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#ルパン三世

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ショッピングモールの屋上通いの日々を乗り越えて。武内さんファミリーの『500』ライフ。

運転に苦手意識があり、7年間ペーパードライバーだったという武内さん。愛犬と出掛けたいという思いから一発奮起し『500』を購入。毎日ショッピングモールで駐車の練習を繰り返し、その姿を影から見守ったご主人のサポートもあり、苦手意識を完全に克服した摩利子さん。『500』を通じて変化を遂げた武内さんファミリーのフィアットライフをご紹介します。   駐車枠に入らなかった   『500』は奥さま用に買われたとのことですが、そのあたりの背景から教えてもらえますか。   摩利子さん(以下奥さま) 「最初は主人の大きなクルマしかなかったんですけれど、犬を連れて出掛ける時などに、もう1台取り回しのいい小さなクルマがあったらいいなと思って。私もクルマが欲しいなと思い始めたんです」   康次さん(以下ご主人) 「そのころは犬がまだ1匹しかいなかったので、大きいクルマで持て余していたんですけれど、その後犬が2匹に増えると、片方だけを動物病院に連れて行きたい時や、犬のストレス発散のために一人っ子状態でそれぞれ別々に世話をする日を作ってもいいかなと思うようになったんです。それでクルマが2台あった方がそれぞれ別々に行動できるので、使い勝手がいいんじゃない? と思って。それで『500』は以前より気になっていたので、好きな色が出たらぜひ購入したいと思うようになったんです」   武内さんの愛犬のクーパー君(右/5歳)とポム君(左/3歳)。   以前からフィアットが気になっていたのですね?   奥さま 「ルパン三世がキッカケでフィアットのことは以前から好きだったんです。色もルパンと同じ黄色が良かったのですが、欲しいと思った時には黄色の設定はなかったんですよ。水色にしようかと考えたこともあったんですけど、1年ぐらい待っていたら、ハッピーイエローの『500 ジアリッシマ』という限定車が登場したので、すぐにショールームに問い合わせました」   ご主人 「軽自動車を検討したこともあったのですが、私も彼女もデザインを職業にしていることもあって、やっぱり好きなものに乗りたいよね、という気持ちがありました。街ですれ違ったときに思わず目で追ってしまうような、そういうクルマが良かったんです」   武内さんの愛車『500 Giallissima(ジアリッシマ)』は2022年2月に発売された限定車。ハッピーイエローのボディカラーや、ブラックのミラーカバーが特徴。   奥さまは7年間ペーパードライバーだったとのことですが、久々にクルマに乗るのは怖くなかったですか?   奥さま 「もちろん怖かったです。以前に主人のクルマで運転に挑戦したことがあったのですが、ショッピングモールの屋上で試しに駐車したところ、駐車枠の白線を跨ぐようにど真ん中に停めていたんです。何度か練習してもそんな感じだったので、自分は運転に向いてないかもしれないと思って、運転から遠ざかっていたんです。フィアットを買ってからも、納車まで1度も運転しませんでした。だから納車日がいきなり久々の運転となってしまったんです」   ご主人 「納車の事務的な手続きが終わり、妻が運転席に乗った段階で、エンジンをかけるにはどうするんだっけ? みたいな状態でした。ディーラーの方が運転にまったく慣れていないことを察してくれ、手取り足取り教えてくれたんです。それでデリバリールームの扉が開いて“さあどうぞ”、となった時には僕も助手席でガチガチでした(笑)。妻に“大丈夫だよね? 後ろに下がったらガラスをバーンだよ”と言うぐらい、不安で仕方なかったです」     >>>次ページ ショッピングモールの屋上から徐々に下の階へ   […]

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Everyday FIAT、Everyday Happy|FIATオーナー紹介

