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女性の力を、より良い社会へ。国際女性デー記念企画

3月8日は、国際女性デー。この時期、各地で女性の活躍に注目したさまざまなイベントが行われます。──自分の幸せだけでなく、みんなの幸せを求める時代をつくっていきたい──フィアットでは、そうした想いのもと、Share with FIATの支援活動のひとつとして、2011年より女性のエンパワーメントや教育等のための活動をサポート。今年も、3月2日(土)と3日(日)に開催されたチャリティランニング大会「ホワイトリボンラン2019」、そして3月14日(木)開催の「アジア女子大学 第10回ファンドレイジングイベント」に協賛しました。この2イベントの模様をレポートします。 同じ想いのもと、笑顔で走るホワイトリボンラン 今年で4回目の開催となるホワイトリボンラン。妊娠・出産・中絶で命を落とす女性が世界にたくさんいるという現実に目を向け、国際協力NGOジョイセフがそうした犠牲者をなくすことを目標に、チャリティランニング大会を実施。この取り組みに賛同したランナーが全国から集まり、支援の輪を広げました。 参加者は日本全国の38拠点で延べ2484人、個人で走る「どこでも誰でもバーチャルラン」を含む総参加者数は、3208人に達しました。3月3日(日)には、初めて大阪で女性だけで走るウイメンズランが実施され、大阪城公園・太陽の広場に200人近いランナーが集まり、ともに汗を流しました。なお、ホワイトリボンランの参加費の半分は、世界の女性たちの命を守るための活動に寄付されます。今年の支援先はケニアとザンビアの2ヶ国です。 ランニングが始まる前のオープニングセレモニーは、ジョイセフの小野美智代さんのあいさつに始まり、吉本新喜劇の宇都宮まきさん、ゲストランナーの山田花子さん、座長の酒井藍さんらがステージに上がり、曇り空を吹き飛ばすような元気なトークで会場を盛り上げてくれました。 また、FCAジャパンマーケティング本部長 ティツィアナ・アランプレセもランナーの女性たちにメッセージを発しました。「女性は強い。だけど、女性のエンパワーメントは女性が一人で達成できるものではありません。一緒になって女性の権利のために戦わなければいけないのです」そう述べたあと、会場の皆さまと大声で「CIAO DONNA!(チャオ・ドンナ)」と元気なエールを贈りました。 大勢の女性がSNSを通じて元気を発信 フィアットは今年もミモザの花を持って応援に駆けつけました。白い500C(チンクエチェント・シー)と、たくさんのミモザの木箱を展示したフィアットブース。#ホワイトリボンラン2019、#ciaoDonnaのハッシュタグによる写真投稿を通じて元気を発信した女性に、ミモザをプレゼントしました。 最後に大会主催者の公益財団法人ジョイセフからいただいたメッセージを紹介しましょう。 女性を支援する国際協力NGOジョイセフにとって、国際女性デーはもっとも大切な1日です。2016年からはこの日に近い週末にホワイトリボンランを開催しており、今年は初めてウイメンズランを大阪で実施しました。初参加の方々も多く、“走ることで女性の力になれる”ということを大勢の方と共有でき、うれしく思います。世界では、女性の命・健康に関する環境は厳しいと言わざるを得ない状況です。日本は世界をリードする最長寿国ですが、そこから支援を届けることはとても意義のあることだと考えます。ひとりでできることは限られていても、皆でつながれば、大きなムーブメントを起こせます。自分の人生は、自分で選ぶ。そんなあたりまえをすべての女性に届けるため、これからも“できるアクション”の輪を広めていければ、と思います。 アジアの優秀な女性を地域のリーダーへ 3月14日(木)、東京アメリカンクラブで「アジア女子大学 第10回ファンドレイジングイベント」が開催されました。地域のリーダーシップとなる人材の育成を掲げる同国際大学は、バングラディッシュ・チッタゴンにキャンパスを構え、優秀であるにもかかわらず、大学教育を受けることのできない南アジアや中東などの子女に、高等教育の機会を提供しています。学費は主に、支援者や協賛企業からの支援による奨学金でまかなわれています。 