お気に入りの水色の『500 1.4 ポップ』オーナーの長谷川江美さん。実は、もう一台500の兄弟車を併有するコンパクトなフィアットが好きという長谷川さんに、フィアットブランド、そしていまお乗りの500の魅力についてお話しを伺いました。 衝撃のフィアットとの出会い 子供の頃からクルマが好きだったという長谷川さん。「いつ頃から好きなんですか?」と尋ねると「その質問が一番困るんです。親が言うには子供の頃から。“あれ何?”って聞くと、クルマの車種が全部言えたらしいんです」とのこと。 ▲長谷川江美さん。 そのきっかけについてお聞きすると、「特に思い当たらなくて。家のクルマはすごく普通の日本車でした」とのこと。ただ、「私はもともと、プラモデルとかが好きなタイプの子供だったので、その流れでクルマが好きだったように思います」と振り返り、どちらかというと男の子のような子供時代を過ごしていたようです。免許を取る頃は「オープンのスポーツカーが好きでした」と話されるように、長谷川さんはまさにクルマ好きという言葉がピッタリの印象です。 実は、その頃にフィアットとの出会いがありました。「高校生の頃に、隣りの家の人が日本車から『FIAT MULTIPLA(フィアット・ムルティプラ)』に買い替えたんです。見た瞬間“わぁ、凄いこのクルマ!”と感じました。いままでに見たことのないクルマでしたし、とても良いじゃないと思いました」と、その衝撃を語ってくれました。長谷川さんが衝撃を受けた2代目ムルティプラは、ヘッドライトがAピラーの付け根にあったり、前後シートとも3人掛けの合計6人が乗れる、見た目も内容も独創的なモデルでした。そのときのフィアットの印象は「変わったクルマを作るメーカー(笑)」でした。なぜなら、ムルティプラしか知らなかったのですから致し方ないでしょう。 ▲MULTIPLA(ムルティプラ) 欲しかった仕様がなくなりそうで即ディーラーへ それからしばらくの間、フィアットとの縁が遠のいてしまった長谷川さん。「免許を取った後、予算の関係から、日本の軽自動車を購入しました。何のトラブルもなく楽しく数年間、乗っていました。ただ、長距離は厳しいかなぁと感じていましたね。ちょうどその頃、クルマが好きならと友人に誘われて、ヒストリックカーのイベントに行きました。すると、その会場に『500(チンクエチェント)』が展示されていたのです。その足でディーラーに行って「500が欲しいんですけど!」と、即購入に至ったそうです。 長谷川さんは、以前から500に興味を持っていました。「当時のジュネーブ・モーターショーで発表されたフィアットのコンセプトカー『TREPIUNO(トレピウーノ)』を雑誌などで見たときから“うわー!”となっていました。これが市販されて、日本に入ってきたら絶対に水色が欲しいと思っていたのです。なぜ水色かって? 水色は、すごく好きな色なんです」とその頃から、水色の500の購入を、ひそかに心に決めていたようです。また「何よりもフォルムが大好きなんです。とってもかわいいでしょ」と、ひと言ひと言に500への愛情があふれていました。 ▲TREPIUNO(トレピウーノ) 長谷川さんの500は2009年式なので、日本に導入されてから1年経過しています。その点を尋ねると、「乗っていた軽自動車に満足していたので、500の購入は数年後でもいいかなぁと思っていたんです。しかし、実車を見にいった時、私が欲しいと思っていた仕様がなくなってしまうことを知り『500 1.4 16V POP(チンクエチェント 1.4 16V ポップ)』の水色を買うことを決めました」。 しかし、来場したディーラーに在庫がなく、全国レベルで捜索をした長谷川さん。すると、新車の在庫があるディーラーを発見! 「その週末に売れなければ、家の近所のディーラーに回してくれることになり、無事に私の手元にやってきました」と、その時を思い出して嬉しそうに語ってくれました。 2008年の発売時、500は1.2リッターエンジンの『500 1.2 8Vラウンジ』という上級グレードから販売をスタート。その後、1.4リッターエンジンを搭載した『500 1.4 16V ポップ』や上級グレードの『500 1.4 16V ラウンジ』が追加されました。長谷川さんによると、「『500 1.4 16V ポップ』しか考えられませんでした。ファブリックとフェイクレザーのツートーンのシートに惹かれたんです」とグレードも含めて一択だったそうです。
