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「開かれたお寺」鎌倉 長谷寺にFIAT 500X、現る

ご利益あり!? 人気の古寺「長谷寺」 長谷寺。鎌倉駅から江ノ電で3つ目の長谷駅から徒歩5分のその古寺は、平日でも多くの参拝者が訪れる人気スポット。近くには大仏さまで知られる高徳院もあり、この2箇所を目当てに訪れる人は日本のみならず海外にも多く、国籍や文化、宗教を超えて広く親しまれていることがうかがえます。5-6月のあじさいに代表される“花の寺”としても有名ですが、大きな観音さまをはじめ、商売や恋愛の神、さらにはお酒の神(!)など16の童子が洞窟内にいる弁天窟、由比ケ浜の海を見渡せる見晴し台など、ご利益のあるパワースポットとして参拝者を魅了しています。     「FIAT500」が境内に!? また、年越しには古都に除夜の鐘を鳴り響かせ、地元住民をはじめ参拝者に鐘をつく機会を提供するなど、「開かれたお寺」という表情も。そんな長谷寺でも、自動車を境内に展示したのは1300年の歴史で今回の500(チンクエチェント)Xが初めてとか。それというのも、訪れたことのある人はご存じのように、長谷寺は山腹に位置し、自動車は入れないのです。記念すべき第1号車となった500Xは、なんとクレーンに吊られて、上の境内へと運ばれてきたのです。     長谷寺山主の竹石元美氏にお話しをうかがうと、「本来、お寺というのは人が集まる場所ですので、そういった“コミュニティの場”を目指したいという思いがあります。若い人に来てもらうことも大切と考えていまして、クルマを目当てに来てもらい、自然にも恵まれた境内の神聖な空間でなにかを感じ取ってもらったり、観音さまにご参拝いただいたりと、そういう流れがあってもいいのではないかと考えました」と話してくださいました。     聞けば竹石氏は大のクルマ好きとのこと。「むかし“フィアット128”に乗っていました。壊れても直せるようにと、部品取りのクルマまで用意して楽しんでいたほどです」とエンスージアストな一面もお持ちです。ご自身のそうした経験からもフィアットブランドには愛着を感じられているようです。     観音堂の横には今回のために特別につくられた石庭が用意され、“X”の文字が浮かび上がる演出が施されました。その石庭の上に展示されたのは、ホワイトのボディカラーをまとう500X。5ドアボディに140psまたは170psを発生する1.4リッター“マルチジェット”ターボエンジンを搭載し、車格に見合った力強い走りを期待させます。     竹石氏と共にプレゼンテーションを行ったFCAジャパン株式会社マーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセ氏は、「パワースポットとして知られるこの長谷寺から、“Power of X”、すなわち500Xの持つパワー・魅力を発信できることを光栄に思います」と述べ、フィアットにとって、そして長谷寺にとっても初となる今回の特別展示が実現した喜びを口にしました。この先行展示には、パワースポットたる長谷寺で500Xが秘めるパワーを感じてもらいたい。そんな想いが込められていたようです。     セレモニーの最後には、日本とイタリアの心を繋ぎ、集まった人たちが一体感を共有する催しとして、イタリアのシンガーとギタリストによるライブ演奏が行われました。“コーレ(心)”をテーマとした音楽パフォーマンスが境内に響きます。その心地よい調べのなかにも力強さがこもる歌声は、まるで、新しい個性をまとう500Xの輪郭を浮かび上がらせているかのようでした。   イタリアンクロスオーバー 500X。今秋の発売が待ち遠しいですね。       取材・文 曽宮岳大   […]

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おいしいイタリア〜シェフ直伝。本格濃厚「カルボナーラ」

銀座で出会った極上のカルボナーラ カルボナーラ。「炭焼き職人風」という名の通り、卵、パンチェッタ、チーズで作るシンプルなソースに、炭焼き職人の手から炭の粉がハラハラと落ちたかのように黒胡椒をたっぷりかけたパスタです。日本でもおなじみですが、個人的には「おいしい!」と感激したことはありませんでした。今回ご紹介する、ジャッジョーロ銀座のカルボナーラを食べるまでは。     落とし気味の照明が落ち着いた雰囲気を醸し出す店内は、食通の常連さんやカップル、近所にお勤めの会社員など、幅広い客層。銀座にふさわしい高級感がありつつも、フレンドリーでにこやかな接客をしてもらえるので、とても居心地よく食事が楽しめます。ジャッジョーロ銀座は、今年で開業8年目を迎えたリストランテ。フィレンツェにある世界最古の薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ」の自然治癒、予防医学といった思想を取り入れながら、素材本来の味わいを活かした調理法で、心身が豊かになれる料理を提供する本格派です。