また、私が使っているVRの機材にも、似たところがあると思っています。実は、最新のテクノロジーを採用しつつも、コントローラーをペンやブラシのように使って描いていくというアナログ的な要素が強いんです。パソコンに向かって、座って描いているというよりは、直感的にペンやブラシを使って描いているという感覚。そこは、人間の手描き感が活かせると思っているので、自然とか温かみのあるものを表現する方が面白いと感じています。 私は、今回描いた“和”の世界観は、VRとの相性がすごくいいと思っています。 VRって360度、全方向で別世界に連れて行ってくれるので、今後の目標としては、命とか温度とか、そういうものを感じてもらえるような作品を描いていきたいと思っています」。       VRで描く理想の世界 作品によって、幅広い世界観を描いているせきぐちさん。VRアートを制作する際、心掛けていることとは何か。そのポイントを尋ねました。 「VRアートって、絵を描くというよりは、世界を創っていくこと。その新たな表現方法で、みなさんをワクワクさせるとか、想像力を高めるとか、感性を刺激するとか。そういう作品になるよう意識しています。 今回制作した#MyFirstFIATの作品は、日本の伝統文化と最先端テクノロジーという両極端なものを融合しました。いま私が描きたい、みなさんの心に響かせたいという思いで制作しました。 何が古い、何が新しいということではなく、心がワクワクするものを描きたかったんです。日本の伝統文化とか美意識って、本当に素晴らしいですし、無条件に私たちの心が惹かれるものだと感じています。なので、そういった部分を取り入れながら、最新テクノロジーだからこそ描ける表現で、さらに奥行きを持たせるようにしました」。       改めて感じる500の魅力 #MyFirstFIAT第2弾ムービーの撮影で訪れた千葉県香取市・佐原市。小江戸としても知られるこの街の風景に、とても興味を持ったというせきぐちさん。一体、どのような点に惹かれたのか。この街の感想をお聞きしました。 「とにかく、すごく素敵なところでした。めちゃくちゃよかったですね。江戸情緒あふれる印象もあって、街全体で美しさを守っていこうという雰囲気を感じました。理想の場所というか、今回制作したVR作品の世界観にピッタリでした。場所も建物も、心からリラックスできる。日本建築の良さはしっかりと残しつつ、いまの時代にフィットした快適性もある。ここに住みたい!と思う場所でした。 また、改めて気づいたのですが、佐原のような風情を感じる街並みにも500はマッチする。どんな景色にもなじむことができるというのも、500の魅力のひとつだと感じました」。     「500がパートナーになってから、ドンドンかわいくなっていくというか、ドンドン好きになっていくという感覚がありますね。どこにいても、そこに500がいることで、その景色をより華やかにしてくれる。そんな印象を持っています。 また、500は乗り物とか機械という感じではなくて、もっと別の愛着が持てる存在。世の中には、かっこいいクルマや機能性に優れたクルマがたくさんあるけれど、それは500だけの特別な魅力だと感じています」。       いまから楽しみな500との遠出ドライブ せっかく500オーナーになったのに、まだ遠方へのドライブができていないというせきぐちさん。しかし、すでにドライブの目的地候補は決めているとのこと。せきぐちさんが楽しみにしているドライブスポットをお聞きしました。 「ぜひ行きたい場所は、山梨県にある“久保田一竹美術館”。何度か訪れたことがあるのですが、これまでは高速バスに乗って行っていました、なので、500といっしょに行けるのはとても楽しみですね。 ここは、世界中で愛されていた染色家・久保田一竹さんの美術館なのですが、展示されている染物を見ると、その深みや鮮やかさに“これが、人間の手で創り出したものなのか!”と思うくらい感動して。次回は、家族といっしょに訪れたいと思っています。また、近くにあるスポットも巡れるというのも、ドライブならではの醍醐味だと感じています」。     「あと、神奈川県の津久井湖にも行きたいですね。ここは、私が生まれ育った場所。アクセスも悪いし、昔は身近すぎて、その魅力に気づかなかったんですけれど、大人になってからその魅力を再認識。都心から日帰りで行けるし、自然の中でリフレッシュできる素敵なスポット。普段、デスクワークが多いので、本能的に自然を求めているのでしょうね(笑)。おすすめの場所なので、ぜひみなさんも行ってみてください」。   […]

