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#500X

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愛犬との暮らしにフィットする500X|FIATオーナー紹介

東京都にお住まいのアツシさんとミキさんのご夫妻は、500(チンクエチェント)から500X(チンクエチェントエックス)と乗り継いできたという大のフィアット好き。愛犬であるミニチュアシュナウザーのルークくんを中心に、家族で一緒に楽しむフィアットライフについてお聞きしました。       いつか乗るなら500と決めていた   アツシさんとミキさんのご夫妻が最初に500を手に入れたのは、アツシさんの仕事の関係で長野県に住んでいたころ。東京から長野に移り住んだときに仕事用のクルマは1台所有していましたが、クルマ移動が主となる場所ということもあって、やはり夫婦で2台あったほうがいいなという話に。そして購入したクルマが、ミキさんがずっと憧れていた500でした。 「わたしがまだ独身のころ、近所のおしゃれな家の小さな駐車スペースに赤い500が停まっていたんですが、それがすっごくかわいくて。いつか自分のクルマが買えるなら絶対に500にしようと決めていたんです」(ミキさん)     そうして長年の想いが叶って購入した500は、赤ではなくグレー。長野のディーラーで出会い、内装のかわいさも決め手になったそうです。長野に住んでいる間、手足のように活躍してくれたといいます。 「見た目どおりに小回りもきいて、すごく乗りやすかったです。わたしは運転は得意じゃなくて、最初に大きいクルマに乗るのも恐かったこともあり、コンパクトでおしゃれなうえに使い勝手の良い500はまさに理想のクルマでした」(ミキさん) 「僕もたまに500を運転させてもらいましたが、アナログ感のあるフィーリングが魅力的ですよね」(アツシさん)         サイズとデザインに惚れ込んで500Xに乗り換え   ご夫妻が長野での約3年半の赴任を終えたとき、仕事用のクルマは手放して500で東京に帰りました。ただ、1台になったことで500よりもう一回り大きいクルマがいいなと感じ、買い換えを検討することに。そこで白羽の矢が立ったのが500Xでした。 「他のメーカーのクルマも検討していたのですが、500Xの存在を知ってすぐにその見た目とサイズ感に惹かれまして。長野に住んでからSUVが格好いいと思い始めたこともあり、500Xのデザインが刺さったんです。あとは長野のディーラーさんがすごく親切で、それでフィアットって素敵なメーカーだなという印象を持っていたことも大きかったですね」(アツシさん) 「わたしはびっくりしました。まさか夫が500Xを選ぶとは。だんだんわたしの趣味に寄ってきたなと(笑)。500と同じ顔で、念願の赤。すごくうれしいです」(ミキさん)     いまは購入してから約8カ月、アツシさんは500Xの乗り心地を「想像以上です」と評します。 「前に住んでいた長野県まで、長距離の運転もしましたが疲れにくかったですね。それに500Xは他のイマドキのクルマとは運転の感覚が違ってて、それが楽しくて。その感覚を言葉にするのは難しいのですが、500Xを運転したことのある方なら共感していただけるかと」 ミキさんは近場でのお買物に500Xを運転していくことが多いといいます。500Xは「車高が高くてガラスが大きいので、運転席からの見通しがよく、500よりサイズアップした車体でも運転のしやすさに満足しているそうです。     500Xのお気に入りポイントを2人にたずねると、アツシさんは「顔」、ミキさんは「赤色」との答え。 「フィアットの赤色は他のクルマにはない発色ですごく気に入っています。内装もかわいくて、ボディと同じ色のインパネや、クラシックなディテール、たとえばシートの頭部分が丸かったり。そういう細かいところが女子的にはぐっときます。あと500Xはまだ乗っている人が少ないところもいいですよね」(ミキさん)         500Xは愛犬家にもおすすめ!   こちらのリンク先のInstagramからも分かるように、いまや家族の中心ともいえる愛犬のルークくん。ちなみにInstagramに投稿されている写真やイラストはミキさんによるもの。どちらもただの趣味とのことですが、玄人はだしの腕前です。「もともと美容師をやっていて、学校でデッサンの授業があったのでイラストは多少描けるようになったのかな」とミキさん。いまではフォロワーからも描いてほしいと依頼されるまでになったそうです。 500Xでのお出かけも、やっぱりルークくんが主役に。休日にはドッグランやアウトドアなど、ルークくんと一緒に楽しめるスポットに行くことが多いといいます。     「ルークも500Xの乗り心地を気に入ってるみたいで、後部座席に乗ると安心してすぐに寝ています。あとは車窓から外を見るのも好きなんですが、車種によってはうまく覗けないんですよね。500Xはドアの段差に前足をかけるとちょうど覗きやすいみたいで、よく外を眺めています」(ミキさん) トランクもゆとりがある大きさなので、公園では家族でトランクに腰掛けて過ごすことも。愛犬とのお出かけ時に欠かせないペットカートが、後部座席を倒さずトランクに積めることも購入の条件だったそうです。     最後にアツシさんに500Xとのこれからについて聞いてみると、こんなワクワクする計画を教えてくれました。 「家族みんなが500Xを気に入っているしまったく不満もないので、できるだけ長く乗りたいと思っています。そしてコロナが終息したら北海道に行ってみたい! 東京湾からカーフェリーでクルマごと苫小牧まで行けるそうなので。500Xで北海道を1週間ぐらいドライブしてまわれたら、すごく楽しいだろうなって」     【撮影協力】 お台場ドックリゾート 〒135-0064 東京都江東区青海2丁目6-3 TEL. 03-5962-1126 […]