こちらの名物といえば、目にも舌にもおいしい「15種類のハーブサラダ」、炭火を使った和牛や和豚のグリル、それに、天然真鯛のハーブ蒸しなど、思わず通い詰めたくなる料理ばかりなのですが、濃厚なカルボナーラも人気メニューの筆頭。本当に、感動的なおいしさなのです。   こだわり卵と熟成パンチェッタ     「エサ、飲み水、環境などすべてにこだわり、清潔な鶏舎でストレスなく暮らしている親鶏が生んだ卵です。鮮度もいいし、すべてにおいてポテンシャルが高いですね。完璧です」とシェフも太鼓判。「カルボナーラの決め手は、なんといっても新鮮で味のいい濃厚な卵」と語る、シェフ岩永 健さん。野菜、魚、肉などすべての食材に対して真摯に向き合い、鮮度はもちろん栽培法(飼育法)や産地にまでこだわるシェフがカルボナーラのために選び出したのは、「こだわり家族のこだわり卵」と名付けられた、なんとも鮮やかなオレンジ色をした卵。 本来、カルボナーラは卵黄だけで作りますが、この卵の場合、黄身だけだと濃すぎるくらいの濃厚さなので、ジャッジョーロでは全卵を使って作られています。それなのに、あの見事に美しいオレンジのカルボナーラになるというのですから、驚きです。     唯一の「具」ともいえるパンチェッタ。イタリアで熟成させて、香草をまぶしたもので、なんとも芳醇ないい香りがします。「生ハムと同じで、このまま食べてもおいしいですよ」とシェフ。カルボナーラを作る際は、あらかじめカリカリに炒めておきます。 ではさっそく濃厚こだわり卵のカルボナーラ、レシピを教えていただきましょう!   ジャッジョーロの極上レシピを伝授!     材料(1人前)/スパゲッティ90g 、茶色い殻の全卵1個(ヨード卵・光など、ちょっといい卵を使いましょう。普通の卵を使う場合は、卵黄のみで2個分)、パンチェッタ10g、グラナパダーノ10g(パルミジャーノ・レッジャーノ、ペコリーノ・ロマーノでもOK)、生クリーム10cc(乳脂肪分35%がおすすめ)、塩・黒胡椒適量 材料をそろえたら、たっぷりのお湯を沸かします。茹でる際の塩は、湯量の1〜0.8%。「けっこう多めですよ。ご家庭で作るとだいたい塩が少なすぎる人が多いですから」とシェフ。塩の分量でパスタそのものの塩味が変わるので、ここはきっちり量りましょう。   1)パンチェッタを適当な大きさに刻みます。   2)フライパンに少量のオリーブオイルを敷き、弱火でカリカリになるまで炒めます。   3)キッチンペーパーで油を切っておきます。このくらいまでじっくり炒めることで、香ばしさが際立ちます。   4)ボールに卵を割り入れ、チーズ、生クリーム(分量の2/3)、塩ひとつまみ、粗挽きの黒胡椒を適量(たっぷり目がおいしいです)加えて、泡立て器で混ぜます。   5)ダマが残らないように、しっかりかき混ぜます。   6)フライパンに、パンチェッタ(半量。残りは飾り用に取っておく)と4)の残りの生クリームを入れておきます。まだ火は付けません。   7)パスタを茹で始めます。茹で時間は、表示よりやや少なめに。ジャッジョーロの場合、「9分と書いてありますが、7分50秒にしています」とのこと。キッチンタイマーできっちり測りましょう。   8)パスタが茹で上がる30秒前になったら、フライパンを弱火にかけ、温め始めます。温めすぎると卵がそぼろ状になってしまうので、気をつけて。このあたりで、盛りつけ用の皿も出しておきましょう。   9)フライパンをいったん火から下ろし、茹で上がったパスタを十分に湯切りして加えます。   10)5)の卵液も加えます。ボールに残らないよう、ゴムベラでこそげ落としましょう。   11)火に戻して(慣れるまで、火加減は弱火で)、ここからは手早く! まわりから火が入るので、鍋はだをゴムベラで混ぜながらソースをからめていきます。   12)卵のとろみを見つつ、1分ほど。火の入れ具合はパスタの量やフライパンの大きさ、コンロの種類によっても変わってくるので、ここはズバリ練習あるのみ!   13)生すぎず、ダマにもならない頃合いになったら、余熱がそれ以上入らないように、すぐにお皿へ。トングで高さを出すと美しく盛りつけられます。   14)残しておいたパンチェッタを飾り、粗挽きの黒胡椒をたっぷりかけたら完成!       ソースとパスタをからめるとき火の入り具合を見極め、ダマにならないように仕上げるのはかなり難しい工程ですが、これは何度も作って経験を積むのが一番です。それに、シェフいわく「カルボナーラの本場はローマですが、ローマで食べてもここまでクリーミーなのはないですよ。イタリア人は生卵を食べないので、生すぎるといやがるんです。だから、イタリアで食べるカルボナーラはそぼろ状だったりします」とのこと。 […]

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オーナー紹介〜わずか半年で3台のFIAT 500を買いました!?