家族のなかで大学教育を受けるのは初めてという生徒が多く、また約10%はいわゆる難民出身者なのだそうです。彼女たちは初めて故郷を離れ、チッタゴンのキャンパスで学園生活を送ります。 アジア女子大学のニルマラ・ラオ副学長が、これまでの大学の10年の歩みを振り返りました。「アジア女子大学は2008年、金融危機による混乱の時期に設立され、去年設立10周年を迎えることができました。設立当時、学生は大きな不安とリスクを背負って集まってきました。初年度の生徒数は128人。彼女たちはネパールの山村地帯や、スリランカの紛争地域などからやってきました。大学では、地域社会において、共感力を持って変革を起こすリーダーの育成に努めますが、優秀な人材を輩出しても、就職できるという保証はありませんでした。そうした状況でスタートしたのです」と、設立時の状況について説明しました。しかしそうした懸念は杞憂だったと語ります。 「1期生から優秀な生徒が育ち、使命感を持って地域の発展に貢献し、後にオバマ財団からアジアの若きリーダーのひとりとして表彰された生徒もいます。そうした初期の学生に誘発され、生徒たちは毎年約25%のペースで増加。卒業生はこれまでに700名を超え、1-5期生の卒業生の85%が就職または進学しています。しかも卒業生はユネスコやオックスファムといった団体のほか、アクセンチュアやシェブロン、ロレアル、マリオットなど世界の名だたる企業に就職し、質の高い生活を手にしています。また25%を占める大学院に進学した生徒は、世界各国の教育機関で活躍し、地域に貢献しています」と卒業生たちが立派な進路へと進んでいることを紹介しました。 副学長は、続けます。「こうした活動を支えてくださっている支援者の方々の存在は大きな励みになりました。日本の支援グループは2008年の学校設立と同時に誕生し、学校の運営費用の38%は日本からの支援で成り立っています。この場をお借りして御礼申し上げます。また今後も教授陣やプログラムを拡大していき、学生数は現在の約4倍の3000人を目指します」と、野心的な目標を掲げました。そして「女性たちの大胆な夢の実現に向け、彼女たちを支え続けていきます」と述べ、スピーチを締めくくりました。 「自力で成功された女性50名」に選ばれた久能祐子さんが基調講演 また会場では、米S&R財団理事長兼CEOであり、ハルシオン創立者兼議長も務めていらっしゃる久能祐子さんが基調講演を行いました。彼女は日本出身の起業家で、現在はワシントンDCで活躍。『Fores』誌から、「アメリカで自力で成功を収めた女性50人」に選出されています。 久能さんは、その成功までの道のりを3つの章に分け、それぞれの時代の転機や、後の成功に結びつく因子を振り返って述べられました。第1章は、学生時代。3人兄弟の次女として生まれた久能さんは、教育に熱心なご両親のもとで、京都大学に進学。性別を分け隔てなくサポートしてくれたご両親のサポートと、子どもの頃「恥ずかしがり屋だった」ことを理由にコミュニケーションを取らなくて済むと思って進んだ理工学部を選んだその選択が、その後の人生を大きく変えたことを紹介しました。また当時、同学年の女子はわずか6人と理工系の女子学生数が少なかったことから、教授から女性の研究者が多くいる環境の米ニューヨークの大学への交換留学を提言されたそうです。そして「ニューヨークで素晴らしい経験を積むことができた」と語られています。 第2章は、研究者から経営者へと進路を変更した“冒険の時代”について。工科大学から帰国して博士号を取得した後、久能さんは薬品の研究者として従事。基礎研究のパートナーだった上野隆司博士が大きな発見をしたことから、久能さんは研究者としてのキャリアにピリオドをうち、上野氏と共同設立者として起業。上野博士が発見された物質を使った新薬の商品化に取り組みました。ひとつの製品は日本で、もうひとつの製品は日本に投資家がいなかったことからアメリカで投資家を集め、こうして久能さんはふたつの新薬の商品化に成功しました。 第3章は、久能さんが非営利分野で、世界のために何ができるかを模索してかたちにした、若手起業家の育成の時代です。この時代に創出したのが「ハルシオン・インキュベータ」で、これは社会問題の解決を志す起業家を育てる仕組みのこと。