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ジーンズの聖地、児島ジーンズストリートへ。おすすめショップ5選

いまやイタリアやフランスなどヨーロッパをはじめ、世界の名だたるブランドが注目するデニム産地となった岡山県。中でも、倉敷市の児島地区は古くから繊維産業が盛んなエリアで、1960年代に日本で最初のジーンズが作られた「国産ジーンズ発祥の地」であり、“ジーンズの聖地”といわれています。 今回はそんな児島地区にある、およそ30ものジーンズショップが軒を連ねる「児島ジーンズストリート」を紹介します。児島ジーンズストリートの注目ショップから、それぞれのイチ押しジーンズをピックアップ。世界に誇る「児島クオリティ」と各店のこだわりが融合した1本には、ジーンズ好きならずとも胸が高鳴るはず!         児島ジーンズストリートとは?   岡山県倉敷市の南東部に位置する児島地区に位置する「児島ジーンズストリート」。瀬戸大橋にほど近く、岡山駅からはクルマで約45分、倉敷川沿いに歴史的建造物が立ち並ぶ倉敷の観光スポットである美観地区からも約30分とアクセス良好なので、1日で観光もショッピングも楽しめます。児島ジーンズストリート専用の無料駐車場もあり、クルマをとめる場所に悩まされる心配がないことも嬉しいポイントです。     児島ジーンズストリートは味野商店街の空き店舗を利用した町おこしの一環として2009年に誕生。約400mほどのストリートはレトロな趣があり、ジーンズショップやカフェなどが立ち並んでいます。デニム生地から縫製、デザインにいたるまでこだわり抜かれた国産ジーンズを目当てに、国内外からジーンズファンが訪れるスポットです。 ストリートのいたるところに、のれんのようにデニムが吊り下げられています。青空とインディゴブルーの組み合わせがフォトジェニックで、人気の撮影ポイントになっています。         国産ジーンズの原点。「BIG JOHN 児島本店」   まず訪れたのは、児島ジーンズストリートで外せないショップの代表格ともいえる「BIG JOHN(ビッグジョン)児島本店」。1965年にビッグジョンの前身であるマルオ被服が発売したジーンズこそ日本初の国産ジーンズであり、児島の地が“ジーンズの聖地”と呼ばれる原点となりました。     そんな日本を代表する老舗ジーンズブランドであるビッグジョンの本店には工房が併設され、熟練の職人が腕を振るうオリジナルジーンズもオーダー可能。デニム小物の製作、藍染めやペイント、穴あけなどの加工も体験でき、ジーンズの魅力を存分に味わえます。     今回お出迎えいただいたのは、ビッグジョン広報の松田さん。ヘビーオンス(厚地)のデニムのセットアップでおしゃれですが、「ジーンズを毎日着用してエイジングさせるのも仕事のうち」とのこと。色落ちしたジーンズは店頭でディスプレイされるそうです。     日本で最初のジーンズを作ってからも、“クオリティカムズファースト”をモットーにし、メイドインジャパンにこだわった高品質なデニムを作り続けてきたビッグジョン。どんなヘリテージジーンズが飛び出すのかと思いきや、松田さんおすすめの1本は「COMPLETE FREE(コンプリートフリー)」という革新的なジーンズ。伝統的なヘビーオンスのジーンズとは正反対ともいえる、抜群のストレッチ性が特徴です。     「見た目はごく普通のジーンズなんですが、“驚愕のストレッチ”というテーマで開発された1本です。生地が柔らかく、脚にフィットするので、長時間のクルマの運転にも非常におすすめ」だと、松田さんの解説にも熱が入ります。 「生地が柔らかくなった反面、膝の部分がすぐ破けたりするんじゃないかという心配の声もいただきますが、思い切り引っ張っても破れる心配はありません。型崩れもしにくく、いつでもキレイなシルエットを維持できます。そんな使い勝手の良さや穿き心地のとりこになって、同時に16本も購入してくださったお客さまもいらっしゃいました」     日本で一番長くジーンズのことを考えてきたビッグジョンだからこそ生み出すことができた1本。ドライブにもぴったりだという“驚愕のストレッチ”を、ぜひ体感してみてください。   BIG JOHN 児島本店 岡山県倉敷市児島味野2-2-43 TEL. 086-473-1231 9:00-17:00 年中無休(年末年始除く) BIG JOHN公式サイト       海外で認められたテキスタイル。「JAPAN […]