クルマの数だけ、出会いにまつわるエピソードがある――みなさんの愛車との出会いはいかがでしたか? 今回はFIAT 500(チンクエチェント) に魅せられ、わずか半年で3台も購入してしまったという長野県にお住まいの増田さんに3台の500 との出会いについてお話をうかがいました。   藤島 最初にFIAT 500 に興味をもたれたキッカケは何ですか? 増田 いまのFIAT 500 が2008年に登場した時から気にはなっていたのですが、きっかけは去年の終わり頃、たまたまインターネットを見ていてFIAT 500の広告バナーが目に留まったので思わずクリックしたんです。そして調べていくうちに500の魅力に引き込まれ、妻が乗るクルマにいいなと購入を意識するようになりました。     藤島 実際にどのモデルを購入されたのですか? 増田 最初はベーシックな1.2リッターモデルに特別装備を施した「500 Super Pop」という限定車を購入するつもりでした。でも、ちょうどその頃、スポーティな内外装にTwinAirエンジンを搭載し、5速セミAT「デュアロジック」を組み合わせた「500S Automatica」という限定車も販売され、その装備類の充実ぶりが気に入って購入しました。もともと黄色いボディカラーが欲しかったので、それも決め手となりました。     藤島 500 はその時期にしか手に入れられない限定車が続々と登場するので、買うタイミングが悩ましいですよね。     増田 「これを逃すと次はないかな?」と思って、購入を決意しました。ブラックを基調としたスポーツタイプのインテリアは、乗り込むと走る気持ちを高めてくれるような魅力を感じています。 藤島 最初の500 との出会いは「ナルホド!」と想像がつくのですが、なぜ1台目を購入してすぐに2台目の購入に至ったのですか? 増田 キャンバストップ仕様の「500C Panna」に出会ってしまったからです(笑)。500 といえばキャンバストップが昔から似合うクルマだと思っていましたし、ちょうど2014年の3月末に消費税率がアップするタイミングを前に、担当のセールスマンからあと1台だけ残っているという情報を得て、「ではお願いします」ということになりました。     藤島 オープンエアが楽しめる500C のキャンバストップは晴れた日はご機嫌のドライブが満喫できそうですね。 増田 500C のキャンバストップは使い勝手がいいのが気に入っています。たとえばルーフの開き方。サイドのフレームを残して天井だけが開くので、一般的なオープンカーとは違って、バスや対向車から中を覗かれることが少なく、車内のプライバシーが保たれます。また、落ち着いたボディカラーなのでどこへでも出掛けやすく、我が家で最も出番が多いです。また「500 Panna」のレザーシートは素材が肉厚で座り心地がしっかりしているところも気に入っています。     藤島 イタリア語で「生クリーム」を意味するPanna ですが、チョコレートクリームのようなボディカラーの色合いは周囲の景色に優しく馴染む色ですよね。そして、いよいよ3台目に突入……ということで、映画『ルパン三世』にも登場する人気のバニライエローのモデル「500C GELATO」を購入されたそうですね。 増田 じつは、最初からバニライエローの500 が本命だったんです(笑)。限定車が登場した時に「これを待っていた!」ということで購入しました。     藤島 それにしても、半年間に3台も購入されるとは大胆な行動ですよね。 増田 私としても同じ車種を3台も買うなんて初めてでしたが、そんなことができたのも、FIAT のインテリジェントローンのおかげでした。残価据置型のローンは最初の1、2年は月々の支払が1万円程度からOKということで、月々の負担額が少なく済むのです。輸入車でありながら、月々に支払うベースの値段が手頃に抑えられるのは嬉しいですね。 藤島 増田さんはイタリア車を初めて購入されたということですが、実際に所有されてみた感想はいかがですか? 増田 ひとことに輸入車と言っても、500 はドイツ車などとは異なるキャラクターの持ち主です。最初は875ccのTwinAirエンジンはパワー不足ではないかと思っていましたが、まめにギアチェンジをすればしっかりと力が得られます。また、私が気に入っているのはTwinAirエンジンが奏でる2シリンダー特有のポコポコポコという音色……。狭い路地を走る時、塀に共鳴するといい音が響いてくるんですよ。 藤島 500に乗り始めたことによって、何か変わったことは? 増田 楽しい時間が増えましたね。もちろん、乗っていても楽しいですが、乗っていない時も眺めているだけで楽しいし、いろいろと想像することが増えました。たとえばトコトコと旅行に出掛けたり、コーナーを攻めているイメージが浮かんだりと、「こうしたらこんな感じかな」と考えるだけでニンマリできます。ちなみに、最初に購入した「500 […]