LIFESTYLE

VRアートと愛車『500』の共通点とは?せきぐちあいみさんインタビュー

シンガーソングライター、イラストレーター、俳優、フォトアーティストなど、様々なシーンで活躍するフィアットオーナーと、フィアットとの出逢いを描くプロジェクト「#MyFirstFIAT」。 その第5弾に、世界中から注目を集めるVRアーティスト・せきぐちあいみさんが登場。 先進技術とイマジネーションが融合したVRの魅力、そして愛車『500 TwinAir Lounge』への思いについて、詳しくお話を伺いました。   魅力に満ちたVRアートの世界   仮想空間に幻想的な世界を描くVRアート。革新的な技術と想像力が生み出すVRアーティストの中でも、いま大人気なのがせきぐちあいみさん。せきぐちさんとVRの出逢いはどのようなものだったのか、そしてVRの魅力とは何か、お話を聞きました。     「VRとの出逢いは、たまたま仕事の一環として体験したんですけれど、空間に立体を描けるなんて魔法みたいって思って。すぐに、ハマりましたね。 それまで、タレントやYouTuber、ダンスやお芝居など、いろいろなことをしてきたんですけれど、VRとの出逢いは特別でした。最初は、落書き程度でしたね。星空と東京タワーとかを描いたりして。その後、制作した作品をSNSに載せたら、世界中から問い合わせをいただくようになって。初めて、ちゃんと描いた作品は日本庭園。元々、日本文化が好きなのと、日本庭園への興味から描いてみたんですけれど、制作してみて改めて感動。庭園って、全体が把握されていて、どこから見ても美しくなっている。それを現実の世界で表現できている庭師の方の頭の中に、とても興味を持ちました」。     「VRの魅力は、キレイな絵を描くことよりも、現実にはない世界を創れるという新感覚だと思っています。しかも、360 度、空間すべてがキャンバスになるし、自分が生み出した世界に入ることもできる。 “こんなの、いままでなかった”“まるで、夢の世界”という風に、心の奥から楽しめる感覚が、とても好きです。感覚的に楽しめるものだから、まだVRの世界に触れたことのない人でも、言葉とか年齢とか性別とか関係なく、多くの人に楽しんでもらえると思います。 私は、自分が描いた世界が、多くの人に新しい体験をするきっかけになれたらいいなぁと思っています。いい作品を創りたいということよりも、人に何かを与えられる作品を創りたい。上手に描くことはもちろんですが、自分自身の想像力を最大限に発揮して、これまでに見たことのない世界を創っていきたいと思っています」。     VRアーティストとしてのこだわり   先進テクノロジーを駆使して描き出すVRの世界には、トラブルや問題もいろいろなことがあるよう。これまでの活動の中で、思い出に残っているエピソードについて伺いました。 「以前、海外でライブペインティングをする機会があったのですが、会場の屋根の真ん中が空いている施設だったんです。当日、お天気が悪くなる可能性があったため、機材トラブルを危惧して、スタッフから事前に私がライブペインティングしている姿を撮影して、ライブペイント中は描いているフリをしないかって言われたんです。でも、それは絶対イヤ。それを1度でもやったら、いままでやってきたことが、全部嘘だと思われる。私は、機材も含め、リアルタイムでこんなすごいことができるっていうことを伝えたい。描いているフリなんかしたら、絶対嘘だって分かるし。結果的に、ライブペイントが上手くいって、とても良かったです。 私は、人を驚かせたり、楽しいって思ってもらえることが本当に好きなので、会議室のようなところで数人の方に見ていただく時も、大きな会場で何万人もの方に見ていただく時も、同じ気持ちでパフォーマンスしています。どちらも同じくらい緊張するし、逆に大きな舞台でもガチガチになり過ぎることもないんです」。     