なかなか自由にお出かけできない毎日。おうち時間のなかでも、何か楽しいことに触れて、気分を上げたいものです。 そこでフィアットでは、みなさんに楽しんでもらえるように、フォトコンテスト「#LOVE FIAT 2021」を開催します。これはあなたの好きな写真を、ハッシュタグ「#LOVEFIAT_2021」をつけてインスタグラムに投稿してもらうキャンペーンです。 過去にも、インスタグラムでさまざまなフォトコンテストを開催してきました。今回はとくに投稿数の多かった2つのフォトコンテスト「LOVE FIAT 2020」「FIAT HAPPY YELLOW」から、編集部が独断で選んだ素敵な写真をご紹介します。その写真をお楽しみいただくとともに、「#LOVEFIAT_2021」の投稿の参考にしてくださいね。 「LOVE FIAT 2020」 バレンタインシーズンにぴったりな投稿キャンペーンが、2020年2月に開催された「LOVE FIAT 2020」です。みなさんの“好き”がたっぷり詰まった写真を、ハッシュタグ「#LOVEFIAT_2020」をつけて投稿してもらいました。 このキャンペーンで「好きなもの」を紹介してもらったのは、バレンタインデーがある2月に、フィアットオーナーさまも、まだそうでない人も気軽に参加できるようにするため。自分の好きなものを投稿してもらうことで「生活にさらなる彩りを」と考えて企画したキャンペーンです。 その結果、フィアットとの愛や繋がりを感じる写真だけではなく、家族やペット、ファッション、スイーツなど「#LOVEFIAT_2020」のハッシュタグがついた愛を感じる写真の投稿は5,000件を超えました。その中から編集部が注目した写真をご紹介します。 夕陽のなかで映える「500S Automatica」 Instagramで投稿を見たい方はこちら 夕陽が差し込む大きな水溜りに、愛車の500S Automatica(オートマティカ)を停めて撮影。景色が光の反射によって水面に映り込む「リフレクション」と呼ばれる方法を使うことで、幻想的な世界観をつくりだした写真になっています。 美しい風景だけではなく、好きな猫や日常の身近なものを写真に残して投稿するejistagramさん。愛車のフィアットが写り込んだ風景写真の投稿もあるので、ドライブシーンを連想できます。 ejistagramさんのinstagramはこちら お気に入りの赤い「500」で大自然をドライブ Instagramで投稿を見たい方はこちら 日本百名山に選ばれている北海道の「羊蹄山(ようていざん)」をバックにした、真っ赤なボディカラーの500(チンクエチェント)が目を引きます。大自然のなかを500で爽快にドライブするときの気持ちよさを感じる写真です。 北海道の大自然や街並みといっしょに、愛車の500を撮影した写真が並んでいます。被写体の元のカラーを変えないように撮影してあるので、「その場にいるようなリアルさ」を感じることができる写真ばかりです。 ezoflatさんのinstagramはこちら 箱根・芦ノ湖を「500C」で爽快にお出かけした記録を Instagramで投稿を見たい方はこちら 箱根・芦ノ湖に現れた光芒(雲の隙間から差し込む光)を背景に、カブリオレモデルの500C(チンクエチェント シー)を撮影した1枚。光がうまく当たっているので、ホワイトのボディカラーでも白飛びすることなく、500Cのおしゃれさが際立っています。 愛車の500Cとの日常を残しているKensuke Imamuraさんのアカウントでは、撮影後に加工を施した写真もたくさん投稿されています。アーティスティックな写真を残したい人にとって参考になる写真ばかりです。 Kensuke Imamuraさんのinstagramはこちら 「FIAT HAPPY YELLOW」 春本番をむかえた季節に、インスタグラムのフィードを色鮮やかに彩ったキャンペーンが「FIAT HAPPY YELLOW」です。 キャンペーンのテーマは、2020年3月に発売された限定車『500 Mimosa(チンクエチェント ミモザ)』のボディカラーで、色彩心理学で「しあわせ」のイメージを与えるといわれる“黄色”。黄色いアイテムが写っている写真をハッシュタグ「#happyfiat_yellow」をつけて投稿してもらいました。 このキャンペーンが開催された2020年の3〜4月は、世界各地で新型コロナウイルス騒動によるロックダウンや外出自粛が叫ばれていた時期。フィアットでは「気分がすこしでも明るくなり、生活を楽しんでもらえるようなコンテンツをお届けしたい」という気持ちでキャンペーンをはじめました。 その気持ちに反応してもらったみなさんから、愛車の500
フィアットが生まれた国、イタリアにはバール文化が根付いており、バールでコーヒーを飲むことは生活の一部になっています。バールのつづりは「BAR」で、英語だとバー(酒場)になりますが、イタリアのバールは「コーヒーショップ+ショットバー」という存在。イタリアでは一人ひとりがお気入りのバール「MIO BAR(ミオ・バール = 私のバール)」を持っており、エスプレッソマシンで淹れられたコーヒーを楽しんでいるそうです。 そんなエスプレッソ大国イタリアで生まれたといわれるもうひとつの文化、それが「ラテアート」。エスプレッソにスチームしたミルクを注いで、コーヒーの表面にハートやリーフなどの模様を描くのです。見たことがあるという方も多いと思います。 そしてここ日本に、イタリア生まれのラテアートをさらに進化させた人物がいることをご存知でしょうか。原宿のカフェReissue(リシュー)の代表を務める「じょーじ」こと山本員揮(かずき)さんがその人。山本さんがラテアートをどのように進化させたのか、Reissueでお話を伺いました。 まずは基本のラテアートの作り方 — まず、山本さんがラテアートに興味を持ったきっかけを教えてください。 