BIRRA ARTIGIANALE
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おいしいイタリア〜欧州で大人気、クラフトビール「baladin バラデン」

多様なスタイルをもつ「クラフトビール」 クラフトビールとは、造り手の想いやこだわりが行き届く小規模な醸造所で精魂込めて作り出される、まさに手工芸品(Craft)のようなビール。柑橘系やトロピカル系、花などにたとえられる芳醇な香りとフレッシュなフレーバー、なめらかなノド越しは「ビールって苦手」と敬遠していた人々にもうれしい驚きを持って受け入れられ、アメリカ、ヨーロッパ、そして日本へと、世界を席巻しています。 そもそもビールの種類(スタイル)はとても豊富です。代表的なのはピルスナー、ペールエール、ヴァイツェン、スタウトなどですが、実際には100以上のスタイルが存在するともいわれます。日本の大手が造るのはそのうちの数種に過ぎず、しかもピルスナーが主流なので「ビールの味なんてどれも同じ」と思い込んでいた人がいても仕方ありません。けれど、クラフトビールにはじつに多様なスタイルがある。だからこそ「クラフト」なのです。     ビール通が注目、本物の味「baladin」! 中でもイタリアのbirra(ビール)は世界のビール通から熱い視線を注がれる注目株。そんな状況をクリエイトし、牽引してきたのが、今回ご紹介するbaladin(バラデン)です。イタリアで最初にクラフトビールを作ったバラデン。それは、昔から続く伝統ある醸造所ではなく、音楽とアートと食、そしてビールをこよなく愛する一人の男が築き上げた、情熱とこだわりのメーカーです。   初めて誕生したバラデンビールは、アンバーエールタイプの「スーパー」。輝くような琥珀色で、香りの第一印象は南国フルーツのよう。ドライフルーツやアーモンドを思い起こさせる風味もあり、バランスのいい味わいです。初めてバラデンを味わうなら、まずはこの1本からどうぞ。濃厚なフルボディなので、肉の煮込みや熟成チーズにもぴったり。 スーパー」醸造からほどなくして誕生したのがベルギーのブランシュビールからインスピレーションを受けた「イザック」。やや濁りのあるアプリコットカラーで、華やかな柑橘系の中にコリアンダーのような印象的な香りを感じます。前菜や魚にも合うデリケートな味わいで、アペリティーボ(食前酒)に最適です。 華やかな香りと力強い味わいが特徴のアメリカンペールエール「オープンクラシカ」。焦がしたモルトに由来するアンバーの色合いが特徴的。ナッツのような香ばしさがあり、複雑ながらも飲み口のいいテイストです。オープンとは、イタリア国内にてこのビールのレシピなどを公開していることに由来します。 「オープン」のアンバーエールバージョン、「オープンリゼルヴァ」。ホップの芳醇な香りと苦み、ビスケットのような香ばしさがバランスよく保たれています。クラシカはビーフジャーキーやスモークチキン、リゼルヴァは肉料理やチーズに合わせて。日本で販売中のバラデンは今のところ4種類ですが、実際に醸造されているビールはなんと30種類。その豊富なバリエーションで多くのファンを虜にし、イタリア各地だけでなくNYでもビッレリア(ビール屋)を展開、バラデンの魅力を広めています。また、かつて醸造所に併設されていたビアパブは、現在、ビールを楽しみながら滞在できるホテル「CASA BALADIN」として営業中。すばらしい雰囲気の客室と、本格的な料理+それに合うビールを提供するリストランテが、高い評価を得ています。     バラデンの追究は「飲み方」にも及びます。料理との相性を考え抜き、味のバリエーションも豊富だからこそ、グビグビあおるように飲むのではなく、言ってみれば「ワインのように」味わいます。オリジナルのグラスがワイングラスの形状に似ていることからもわかりますが、まず芳醇な香りを嗅ぎ、口に広がる複雑な味わいを楽しみ、シルキーなノド越しを感じる、そして、料理との相性をも堪能する。とはいえ気取ったり気負ったりする必要はなく、「本物の味」を陽気にカジュアルに楽しむのです。     じつは、バラデンはイタリアのFIATとコラボレーションも果たしています。2007年、FIATが新しい 500(チンクエチェント) をリリースした際、レセプションに訪れたVIPやジャーナリストへのギフトとして用意されたのが、500 のロゴが入ったバラデンビール(500本の限定生産!)