イマジネーションの世界を『500』とドライブ   「#MyFirstFIAT」プロジェクトのムービーで、愛車の『500』と海底をドライブするVRアートを制作したせきぐちあいみさん。このアートを生み出す上で、どのように発想を膨らませたのか、お聞きしました。 「私にとって、500は初めてのマイカー。これまでにもいろいろなクルマに乗ったことはあるのですが、ドライブしている時のこのワクワク感は、いままでに感じたことのないものでした。これって、とても感覚的なものなので、言葉で伝えるんじゃなくって、VRで視覚的に伝えられたらなぁと思って、今回の作品を制作しました。 500は、いつも私を知らない世界へ連れて行ってくれる。でも、海の中をドライブするって、さらに非現実じゃないですか。海の中に入って行って、さらにその中に別世界が広がっている。500が、私をイマジネーションごと、夢のような世界に連れて行ってくれるっていう感覚をVRで表現しました」。     「人に新しいよろこびを伝えるきっかけになれることに、ものすごくやりがいを感じています。子供はもちろん、自分より長く生きている方々に、まだ見ぬ世界を伝えるきっかけになれるって、すごく光栄なことだと思っています。 私の作品やパフォーマンスが、みなさんの想像力を広げるきっかけになれたら、とてもうれしいです。VRという新しいテクノロジーを使うことで、新しい体験を与えられる。そんなVRアーティストという仕事と出逢えて、本当によかったと思っています」。     VRで広がる夢の舞台   世界中からオファーが絶えないせきぐちあいみさん。これから、どのような目標に向かって走っていくのだろう?今後の展望について語っていただきました。 「自分が創った新しい世界で、人間の想像力の限界を超えていきたい。それが、私の人生の目標かな。それを常にアップデートして、世界中で実現したいです。そう言いながら、いま世界各国からオファーが来ている状況が、まだ信じられないんですけれどね(笑)。 結局、私は人に楽しんでもらうことが生きがいなんです。いまは、人を楽しませることを目標にしいているけれど、今後はみんなに何か新しい衝撃を与えたい。それが、老若男女、世界、動物、もしかしたらまだ見ぬ宇宙の生物とか。それくらいの範囲まで、楽しんでもらえたらうれしい。大それた目標ですけれど、自分の人生はそんな風に使いたいですね」。     ますます広がるインスピレーション   自然からVR作品の発想を膨らませることも多いというせきぐちさん。実際に、どのようなところからヒント得ているのか、お聞きしました。 「自然って、インスピレーションを広げるのに1番の教材だと感じています。本やインターネットの資料だと、どうしても平面でしか見ることができないじゃないですか。でも、VRは3Dで描くので、細かなところまで見たいんです。そのため、実際に見に行くことはとても大事だと思っています。 また、写真って、いいところだけを切り取るじゃないですか。でも、実は地面とか見上げた景色が大事だと思っているんです。桜の花びらが散って絨毯みたいになっていたり、月明かりが美しかったり。自然が織り成す表情っていうのは、別の世界に来た感じがして、本当に大好きです。 あと、滝を見に行くのも好きなんですけれど、周りに生えている苔とかシダとか、バランスを計算して庭師が植えたような生え方をしているんです。自然の才能に、心から感激しています。理屈では説明できないものに、心を惹かれますね。そういう感動をVRで表現したい。 今後は、匂い、触覚、音など、五感のすべてを刺激する別世界を描いていきたいと思っています」。     […]

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一歩先を行くワクワク感との出会い。新型「500X」発表会レポート