特徴的なのは、起業家を志す若者たちが“ハルシオン・ハウス”での共同生活を通じて、互いに刺激しあい、また創造的な発想を引き出しやすい環境を整えたことです。なお、久能さんは、この取り組みを通じて、女性が会社を設立しても、投資を受けるのは難しく、多くは男性起業家に偏る傾向があることに気づきます。そこで久能さんは性差を問わず、数多くの能力ある起業家を輩出する活動と並行して、投資家を育てる活動も行い、社会において女性が活躍しやすい環境を整えられたのです。その結果として、「多大な経済的インパクトをもたらすことができたことを誇りに思う」と述べると、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。 アジア女子大学ファンドレイジングイベントには、アジア女子大学の応援者として、また女性活躍に向けた活動をされているファーストレディの安倍昭恵さんも参加されていました。今回のイベントのご感想を伺うと、「年々規模は大きくなり、ファンドレイジングイベントを通じて支援者が増え、1人でも多くの学生さんが勉強できる環境が整って欲しいです。そして卒業後に、それぞれの地域で活躍されることに期待しています」と話してくださいました。 国際女性デーを機に、各界で活躍されている女性の姿を見ることができた3月。女性の皆さまには、これからも勇気を持ってご自身の目標やビジョンの達成に向け、邁進していただきたいですね! #ciaoDonna by FIATプレゼントキャンペーン実施中オリジナルトートバッグ&FIATキーホルダー200名様にプレゼントhttp://bit.ly/2K2h9JV […]

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フィアットが発信する「#ciaoDonna(チャオ・ドンナ)」に込められた想いとは

※この記事はレスポンスの紹介記事です。 フィアットが日本の女性たちに向けて発信している「#ciaoDonna(チャオ・ドンナ)」というメッセージ。昨年3月8日の国際女性デーを機にスタートしたというメッセージ発信プロジェクトは、この春ちょうど1年目を迎えた。 イタリアでは親しい間柄で使われるあいさつの言葉「ciao」。そして女性という意味の「Donna」。このふたつの言葉を組み合わせたメッセージに込められたものとは。 #ciaoDonnaプロジェクトの仕掛け人でもあるFCAジャパン・マーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセさんに、今年1月、バイクやクルマを愛する女性のためのメディア「Lady Go Moto!」を立ち上げた編集長の松崎が話を伺った。 ブランドへの愛を作り、シェアとサポートをする ─ 昨年3月にスタートされた「#ciaoDonna」ですが、私はこの言葉を聞いたときに、すごく親近感を覚えました。まずは、#ciaoDonnaがどんなプロジェクトなのかを教えてください。 私たちFCAジャパンでは、2011年からずっと「Share with FIAT(シェア ウィズ フィアット)」を合言葉に、素晴らしい社会活動をしているさまざまな団体とコラボレーションをしながら、シェアとサポートを続けてきました。具体的には、女性のエンパワーメントや子供たちの人権保護、動物愛護などの団体のサポートです。中でも私たちのメインターゲットは女性なので、女性のための社会的な活動を多く続けてきました。 そして、その活動をもっと多くの方に知ってもらうには、ユーザーとの相互コミュニケーションを充実させる必要があると考え、昨年春から多くの女性たちとともに、女性が女性に応援メッセージを贈るという意味を込めて、#ciaoDonnaというハッシュタグを付けた動画をインスタグラムとツイッターで発信しました。 ─ 私もその動画メッセージを見ました。多くの女性がポジティブに自らの想いを話されていましたね。ティツィアナさんのメッセージもありました。 Donna(ドンナ)はイタリア語で女性という意味です。そして面白いことに日本語ではOnna(オンナ)です。そこに親しみを込めて使われるciaoが加わることで、女性たちへの強いメッセージになるのです。 ─ FCAジャパンには、アルファロメオ、フィアット、ジープ、アバルトと4つのブランドがありますが、その中から#ciaoDonnaプロジェクトにフィアットを選ばれたのはどうしてですか? 