両親が喫茶店を経営していたこともあり、飲食業に進むことは自然な流れでした。 高校を卒業して、すぐに岡山から上京。18歳のときにフレンチレストランで働きはじめました。そこで先輩から教わりながらカプチーノを淹れたのが最初ですね。 — その後はどうやってラテアートのスキルを身につけていったのですか? レストランで働いているうちに、スタンダードなハートやリーフのラテアートは描けるようになりました。その後は独学で、いろんなキャラクターを描く練習をしていました。 あるとき、制作したラテアートの画像を友人に見せたところ、すごく喜んでくれて。それからSNSを通じて、毎日いろいろな作品を発信するようになりました。自分のラテアートでだれかが喜んでくれることの楽しさを知ったんです。 ただ、この時点ではまだ平面のラテアートでしたね。まずは、スタンダードなラテアートを見てみますか? * * * 今回、ラテアートの制作を担当してくれるのは、Reissueスタッフの「しぃ」さん。パティシエからラテアーティストに転身したという彼女は、パティシエ時代にチョコペンで描いた経験をいかしたイラストのラテアートが得意だそう。 まずは、ポルタフィルターという容器に挽いたコーヒー豆を入れます。 その後、タンパーという道具でしっかりとコーヒー豆を押し詰めていきます。この作業が高圧で抽出するエスプレッソにとって、非常に重要となります。 しっかりと押し固めた豆が詰まったポルタフィルターを、エスプレッソマシンにセット。良い香りとともに、エスプレッソが抽出されます。 つぎはスチームミルクを作ります。使用するのは普通の牛乳。蒸気を使って温めながら、しっかりと泡立てていきます。 エスプレッソとスチームミルクができたら準備完了。スチームミルクを注ぎ、模様を描きます。 迷うことなく注がれたカップの表面には素敵なハートマークが浮かんできます。ラテアートの原点ともいわれる、ベーシックなデザインのできあがりです。 ラテアートは、2Dから3Dへ — いま見せていただいたハートのラテアートはいわゆる2D(二次元)ですが、山本さんが発明したという「3D(3次元)ラテアート」はどのようにして生まれたのでしょうか。 2010年前後でしょうか。そのころ3Dのゲームや映画が世界的に流行していたんですが、私も人を喜ばせる要素として“3D”を使って何か表現したいという想いが生まれました。 そこで思いついたのが、レストランでの修業中に学んだ、「ホットチョコレートの上に泡立てたミルクをアクセントで盛る」という技術。それを応用して、カップの上に泡を盛り、試しにウサギの耳を作ってみたんです。すると、意外にもしっかりとしたかたちができて(笑)。これが、3Dラテアートの始まりです。
2020年の7月に、初のマイカーとしてフィアットの500(チンクエチェント)を手に入れたamimiさん。 ある日曜日の朝、岡山に住む彼女が向かったのは倉敷市のイタリアン「オステリア エ バール オット」。朝8時半の開店からすぐに賑わいをみせる人気のお店です。 ずっと欲しかった500を、理想のカラーで amimiさんとフィアットの出会いは、中学生のころまでさかのぼります。当時から『ルパン三世』が好きだったamimiさんは、アニメを観ているうちに主人公のルパンが乗るクルマが気になりだしました。 それがフィアットの500。ルパンと同じくらい500のことも好きになり、いつかこのクルマに乗ると決めていたそうです。 その想いは大人になっても変わることなく、23歳になって初めて購入したクルマがミント グリーンの500。とはいえ、ルパン好きならやっぱりイエローがよかったのではとたずねると「迷いはなかった」との答え。 「最初はルパンと同じイエローの500がよかったんですけど、私はミント グリーンがすごく好きで。財布もキーケースもミント グリーンで揃えていて、この色を見た瞬間にひと目惚れで即決でした。私の理想のミント グリーンです」 「友だちからは私にめっちゃ似合うといわれて、それがすごくうれしい。フィアットといえばルパンのクルマだねっていわれることも多いです」 納車日に自身のInstagramに投稿した1枚は、「いままでで一番多くの『いいね!』をもらいました(笑)」とのこと。周りからの評判も上々の様子です。 500のお気に入りポイントは「外見のコロッとしたところも好きですし、ボディとリンクしてインパネ(インストルメントパネル)もミント グリーンなところがグッときます。日本のクルマにはないこだわりですよね」と、そのデザイン性に惚れ込んでいるそう。 「あと車検証入れがかわいいんです。刺しゅうがされていて、そういう細かいところがおしゃれだなって」 「500に乗ることは念願だったので、毎日うれしくて楽しいです。いつも乗る前にクルマを見て『あ、かわいい』ってなって、乗って内装を見て『やっぱりかわいい!』って。不満はまったくありません」と、購入から約半年たったいまも500への気持ちは変わることがないようです。 500で音楽を聴きながら、ダンスレッスンへ amimiさんは仕事の傍ら、ダンサーとしても活動しています。ダンスは「小学生の時に母にすすめられて友だちと始めたのがきっかけ」で、約13年にわたって途切れることなく続けているそうです。