お医者様として日々奮闘している松村啓さん。多くのクルマを乗り継ぎ、現在もヒストリックカーを含め複数所有する“エンスージアスト(熱狂的なファン)”であり、また、アウトドアレジャーも存分に楽しむ素敵なライフスタイルをお持ちです。そこにフィアットがなくてはならない存在と語る松村さんに、その魅力を存分にお話しいただきました。       “ちっちゃくてすばしっこい”のが格好良い   お勤めの病院の近くにあるガレージには今回ご紹介する『Panda 4×4(パンダ フォーバイフォー)』や、新車から所有する『クーペ フィアット』のほかに、ヒストリックカーの『Nuova 500(ヌォーヴァ 500)』、アバルトでは『1000TCR』などが収まっており、そのほとんどが小さなクルマ達です。     「子供の頃のおもちゃはミニカーでした。デパートに行くとトミカを買ってもらっていました」と楽しそうに思い出を語る松村さん。クルマ好きになるきっかけは全く覚えていないとのことですが、お父様やご親戚が、海外のスポーツカーや大型サルーンなどに乗っていたくらいのクルマ好きだったことから、必然的にクルマ好きになっていったのでしょう。「ヘッドライトやテールランプの形でみんな車名がいえるくらい好きでしたね(笑)」       免許を取得しクルマが買えるようになったとき、最初に選んだのは『FIAT RITMO ABARTH 130TC(フィアット リトモ アバルト 130TC)』というハイパワーのハッチバックで、その後少し他の国のクルマにもお乗りになったそうですが、再びフィアットとアバルトの世界に戻ってきた松村さん。その車歴を振り返ると、いずれもが小さなハッチバック系だったそうです。松村さんは素直に、「ちっちゃいクルマが好きなんです」と語ります。「自分の体格は小さい方なのですが、高校時代は柔道部に所属していました。そのときに、“ちっちゃくてすばしっこい”のが格好良いと思っていたんです。クルマの世界でもラリーで速いクルマは小さくてすばしっこくて、ジャイアントキラー、大きいクルマに勝つみたいなイメージですものね」とその理由を教えてくれました。       そもそも最初にフィアットを意識したのはルパン三世の『Nuova 500(ヌォーヴァ 500)』でした。ここからが松村さんらしいところで、カリオストロの城ではなくテレビのファーストシリーズに登場した水色の500だったのです。     「これが最初のフィアットとの出会いだったんでしょうね。ちっちゃいクルマですばしっこくて、狭いところにどんどん入って行って、後ろから来た大きいクルマは入っていけない」。そんな痛快なイメージに惹かれたようです。因みにこのシリーズは何度も見直し、今ではセリフまで言えるようになったそうです。     パンダがやってきてカヌー熱が再燃   松村さんのいまの生活に最も溶け込んでいるのは“ヴェルデ・トスカーナ”というオリーブドラブカラーの『Panda 4×4(パンダ フォーバイフォー)』です。 「実は大雪の日に安心して乗ることが出来る四駆が欲しかったのですが、SUVは見た目が好きではないので、いろいろ探していました。そのときに、ディーラーからパンダの四駆が出るという話を聞いた瞬間に買います!となりました」。 もともとパンダのデザインは好きだったそうで、そこに迷いはなかったといいます。それ以前にも先代パンダも所有していた経験があることから、そのサイズと魅力は熟知していたのでしょう。       パンダがやってきたことで松村さんのライフスタイルは一変します。 「もともとアウトドアレジャーが好きで、パンダでスキーやスノボ、自転車を積んで出かけたりしていました。あるときふと、カヌーがあったなと思い出したのです」。 実は20~30年くらい前にカヌーを楽しんでいたことから、「もしかしたらとルーフキャリアにアタッチメントを付けて乗せてみたら、ギリギリ大丈夫でした」。そこから一気にカヌーの趣味が再燃。いまでは仲間とともにご自宅から近い中禅寺湖で楽しんでいるそうです。       松村さんはパンダについて、「いろいろクルマを持っていますが、パンダが一番楽しいといってもいいぐらい面白いですね。例えば6速マニュアルを操って元気に走らせることも出来ますし。あとは雪道も、悪路もガシガシ行くほうなので、そのときの抜群の安定感も素晴らしいです。雪道も何度も試しましたが全然ヒヤッとしたことがないくらいです。また、カヌーを乗せていくと、湖畔は凸凹道ですがそこも楽しい。こんなになって(といってステアリングを握るふりをして、体を大げさにゆすりながら)もすごく楽しくて」と本当に笑い声をあげながら実演してくれます。     […]

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山崎貴監督インタビュー : 最新作『ルパン三世 THE FIRST』への思いを語る Vol.02