4つのブランドにはそれぞれの特徴やDNAがあります。スピリットもそれぞれ違います。でも共通しているのは「LOVE」です。私は1992年からフィアット、アルファロメオ、アバルトなどイタリアの自動車ブランドでずっとマーケティングの仕事をしてきました。特にフィアットとはすごく長いラブストーリーがあります。 本来マーケティングの目的は、自動車産業においてどれだけイノベーションを起こせるかにあると思います。でも私がそれ以上にもっと大事にしているのはお客様のケア。ブランドへの愛をたくさん作ることです。そういった観点で言えば、女性から一番愛されるブランドがフィアットなのです。 #ciaoDonnaプロジェクトは、女性同士の“心の繋がり” ─ フィアットが女性から愛されるのは、具体的に言うとどういった部分なのでしょうか? いま日本のマーケットで一番パワフルなのは女性です。そして、女性は男性より合理的。色々な物事をチョイスするときも他と比較しながら冷静に判断する一方、エモーショナルな一面もあります。フィアットはコンパクトでエコ。デザインは可愛くてカッコいい。でも機能的な面でも優秀で、乗りやすく使いやすいクルマなのです。それだけに留まらず、ファッション、フード、旅行、スポーツなど生活を楽しむための要素もたくさん用意されているので、フィアットと過ごすことで毎日が楽しくなります。そういった面でも多くの女性から支持されています。 ─ じつは私の姉も『500』(チンクエチェント)に乗っています。以前は国産車でしたが、前よりクルマに乗るのが楽しそうです。 フィアットのお客様は本当に女性が多いです。その繋がりをもっと作ってほしくて、昨年は、「WHITE RIBBON RUN(ホワイトリボンラン)」という世界の女性たちの命と健康を守るチャリティランをサポートしたり、「母と子のフォトセッション」を開催するなど、積極的に女性イベントとコラボレートしました。これは、私がずっとやりたかった“心の繋がり”でもあります。 ─ なるほど、#ciaoDonnaはティツィアナさんがずっとやってきた「Share with FIAT」から生まれた女性応援プロジェクトだったのですね。 そうです。でもそれはお客様に向けての活動である一方、フィアットのディーラーで働く女性たちに向けてのメッセージでもあるのです。例えば、ファミリーでクルマを購入するときの決定権は女性であることが多いですよね。でも、私たちのディーラーさんには女性スタッフが少ないのが現実です。女性が職場でもっと生き生きと働くためには、仕事のやり方を変えていかないといけない。そこで#ciaoDonnaプロジェクトを共有し実施することで、女性同士の相互コミュニケーションが作れます。これなら来店されるお客様はもちろん、女性スタッフも楽しく働けますよね。 ─ 女性同士だから分かり合えることってありますからね。 女性同士だからリラックスして話せる。これは女性のお客様にとっても必要ですが、男性にとっても嬉しいことだと思います。笑顔で優しく接してもらったらみんなハッピーな気持ちになります。だから自動車業界で働く女性がもっと増えて欲しいですね。 女性のカーライフをもっとサポートしていきたい ─ ディーラーに行くのはちょっとハードルが高いんですが、楽しそうな仕掛けがあって笑顔で迎えてもらえたら行ってみたくなります。とはいえ、都心部ではなかなかクルマを所有できないという現実もあります。 フィアットでは昨年「パケットFIAT」という個人向けの定額カーリースプランを始めました。パケットは小さいという意味です。月々3万円というリーズナブルな価格でチンクエチェントを愛車にできるのです。自動車にかかる税金やメンテナンス費用もかからないので、女性にもぴったりだと思います。 ─ これは気になります。クルマを所有してない人はもちろんですが、乗り換えを検討している人にも嬉しいですね。チンクエチェントのような可愛らしいクルマに乗ると、よりクルマに対する愛着が湧きますから。 日本の女性はもっとカーライフに対してエネルギッシュになって欲しいと思います。クルマがあることで、好きな場所に自由に行けたり、面白いことができるはず。それらをもっとサポートしていきたいと思い、今年はクルマに関わる女性たちの団体を作る予定です。