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憧れのトレーラーハウスで、冬キャンプに挑戦

キャンプブームのいま、冬もキャンプを楽しむ人が増えていることをご存じでしょうか。空気が澄んで、暑さや害虫に悩まされることもなく、温かい料理がより美味しく楽しめるなど、“冬キャン”ならではのメリットもいろいろあるのです。 ただ、自然の寒さは想像以上にきびしいので、冬用のキャンプ道具を持っていない初心者にはちょっとハードルが高いのも事実。そこでおすすめなのが、トレーラーハウスでのキャンプです。きちんと快適に過ごせるのに非日常感を味わえることから人気を集めています。 今回は、25台ものトラベルトレーラーを有する埼玉県のキャンプ場「フォレストサンズ長瀞」へ。トレーラーハウスでのキャンプを、お笑いコンビ「バンビーノ」の藤田ユウキさんとそのご家族に体験していただきました。         キャンプ場でも映える、限定車『500X Indigo』   今回、藤田さんファミリーに乗っていただいたのは、フィアットの限定車『500X Indigo(チンクエチェントエックス インディゴ)』。コンパクトSUVならではの機能性に加え、インディゴという名を体現する専用色「マットジーンズ ブルー」が最大の特徴です。都会的な雰囲気も備えながら、アウトドアシーンにもしっかりマッチします。     — 都内から約2時間、家族4人でのドライブとなりましたがいかがでしたか? 藤田さん:快適でした。車内のサイズも4人で乗ってもゆとりがあり、インテリアも高級感があってさすがイタリアのクルマだなと。シートヒーターが標準でついているのもうれしかったです。エアコンと違い、空気が乾燥しにくくていいですよね。 あとはなんと言ってもこのマットなカラーがたまんない。惚れ惚れします。     — 走行も快適でしたか? 藤田さん:一番感じたのが、馬力があるなと。走り出しでぐんっと伸びるんですね。あと、比較的コンパクトなので小回りがきくなと思いました。外国のクルマって乗りにくいイメージがあったんですが、初めてでもすごく運転しやすかったです。 普段は妻の方がよく運転をするのですが、500X Indigoはシートが高いので身長が低い妻でも周りが見やすいと喜んでいました。         気になるトレーラーハウスの中はどうなってる?   今回、フォレストサンズ長瀞で利用したトレーラーハウスは本場アメリカから輸入されたもの。中に入ると想像以上に広く、天井の高さも相まって車中とは思えない空間です。 車体の前後はベッドルームになっており、家族4人がゆったり体を伸ばして寝られます。さらに冷暖房完備で、トイレやシャワー、キッチンシンク、冷蔵庫もついているなどいたれりつくせり。どんな季節でも安心してキャンプが楽しめます。     トレーラーハウスに入るのは初めてだという藤田さんファミリーも、その快適さに「住みたい!」と感激。「いつか子どもたちが巣立ったら、こんなトレーラーで旅してまわれたら最高だなあ」と夫婦での会話に花が咲いていました。         トレーラハウスのデッキでバーベキュー   さて、いよいよお待ちかねのランチタイム。この日のメニューはバーベキューです。 フォレストサンズ長瀞では料理や道具を申し込めばすべて用意してくれるので、キャンプ場まで手ぶらでOK! トレーラーには全天候型のルーフデッキが装備され、天候を気にせずバーベキューが楽しめます。     グリルはパパの担当です。実は藤田さん、元イタリア料理人という経歴を持っており、料理はお手の物。バーベキューでも食材を要領よく焼いていきます。     — 藤田さんがイタリア料理の道に進んだきっかけはなんですか? 藤田さん:中学生ぐらいのときに、コンビニでイタリア料理の作り方の本を買ったんですね。それから家で作っているうちに、なんか格好いいなと思って。 […]

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泊まれるレストラン。信州の「オーベルジュ」で、ジビエ料理とワインを堪能