主な活動は、毎週レッスンに通って、イベントにユニットで出場したり、先生のナンバー(振り付けしたダンス作品)に参加したり。 「音楽がもともと好きで、音楽に乗せて体を動かすのが一番楽しい」としながら、さらに「舞台やイベントに出るときに、今まで練習した実力や努力を発揮する緊張感や達成感が凄く好き」だというamimiさん。 いまは新型コロナウイルスの影響でイベントが減っていますが、次に発表するときによりいいパフォーマンスが見せられるように練習をがんばっています。 「ダンスの練習場所への移動では、これから踊りたい曲などを聴きながらイメージトレーニングをしたり、振りを考えたり。音楽は何でも聴きますが、昭和の歌謡曲が好きでよく聴いています。いい曲がかかったらノリノリで歌いながら運転することも。ただ昭和歌謡は500に似合わないですよね(笑)」 500とたくさんの思い出を作りたい 通勤とダンスのレッスンに行くときをメインに、ぼぼ毎日500に乗っているというamimiさん。出掛けるのは近場だけにも関わらず、走行距離は4カ月で6,000kmを超えたそうです。 「故障もなく快調です。運転にもすぐに慣れました。小さいけれど安定感があって、室内も意外と広くて快適なんです。デュアロジックはオートにして、急な坂道を上るときなどは自分でシフト操作をして楽しんでいます」と、運転に関しても500のパフォーマンスに満足しているそうです。
バーミキュラ(VERMICULAR)をご存じでしょうか。バーミキュラは、「世界一、素材本来の味を引き出す鍋」をコンセプトに開発された、メイド・イン・ジャパンの鋳物ホーロー鍋ブランド。実際に、日本の料理研究家たちをはじめ、世界の一流シェフたちからも信頼され、たびたび入手困難になるほど人気を集めています。 今回、フィアットの人気者「500(チンクエチェント)」で訪れたのは、そんなバーミキュラの聖地ともいえるブランド体験型複合施設「バーミキュラ ビレッジ」。2019年12月に、名古屋駅からもほど近い中川運河沿いにオープンして以来、県内外から多くの人が訪れるいま注目のスポットです。 バーミキュラとは? ふつうの鍋となにがちがうのか そもそも、バーミキュラという鍋の施設になぜ人が集まるのか。それはバーミキュラが「ただものじゃない鍋」だからに他なりません。 その最大の秘密は、鍋本体と蓋の接合部分に隠れています。日本の職人が0.01ミリの精度で削り出すことにより、無水調理可能な鋳物ホーロー鍋が生まれました。非常に高い密閉性があり、食材の旨味と水分を逃がすことなく調理をすることができ、凝縮した素材本来の味を楽しむことができるのが大きな特徴です。 さらに、人間工学に基づいてデザインされた握りやすい持ち手や、熱伝達の効率化を図るための鍋底のリブ(突起)など、デイリーに使うものだからこそ緻密に計算され尽くされた設計が詰まっています。 また、使用している過程ではがれてしまったホーローは、再コーティングのアフターフォローを行っており、まさに「一生使える鍋」といえるでしょう。これもメイド・イン・ジャパンだからできること。知れば知るほど、使えば使うほどに魅力が感じられる鍋なのです。 バーミキュラを試して買える「スタジオエリア(STUDIO AREA)」 バーミキュラ ビレッジは、バーミキュラについて知ることのできる「スタジオエリア(STUDIO AREA)」と、バーミキュラで作られた食事を楽しむことのできる「ダインエリア(DINE AREA)」の2つの拠点に分かれています。 まず訪れたのはスタジオエリア。こちらでは、バーミキュラの製品を見たり、試したり、購入したりすることができます。 VERMICULAR FLAGSHIP SHOP _ バーミキュラ フラッグシップショップ 入館してまず目に入るのが、バーミキュラの全ラインナップが並ぶ「フラッグシップショップ」。大小さまざまなサイズのポットたちが並んでいる姿はとてもかわいらしく、いろいろなサイズを集めたくなってしまいます。なかでも注目は、バーミキュラ ビレッジでしか買えない11種類の限定アイテムたち。レストランやベーカリーで実際に使用しているポットもこちらで手に入れることができます。 ショップに併設されたキッチンでは、バーミキュラを実際に使って調理体験ができます。たとえば話題の新製品のフライパンもお試し可能。その場で実際にもやしを炒めてみると、普通のフライパンとは一線を画すシャキッとした仕上がりに。気になる製品の使い心地を試すことができ、納得したうえで購入できます。 またショップの隣にある「キッチンスタジオ」では、バーミキュラを使った料理教室が開催されています。バーミキュラを知り尽くしたコンシェルジュからバーミキュラの基本を学べるので、バーミキュラに興味のある方はそちらに参加してみるのもおすすめです。 LABORATORY _ ラボラトリー バーミキュラは、原型を作る鋳造、本体と蓋の精密加工、表面のホーロー加工、という大きくわけて3つの工程でつくられています。こちらの「ラボラトリー」は世界のトップシェフが訪れ、専用バーミキュラを制作するための工房です。また、定期的に製造実演も行われ、その全工程を見学することができます。 熟練の職人が一つひとつ丁寧にハンドメイドで製作をしている光景からは、日本のものづくりの凄みを感じることができます。 COOKBOOK LIBRARY