と、バラデンのロゴが入った 500 のミニカーだったのです。さらに、この特別仕様の 500 はミニカーだけでなく実物大の実車もバラデンスタッフに一年間貸与されました。バラデンがある小さな村Piozzo(ピオッツォ)を走り回る愛らしい 500 の姿。ぜひ見てみたかったですね!       baladin 三井食品株式会社 ※バラデンビールは全国のスーパー、酒販店でお取り扱い中です。インターネット通販でもお買い求めいただけます。そのほか、お問い合わせは下記までお気軽にどうぞ。 0120-062-014(三井食品株式会社 お客様相談室)   撮影 SHIge KIDOUE 取材・ 文 山根かおり matricaria […]

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おいしいイタリア〜シェフ直伝。家庭で楽しむ「ポルチーニのクリームパスタ」

乾燥ポルチーニで本格派パスタ料理を! イタリアの豊かな食材を日々の食卓に取り入れてみたい!と思っている人は多いはず。たとえば、ポルチーニ茸。旬の季節は秋ですが、生のポルチーニを日本で手に入れるのは一般家庭にとっては至難の業。でも乾燥ポルチーニなら1年中入手できます。 芳醇な香りと美味なダシが特長の乾燥ポルチーニ。リゾットにしてもおいしいですが、今回はFIAT CAFFÉ 川原優シェフ直伝の「ポルチーニとパルミジャーノのタリオリーニ」をご紹介。シンプルな材料ばかりですが、びっくりするほどおいしくできます。ご家庭でもぜひ真似してみてください! ※この記事は2013年2月現在のものです。     乾燥ポルチーニは、ぬるま湯で30〜40分戻します(写真左端が戻した状態)。熱湯で戻すとえぐみが出やすいし、ぬるすぎると殺菌できないので、一度わかして軽く冷ました70〜80℃程度が理想です。お湯の量はポルチーニが浸っていればOKですが、戻し汁もたっぷり使いたいときは乾燥ポルチーニ1に対してぬるま湯5ぐらいを目安に。 戻し汁(写真奥)はそのままダシとして使えますが、川原シェフのおすすめは写真右端のようなペーストにすること。「戻し汁を弱火で半量になるまで煮詰める→市販のデミグラスソース(フォンドヴォーなど、旨味を添えるものなら何でもOK)をスプーン2杯ほど入れてさらに軽く煮詰める→一度冷まして、戻したポルチーニを適量刻んで加え、フードプロセッサーでペースト状にする」という簡単な工程ですが、この自家製ペーストをソースやリゾットに加えると、上品かつ深みのある味わいに仕上げてくれるそう。もちろん、今回のパスタソースでも使っています。 「このペーストを赤ワインと合わせて、焼いた肉のソースにするのもおすすめです」と川原シェフ。「多めにできたら少量ずつラップに包んで凍らせておくといいですよ。保存もきくし、自然解凍でいつでも使えますから」と保存法まで伝授してくれました。なるほど、こういう活用法はプロならではですね! ちなみに、戻したポルチーニ自体も、冷蔵庫に入れておけば数日間は問題なく使えるそうです。時間のあるときに戻してペーストまで作っておけば、パスタやリゾットもすぐに作れますね。     材料(2人分)/パスタ200g、乾燥ポルチーニ茸45g、にんにく3g(1片の1/4程度)、エシャロット10g(1/4個程度)、生クリーム80cc、イタリアンパセリ適量、野菜のブロード(市販のブイヨンで代用可)適量、パルミジャーノ・レッジャーノ10g、無塩バター10g、オリーブオイル・塩 各適量、ブラックペッパー適宜   川原シェフの本格レシピを伝授! 乾燥ポルチーニの使い方がわかったら、いよいよ本題。「ポルチーニとパルミジャーノのタリオリーニ」を作ってみましょう。FIAT CAFFÉのタリオリーニは自家製の生麺ですが、もちろん市販の乾麺でOK。スパゲッティ、フェットチーネ、リングイネなど、どんな種類のパスタでも大丈夫です。   1)にんにくとエシャロットはみじん切り、戻したポルチーニはざく切りにしておきます。無塩バターを弱火で炒め、バターが溶けきらないうちににんにくとエシャロットを加えます。※今回のソースはクリーム系なのでバターを使いますが、トマトや塩味のソースはオリーブオイルで。バターはきのことも相性よし! 2)量が少ないので写真のようにフライパンを傾けながら弱火でバターに野菜の香りを移します。色がつきはじめ、バターがふつふつしてきたらOK。焦がさないように注意して! 3)ポルチーニを入れ、塩をひとつまみ(下味程度)加えたら、油でコーティングしていく感じで軽く炒めます。 