11月15日〜2月15日の3ヶ月間だけ狩猟解禁となる旬の「ジビエ」を求めて、信州蓼科高原のオーベルジュ・エスポワールへ。 旅の相棒は500X SPORT。高速道路でも安定した走行で疲れにくく、スポーティなハンドリング性能によりワインディングとの相性もばっちり。走る楽しさを呼び起こしてくれます。         ゆっくり食べて、飲んで、贅沢な時間が過ごせる「オーベルジュ・エスポワール」   オーベルジュ・エスポワールは、東京からクルマで3時間弱、自然豊かな信州蓼科にあります。日本でも有数のドライブルートであるビーナスラインにもほど近く、ゴルフ場やスキー場にもアクセス良好な別荘地です。     お出迎えいただいたのは、オーナーシェフの藤木徳彦さんと、支配人でソムリエの野村秀也さん。オーベルジュという愉しみ、そしてジビエ料理について、お二人にお聞きしました。     − まず、オーベルジュとは? ペンションと何が違うのでしょうか?   野村:ペンションは宿泊がメインで、宿泊された方に向けて食事を作ります。一方オーベルジュはレストランがメインで、さらに宿泊もできるという施設となります。 日本では80年代の後半にオーベルジュが初めて作られました。それでも1998年にエスポワールを始めたころは、まだオーベルジュというのはめずらしい存在でした。   − エスポワールをオープンしたきっかけは?   野村:オーナーシェフの藤木が修業時代にフランスの地方でオーベルジュを訪れ、そこでの体験に感動したことから始まりました。オープン当初から宿泊は3室。お客さまひとり一人にしっかりとしたサービスが行き届くことを大切にしています。     − レストランは宿泊をしなくても利用できるのですか?   野村:はい。日帰りの方や、近隣の施設に宿泊されている方も来られます。エスポワールは食事での滞在時間が長いのが特徴で、ディナーの場合はおおよそ3時間、長い方だとシガーなども含めて5時間ぐらい過ごされる方もいますね。       藤木:エスポワールはジビエを目当てに来られる方も多いのですが、ジビエは肉の味が濃いので、ワインがないとつらい(笑)。そういった意味でも泊まれるというのは重要ですね。   − クルマで訪れてもワインが飲めるというのは素晴らしいです。   野村:ワインには力を入れており、セラーは床下を利用して、自分たちの手で作り上げました。現在は約2,500本、記念日に来られる方も多いのでオールドヴィンテージも含めて幅広い銘柄と年代を取り揃えています。先日は1929年のワインを開けました。いま一番古いものだと1923年のものがあります。     − ガーデンには燻製小屋と石窯もありますね。   野村:燻製小屋は1,300mの標高による寒さや乾燥を利用して燻製作りをしたいということで、オープンと同時に建てられました。朝食には手作りベーコンやソーセージなどをお出ししています。 その隣には石窯があり、いろんな種類のパンを焼いたりお肉を焼いたりしています。暖かいシーズンになったらガーデンスペースも使えるので、そこで食前酒を召しあがって日が落ちるのを見てからディナーを愉しむといった過ごし方もできます。         いまが旬。ジビエの魅力とは?   − […]