数ヶ月前までの猛暑が嘘のように、北の方から雪の便りも届く季節になりました。こうした季節の変わり目は、体調を崩さないよう生活習慣を見直したり、栄養のあるものを食べたりと、いつも以上に健康に気遣うようになりますが、それはクルマも同じです。 今回は本格的な冬が到来する前に、愛車のチェックすべきポイントや、手をかけてあげると安心なメンテナンスなどを、フィアット/アバルト横浜町田で主任メカニックとして活躍している、山本翔也さんにご紹介いただきました。 気温が下がると、バッテリーの性能も下がってしまう まずは、どんなクルマでも「ここは必ずチェックしておいた方がいい」というポイントから。 「夏の間にエアコンやナビなどの電装品で酷使したクルマで心配なのは、やはりバッテリーですね。気温が一気に下がることで、バッテリーの性能も急に落ちてしまうことが多いのです。普段あまりたくさん乗らないお客様、いつも短い距離しか乗らないお客様の場合も、バッテリーが十分に充電されない可能性が高いので、急にバッテリー上がりを起こしてしまうこともあると思います」(山本さん) 朝、出かけようと愛車に乗り込んだら、「あれっ、エンジンがかからない!」という最悪の事態になってしまうかもしれないということですね。バッテリーはボンネットの中に隠れているので、普段はあまり気にかけない人が多いと思いますが、どうやってチェックすればいいのでしょうか? 「最近のクルマは、昔のようにエンジンのかかりが弱くなったり、ライトがチカチカしたりといった、バッテリーの劣化に気づくための予兆のようなものがほとんどありません。それで余計に、気づきにくくなっているのです。 また、ボンネットを開けていただいても、最近のバッテリーはメンテナンスフリーのためカバーで覆われてしまっていたり、外から液量などがチェックできない状態のものがほとんどです。そのため、私どものようなプロがテスターを使って、バッテリーの性能をチェックするというのが確実な方法です」(山本さん) なるほど、便利なような不便なような……ですが、そうすると、ガソリンを入れたついでにちょっとバッテリーのチェックをしてもらう、というのがいいのでしょうか? 「それがですね、エンジンをかけて走ってしまうと、バッテリーの電圧が上がるので、そこでチェックしても劣化には気づきにくくなってしまいます。なので、車検や定期点検の際にしっかりチェックしてもらって、バッテリーごとの交換時期の目安を守って交換するというのが確実だと思います」(山本さん) 交換時期は、クルマの使い方や駐車場所などの環境によっても変わってくるので、早めが安心とのこと。皆さんの愛車のバッテリーはどうでしょうか。もう何年も交換した覚えがないぞ、という人はぜひ冬になる前にチェックしてみてください。 雪が降る前に、タイヤ、ワイパー、エアコンも要チェック 続いてのチェックポイントは、タイヤです。 「タイヤはゴムでできているので、気温の変化にあまり強くないんですね。表面を見て、ひび割れがあったり白っぽくなっているのは、タイヤが劣化している証拠です。また、磨り減ったタイヤも危険なので、溝がしっかり残っているかを確認してください。スリップサインが出ているようなタイヤは、すぐに交換することをオススメします」(山本さん) 積雪地域では早めにスタッドレスタイヤへの交換を。できれば、関東など積雪が少ない地域でも、急な雪に備えたり、朝晩は橋の上など路面が凍結する可能性もあるため、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤに履き替えると安心です。 そして、雨や雪の日になくてはならないものといえば、ワイパー。 「やはりワイパーもゴム製品ですので、時間が経ったり、使っているうちに劣化してしまいます。1年に一度を目安に交換すると安心ですが、この夏は台風や豪雨が多くて酷使した人も多いと思いますので、ぜひ冬の前に交換してほしいですね。ヨーロッパ車では、雪に強い冬用のワイパーが装着されていることも多いのですが、ウインタースポーツなどで頻繁に雪国を走る方も、冬用ワイパーに交換しておくと安心だと思います」 「また、雪国では常識となっていますが、気温が下がるとウインドウォッシャー液が凍結してしまうこともありますので、凍結を防止したり解氷効果のある寒冷地仕様のウインドウォッシャー液を補充しておくといいですね」(山本さん) ワイパーが劣化していると、フロントガラスの汚れが十分に拭き取れず、視界を妨げてしまったり、ガガガと異音がしたり、最悪の場合はガラスを傷つけてしまうことも。ウインドウォッシャー液には油膜を落とす効果など、安全運転を支える機能もあるので、ぜひセットでチェックしておいてほしいところです。 また、車内の快適性を保つために欠かせないエアコンですが、以前より風が弱くなった気がする、イヤなニオイがする、という人は要注意。夏の間の高温多湿によって、エアコンフィルターにカビや雑菌が繁殖しているかもしれません。