2019年12月6日公開の映画『ルパン三世 THE FIRST』。2019年冬公開の映画の中でも、一際注目を浴びている新時代の『ルパン三世』。3DCGという新たな姿でスクリーンに帰ってきた各キャラクターの活躍が楽しみな話題作です。 今回は、山崎貴監督インタビューの第2弾。本作のこだわりや見どころ、そして『FIAT 500』の登場シーンなどについて、根掘り葉掘りお話を伺いました。 大好きな作品を監督するよろこび これまでにも、たくさんの話題作でメガホンを取ってきた山崎貴監督。最新作『ルパン三世 THE FIRST』を手掛けることになったきっかけとは?その経緯についてお聞きしました。 「本作には、最初アドバイザー的な関わり方をしていたのですが、ドンドン愛着が湧いてきまして。その流れで監督起用の話が出てきたんです。とても忙しい時期ではあったのですが、ルパン三世という題材は、一度は関わってみたいコンテンツだったので、こんなチャンス滅多にないと思って引き受けました」。 原作の誕生から50年以上にわたり、幅広い層で人気を博している『ルパン三世』。その最新作を手掛けるにあたり、どのような思いで作品制作に取り組んできたのか。本音を尋ねてみました。 「プレッシャーは、物凄くありましたね。とても多くの人々に愛されている作品ですし、人々の中にいろいろなルパン像がある。しかも、今回は3DCGという初めての試みなので、そこで感じる違和感をできる限り取り除かなければいけないと思いました。ルパン三世ならではの特徴はしっかりと踏襲しながらも、ある意味で決定版になっていないといけない。しかも、新しいフォーマットで制作する第1弾ということで、しっかりとした軸を作っていかなければいけない。そして、先人がこれまでに『ルパン三世シリーズ』として素晴らしい作品を創られている中、僕がそこに参加させていただくという思いもある。そういったいろいろな思いがある中、新しいフォーマットで挑戦するというのは、ある意味での恐さがありましたね。でも、ルパン三世作品の監督ができる、そのよろこびが物凄く大きかったので、プレッシャーに負けずに頑張るしかないと思いながら制作しました」。 作品のポイントは“ThIS IS LUPIN” 3DCGという新たなフォーマットで表現された『ルパン三世 THE FIRST』。本作の制作にあたり、特にこだわり、時間をかけたのが、キャラクターの表情だと語る山崎貴監督。 「それぞれのキャラクターの表情だったり、動きだったり。そういった点に、トコトンこだわりました。3DCGになっても、ルパンはルパン、次元は次元に見えなければいけない。これまで愛されてきた、それぞれのキャラクターの個性をしっかりと受け継ぐといった部分は、特に注力しました。キャラクターが決まるまで、本当に大変でしたね。その分、きっと皆様にも満足していただける仕上がりになったと思います」。 「制作にあたっては“This is LUPIN”、つまり、典型的な“これぞ、ルパン!”という作品を創るということを意識しました。物語に関しても、表現自体が3DCGというカタチに変わっているので、それ以外のところは出来るだけこれまでの流れみたいなものを踏襲しようと思いました。2D(アニメーション)の作品と3D(CG)の作品をつなげるフックとして、これまでの作品を大切にするということに注意深く取り組みました。とはいえ、3DCGなので、これまでの作品とはだいぶ印象が違うと思うんですよね。でも、映画が始まって30分くらい経ったときに、観ている方が違和感を感じなくなってくれればいいなぁと思って制作しました。長年ルパン三世ファンという方に観ていただいても、ご家族で観ていただいても、楽しんでいただけると思います」。 スクリーンを駆け回る500にも注目 『ルパン三世 THE FIRST』でも、ルパン一味の相棒として登場する『500』。山崎貴監督が『500』の存在を知ったのは、1979年に公開された『ルパン三世 カリオストロの城』だったとのこと。 「あの作品の中で、500が大活躍するじゃないですか。しかも、凄まじいパワーを秘めた、まさに「羊の皮を被ったスーパー狼」的な感じで。500がスクリーン狭しと駆け回る場面は、本当にワクワクしましたね。僕らがいま思い描いているルパン三世の世界観って、最新でもないけれど、古くもない。そういった作品が持っているいい感じの世界観に、500の存在は物凄く似合っていると思います」。 そして本作で『500』はどの様な活躍をするのか?尋ねてみました。 「500は、すごく活躍していますよ。僕の中で500は、軽快なイメージとか、小回りの効くイメージとか、なおかつカタチからは想像が付かないようなパフォーマンスを秘めているイメージがあるんです。そういう感じが活かせるよう500は作品の中でパワフルな活躍をしています。 また、本作では音にもこだわっています。タイヤの軋み音とか、ブレーキ音とか、走行音とか。ブレーキをかけながら回転するようなアクロバティックな走り方をするんですけれど、そういうところも含めて、とてもかっこいいカーチェイスになっています。3DCGならではの立体感というか、そういった中で展開するので、500の登場シーンも楽しみにしていただければと思います。500の走行シーンは、本当にかっこいいと思いますよ」。 ルパン三世作品ならではの珠玉のエピソード ご自身も、ルパン三世ファンという山崎貴監督。本作の制作中、いろいろな出来事があったとのこと。その中で、印象的だったエピソードについて、お話を伺いました。 「今回は、声を先に録音して、それに合わせてCGを創るプレスコという手法で映画を製作したのですが、声優さんの声を録音したときは、めちゃめちゃテンションが上がりました。 栗田貫一さんが話し出したときは「うわぁ、ルパンだ!」と感動しましたし「次元が喋っているよ!」「わっ、五エ門がいる!」とか、思わずファン目線になってしまいました。長年キャラクターを担当されている声優さんたちがスタジオで声を出している感じが、とても嬉しかったですね。声を録り始めた頃は、有頂天になって毎回ワクワクしていました」。 「あと、とにかく制作期間が長かったですね(笑)。CGってコンピューターが勝手に絵を作ってくれるイメージがあるかもしれませんが、ひとつひとつ、コツコツ。人間の手を介して作っていくウェイトが大きいので、とても時間がかかるんです。本当、一歩一歩というか。いつになったら出来上がるんだろうと思いながら、進行していましたね」。 最後に『ルパン三世 THE FIRST』の見どころについて、山崎貴監督にお聞きしました。 「やはり“This is Lupin”というところに尽きると思います。ルパン三世ファンの方や、これまでのルパン三世の作品を好きな方が観て、楽しめる作品になっていると思います。もちろん、ルパン三世ならではの、お約束事みたいなものもしっかり入っています。しかも、3DCGになったことで、いままでとは違った新しさも見られると思います。昔からある良質な作品に、現代風の厚みを加えたらこうなったというか。「ルパン三世が3DCGになって帰ってきた!」という部分を楽しんでいただけたらと思います」。 3DCGという新たなフォーマットで制作された、劇場版『ルパン三世 THE FIRST』。ルパン三世シリーズの新時代を切り開く山崎貴監督渾身の本作は、ルパン三世ファン、そしてフィアットファンにとって、きっといつまでも心に残る作品になることでしょう。 山崎貴監督インタビュー : 最新作『ルパン三世 THE FIRST』への思いを語る Vol.01 はコチラ https://www.fiat-jp.com/ciao/lupin-the-first-interview/ プロフィール山崎 貴(ヤマザキ […]

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山崎貴監督インタビュー : 最新作『ルパン三世 THE FIRST』への思いを語る Vol.01