DRIVING

冬のクルマの注意点は? フィアットの点検&メンテナンス事情

数ヶ月前までの猛暑が嘘のように、北の方から雪の便りも届く季節になりました。こうした季節の変わり目は、体調を崩さないよう生活習慣を見直したり、栄養のあるものを食べたりと、いつも以上に健康に気遣うようになりますが、それはクルマも同じです。 今回は本格的な冬が到来する前に、愛車のチェックすべきポイントや、手をかけてあげると安心なメンテナンスなどを、フィアット/アバルト横浜町田で主任メカニックとして活躍している、山本翔也さんにご紹介いただきました。         気温が下がると、バッテリーの性能も下がってしまう   まずは、どんなクルマでも「ここは必ずチェックしておいた方がいい」というポイントから。 「夏の間にエアコンやナビなどの電装品で酷使したクルマで心配なのは、やはりバッテリーですね。気温が一気に下がることで、バッテリーの性能も急に落ちてしまうことが多いのです。普段あまりたくさん乗らないお客様、いつも短い距離しか乗らないお客様の場合も、バッテリーが十分に充電されない可能性が高いので、急にバッテリー上がりを起こしてしまうこともあると思います」(山本さん)     朝、出かけようと愛車に乗り込んだら、「あれっ、エンジンがかからない!」という最悪の事態になってしまうかもしれないということですね。バッテリーはボンネットの中に隠れているので、普段はあまり気にかけない人が多いと思いますが、どうやってチェックすればいいのでしょうか? 「最近のクルマは、昔のようにエンジンのかかりが弱くなったり、ライトがチカチカしたりといった、バッテリーの劣化に気づくための予兆のようなものがほとんどありません。それで余計に、気づきにくくなっているのです。 また、ボンネットを開けていただいても、最近のバッテリーはメンテナンスフリーのためカバーで覆われてしまっていたり、外から液量などがチェックできない状態のものがほとんどです。そのため、私どものようなプロがテスターを使って、バッテリーの性能をチェックするというのが確実な方法です」(山本さん)     なるほど、便利なような不便なような……ですが、そうすると、ガソリンを入れたついでにちょっとバッテリーのチェックをしてもらう、というのがいいのでしょうか? 「それがですね、エンジンをかけて走ってしまうと、バッテリーの電圧が上がるので、そこでチェックしても劣化には気づきにくくなってしまいます。なので、車検や定期点検の際にしっかりチェックしてもらって、バッテリーごとの交換時期の目安を守って交換するというのが確実だと思います」(山本さん) 交換時期は、クルマの使い方や駐車場所などの環境によっても変わってくるので、早めが安心とのこと。皆さんの愛車のバッテリーはどうでしょうか。もう何年も交換した覚えがないぞ、という人はぜひ冬になる前にチェックしてみてください。       雪が降る前に、タイヤ、ワイパー、エアコンも要チェック   続いてのチェックポイントは、タイヤです。 「タイヤはゴムでできているので、気温の変化にあまり強くないんですね。表面を見て、ひび割れがあったり白っぽくなっているのは、タイヤが劣化している証拠です。また、磨り減ったタイヤも危険なので、溝がしっかり残っているかを確認してください。スリップサインが出ているようなタイヤは、すぐに交換することをオススメします」(山本さん)     積雪地域では早めにスタッドレスタイヤへの交換を。できれば、関東など積雪が少ない地域でも、急な雪に備えたり、朝晩は橋の上など路面が凍結する可能性もあるため、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤに履き替えると安心です。 そして、雨や雪の日になくてはならないものといえば、ワイパー。 「やはりワイパーもゴム製品ですので、時間が経ったり、使っているうちに劣化してしまいます。1年に一度を目安に交換すると安心ですが、この夏は台風や豪雨が多くて酷使した人も多いと思いますので、ぜひ冬の前に交換してほしいですね。ヨーロッパ車では、雪に強い冬用のワイパーが装着されていることも多いのですが、ウインタースポーツなどで頻繁に雪国を走る方も、冬用ワイパーに交換しておくと安心だと思います」     「また、雪国では常識となっていますが、気温が下がるとウインドウォッシャー液が凍結してしまうこともありますので、凍結を防止したり解氷効果のある寒冷地仕様のウインドウォッシャー液を補充しておくといいですね」(山本さん) ワイパーが劣化していると、フロントガラスの汚れが十分に拭き取れず、視界を妨げてしまったり、ガガガと異音がしたり、最悪の場合はガラスを傷つけてしまうことも。ウインドウォッシャー液には油膜を落とす効果など、安全運転を支える機能もあるので、ぜひセットでチェックしておいてほしいところです。     また、車内の快適性を保つために欠かせないエアコンですが、以前より風が弱くなった気がする、イヤなニオイがする、という人は要注意。夏の間の高温多湿によって、エアコンフィルターにカビや雑菌が繁殖しているかもしれません。そこに、外から吸い込んだ砂塵やホコリ、虫や落ち葉などが詰まると、エアコンの性能も落ちてしまうことに。愛煙家の方や、ペットを飼っている方もエアコンフィルターが汚れやすい傾向があります。 これから冬になると、感染症にもさらなる注意が必要。エアコンフィルターを新品に交換して、いつも車内をきれいな空気で満たしたいですね。       真冬のロングドライブも、備えあれば憂いなし   さて、年末年始の休暇を使ってロングドライブを計画している人に、山本さんからアドバイスをいただきました。 「まずバッテリー、オイル、冷却水の3つは必ずチェックしてほしいですね。オイルは走行距離5,000kmを目安に交換を推奨しています。距離を走らない人でも、年に一度は交換するとエンジンへの負担を軽減できます。定期点検に出していただければ忘れることがないですね」     「また、タイヤの空気圧もしっかり確認して合わせてほしいところです。走っても走らなくても、タイヤの空気は少しずつ抜けていってしまうので、少なくとも1ヶ月に一度はエアチェックをしてください。空気圧は500の場合は、タイヤサイズにもよりますが、フロントが2.2、リヤタイヤが2.0を推奨しています。取り扱い説明書に書かれていると思います。 そして、500ならではのポイントとして、空気圧を合わせた後に、メーター内にあるリセットボタンを押していただきたいのです。そうすると、空気圧が著しく低下した際に警告ランプが点灯するようになっていて安心です」(山本さん)     タイヤの空気圧のリセット手順は以下の通り。 ・メーター内の「メニュー」画面で「リセット […]