そこに、外から吸い込んだ砂塵やホコリ、虫や落ち葉などが詰まると、エアコンの性能も落ちてしまうことに。愛煙家の方や、ペットを飼っている方もエアコンフィルターが汚れやすい傾向があります。 これから冬になると、感染症にもさらなる注意が必要。エアコンフィルターを新品に交換して、いつも車内をきれいな空気で満たしたいですね。 真冬のロングドライブも、備えあれば憂いなし さて、年末年始の休暇を使ってロングドライブを計画している人に、山本さんからアドバイスをいただきました。 「まずバッテリー、オイル、冷却水の3つは必ずチェックしてほしいですね。オイルは走行距離5,000kmを目安に交換を推奨しています。距離を走らない人でも、年に一度は交換するとエンジンへの負担を軽減できます。定期点検に出していただければ忘れることがないですね」 「また、タイヤの空気圧もしっかり確認して合わせてほしいところです。走っても走らなくても、タイヤの空気は少しずつ抜けていってしまうので、少なくとも1ヶ月に一度はエアチェックをしてください。空気圧は500の場合は、タイヤサイズにもよりますが、フロントが2.2、リヤタイヤが2.0を推奨しています。取り扱い説明書に書かれていると思います。 そして、500ならではのポイントとして、空気圧を合わせた後に、メーター内にあるリセットボタンを押していただきたいのです。そうすると、空気圧が著しく低下した際に警告ランプが点灯するようになっていて安心です」(山本さん) タイヤの空気圧のリセット手順は以下の通り。 ・メーター内の「メニュー」画面で「リセット
9月に入ってもしばらく続いた残暑がやっと終わりを迎え、雨音と共に一気に秋の訪れを感じる今日この頃。快適な秋のドライブシーズンがやってきました。 目的地を決めずに気の向くままにドライブするのもアリですが、様々なライフスタイルを送っているフィアットオーナーおすすめのドライブスポットで、あなたも “インスタ映え”する写真投稿にチャレンジしてみませんか。 今回は日常的にインスタグラムを活用されている6人の500(チンクエチェント)、500X(チンクエチェントエックス)オーナーさまに、おすすめのドライブスポット&こだわりの撮影方法について教えていただきました。 インスタ映え間違いなし! 秋のおすすめドライブスポットをチェック カナモリさん(@takashi.kanamori) 六矢崎浜オートキャンプ場 湖畔ギリギリまてキャンプ場としで使えるので、波を眺めながらボーッとするのに最適。琵琶湖の西側に位置しているので、秋はサンライズスポットとしておすすめです。 (夕日写真は、夏至の時期限定) カナモリさん(@takashi.kanamori) 陣馬形山キャンプスペース なんといっても、おすすめはこの朝日とともに撮影された辺り一面に広がる雲海の絶景。他の時間帯で、夕日や日没後に眼下に見える夜景もとても綺麗なのでおすすめです。 景色が目まぐるしく変わるので、ぜひベストなシャッターチャンスを探して撮影してみてください。 nobo.t128さん(@nobo.t128) 滋賀県高島市マキノ高原 メタセコイア並木道 山里の緑豊かな場所でのんびりドライブ。 一年中オススメな場所ですが、秋になるとメタセコイア約500本が植えられた並木道が、およそ2.4kmにわたって紅葉で鮮やかに色付きます。大ヒットした韓国ドラマ「冬のソナタ」の舞台に似ていることで言わずと知れた有名スポットです。 nobo.t128さん(@nobo.t128) MAGNUM COFFEE(丹波篠山) のんびりと山里ドライブを満喫したあとは、水出しコーヒーでひとやすみ。 店内の雰囲気もとてもおしゃれなので、忙しい日常から離れた自分時間が欲しい時に、是非ふらっと立ち寄ってみてください。 kizawaさん(@hiroya_kizawa) 手取川河川敷 川の流れる心地よい音とともに、外で淹れるコーヒーでゆったりした時間を過ごしてみませんか。 こだわりの撮影方法は、アクセントにする ”フィアットのアバターブルー” 以外のもの(キャンプ道具)はなるべくシンプルなベージュやブラウン系の色味のものをチョイスするようにし、寄りよりも風景を取り入れて撮影することです。 ゴル太さん(@golta_coolsome_crew) 岩沼製紙工場(阿武隈川河川敷) 工場群と愛車が一緒にとれる唯一のポイントなので、おすすめです。 撮影のこたわりポイントは、周辺が暗いのでシャッター時間を長くして、愛車自体にも短時間ですが光をあてています。幻想的な雰囲気が楽しめます。 ゴル太さん(@golta_coolsome_crew) 阿武隈川河川敷 愛車を眺めながらベンチに座ってボーッとできるところで、秋には紅葉が楽しめるのでおすすめです。 撮影のコツは車にピントをあわせ、背景をぼかして黄昏時の少し物悲しい雰囲気を表現しています。 ゴル太さん(@golta_coolsome_crew) 鳴子峡付近 紅葉と愛車を一緒に撮影できる“インスタ映え”スポットとしておすすめです。 撮影ポイントは、紅葉の発色を強く設定することでより鮮やかな仕上がりになります! よっぴさん(@potetochan_25) 愛知県豊橋市付近 ドライブ帰りにたまたま見つけた場所で、長い一本道で見晴らしが良いオススメのロケーションです。