2019年12月6日公開の映画『ルパン三世 THE FIRST』。3DCGというフォーマットでスクリーンに帰ってきた新たなルパン三世に、フィアットファンやルパン三世ファンはもちろん、老若男女問わず巷で大きな注目が集まっています。 そこで、本作の監督と脚本を手がけた山崎貴監督にインタビュー。 山崎貴監督のヒストリーや『ルパン三世 THE FIRST』について、そして『FIAT 500』への思いなどを、前編・後編の2回にわたりご紹介します。 幼い頃から魅了され続けた映像の世界 次々とヒット作を生み出す日本を代表する映画監督・山崎貴さん。脚本やVFX(ビジュアルエフェクツ)まで、多岐にわたり大活躍する山崎貴監督が映像の世界に魅せられたきっかけや、自身の作品にかける思いを伺いました。 「幼い頃、怪獣映画を作っている人たちがいると知った時から、映像関係の仕事がしたいと思っていましたね。長野県から上京した後、アルバイトなどで映像の仕事に関わるうちに、知り合いが出来たりして、本格的に映像の仕事に携わるようになりました。子供の頃から本当になりたかった映像を扱う業界に入れて、夢が叶ったということですね」。 「子供の頃は、怪獣映画とか特撮ものの番組をとても楽しみにしていました。そして、何と言っても中学時代に観たハリウッド映画のSF超大作の存在は、僕にとってとても大きいですね。あの頃って、当時だけではなく、後々まで愛され続けるVFXのアイコンになるような作品が次々と発表されていて。そのような作品たちを観て“こういうことを仕事にできたら、本当に楽しいだろうなぁ”と思い、本気でこの世界を目指しました」。 「なかでも、スティーブン・スピルバーグ監督の作品『未知との遭遇』には、大きな衝撃を受けましたね。UFOの映画ということもあって、最初はアダムスキー型の円盤が出てくる程度の映画じゃないかとあまり期待をしていなかったのですが、実際に観てみたら驚愕。素晴らしい映像が乱舞するというか。マザーシップが本当に巨大だし、初めてみる映像ばかり。特撮的な映画を観て、初めて“本物が出てきた!”という感じがしました。それまでは見立てというか、観る側にある程度の心構えが必要だったのですが『未知との遭遇』は、本当にあったことを映した映画なんじゃないかという錯覚に陥るくらいの凄さがあってビックリしました。その後も、続々と素晴らしい作品が公開されて。ああいう活きのいい時代の映画たちに、大洗礼を浴びてしまったという感じですね」。 驚きの映像とストーリー性で人々を魅了する 学生時代から、衝撃的な作品に心を奪われてきた山崎監督。その感動は、現在自身の作品にどのような影響を与えているのか、そしてどのようなこだわりを生み出しているのか、お話を伺いました。 「あの頃の衝撃がいまでも続いているというか、やはり映像でビックリさせたいという思いは常にありますね。また、初めて劇場で観た映画が『ロッキー』だったんですけれど、最初からドラマとして素晴らしい作品を観せられたこともあって、作品制作の際はストーリー性もとても重要視しています。僕の作品『アルキメデスの対戦』では、VFXを駆使した部分にもドラマの部分にもとてもこだわりました。VFXがただ単に脅かしだけではなく、物語にしっかりと食い込んでいるんです。これからも、VFXを使った映像とストーリーが渾然一体となった、骨のある作品を制作していきたいですね」。 「また作品を制作する際には、いつも初めて観る映像を描きたいという思いがあります。何度も描かれている題材でも、見せ方や感じ方次第で新しい表現を見せられると思っています。『アルキメデスの対戦』でいうと、戦艦大和が沈むシーン。このシーンは、これまでも様々な映画でたくさん描かれていますが、実際はこうだったんじゃないかとか、こういう映像は見たことがないんじゃないかとか、そういう点にこだわりました。ベーシックな部分を大切にしながら、新しい驚きをできるだけ追加するよう心掛けています」。 500への思いと愛情を最新作『ルパン三世 THE FIRST』に映し出す インタビューを続ける中で、山崎貴監督から愛車の話が。なんと、山崎家の愛車は『500』とのこと。最新作『ルパン三世 THE FIRST』の中で『500』を描くにあたり、意識した部分はあったのか、お話を伺いました。 「実は、僕の家のクルマは、限定車の黄色い500なんですよ。『ルパン三世 THE FIRST』を制作中は、スタジオのスクリーンの中で黄色の500を見ていて、家に帰ると黄色の500が待っている。なんか不思議な感じがしていましたね。『ルパン三世 カリオストロの城』をはじめとする、僕たちが思い描いているルパン三世の世界観と500が醸し出す雰囲気って、すごく似合っていると思うんです。僕自身、ルパン三世も500も大好きだし、とても親しみのあるブランドなので、今回の映画でもちゃんと活躍させなきゃいけないなぁと思って、カーチェイスシーンを制作していました(笑)。観ていただければわかると思うのですが、500が好きすぎて異常に活躍させている感がありますよ(笑)」。 『ルパン三世 THE FIRST』の公開まであとわずか。ルパン一味の活躍はもちろん『500』の登場シーンにもいまから期待が高まります。 山崎貴監督インタビュー : 最新作『ルパン三世 THE FIRST』への思いを語る Vol.02 はコチラ https://www.fiat-jp.com/ciao/lupin-the-first-interview-vol2/ プロフィール山崎 貴(ヤマザキ タカシ) 長野県松本市出身。阿佐ヶ谷美術専門学校卒業後、映像制作プロダクションの白組に入社。00年『ジュブナイル』で監督デビュー。『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)では、日本アカデミー賞16部門を制覇。続編『ALWAYS 続・三丁目の夕日』、『ALWAYS 三丁目の夕日’64』も大ヒットを記録。以後『SPACE BATTLESHIP ヤマト』や『永遠の0』、『寄生獣』2部作を監督。また、3DCGアニメでも手腕を発揮し『STAND BY ME ドラえもん』では八木竜一氏と共同で監督。近年では『DESTINY 鎌倉ものがたり』や『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』『アルキメデスの対戦』など話題作の監督を多数務める、日本を代表する映画監督、脚本家、VFXディレクターである。 500の詳しい情報はコチラ http://www.fiat-jp.com/500/ 映画『ルパン三世 […]

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免許を取る前から、イエローの500に決めていました|FIATオーナー紹介