CULTURE

着こなし自由な「デニムキモノ」とは。キモノ作家・斉藤上太郎さんに聞くその魅力

フィアットがイタリアの自動車メーカーとして伝統を守り、革新を目指しつづけるように、日本文化の象徴ともいえるほどに長い歴史を持つキモノの世界でも時代に応じた新しい表現が生まれていることをご存じですか? たとえば「デニムキモノ」もそのひとつ。現代の暮らしにも馴染む和装として、デニム生地を用いて仕立てられたキモノです。 そんなデニムキモノを最初に発案したとされる斉藤三才さんのご子息であり、「伝統の進化」「和を楽しむライフスタイル」を提唱するキモノ作家・斉藤上太郎さんにデニム素材ならではの経年変化や着こなしなどの魅力、モノ創りへのこだわりについてお聞きしました。   斉藤上太郎 Jotaro Saito 京都出身。祖父に染色作家の故斉藤才三郎、父に現代キモノ作家・斉藤三才を持ち、近代染色作家の礎を築いてきた家系に生まれる。27歳の最年少でキモノ作家としてデビュー以来、現代空間にマッチするファッションとしてのキモノを追求。TVや雑誌などメディアにも頻繁に紹介され、日本を代表するキモノデザイナー、テキスタイルアーティストとして活躍中。プロダクトやインテリアの制作まで多方面に才能を発揮している。 JOTARO SAITO公式サイト         斉藤上太郎さんに聞く、デニムキモノの魅力   — 上太郎さんの父・斉藤三才さんが1992年に発表された世界初のデニムキモノを、1997年にスタートしたご自身のブランドJOTARO SAITOでも手掛けた理由は何ですか?   時代の流れ、キモノのカジュアル化の流れを感じたので復活させました。   — デニムキモノならではの魅力はどのようなところにありますか?   まずはユースフルかつウォッシャブルなところだと思います。デニム素材というだけで取り扱いなどの不安な材料が軽減され、和を楽しむハードルが下がり、自由なキモノとなりました。 デニム独特の色落ちも楽しめるので、着るたびに味わいがでてくるところも魅力です。作業着として生まれた生地なので、丈夫で長持ち。JOTARO SAITOでは100回以上着用しているスタッフもいます。     — JOTARO SAITOのデニムキモノの特徴やこだわりについてお教えください。   JOTARO SAITOのデニムキモノは、岡山県倉敷市児島で製作しています。今や世界最高峰ともいえるデニム産地の生地を使い、しなやかさと色を厳選。デニム好きも納得の本格的な生地です。 またキモノでありながら、デニムらしいディテールにこだわりました。ダブルステッチ、鋲、オレンジ色ステッチなどがそうですが、このデニムらしさによってタフネスな若々しいキモノになりました。     — デニム生地のオンス(重さ=厚み)のバリエーションも豊富ですね。   キモノですので、いわばワンピースになります。デニム独特の粗野なイメージと着やすい風合いとのバランス、落しどころをメンズとウィメンズとで分けて考えました。 軽くて、着付けしやすい6.5オンスは、デニムシャツぐらいの薄手。ウィメンズの基本生地であり、一番汎用性があるタイプです。暑い時期はカットソーや長じゅばんを着ないで浴衣として、寒い時期は長じゅばん以外にヒートテックの肌着などを着ることで1年中着用できます。 一方、JOTARO SAITOのデニムキモノの中で最も厚手なのが13オンスで、寒い時期にも向いています。私はこの重厚感が好きですね。デニムらしくガチッと男らしく着たい方はこちらがおすすめです。 その中間の7オンスや10.5オンス、さらにデザイン自体が生地に直接織り込まれたジャガード織りの11オンスもあります。デニムのオンスの違いは着心地や耐久性、そして風合いの違いだけでなく、色落ちなどの経年変化にも影響するので、コレクションのシーズンやデザインによって使い分けています。   — 上太郎さんによるデザイン、その幅広いラインナップも魅力だと思うのですが、これまで20年以上にわたってどれぐらいの数を手掛けられましたか?   メンズ、ウィメンズ合わせて250ルックに相当すると思います。     — […]