アウトドアで過ごすワイルドな体験と、ホテルで過ごすラグジュアリーな体験を同時に楽しめる「グランピング」をご存じですか? テントの設営や食事の準備、片付けなどはおまかせで、日常から離れた大自然の中で“何もしない”という時間を堪能できることが最大の魅力といえる新しい宿泊スタイルです。 コンパクトカーでも楽しめるキャンプ「グランピング」 グランピングとは「Glamorous(グラマラス)」と「Camping(キャンピング)」を組み合わせた造語。“魅力的なキャンプ”という意味の贅沢なキャンプのこと。 通常、キャンプに行くとなれば、テントやタープ、寝袋、テーブル、椅子、調理道具に食材などなど、その大量の荷物に応じてクルマのサイズも大きなものが必要になってきます。でも、グランピングなら手ぶらでOK。空調付きのテントにふかふかのベッド、アメニティも充実、道具も食材もすべて用意されています。コンパクトなクルマでお出かけできる気軽さもうれしいポイントです。 今回はフィアットを代表するコンパクトカーの500(チンクエチェント)で、群馬県富岡市の「妙義グリーンホテル&テラス」を訪れました。 圧巻の景色。妙義グリーンホテル&テラスへ 「妙義グリーンホテル&テラス」は、都心からクルマで2時間弱とアクセス良好。周辺には、国宝であり世界文化遺産にも登録された富岡製糸場をはじめ、軽井沢・プリンスショッピングプラザ、群馬サファリパークなど、ドライブで訪れたい観光地も数多い魅力的なロケーションです。 グランピングエリアに一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのがこちらのパノラマ。日本三大奇勝のひとつに選定されている「妙義山」を一望することができます。妙義山は、たくさんの奇岩から成る山々の総称で、ゴツゴツした山肌とギザギザした峰が特徴です。 スタッフの方のイチ押しは、「マジックアワー」とよばれる日没前と日の出後の束の間、うす明りの時間帯に見る妙義山。赤く淡い光が描く絶妙なコントラストは、まさに絶景だそうです。日没時間と日の出時間はレセプションで教えてくれるので、忘れずチェックしてくださいね。 これだけの敷地に、客室はわずか10棟のみ。トップシーズンは毎日満室だそうですが、部屋数が少ないおかげで、密な空間が生まれる心配も少なく、静かでゆったりと落ち着いた時間を過ごすことができます。 自然を間近に感じながら、ホテルのように快適に 客室は4種類。「ラグジュアリーテント」はテントの中だということを一瞬忘れてしまいそうな、高級感のあるインテリア。開放感たっぷりの大きな窓からは妙義山を一望できます。この眺望こそラグジュアリーテントの特権です。夏はクーラー、冬は暖房完備で、ベッドに寝転びながら自然を感じることができます。 民家も少なく、車も滅多に通らないエリアのため、澄んだ夜空には満天の星空が見えるそう。お部屋に備え付けの望遠鏡で星を観察するのもオススメ。 グランピングの宿泊者は、併設しているホテルの温泉に入ることができるので、運転で疲れた身体もしっかりとリフレッシュできます。地下2,000mより湧き出た妙義温泉は、肌にまとわり付くようなトロリとした肌触りが特徴。湯上りの“つるつるすべすべ”感から美人の湯ともよばれているそう。 そのほかに「スタンダードテント」や愛犬と一緒に泊まれる「ペットテント」、テント以外ではアメリカ製のキャンピングトレーラーの「エアストリーム」にも宿泊可能。 ペットテントは周りが柵で覆われているので、小さなドッグランとしても活躍。お部屋にはぺット用のベッドやトイレも用意され、飼い主もペットも快適な空間で過ごせます。 風を感じながら食べるごはんは最高 ディナーはアウトドアでBBQスタイルですが、道具や食材の準備は不要。ラグジュアリーテントの宿泊なら専属のシェフが付き、調理の必要さえありません。もちろん片付けもおまかせです。まさに、至れり尽くせり。 旬の食材が揃うボリュームもたっぷりのメニューは、四季にあわせて年に4回変わります。今回いただいたのは、彩り豊かな夏野菜がにぎやかな夏のメニュー。美味しい空気の中でゆったり時間をかけて楽しむ食事は格別です。 シンプルなメニューが多いので、食材のすばらしさが引き立っています。お野菜は群馬県産で、サラダでもグリルでも野菜本来の濃い旨みと自然な甘さが堪能できます。厚切りなのに簡単に噛み切れる柔らかさの上州牛、臭みがなく味付けせずとも美味しい上州麦豚などお肉も絶品。 そして、ドリンクはなんと飲み放題。ソフトドリンクはもちろん、ビールやワイン、ウイスキー、焼酎、カクテルベースなど、クオリティにこだわったお酒も充実。食事が終わった後に、夜空を眺めながら一杯飲むのもおすすめの楽しみ方です。 グランピングのベストシーズンは、9月から11月にかけて。秋は涼しく、冬には空気が澄み、とても美しい星空も楽しめます。都会の喧騒から離れ、大自然の中でなにもしない贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