生まれも育ちも長野県東御市という長島香奈さんの愛車は、自然あふれる東御の街でひときわ華やかさを放つイエローの500(チンクエチェント)。 今年3月に手に入れたばかりというピカピカの500は、通勤にも休日の買い物やお出かけにも毎日乗っているという、長島さんの暮らしに欠かせないパートナーです。     オンも、オフも、いつもフィアットと一緒に。      旅行好きが高じ、現在旅行代理店に勤務している長島さん。プライベートでも年に数回は海外に行き、月に一度は国内旅行へ。フィアットを手に入れてからはさらに行動範囲が広がったようで、山梨や群馬、新潟、伊豆…と休みごとにいろいろな場所に出かけているそうです。仕事がお休みのこの日は、友人の美乃里さんとともに近所をドライブがてら東御市海野宿へ。   海野宿は1625年開設された宿場町で、格子窓や土壁など伝統的な家並みが残り、まるで江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気。情緒あふれる通りは日本の道百選にも選ばれています。 長島さんの自宅から近く、小学生の時に社会科見学で訪れたり小さい頃からとても馴染みのある場所。いまは通勤ルートで、風情あふれる街並みを横目に仕事に向かっているそうです。   通勤の途中に気になっていたという「橙カフェ」へ。海野宿のちょうど真ん中あたりにガラス職人のご夫妻がオープンした工房兼ガラスショップ&カフェで、民家を改装した古い建物に橙色ののれんがかかり、ノスタルジックな雰囲気。   店内に入るとガラス製品がずらり。東御市特産の胡桃の灰をガラスの原料と混ぜることで生まれる、うす緑の色合いが魅力の「胡桃ガラス」にふたりとも興味津々。「生まれた時から東御市に住んでいるのに、こんなキレイなガラスがあったなんて知らなかった!」と長島さん。   地元の新たな魅力に出会ったあとは2階のカフェでおしゃべりタイム。友人の美乃里さんとは保育園時代からの幼なじみで、社会人になった今はふたりでドライブを楽しんでいるのだとか。それぞれの愛車で出かけて自然の中を走ったり、目的地で待ち合わせして車と一緒に写真を撮って楽しんでいるそうです。会話も次なるドライブの計画や車のカスタマイズの話で終始盛り上がっていました。     ルパン三世に憧れ、イエローのフィアットに一目惚れ。 教習所に通っていた18歳の時から「自分の車を持つならフィアット、と決めていた」という長島さん。高校時代にイタリア文化に興味を持ち、いつの間にか「フィアット」のことを認識していたそう。ルパン三世がイエローのフィアットに乗っていたのを見て、同じ色を選んだとのこと。その理由は「ルパンの車ってどんなに無茶しても壊れないじゃないですか!? きっと丈夫な車なんだろうなって(笑)実際に乗ってみるとしっかりとした作りで、頼もしいですよ」 「イエローのフィアットを探し求めていたら、偶然にも長野のディーラーにあると聞き、見に行きました。実物を見たらちょっとハデかな…と思ったのですが試乗してインテリアの可愛さにノックアウト! 運転しているときも気分があがりそうなので、1週間後には購入を決めていました!」     自分らしさをアピールする、「カスタム」にも夢中!  ルパンとお揃いのイエローはもちろんのこと、ミラーのホワイトカラーもチャームポイント。ディーラーで出会った時からホワイト仕様になっていたそうですが「耳みたいでかわいい!」とお気に入りの様子。   カーアクセサリーにも関心のある長島さんは、購入時にイタリアンフラッグのバッヂや、500のロゴの「0」と同じ形のクロームテールパイプをオプションで選び、自分好みにカスタマイズ。   シガーソケットに装着するフィアット純正アロマディフューザーも愛用中。 「今後はシフトレバーもイエローにカスタムしたり、キーカバーも付け替えたいです」とカスタマイズ計画はばっちり。 「とにかくこの子が可愛くて…」と話すチャーミングな笑顔が、ヴィヴィッドなイエローのフィアットととてもお似合いでした。     【撮影協力】 ガラス工房 橙 + 橙カフェ 〒389-0518 長野県東御市本海野1071-3 TEL. 0268-64-9847 営業時間10:00~17:00 (10月〜3月は16:30まで) 火曜日定休(9.12.1.2月は不定休) ※掲載されている内容は2018年11月30日現在の情報となります。詳しくはショップにお問い合わせください。   […]

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ルパンがフィアットを愛する理由。『ルパン三世 PART5』浄園祐プロデューサーインタビュー