DRIVING

道のりだって楽しい。500X SPORTとオートキャンプへ

東京・代官山にある焚き火イタリアン「ファロ(falò)」。店内中央に設置された炭火台をぐるりとカウンターで囲んだユニークな空間で、食材の旨みを引き出した創作イタリア料理が味わえます。『ミシュランガイド東京 2020』ではビブグルマンとして掲載された実力店です。 今回はファロの樫村仁尊シェフと、スタッフの永井大介さん、フルイチさんの3人に、フィアットの新型車 500X SPORT(チンクエチェントエックス スポーツ)でバーベキューにお出かけしていただきました。       男心をくすぐる500X SPORT   500X SPORTと対面した樫村シェフが抱いた第一印象は「スポーティでかっこいい」、そして「写真で見ていた印象よりコンパクト」だということ。 「バーベキューに行くときは荷物もかなり多いので、コンパクトな車体で詰め込めるか不安でしたがラゲッジ スペースが広く、荷物もしっかり載せられて良かったです。今日は男3人ですが、4人ぐらいのファミリーキャンプでもまだ余裕がありそうですね」     食材や調理器具、食器などたっぷりの荷物を詰め込んだら、キャンプ場に向かって出発します。運転は樫村シェフ。 「大きなタイヤが装着されていることで小回りはきかないかなと思いましたが、ボディがコンパクトなおかげか代官山の細い路地でもストレスなく運転できますね」     「ホイールが大きく、そして足回りが硬くセッティングされているので安定感があります。とくに高速域でのパフォーマンスは抜群です」と樫村シェフ。 「アクセルのレスポンスは優しい感じですが、少し踏み込むとグーッと加速してくれ、高速道路の運転が楽しい。踏み込んだときのエンジン音も良いんですよ」     「あとは標準装備がすごく豪華ですよね。モニター(7インチタッチパネルモニター付Uconnect®)や追従走行(アダプティブクルーズコントロール)、細かいところだと電動のシート調整とか。それにハンドルのコクピット感も男心をくすぐります」         ワンランク上のイタリアンなキャンプ飯   500X SPORTでのドライブを楽しんでいるうちにキャンプ場へ到着。イタリアの情熱を感じさせる色鮮やかな「セダクション レッド」は、キャンプサイトでも一際目を引きます。     今回作るメニューは全6品。どの料理もいつものバーベキューとひと味ちがうイタリアンなレシピです。 3人で息ぴったりに手際よく、つぎつぎと料理を仕上げていきます。「焚き火イタリアン」を標榜するファロの料理人だけあって、炭火での調理もお手の物。どんどん作って、どんどん食べていきます。それにしても、どの料理もとんでもなく美味。 「バーベキューに持っていくべきモノは料理人の友人ですね」と笑う樫村シェフ。 「バーベキューのいいところは雑にやってもおいしくなっちゃうところ。屋外でザッと作ることで、いい意味でのムラができて、それがイタリアらしさにも通じるように思います」     「ポルケッタ」「桃と水なすと生ハムのサラダ」「ティエッラ」のレシピはこちら!   たっぷり食べて、リフレッシュしたら帰路につきます。500X SPORTと一緒なら、キャンプ場からの帰り道だってワクワクする時間に。ステアリングを握るたび、クルマで走るよろこびを呼び起こしてくれる1台です。     アーバンスポーツSUV『500X SPORT』の詳細はこちら       […]

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気になるクルマでわかる、あなたの心理。フィアット色診断

あなたが「いま乗りたい色のフィアット」はどれ? 5色のクルマから直感で選んで! それぞれの色に秘められた意味やパワー、選んだ人の性格や心の状態などを、色の専門家である七江亜紀さんにお聞きしました。 ボサノバ ホワイトの500 アモーレ レッドのPanda ミント グリーンの500 アバター ブルーの500X モード グレーのPanda       あなたが選んだのは ボサノバ ホワイトの500(チンクエチェント) 清潔感や信頼感といったクリーンなイメージが強い色、ボサノバ ホワイト。健康であるために大切な色といわれており、また白の真っさらな状態は、物事の始まりを印象づけます。 そんなボサノバ ホワイトを選んだあなたは、正義感が強く純粋で正直者。ただ少々理想が高く無駄なことを許せない完璧主義なところがありそうです。意志が強く、一生懸命なあなたにとって、ボサノバ ホワイトの500は、ホッと一息をつかせてくれるバディになってくれます。つい頑張り過ぎてしまうあなたの心を一旦リセットし、そして新たに始まる生活を見守ってくれることでしょう。   いちいちかわいいコンパクトカー 「500」の詳細はこちら       あなたが選んだのは アモーレ レッドのPanda(パンダ) 人をエネルギーに満ち溢れさせるアクティブな色がアモーレ レッド。他のどの色よりも強い刺激があり元気や勇気を与えてくれます。 そんなアモーレ レッドを選んだあなたは常に決断がはやく活動的。前向きで何事にもチャレンジする気持ちが強いでしょう。もしくはこれからそうなりたい、そう強く願う人かもしれません。アモーレ レッドにはその人の熱意を存分に引き出す力があります。パフォーマンスを高めるアドレナリンの分泌が活発になり、気力と体力を強化させ頑張ろうとするあなたをより引き上げます。ただし欲望のエネルギーが集まりやすく本能のまま動いてしまうこともあるので、癒しとなるグリーンを置くなど、上手に赤のパワーと付き合っていくことが大切です。   実力派コンパクト 「Panda」の詳細はこちら       あなたが選んだのは ミント グリーンの500(チンクエチェント) 常に調和や安心感を与えてくれるミント グリーン。森や木など、自然の色でもあるので気持ちを穏やかにし、心に癒しを与えてくれます。強い主張はなく、どこか控えめ目。他の色とバランスがとりやすいのも特徴です。ただ自己主張が少ないため、周囲の色に左右されがちなところがあります。 そんなミント グリーンを選んだあなたは、揉め事が苦手で平和主義かもしれませんね。きっと自分の感覚をとても大事にしていて、気遣いのある優しい人でしょう。自然体の自分でいたい!そう願う人にぴったりのミント グリーンの500。いつも優しく寄り添ってくれることでしょう。   いちいちかわいいコンパクトカー 「500」の詳細はこちら […]