4)野菜のブロード(作り方は最後に掲載。ブイヨンでも代用可)を大さじ2杯程度加え、一度強火にしてぐつぐつとなじませます 5)生クリームも加えて、火を止めます。※生クリームを沸騰させると重さが出るので、クリームを入れたらあとは混ぜるだけでOKです。 6)あらかじめ作っておいた戻し汁のペーストを小さじ1程度加えます。※なくても大丈夫ですが、これを加えるとコクと香りがさらにアップ! 7)混ぜ合わせればソースの出来上がり。このくらいなめらかなクリーム状に仕上げます。 8)茹で上がりをすぐに使いたいので、パスタはソースができてから茹で始めます(お湯だけはあらかじめ沸かしておくといいですね)。※ポイントは、たっぷりの塩(水1リットルに対し塩10gが目安)を入れたお湯で茹でること(シェフいわく、ソースは薄味で、パスタに塩味をつける感じ)、そして、市販品の表示通りだと茹ですぎになるので1〜2分少なめに茹でてアルデンテに仕上げること。 9)麺をしっかり湯切りしてからフライパンに移します。ソースが煮詰まっていたら、ブロードや生クリーム(分量外)をさらに加えて調整し、仕上がりの「トロ〜リ感」を作っていきます。 10)イタリアンパセリは香りが飛ばないよう、加える直前に刻みます。ブラックペッパーもお好みで。 11)仕上げにオリーブオイルをひとまわし入れると、クリーミーな中にもすっきりした味わいに。全体を軽く混ぜ合わせたら、お皿に盛りましょう。   こんもりと盛りつけたら、最後の大切な工程。パルミジャーノ・レッジャーノをたっぷりと削ってかけます。このパルミジャーノも味付けの一部なので、粉状の「パルメザンチーズ」ではなく、必ずパルミジャーノ・レッジャーノをお使いください。料理名に「ポルチーニとパルミジャーノの」と冠されているくらい、パルミジャーノはポルチーニと同様に重要な存在なのです。       「ソースを伸ばすのに使う野菜のブロードは、玉ねぎ、にんじん、セロリなどを鍋にボンッと入れて塩少々、ローリエ、好みのハーブと一緒に煮込むだし汁。家庭で作る場合、“水よりおいしければいい”という程度に考えて、パセリの軸や椎茸の石突き、ネギの青い部分、にんじんの皮などを使っても。沸騰したら弱火で、蓋をせずにアクを取りつつ20分ほど煮ればできますが、もっと簡単にするなら、切った野菜を水と一緒にフードプロセッサーにかけます。それを鍋に入れて沸騰させ、少し置いておけばすぐにできちゃいます。ブロードは製氷皿に入れ冷凍しておくと便利ですよ」 ポルチーニとパルミジャーノ。ふたつのイタリア食材を使い、シェフに教わった通りに作ってみると、なめらかで香り豊かなおいしいパスタが完成します。簡単なのに本格派。みなさんもぜひぜひ、挑戦してみてください!   FIAT CAFFÉ 東京都渋谷区松濤2丁目3−13 (フィアット松濤内) 撮影 SHIge KIDOUE 取材・文 山根かおり […]

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オーナー紹介〜「ALL JAPAN FIAT ABARTH MEETING」

全国に拡大しつつある500(チンクエチェント)オーナーの輪。 ミーティングの会場にお邪魔してみると、オーナーさんたちが500とともに集い、互いのクルマについて語り合うステキな時間が流れていました。     トイプードルのボス君と一緒に参加していたのは、500オーナーになってもうすぐ3年が経つという青島佳代子さん。 元々キャブレター付きのクルマに乗っていたこともあるというだけあって、最初に500に興味を持ったキッカケはルパン3世に登場するNUOVA 500だったそうです。実際に通勤に使う実用性を考えてみたところ、現行モデルの500に心が動いたのだとか。 「それまで乗っていた日本車のスモールカーも乗り心地は良かったのですが、毎朝通勤ですれ違うステキな輸入車がいて、それがFIAT 500だったんです。デザインも可愛いし、コレを買おうと心に決めていました。何年かして頭金を貯めてようやく購入。今では毎日の通勤に使っています」と、500との出会った思い出を語っていただきました。 青島さんは頻繁にドライブするということで、所有されている1.2Lエンジンを搭載したPOPの実用燃費がどうか伺ってみると、 「通勤の時に30kmとか100km以上の長距離を走る時もありますが、ECOモードを使って走ると22〜24km/L程度で走れることもあるんです。燃費がいいのにストレスも感じませんし、可愛いクルマに乗ることができて自己満足しています。毎日が楽しいです!」