モンキー・パンチ先生の漫画連載開始から50年以上にわたって愛され続ける『ルパン三世』。主人公であるルパン三世はさまざまなストーリーの中でいくつもの愛車を乗り継いでいますが、中でも強い印象を残す車のひとつがFIAT 500でしょう。ルパン好きが高じて500を手に入れたというオーナーさまも少なくありません。 ちなみに『ルパン三世』はフィアットの生まれ故郷、イタリアでもとてもポピュラーな作品です。たとえば前作2015年のTVシリーズの舞台はイタリア・サンマリノ。さらに日本に先がけてイタリアで初放送されたというエピソードからも現地での人気のほどがうかがえます。   今回は、伊勢丹新宿店で開催されたイベント「ISETAN×ルパン三世 #ルパンの夏祭り」に連動し、『ルパン三世 PART5』の矢野雄一郎監督と浄園祐プロデューサーが講師を務めた特別講座に潜入。講座修了後の浄園さんに、ルパンとフィアットの切っても切れない関係についてお話しを伺いました。     ルパン三世は、なぜFIAT 500に乗り続けるのか 「そもそも500はテレコムのアニメーターだった大塚(康生)さんの愛車。一方、宮崎(駿)さんは『カリオストロの城』で自身の愛車だったシトロエンにクラリスを乗せたんですね。何十年も前の当時から、おしゃれなクルマのイメージだったのでしょう」 『ルパン三世』TV第一シリーズから始まった、ルパンと500の関係。その後、映画『カリオストロの城』をはじめとするさまざまな作品で描かれ、浄園さんのプロデューサーデビュー作となった2007年のOVA『ルパン三世 GREEN vs RED』でも500は大活躍。OVAのリリースのタイミングが奇しくも新型500の発売直前だったということもあり、2代目のNuova 500と発売前の新型500がカーチェイスで戦う貴重なシーンが盛り込まれました。本国のフィアットからたくさんの資料をもらい、排気音なども発売前に提供してもらい忠実に再現したそうです。   2018年の最新TVシリーズ『ルパン三世 PART5』でも500はルパン一味の愛車として登場(実はアバルト仕様!)し、ハデなカーチェイスも披露。残念ながら第一話でさっそく海に沈んでしまいましたが……。 世界に名だたるスポーツカーの数々にも乗ってきたルパンですが、なぜ彼は時代が変わったいまも500を選び続けるのでしょうか。浄園さんはしばし考え込んだ後、こう話してくれました。 「あくまで個人的な意見ですが、彼らは泥棒だから目立てないというのも理由にあると思います。とくにオフのときは500のような車で移動したいんじゃないかな。大衆の車にまぎれて街から街へ移動し、いざ仕事でカーチェイスとなったときには自分の手足のように活躍してくれる一台が500だったのでしょう」     500はルパンの手足のように躍動する 一方、アニメの作り手としての視点からも、500を選ぶことは理に適っているそうです。 「500はコンパクトなので、運転するルパンとの一体感が演出しやすいんです。CG全盛の時代ですが、『ルパン三世』はいまだに手描きで作っています。それは、ぼくらが車もキャラクターだと思っているから。他のアニメでは車は車として描かれるので、CGのほうが適している場合もあります。でも『ルパン三世』の場合、車はルパンの手足の延長なんです」 崖を登ったり、階段を駆け降りたり、まるで動物のようにいきいきと描かれる500。それこそが「アニメとしてケレン味が利いておもしろいところ」であり、「ルパンという作品を作るうえで失ってはいけないところ」だと浄園さんは話します。 「小さくて決してパワフルには見えない500だけれど、ルパンの手にかかれば崖だって登れてしまうと思わせるポテンシャルがありますよね。親しみやすくコミカルな空気と、おしゃれでカッコイイ部分を併せ持っているので、オンもオフも両方演出しやすい車です」   「それに限られた画面のスペースにルパンも次元も五ェ門も収めるためには、コンパクトな500は都合が良いですよね。ただ、実はシーンによって車内の大きさが変わっているんです。たとえばルパンたちの仕事が終わって500のシートにもたれかかっているラストの30秒、そこでは画面が緊張する必要がないので若干ゆったりとした大きさに、ルパンが前のめりになって運転するアクションシーンではギュッとコンパクトな車体に。自分たちの好きなように変えて演出できるところがアニメと実写の違いです」 「アニメは全部フィクションですが、その中でもルパンは実証主義というか、リアルな描写を大切にし続けている作品です」と話す浄園さんに、次に描いてみたい500のシーンを聞いてみました。 「ぼくがいつか描いてみたいのが、車のメンテナンスやカスタムをするルパン。エンジンを載せ替えたりレストアしたり、ルパンは自分自身でやっているはずなので。アニメのストーリー上は必要のない、なんでもないオフのシーンだけど、男の子ならきっとワクワクするシーンになると思います」 ガレージで500と格闘するルパン。車好きならずとも胸が高鳴るシーンになりそうです。ルパンと500の相棒関係、これからも目が離せません。     ルパンがFIAT 500Cで伊勢丹新宿店に来店!? インタビュー時には、ルパン三世と伊勢丹のコラボレーション第三弾「ISETAN×ルパン三世 #ルパンの夏祭り」が開催中。伊勢丹新宿店メンズ館1階の正面玄関にはルパンが乗り付けたというFIAT 500Cが!   500Cの中にはルパンのジャケットが掛かっています。ルパンはここで変装して会場に忍び込んだ模様。   伊勢丹新宿店本館6階=催物場の「ISETAN×ルパン三世 #ルパンの夏祭り」本会場では、ルパン一味がお出迎え!?   グルメ、アート、ファッション、ステーショナリーなどお宝級のアイテムが集結し、ビストロやカフェ、バーなども登場。ルパン一味がハデに演出するお祭り騒ぎが展開され、多くのルパンファン&フィアットファンたちが集う大盛況のイベントとなりました。   「ISETAN×ルパン三世 #ルパンの夏祭り」は2018年7月23日(月)に終了しました。 […]