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7月22日は「ナッツの日」。至高のピーナッツを求めて、夏の房総ドライブへ

7月22日は、何の日かご存じですか? ヒントは、7(なな)2(ツー)2(ツー)。……そう、正解は「ナッツの日」。1996年に日本ナッツ協会によって制定された記念日です。ちなみに11月11日には「ピーナッツの日」という記念日もあるそうです。 今回はナッツの日にちなみ、至高のピーナッツを求めて千葉県は南房総の「木村ピーナッツ」までドライブでお出かけしました。         高速巡航も500Xなら余裕   ドライブのお供は、フィアットのSUV「500X Cross(チンクエチェントエックス クロス)」。ピーナッツの色をイメージして「カプチーノ ベージュ」をチョイスしました。500のキュートなエクステリアをいかして一回り大きくデザインされた500Xは、ファミリーユースでもゆとりがあります。 また、フィアットの先進エンジンである1.3ℓ 直列4気筒 マルチエア16バルブインタークーラー付ターボエンジンと、6段デュアルクラッチトランスミッション(DCT)の組み合わせによるアクティブな走行も魅力。加速が必要な首都高でのタイトな合流部分や、高速巡航のシーンでも余裕の走りをみせてくれます。     東京都内から出発して、首都高を走ること約30分。 川崎と木更津を15.1kmの直線で結ぶ東京湾アクアラインの真ん中に位置するパーキングエリア「海ほたる」でひと休みします。     海ほたるの特徴はなんといってもこのロケーションに尽きます。東京湾の真ん中に浮かぶ人工島で、海の上にあるパーキングエリアは日本でも唯一ここだけ。東京湾が一面に見渡せる眺望は、海ほたるでしか味わえません。 500Xとの写真撮影を終えたら、南房総を目指して再び出発します。     東京湾アクアラインを走り抜けたら、いよいよ房総半島に突入です。ここから南下して目的地を目指します。 見晴らしの良い館山自動車道では、クルーズコントロールを使って500Xに運転のお手伝いをしてもらいました。     クルーズコントロールとは、ステアリングのボタンからスピードを指定してあげることで、アクセルの調整をコンピューターが自動で行ってくれる仕組みです。アクセルの踏み込み過ぎや調整の必要がなくなるため、燃費の向上とドライバーの疲労軽減に一役買ってくれます。 500Xでのドライブは快適そのもの。都心から1時間半、あっという間に館山市の「木村ピーナッツ」に到着です。         ピーナッツの基礎知識   ピーナッツ一筋60年。木村ピーナッツの代表・木村さんに、特別に畑をご案内いただき、ピーナッツ(落花生)についてお話しをお伺いしました。     — 千葉県はピーナッツの国内生産量が全国一位ですが、その理由は? 千葉の房総半島の温暖な気候と水はけの良い海の砂、そして海からのミネラルを含んだ潮風が落花生の栽培と相性がバッチリだからです。 潮風にさらされることで背丈が大きくならず、背は低いがその分ギュッと締まった落花生が育ちます。     — 栽培している落花生の品種を教えてください。 「千葉半立種(ちばはんだちしゅ)」という、日本で最も高級な品種です。 他の品種と比べると、殻の形が少しいびつで、粒が小さいのですが、甘味があり、コクが強いのが特徴です。どんな調理方法でも美味しく食べることができます。     — ピーナッツが1番美味しい時期はいつですか? […]

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