他の自動車メーカーで働く女性やレーサーや自動車ジャーナリストやエディター、タクシードライバーなど自動車に関わって働く女性たちにも加わってもらいたいと思います。 ─ それは素晴らしいですね。私もぜひ参加させてください。 もちろんです。じつは名前も決まっていて「Willage(ウィラージ)」と言います。Village(ヴィレッジ)は、村という意味ですが、頭文字をwomenウィメンのWにしてWillageと名付けました。女性は責任感が強く、子供に対して、仕事に対して、社会に対しても日々奮闘しています。そういった強い意志を持った女性にはもっとリーダーシップを見せて欲しいのです。といってもポジティブなリーダーシップですよ。それにクルマというカテゴリーが加わったら素晴らしいと思いませんか。 ─ 私は以前ティツィアナさんがあるインタビューでおっしゃっていた「女性ひとりひとりの力は小さいけれど、グループとなりまとまれば力を持つことができる」という言葉にすごく共感しました。Willageはまさにそれが形になったものですね。 そうです、それが大きくなれば自動車の将来も変わってくると思います。そのための準備をこれから始めたいと思います。みなさん、楽しみにしていてください。 ティツィアナ・アランプレセ FCAジャパン・マーケティング本部長。イタリア・ナポリ東洋大学で日本政治文化経済学を学んだのち、奨学生として来日し、九州大学大学院を卒業。卒業後はイタリアに帰国し、日本の自動車メーカーの現地法人で勤務。1992年にフィアット グループ […]

LIFESTYLE

FIAT「#ciaoDonna(チャオドンナ)」キャンペーン 長谷川エレナ朋美さんに学ぶ「素敵な自分」の作り方

現在、FIATではすべての女性たちを応援するキャンペーン「#ciaoDonna(チャオドンナ)」を展開中です。秋冬のテーマは“POWER UP”。当HPでも、素敵な女性に注目しながら、心地いい時間や素敵な生き方の追求、自分自身を好きになるためのヒントをお届けします。       今よりもっとPOWER UPし、もっと幸せになるために! 女性が幸せであり続けるために必要なこと。それは、「自分自身がどうありたいか」という心の声に耳を傾け「そのために何をすればいいのか」を見つけて、「少しずつでも前に進む勇気と行動力を持つ」ことかもしれません。 なりたい自分。理想の生き方。それを見つけたい人に大きなヒントを与えてくれるのが、今回、FIATの「#ciaoDonna(チャオドンナ)」キャンペーンとコラボレーションされた長谷川エレナ朋美さんです。     自分自身を“最強のパートナー”として認め、愛していくこと 「どんな生き方をするか、決めるのは自分自身。もし“こんな自分はイヤだ”なんて思っても、ほかの誰かと入れ替わって生きていくことはできません。だから、幸せになるためには自分を知り、受け入れ、愛することから始めないと。そして、自分がなりたい方向に進んでいく、自分が理想とする生き方を自分自身で作っていくのです。私は今、自分のことを“最強のパートナー”だと思っています」と、にこやかに語る長谷川さん。   SHIBUYA109のカリスマ店員を経て、ビューティーサロンの経営者となった彼女ですが、“ある出来事”をきっかけにすべてのサロンを手放すことに。ゼロからの再出発を経て、その後は自身の得意分野であるビューティーや心身の健康に関する専門家として講演・執筆活動、アカデミーやオンラインショップの運営を行うなど、忙しい日々を送っています。     悲しい出来事さえパワーに変える、長谷川流“セルフコーチング術” 素敵な生き方を実践している彼女ですが、順風満帆な日々ばかりを送ってきたわけではありません。たとえばサロンを手放すことになった“ある出来事”とは、最愛のパートナーを亡くしたこと。そのときの喪失感や悲しみは計り知れません。しかし、彼女はそこであきらめなかったのです。大切な人の死をきっかけに「今死んだとしても後悔しない生き方をする!」と誓い、自分に妥協のないスタイルを模索して、再スタートを選んだのだといいます。     そんなPOWERがどこから来るのか・・・? そのひとつが、最初に彼女が語ってくれた「今の自分を受け入れ、愛すること」。そして、そのために実践しているのが“セルフコーチング術”なのです。 