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オーナー紹介〜ウェディングのメインゲストは500

文=田代いたる 写真=太田隆生   転勤で同じ事業所になった同僚と結婚 仲睦まじく、箱根『小田急 山のホテル』のテラスでスイーツを楽しむカップル。影山僚大さんと悠里加さんは、今年6月に結婚式を挙げたばかりの新婚カップルです。共に同じ会社に勤務。3年前、僚大さんが北海道から悠里加さんのいる神奈川の事業所に転勤してきたことで出逢い、今日に至りました。最初のデートから「優しくて素敵な女性だなと感じました」と僚大さんが言えば、悠里加さんは「しっかりしていて引っ張っていってくれる、自分とは真逆のタイプ」と応えます。そんな2人がこの日、乗ってきたクルマがバニライエローの500。悠里加さんの愛車です。     500との出逢いは小学3年生 その優しいカラーリングのほかにも、車内には花も飾られて女性らしい雰囲気。かわいくディスプレーされた大小のミニカーからは悠里加さんの500への強い愛を感じます。 「小学校3年生のときに、ルパン三世の映画『カリオストロの城』を見たんです。そのとき、ストーリーよりクルマのかわいさに驚いて、ひと目惚れしちゃいました。500のミニカーを集め始めたのはその頃からですね」。 現在、20台はコレクションがあるとのこと。バレンタイン限定のミニカー付きチョコレートは毎年、欠かさず購入しています。 「僕はそのチョコ、もらったことないなあ(笑)」と僚大さん。「いつも自分で買って自分で食べちゃうから(笑)。来年はプレゼントしようかな」。     2人それぞれ、別々のイタリア車 実は悠里加さんの500に対して、僚大さんの愛車はAlfa Romeo MITO。1人1台のクルマを所有しています。MITOを選んだ理由を「妻の“500愛”に影響されました」と振り返る僚大さん。結婚を決意した後で夫婦のクルマとしてまず購入したそうです。 「展示会で見た瞬間、カッコいいなぁと(笑)。その日のうちに契約しちゃいました。妻のお陰でイタリア車に対する理解が深まっていたのだと思います。だから、妻にも『そんなに好きなら、もう1台、買ってもいいんじゃない?』って提案しました。探していたら国立のディーラーさんに、状態の良いバニライエローの500があった」。「一緒に見に行ってすぐに、『あ、買います』(笑)。私も、即決でした」と悠里加さん。   500も一緒に、箱根のリゾートホテルで挙式 2台あるから「その日の気分に合わせて乗り換えられえる」と小春日和のテラスで幸せそうに語る2人。実はここ、『小田急 山のホテル』は夫妻が結婚式を挙げた舞台でもあります。「景色がキレイ」と悠里加さんが見つけてくると、僚大さんも「歴史があるし、その風格に魅せられました」と納得。 「でも最大の決め手は何より、スタッフの方々。本当に親切にしてくださって」。当日は何と、チャペルに500を運び入れて記念写真も撮りました。中にはトリックアートのような一枚もあり、「あのときは腰が痛かった」と僚大さん、思い出し笑い。夫婦になってからも撮影も兼ね、500でいろいろな場所へ出かけています。       北海道を500で巡って 「今年の夏休みは僕の実家がある北海道へ、500に乗って帰省しました」。運転は主に僚大さんでしたが、「キビキビとスムーズに走れて気持ち良かったです」と言います。500で帰った理由については「私が説得しました」と悠里加さん。「北海道の景色をバックに、500の写真が撮りたいって思って。『メルヘンの丘』のような大自然の中でどれだけ映えるか、見たかった。いっぱい撮影してみて私が実感したのは、500はどんな場所でも絵になるということ。それが一番の魅力かもしれません。500を買ってからは、出かけることも増えたよね?」 「そうだね。今は、目的地でなく『この辺りをドライブしたい』って最初に考えるようになりました。500に乗るようになって、出かけるきっかけが変わりました」。僚大さんもフォトジェニックな500の魅力を認めているようです。     不安を払拭してくれたディーラーの心遣い 悠里加さんが長年の夢を叶えて500を購入したのは今年4月。最初は「自分でちゃんと運転できるか、少し心配だった」と言います。けれど、ディーラーの対応が素晴らしく、すぐに安心できたそう。 「納車日に、デュアロジックの操作方法などを教えてくれるために、後ろに乗って一緒にドライブしてくださったんです」と僚大さん。「おかげですごく助かりました」と悠里加さん。「そんなに運転は得意な方じゃないけど、初めて乗ったときから、私の体にフィットして、手足のように動いてくれる感覚がありました。自分に合っていると思います。女性でも気軽に乗れるクルマですね」と操作性の魅力も体感しているそう。さらに「服装でお洒落するようにクルマもお洒落な方が楽しいと思うんです」。これには僚大さんも同感。「僕もクルマ選びには、自分の中のこだわりを反映したつもりです」。2人の絆は、同じ価値観を共有することでも深められています。     新居の完成を待つ2台の愛車 「今の500は廃車になったとしても、庭にずっと飾っておきます!」と溢れる“500愛”を語る悠里加さん。現在2人は来春の完成予定で、一軒家の新居を計画中。「ミニカーのショーケースとか、業者さんといろいろなアイデアを詰めている段階」だと言います。「最初はスペースの有効活用で縦列を予定していたんですけど、『お互いのクルマがちゃんと見えた方がかわいいよね』と意見が一致。結局、無理矢理、横に並べられる駐車場をお願いしました」と僚大さんも笑っています。 さらにもう一つ、2台がリビングから見えることもリクエストしているそう。悠里加さん曰く「ご飯を作りながら、ソファに座りながら、いつでも眺めていたいから」。新居に並ぶ2台の愛車はきっと、2人の幸福を象徴する存在になることでしょう。       『小田急 山のホテル』 芦ノ湖と富士山、箱根の絶景が楽しめるリゾートホテル。広々とした庭園はツツジ、アジサイ、バラ、紅葉など、四季折々の植物を楽しめることで有名。また寛ぎの場として愛され続けてきた1階にある「ラウンジ・バー」では、正統派の「アフタヌーンティー」やホテル特製スイーツなどが楽しめる。2017年11月12日までは、「箱根スイーツコレクション2017秋」参加スイーツ「秋季箱」(本文参照)を提供。   SHOP DATA 店名 『小田急 山のホテル』 住所 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80 電話番号 […]

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オーナー紹介〜「ルパン三世」作画監督が語る、相棒FIAT 500との秘密