と500と過ごす毎日を心から楽しんでいる様子が伝わってきました。     そして、貴重なヒストリックカーでお越しのお二人を発見。レッドのボディに水色の2本のストライプが走るジャンニーニ 590 GTコルサで来場していたのが丹羽隆さんです。 このモデルは車体が1967年式で、ジャンニーニ本社が1992年頃に古い車体を集めてリメイクしたもの。ハードトップのルーフは手動でスライドできるものになっていました。     ひときわ目を惹いていたのが、頼もしい走りを予感させるエンジンルーム。丹羽さんによれば、「エンジンは自然吸気の650ccですが、ノーマルと比べると高回転で力強さを発揮する特性をみせるタイプです。走ると安定感もあるし、街乗りでも意外と乗りやすいですよ」とのこと。 イタリアのヒストリックカーが集まる走行会など、ミニサーキットも走らせているということで、運転席と助手席にはホールド性を高めたバケットシートや4点式のシートベルトも装着していました。 「どんなシーンで一番気持ちよく走れますか?」と伺ってみると、「このクルマは乗っているだけで気持ちがいいんです。何年経っても古さを感じさせないですし、乗れば乗るほど愛着が湧いてくるのがこのクルマのいいところですね」と語っていただきました。歴史を歩んできた特別なモデルが今なお元気に走っている姿を拝見できたことをとても嬉しく思います!     時刻は昼下がりということで、500のリヤハッチを開けて昼食を食べている親子を発見しました。ボサノヴァ ホワイトの1.2L POPにお乗りのオーナーの村岡哲朗さんと3歳の宗一郎君です。 後席にはチャイルドシートが2つ装着されている様子。すかさず伺ってみると、3歳の宗一郎君の他にも3ヶ月のお子さんが一人、奥様を含めた4人家族で500に乗ってドライブに出掛けるそうです。 子育て家族で何故スモールカーの500を選択したのか質問してみると、「本当はもう少し大きいクルマが欲しいと思っていたのですが、デザインが良くて、内装がお洒落な500に惹かれました。中でも、ボディと同色のダッシュボードや赤と白のツートンカラーのシートが気に入っています」と一言。 実際にどうやって使っているのか興味津々で伺ってみると、「500のボディサイズは小さいですけど、4人が乗っても言うほど窮屈ではないんです。乳児を乗せるA型ベビーカーも積めますし、子育てファミリーの方も恐れずに乗ってみて欲しいですね」と、頼もしいコメントをいただきました。 「500はちょっと乗っているだけでも楽しいクルマです。うちの子供はすれ違う500を見つけると『赤とか青のウチのブーブーが走ってる!』って言うんです」と、お子さん自身も500が気に入っている様子を話して頂きました。 「実は僕より先に、嫁さんが地元のディーラーで見つけてひと目惚れしちゃったんです」と村岡さん。奥様の価値観を家族みんなで共有できるって素敵なことですね! 会場では、500オーナーさんらしいユニークな演出も来場者を楽しませていました。     青空に映えるレッドのボディカラーが視線を集めていたNUOVA 500。リヤに背負った革製のトランクにはステッカーでデコレーションされていて、楽しげなムードを盛り上げていました。     ダッシュボードの上にFIATのロゴ入りのパーカーを着用したテディベアが置かれている500を発見。3匹が仲良く並んでいて微笑ましいですね。     リヤゲートを開けたら、トノカバーの上の緑地に500が集う空間を演出している500。500らしいユニークな世界を作り上げたオーナーさんに拍手!     手作りのカバーが掛けられたヘッドレスト。停車しているのに、ドライブのワクワク感が伝わってくるようです。     1/1の500たちをバックにミニカーも勢揃いしていました。 500のミーティングだから、彼らも立派な参加車両ですね。 500のオーナーズ・ミーティングで出会ったオーナーさん達の十人十色のライフスタイル。これからも500と共にステキな毎日をお過ごしください!     藤島知子(モータージャーナリスト) 幼い頃からのクルマ好きが高じて、スーパー耐久のレースクイーンを経験。その一年後、サーキット走行はズブの素人だったにもかかわらず、ひょんなことから軽自動車の公認レースに参戦することになる。以来、レースの素晴らしさにどっぷりハマり、現在は自動車雑誌やWeb媒体で執筆活動する傍ら、箱車にフォーミュラカーにと、ジャンルを問わずさまざまなレースに参戦している。 […]

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愛知県・チッタナポリのチンクエチェント博物館に行ってみよう!