アートディレクターの小田能知さんの愛車はフィアット500S Manuale(チンクエチェントエス・マヌアーレ)。実はこのクルマ、人気YouTuber欅まつやさんの「クルマ乗る系ch」で紹介され、動画は15万回以上再生されたとのこと。 可愛いらしい内外観のデザインからは想像できないパワフルな5MTは、普段の買い物の足として、別荘やアウトドアを楽しむギアとして大活躍。これまでとは違った、クルマとの新しい付き合い方を見つけたそうです。 このクルマを市販するフィアットの懐の深さに惹かれました 「休日はディーラー巡りをするのが趣味でした」という小田さんが500S Manualeと出会ったのは、国立府中インター近くのフィアット/アバルト国立。初めて見たとき「こんなクルマを市販するなんてフィアットって、どれだけ懐深いんだろう」と驚いたそうです。 「チンクエチェントは知っていましたが、赤とか黄色とか、ポップな色のイメージがありますよね。でも、500S Manualeは渋いマット グリーンで、コンセプトカーみたいと思いました。しかも、5MTですし」 それまで乗ってきたクルマも、ほとんどがMT車だったという小田さん。ですが、特にMTにこだわったわけではなく、むしろライフスタイルと実用性を考慮したうえで、クルマを操る楽しさを感じられるMTを選ばれてきたそうです。とはいえ運転する楽しさは、クルマ選びの大切なポイントですよね。 「2018年型の500S Manualeは100台限定。うち60台がこのアルペングリーン・マットメタリックです。2気筒、0.9リッターのツインエアエンジンはバイクのような感覚。窓を開けて走っているときの、小気味のいいエンジン音が気に入っています。車格が小さいので、裏道や小道も走りやすいし、駐車スペースに困ることもありません。予想以上に力があって、坂道をぐいぐい登っていく感じも楽しいんです」 街中でフィアット乗り同士の感性が通じ合う 小田さんが住んでいるのは東京郊外の私鉄沿線。駅前からの道が高台の住宅街へ続く真っ直ぐ伸びる坂道は、やがてつづら折りに。その坂の途中から見える街並みは人気アニメ映画の舞台にもなった場所だとか。小田さんは、ここからの風景をとても気に入っているそうです。 坂を登りきってさらに進むと、都内で最初に作られたラウンドアバウト(環状交差点)に出ました。目の前のカフェでは、近所の方が優雅な午後を過ごす憩いの場所。その絵になる街並みに、500S Manualeがとてもよく似合うのです。 「近所にクルマを停めて買い物から戻ると、知らない方から声を掛けられることがよくあります。乗っているクルマのことで話しかけられることなんて、これまでなかったのでちょっと驚きました。街でフィアットを見かけたとき、すれ違いざまにドライバーさんがアイコンタクトしてくることもよくあります。同じフィアット乗り同士、通じるものがあるみたいです」 それまで感じることのなかった「クルマが取り持つ新しいライフスタイル」を、小田さんはこの街で満喫しています。 休日は八ヶ岳の別荘へ。高速巡航も不満なし 「休日は八ヶ岳にある別荘へ行きます。高速道路も不満はありません。セミバケットタイプのシートは収まりがよくて疲れにくいし、山道でも非力と感じることはないですね。ただトランクがあまり広くないので、荷物はルーフキャリアに積んでいきます」 経年変化して味のでたキャリアは、500S Manualeのマットなボディカラーとも相性良好。クーラーボックスに食材を積み込んで、別荘ライフとアウトドアを楽しんでいます。小田さんは、他にもカヌーをはじめ幅広い趣味をお持ちとのこと。それなら大型SUVのほうが相応しいのでは? と、あえて尋ねてみました。 「実用性を超えるクルマ選びの楽しさを、この500S Manualeが教えてくれたんです。外装と内装がバランスよくまとまっていて、そのコンセプトとパッケージングの妙にも強く惹かれています。トルクコンバーターもクルーズコントロールも付いてない潔さに至っては、いっそ窓も手回しでいいのにとさえ思えるほど。ここまで削ぎ落とすことでクルマの魅力を引き立てている、イタリアデザインのレベルの高さにも夢中なんです」 クルマに対する考え方を500S Manualeが変えてくれた これまで、ライフスタイルに合わせてクルマを乗り換えてきた小田さん。でも500S Manualeは実用性とは別のところに惹かれて購入しました。以来、クルマに対する考え方が変わったとのこと。 「Manualeって操作するっていう意味なんです。見てカワイイ、運転して楽しい、そういうクルマを自分の思い通りに走らせることができる歓び。指名買いするクルマってこういうことなんだなってわかった気がします。それと、これまでのクルマはあまり長く乗った記憶がないんですが、このクルマはずっと乗りたいと思えた初めてのクルマ。息子にもこの楽しさを、わかってもらえる日がくるといいなと思っています」 自分にとっての最良のクルマが見つかったことで「趣味のディーラー巡り」はひと休みされるのでしょうか。「しばらく行く用事がないですね」と振ると、「最近はバイクのディーラーを回ってるんです。じつはもう決めてしまって来週納車なんです」と笑みがこぼれました。