「そうした方法を身に付けたのは、初めて海外に一人旅をしたことがきっかけでした。当時はセルフコーチングなんて意識したこともありませんでしたが、“どんな私になるのが理想?私が考えるいい女の条件を10個あげるとしたら?理想の私はどんな仕事をしていて、どんな家に住んでいて、どんな車に乗っている?”などなど、自分を客観視しながら徹底的に分析していったんです。もともと、その一人旅は失恋を経た“傷心旅行”だったので(笑)、最初の頃の日記はネガティブのオンパレードでしたが、そういうのを出し切るだけ出し切ってからは冷静さを取り戻し、いつのまにか自分で自分にアドバイスをするまでになっていました」     理想の在り方・なりたい自分=“夢”ではなく、必ずかなえる“未来計画” 以来、長谷川さんは自分との対話を続け、思考を細分化することで、「かなったらラッキー」という漠然とした“夢”ではなく、「必要なステップを踏んで必ずかなえる」ための“未来計画”として、日々の自分を創ってきました。 「たとえばファッション。“今日何を着るか”ということに妥協しないほうがいいと思います。今日着る服はこれでいいや”ではなく“これがいい!”という主体性を持って積み重ねていくと、結果的になりたい自分ができていきます。 “なりたい自分”をイメージしたとき“その人”ならどんな服を選ぶかな?という視点を持ってみてください。ファッションに限らず、なりたい自分を演じているうちに、そういう自分ができていくんです」     乗り越えられない試練はない! ピンチの後には必ずギフトが待っている 「今でも、落ち込むことは日々いろんな場面でありますよ。ただ、そういう出来事に遭うと自分自身を試されていると考えます。“神様は乗り越えられない試練は与えない”という言葉にいつも勇気をもらうのですが、人生でつらいときほど自分の人生をゲームにたとえて、どうやって目の前の敵を倒すか?と“物語チック”に俯瞰して捉えるようにしています」 つらい経験や失敗からも決して逃げず、自分の思考に目を背けることもなく、正面から向き合って乗り越えてきた長谷川さん。だからこそ「ピンチの後には必ずそれ以上のチャンスやギフトがある」という確信を持っている、とも語ってくれました。     「自分自身を変化させることを恐れず、むしろそれを楽しみながら前に進み続ける彼女の姿は、「今より輝きたい」「パワーアップしたい!」と願う女性の背中を力強く押してくれますね。     FIATは、長谷川さんの今後の活動、そしてもちろん、すべての女性たちの幸せな未来を心から応援しています! 「#ciaoDonna(チャオドンナ)」サイト https://www.fiat-jp.com/campaign/ciaodonna/ 長谷川エレナ朋美オフィシャルサイト http://tomomihasegawa.com/   写真 SHIge KIDOUE 取材・文 山根かおり […]

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おかあさん、ありがとう〜母と子のフォトセッション

毎年5月の第二日曜日は「母の日」。皆さんはどんな過ごし方をされましたか?   「母の日」はアメリカで生まれ、今では世界各国で「お母さんに感謝する日」として愛されています。   年齢に関係なく、女性の活用や飛躍、健康で楽しく充実した暮らし、そして、未来を応援するプロジェクト#ciaoDonnaでは、今回「母の日」を記念して「母と子のフォトセッション」を開催しました。   言うまでもなく、すべての人間は「お母さん」から生まれています。誕生の瞬間から成長という過程においても、お母さんは文字通りかけがえのない存在。 子供にとってのお母さん、お母さんにとっての子供。この関係性もまた、いくつになっても色褪せたりすることのないものです。     母と子が写っているだけの記念写真ではなく、 ハグだったり、お互いが見つめ合うものだったり、キスだったりと、それぞれの母子を結びつく様子は十人十色。それぞれの愛情表現の一瞬を一枚の写真に収めて永遠に残したい。そんな気持ちで、今回の撮影会が企画されました。   今回、この撮影会に力を貸してくださったのは和多田アヤ(わただ あや)さん。 