チンクエチェントへのリスペクト 親しみやすい丸みを帯びたイタリアンデザインと、広々した室内空間が特徴のコンパクトクロスオーバー「500X(チンクエチェントエックス)」。その日本デビューからおよそ3年半となる2019年5月9日、デザインやエンジンを刷新した新型「500X」の誕生を記念した発表会が、東京・港区の「TABLOID」で開催されました。 新型「500X」のテーマである“CIAO! A DOMANI* 明日のストーリーを走ろう”をテーマに、20世紀初頭のイタリアで巻き起こった芸術的ムーブメント“フトゥリズモ(未来派)”の世界観を取り入れた本発表会。VRアーティストやVRカメラ&ライトペインティングカメラマンによるパフォーマンスなど、手にすることのできる近未来を表現した演出で、盛大に盛り上がりました * CIAO! A DOMANI(チャオ!ア ドマーニ)とはイタリア語で「また明日!」という挨拶 会場入り口では、現在フィアットが実施しているプロジェクト#MyFirstFIAT の中で、彫刻家や俳優など、多彩な顔を持つ片桐仁さんが「500X」にアートを描いた作品「JOMON(縄文)」が、ゲストをお出迎え。土器や土偶といった縄文時代のモチーフを、自由な発想で現代に蘇らせたその作品は、古くて新しいぬくもりを感じさせる印象。その雰囲気が、過去の名作からデザインDNAを受け継ぐ「500X」にしっくり溶け込んでいることに、時空を超えた不思議な縁を感じました。 新型「500X」のデザインに注目してみると、そこに見受けられるのは長い歴史で培われた「500」へのリスペクト。一新されたフロントマスクを構成するヘッドライトは、バイキセノン式からLED式へと最新の機構にアップデイト。そのデザインモチーフは、上下に分割された500のロゴデザインを引用したもの。また、中心部をボディ同色としたドーナツ型のリアコンビネーションランプは、チンクエチェントでもお馴染みのデザイン。こうして従来のモチーフを取り入れながら、新鮮な印象を生み出すデザイン手法は、フィアットのお家芸といえるでしょう。 新型「500X」の発表会で壇上に立ったフィアット プロダクトマネージャー生野逸臣によるプレゼンテーションのなかで、ひときわ注目を集めたのが新設計“FireFly”エンジン。排気量を従来の1.4リッターから1.3リッターへとダウンサイズしつつ、燃焼室やマルチエア(燃料噴射システム)の改良により、最高出力は11ps増の151ps、最大トルクは40Nm増の270Nmへと向上しました。さらに、燃費も向上し、パワフル&エコに生まれ変わりました。 フトゥリズモに込められた500Xの近未来感覚 デザインもメカニズムが進化した新型「500X」。本発表会において、その一歩先をいく世界観を、20世紀初頭にイタリアで花開いた芸術的ムーブメント“フトゥリズモ”という言葉を用いて表現していました。それは、時代の先端をいくアートや技術は、前衛的な視点と経験の蓄積によってもたらされることを言い表したもの。なるほど、120年もの間、常に時代の先駆けとなる数々の作品を生み出してきたフィアットの歩みとの重なりを感じました。 VRアーティスト、せきぐちあいみさんによるライブパフォーマンスでは、新型「500X」の未来感と先進性を鮮烈に表現。バーチャルリアリティの空間のなかに描かれる、新型「500X」とフトゥリズモをテーマにしたアートの世界に、ゲストのみなさんは釘付け。また、会場では希望者にVRを体験できる機会も設けられ、実際に体験したゲストからは歓喜の声が上がっていました。Facebookのライブパフォーマンスの動画はコチラ 会場には、360度VRカメラ&ライトペインティングカメラマン、イエノブォーリーさんによるフォトブースも設置。最新のライトペインティング技法を用いた記念撮影が実施され、ゲストと「X」ロゴが融合した幻想的な写真が会場やSNS上で公開されました。Facebookのアルバムはコチラ さらに、会場には、駐日イタリア大使のジョルジョ・スタラーチェ閣下も祝福に駆けつけてくださいました。スタラーチェ閣下は、「500」が60年代にイタリアの経済発展を代表する1台だったことに触れ、「過去の伝統を大切にするフィアットから誕生した新型「500X」の新たなスタートに立ち会えたことを嬉しく思います」というコメントをくださいました。 さまざまな先進テクノロジーにより、一歩先の未来に触れる機会が設けられた新型「500X」の発表会。その空間は、楽しいことが起こりそうな未来へのワクワク感に満ち溢れていました。 新型「500X」の詳細はコチラ […]