ファン必見の「チンクエチェント博物館」! 博物館と一言で言ってみても、さまざまなジャンルのものが存在していますが、500(=チンクエチェント)ファンにとって、一度訪れてみたい博物館と言えば、歴史に名を刻んできた貴重なモデルに会える『チンクエチェント博物館』ではないでしょうか。 チンクエチェント博物館は、愛知県の知多半島の先端に位置するチッタナポリの敷地内の一角に存ります。こちらの施設は、穏やかな海に面した立地を生かした、イタリア的ムードを採り入れたリゾート地。私たちは名古屋方面から知多半島道路、南知多道路を伝って南下、豊丘ICを降りて一般道を10分ほど走り、丘の上の博物館に到着しました。 建物の1階にあるフロアには、小さなボディの500たちがズラリと並んでいます。クルマが見渡せる一段高い場所にはカフェテーブルがありますが、ここでは入場者にエスプレッソが振る舞われます。 また、隣の部屋にはFIATのミニカーやステッカーなど、レアアイテムも含めてさまざまなグッズが展示されています。     深津さんに聞く! 博物館の楽しみ方! 普段は目にすることができない歴史的なモデルや貴重なアイテムに心を惹かれてしまう空間。まずは副館長の深津さんにこの博物館の楽しみ方について、お話を伺ってみました。 深津「自動車の博物館というと、1台1台をじっくり眺めていくことが一般的ですが、ここでは500と共に過ごす時間を楽しんでいただくというスタイルをとっています。館内は見渡せてしまうほどの小さなスペースなので、クルマもインテリアの一部として観てもらいながら、500と一緒に時間を楽しんで欲しいですね。」 窓の外には知多湾の海に浮かぶ島々。リゾートらしい景色の中、歴代のFIAT 500に囲まれていると、クルマ談義に花が咲き、当時のクルマ達が活躍していた時代背景に自然と興味がそそられていきます。     また、ここでは現行モデルの500とNUOVA 500(1957年-1977年)とのボディサイズやボディ色、ディテールの違いを比べてみて欲しいとのこと。そうすることで、1950年代に登場していたNUOVA 500のパッケージングの完成度の高さを再確認できるといいます。 深津「歴代のモデルを見ていくと、戦争の影響などでボディに使用される鉄が手に入りにくく、鉄の使用量を抑えるために前方投影面積を減らしたシルエットに工夫して作られていた時期もあるようです。それに対して、現在は原材料が手に入れやすくなり、プレスの加工技術も進化したことで、Pandaのようにがっちりとした四角いボディ形状のクルマも存在してきたりと、時代が持てる技術と経済環境がクルマ作りにも反映されているようです。」     大衆車を作るという目的の下で生まれたトポリーノは、水冷式の直列4気筒エンジンを前車軸の前方に搭載するという、当時としても画期的な手法が採用されたクルマ。なおかつ、空力性能にも優れた曲面ボディが特徴ですが、美しいスタイリングでありながら、乗員の居住スペース確保に配慮されているパッセンジャーカーです。     こちらの展示車は、1957年に発表されたNUOVA 500で、現行の500のデザイン・モチーフとされています。この車両は、1957年の最初期に、半年間だけ生産されていたという『プリマ セーリエ ファースト シリーズ』。 今ではコレクターズアイテムにもなっているというこの貴重なモデルは、サイドウィンドウが開かないタイプで、後部座席を持たない2シーターであることが特徴です。 同年、FIATは内外装をグレードアップした500スタンダードを発売。このスタンダードが大ヒットとなり、500の人気は急激に上昇しました。後部座席が取り付けられた4シーターのスタンダードは、サイドウィンドウが開くように実用面も改善されていたそうです。 また、博物館には、さまざまなカロッツェリアがボディの製作を手がけたユニークな作品も存在しています。     そのひとつが白いオープンボディをもつ1959年式の『500 GHIA JOLLY(ギア ジョリー)』。カルマンギアでその名を知られるGHIA社が手がけたオープンスタイルのビーチカーは、ルーフやドアを持たない、割り切った設計になっています。シートは籐編みになっていて、水着で座ってもOK。イタリアのビーチ周辺は狭い道が多く、小さなボディをもつ500が活躍していた様子が目に浮かびます。     そして、赤いラインがボディサイドを走るこちらの勇ましい500は、1958年に登場したというNUOVA 500 SPORT(スポルト)。ABARTHが手がけたモデルは、サスペンションがスポーティなものに変更され、エンジンのチューニングやメーターを変更するなど、ファインチューニングが行われていました。     伊藤さんに聞く! 500と過ごす魅力とは? 歴代の500に魅せられたユーザーたちとともに、さまざまなイベントを提案している伊藤さん。500と共に過ごすライフスタイルの魅力について、お話を伺ってみました。 伊藤「500がもたらすものは、その人によって違うと思います。例えば、同じ属性をもつ人同士で仲間意識を共有したい場合、クルマを持つことでオフ会に参加することもできます。500をネタに話をするというのも、楽しい時間ですよね。 道具としてクルマを見た場合、現代のクルマは各部の部品の精度が上がって、信頼性が増したことも嬉しい事です。500は個性的なクルマですが、壊れにくい分、余計な心配が少なくてすみますし、安心して購入することができます。もちろん、普段から遠慮無く乗ることができるクルマです。 国産車などのコンパクトカーと比較すると、500はとてもフルートフルなニュアンスを与えてくれるクルマだと思っています。500に乗ると、今まで気がつかなかったことに気づくようになる。「エンジンのフィーリングが気持ちいい」とか、「インテリアのデザインがいい」とか、人によって受けとめる部分は違いますが、これまで目的地までの単純な移動手段だったはずのクルマが、移動する過程が楽しくてウキウキするようになる。つまり、移動することが単なる目的ではなくなるのです。     さらに、クルマ自体が可愛く思えてくる。まるで恋愛対象のように思えてくることがあるのです。 例えば、人を好きになると、その人についてもっと知りたいという感情が芽生えることがあります。やがて、その人の興味の対象を調べて共感しまったりする。クルマは機械や物と同じはずなのに、500は人からそうした感情を引き出してしまうことが凄いことだと思います。つまり、500は人を変えてしまうくらいのエネルギーをもった存在といえるわけです。 […]

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