国内外で幅広く活躍される和多田さんは、被写体とのコミュニケーションや、“動きの演出”に秀でた写真を得意とするフォトグラファー。   距離感や緊張感の緩急のバランスをあやつりモデルの心に沿いながら、モデルの内面を美しく浮き上がらせる作品が特徴。そんな彼女の信条は「モデルをまっすぐ撮る」。まさに今回の企画意図にぴったりのフォトグラファーです。   キャンペーンの撮影ではスタジオに多くの関係者が同席するのが一般的、しかし今回は、「母子の関係性」といったプライバシー性の高いテーマのため、スタジオの中で和多田さんとモデルの母子だけで撮影を行いました。最初は少し緊張しているモデルの母子も、世間話や子供を笑わせるたりすることで、モデルはリラックスしていき、自然な笑顔が出てくる瞬間を撮影しました。   そして、撮影された写真がこちら。     それぞれの母子のそれぞれの関係性と感謝、愛情に満ちた柔らかな世界。 まさに「母と子のありのまま」が見事に写し出されていませんか?     今回のフォトセッションに参加されたお母さんたちからは、こんな声が…。   「子育てと仕事の両立は大変だけど、こんな素敵な子供の笑顔が見られて元気が湧いてきました。」 「生まれた子供との暮らしは、毎日が発見。そんな今が思い出になります。」 「お母さんをやって、本当によかったと思いました。」     お母さんへのありがとうと、お母さんからのありがとうの両方が交わる、素敵でとっても幸せな撮影会になりました。   #ciaoDonna キャンペーンサイトでも、愛にあふれる母と子の記念写真を公開中です! またフォトセッション参加者の方々からのメッセージ動画もありますのでぜひご覧ください。 https://www.fiat-jp.com/campaign/ciaodonna/ […]

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#ciaoDonna〜かがやく女性と日本の未来を応援!

年齢に関係なく、女性の活躍や飛躍、健康や楽しい暮らしなど、より楽しい、充実した暮らしや未来をつくるために、わたしたちFIATは女性をエンパワーメントする活動をサポートしていますが、新たに、日本の女性たちに向けた「メッセージ発信プロジェクト」#ciaoDonna(チャオ・ドンナ)をスタートさせました。 あるときは人生や仕事、日々の暮らしをもっとエンジョイするためのものだったり、さまざまなチャレンジを応援し、勇気づけ、支え合えるようなメッセージを動画などおりまぜ積極的に発信していきます。     女性という存在、そのチカラと未来 「女性という存在は、人類が生きていく上でもうすこしリプレゼンテーションされていいはずです…。」 そう語るのは、FCAジャパンのマーケティング本部長ティツィアナ・アランプレセ。この#ciaoDonnaに秘めた思いを語ってもらいました。       「なぜ、女性の地位向上とか性格差を是正するべきなどと、声高に叫ばれているのでしょうか? 私自身もそうでしたが、確かに学校で教わる歴史でもなぜか、世の中は常に男性主導で語られています。 わたしが言うまでもなく、女性がいなければ子孫も増えていきません。これまでの歴史を支えた普段の生活、農業や工業や産業といった人類の日々の営み、もっといえば、わたしたち女性はこの世のはじまりに最初から存在しているのに、なぜこれほどまでにその存在と価値が消え去っているのでしょうか? それは日本だから?イタリアだから? いえ、多くの国でも“女性は二の次”というような扱いが暗黙のうちに存在しているのは事実です。こうした認識を覆すには、計算上240年は必要だとか…。さすがにちょっと気長すぎますよね?」   ダボス会議を主催する「世界経済フォーラム」が発表したジェンダーギャップ(男女格差)指数で、なんと日本は世界144カ国中114位だったという(2017年版・ちなみに過去最低を更新中!)。女性の経済参画という視点でも114位、労働力比率という点でも79位。同業務における給与格差が52位、勤労所得での比較では100位と、“先進国”が聞いて呆れる現状なのである。 これからの社会や経済、日本の未来やくらしを考えると、こうした不条理とも思える認識は改めた方が得策なのは確かかもしれない。   