文=髙橋 勝也 取材協力=叶 精二   アニメーター、そして作画監督として、長きにわたり日本のアニメーション界をけん引している大塚康生さん。 数え切れないほど手がけた作品の中でも、特に有名な作品のひとつが「ルパン三世」。 大塚さんが作画監督として手がけた映画「ルパン三世 カリオストロの城」で500が大活躍するシーンは、フィアットファンにとって特別な場面といえるでしょう。 自身もフィアットファンである大塚さんに、かつての愛車Nuova 500との思い出のカーライフを語っていただきました。   初めての500は、日本第1号車 アニメーション業界やファンの間で、無類のクルマ好きとして知られる大塚康生さん。そんな大塚さんが初めてフィアットオーナーになったのは、55年以上前のこと。 「若い頃、某国産車に乗っていました。ある時、馴染みのセールスマンから『今度、フィアット 500を取り扱うことになったんです』と聞き、実車を見る前に予約しました(笑)。購入の決め手は、デザインのかわいさとルーフがオープンになること。あと、大好きなリアエンジンだったことですね」。そして、大塚さんから驚きの発言が。「そのセールスマンが言うには、僕が初めて乗った500は日本輸入第1号車。つまり、僕が日本初の500オーナーみたいなんです」。 「いままでに乗ったクルマの中で、500が一番楽しかった!」と語る大塚さん。ホワイト、クリーム色、水色と3台乗り継ぐほど、500の魅力にのめり込んだそうです。     500といっしょに、日本各地をドライブ 「500とは、本当にたくさん遊びましたね」と笑顔で語る大塚さん。 日本各地を500で旅したことは、いまでも忘れられない楽しい思い出で、なかでも一番印象に残っているのは、九州へ行ったことだとか。「当時は、まだ高速道路も完備されていなかったので、東京の自宅から九州まで、ずっと下道でドライブしました。毛布を1枚載せて、車中泊をしながら何日もかけて旅行をしたことは、いまでもいい思い出です」。 そんな楽しい旅の中、フィアットオーナーならではのハートフルな出逢いもあったよう。「行く先々での、人との出逢いも楽しかったですね。その頃、日本にほとんど500が走っていなかったこともあって、声をかけてくる人が多かったですね。すぐに、意気投合したりして。ヒッチハイカーの高校生を乗せて、ドライブしたこともありましたよ」。 人と人との出逢いを生む。そんなフィアットの個性は、いまも昔も変わらないようです。         作品に描く、クルマ選びのポイント 仕事場まで、愛車の500で通っていた大塚さん。名作『ルパン三世 カリオストロの城』に登場する500は、常に愛車がそばにある環境の中で描かれたそうです。 「スタジオの窓から見えるところに500を停めていたこともあって、スタッフみんなで僕の愛車を見ながらスケッチをしていましたね。当時、僕の500は薄い水色だったんです。ルパン三世の500を黄色にしたのは・・・思いつきですかね(笑)」。日本のアニメーションにおいて、自動車の個性やモデルの特徴を初めて描き分けた草分け的な作品と言われている「ルパン三世」。 細部までこだわって、クルマを描いてきた大塚さんに、車種の選び方のポイントについて聞いてみました。「大切なのは、シンプルな形で描きやすいこと。そして、特徴的でキャッチーなことです。そういった意味でも個性的な500は、作品に描くのにピッタリでした」。 ときにスピーディーに、ときにコミカルに。まるで生き物のように走り回るアニメーションの中の500には、500の陽気な個性と大塚さんの楽しい経験が、たっぷりと活かされているのでしょう。         アニメーションの制作においても、そしてプライベートにおいても、大塚さんにとって欠かせない存在となった500。 インタビュー当日は、奇しくもフィアットの創立記念日である7月11日。しかも、その日は大塚さんの86歳の誕生日でした。そんな記念の日に、いまも愛してやまない500との思い出をにこやかに語る大塚さんの瞳は、まるで少年のようにキラキラと輝いていました。           大塚 康生 Yasuo Ohtsuka 1931年生まれ。アニメーター・作画監督。日本初のカラー長編アニメーション映画『白蛇伝』で動画・原画、『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968年)で作画監督を務めた。『ムーミン』『ルパン三世』映画 『ルパン三世 カリオストロの城』『未来少年コナン』『じゃりン子チエ』などで作画監督を歴任。 50 年以上にわたり制作スタジオや専門学校で後進の指導を担い、高畑勲氏、宮崎駿氏を筆頭に幾多の人材を育成した。おもな著書に『作画汗まみれ』(徳間書店、文春文庫)、『大塚康生の機関車少年だったころ』(クラッセ)、『王と鳥 スタジオジブリの原点』(大月書店、高畑勲氏・叶精二氏らと共著)ほか。 自動車をこよなく愛しており、これまでに3台の『500』を所有。ルパン三世での500の活躍は、自身の体験に基づくところも多い。その他、フィアット車では『850』のオーナーとなったこともある。 […]

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オーナー紹介〜「500Xが来たことで、生活の楽しみが広がりました」

2016年2月から3月にかけて実施された「LOVE&BITE」キャンペーンで、見事「500X Cross Plus」を当選した岸本さん。「500X」のオーナーになってライフスタイルがどう変化したか、うかがいました。   岸本さんにとって、フィアットとの出逢いは子供の頃に見たアニメ『ルパン三世』に遡ります。劇中に登場していたチンクエチェントの姿が印象に残り、フィアットに対して、「小さいけど走りがいい。そんなイメージを持ちました」と話してくれました。それから長い月日が経ち、自らが「500X Cross Plus」のオーナーになったのでした。     幼い頃からクルマやバイクが好きで、運転免許証を取得してからは自分でメンテナンスしたり、クルマの見栄えにこだわったりと、クルマの趣味的な側面を大切にしている岸本さん。「500X」に対しては、どのような印象を持たれたのでしょうか? 「思った以上によく走るクルマだと感じました。街中はもちろん、足回りがしっかりしているので山道の走行も楽しむことができます」。     「あと、ダイヤルひとつで走行モードを簡単に切り替えられる“ドライブムードセレクター”によって、異なる運転感覚を楽しめるのが気に入っています。ノーマルモードでも十分によく走るし、スポーツモードではより機敏な走りを楽しめます」。     「デザインは、『500』のデザインモチーフを守りながら、しっかりとSUVの雰囲気が出ているなと。全体的によくできたスタイルだと思います。なかでもフロントまわりがお気に入りです」とのこと。「500X」に乗るようになってから、走行中に周囲の視線を感じることが増えたそうです。     「あと、ドライバーにとってインテリアは満足度を左右する大事なポイントだと思いますが、『500X Cross Plus』のレザー内装は柔らかく上質感があっていいですね。子供が汚してしまわないか心配になってしまうほどです(笑)。細かなところではドリンクホルダーにイルミネーションが採用されていて、夜間でも直感的に使いやすいところが乗り手への気遣いを感じられて気に入っています」。     岸本さんは、週末はご家族や友人など大勢でバーベキューに出掛けることもあるとのこと。そんな時はラゲッジルームにコンロや食材などを満載にして目的地に向かうそうですが、そうした場面で「500X」は、実用性の高さもさることながら、移動中の運転を楽しむことができるのがいいと話してくれました。 「『500X』には、実用的なだけでなく趣味的な要素も備えているので、乗ると気分が爽快になります。清涼剤のような感覚がありますね」。 「おかげでこのクルマに乗り替えてからドライブする機会が増えました」と笑いながら話してくれた岸本さん。「500X」でアクティブなカーライフを満喫されている様子が伝わってきました。   […]

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