「もちろん全てがそうだとはいいませんが、パワーゲームや社内政治でドロドロする会社が多いのも、日本のサラリーマン社会ではよく耳にする話だと思います。そんな中、女性が昇進戦争に戦い抜き、勝ち残るなんてことは、現実的には極めて稀なこと…。これはあくまで一例なのですが、典型的な日本の縮図、日本における女性のリプレゼンテーション(思考の基本)と現状が見えてくると思うんです。 女性である私がこうした話をすると、感情的になっていると思われることも承知しています。でも、ご理解していただきたいのは、私の願いは“女性の権利やチャンスを男性から奪うために立ち上がるべき!”といった攻撃的なものでは決してなく、男女お互いの“違い”を認めあった上での、より健全な将来、未来づくりがきっとできると信じているということなんです。 だから、私はある意味でとても男性的ともいえる企業、FIATという自動車メーカーで働くことを選びました。私一人の力がこうしたジェンダーギャップを是正できるなんて考えてはいませんが、それでも何かやりたい、ほんの少しでも男性や社会のマインドセットを変えることができないか? そう考えてはじめた、私なりの“一歩”なんです。」   「ダイバーシティ」が持つ可能性   お互いが同じでないこと。つまり、「違い」が生み出す新たな可能性や利益、楽しさや幸せは、今や全世界的にすっかり浸透しダイバーシティという言葉を代弁する価値となって受け入れられています。   「女性と男性。生物学的にもその役割や特性は根本的に異なります。子供がいる家庭を例にあげると、女性は我が子の肉体的成長をサポートする存在でもありますし、同時に情緒的精神的な成長と教育を支える「お母さん」としての役割を求められるでしょう。同様にお父さんにはお父さんの男性としての大切な役割があります。こうした“互助の関係性”が家庭だけでなく、もっともっと社会全体に定着すれば、誰にとっても有益なことだということが、今回の女性支援#ciaoDonnaの根底に流れている思想です。女性と男性、異なる者同士がもっともっとお互いを高め合い、助け合って共生する社会こそ理想の未来でしょうし、そのために、こうしたダイバーシティをきちんと教える教育の存在がとても大事だと信じています。」   これからの#ciaoDonnaの具体的なアクションについてもう少し教えてもらいました。     「2018年3月の「International Women’s day」を機に、わたしたちのCSV活動であるShare with FIATをより多くの人たちに知ってもらうためには、ユーザーとのインタラクションをもっと充実させる必要があると考えました。それが動画を活用した、様々なフィールドやプロジェクトに関与する女性たちからのメッセージ発信なんです。あるときは女性同士がお互いを励ますようなものだったり、あるときは次の世代へ向けてのアドバイスだったり、今は動画がカンタンにシェアできますからどんどん活用していきたいと思います。人は応援されると更なる力を発揮しますからね。どんな小さなアクションでもメッセージでもいいのです。わたしは、小さくても魅力いっぱいのFIAT500のように、それがいずれは大きな魅力を放つ時が必ず訪れると信じています。」     イタリア人はチャオという言葉を交わすと、不思議と心が開いていくといいます。世界で愛される言葉であるのは、こうした理由なのかもしれません。そんな魔法の言葉が持つ、ポジティブで明るいイメージとともに女性を応援し、社会と未来を明るくするプロジェクトとして#ciaoDonnaを進めていきます。   […]

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がんばる皆さんにフィアットからCiao!とミモザを。ホワイトリボンラン2018

3月4日、お台場にて今年で3度目の開催となる「WHITE RIBBON RUN(ホワイトリボンラン)」が開催されました。参加者全員で5kmを走る同イベントは、国際協力NGOジョイセフによる世界の女性たちの命と健康を守るチャリティを兼ねたもの。フィアットはミモザの花を持って応援に駆けつけました。   同じ気持ちと時間を共有する5kmラン […]

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