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私の“直感”が500を選んだのです|FIATオーナー紹介

今回お話を伺ったのは『500』にお乗りの藤原孝子(ふじはら・たかこ)さん。陶壁作家だけでなく、日本画家でもある藤原郁三(ふじはら・いくぞう)さんの奥さまであり、ご自身もアートを学ばれた才女です。その彼女がなぜ『500』を選んだのでしょう。そこから見えてきたのは、所有して10年経っても色あせないイタリアが誇るデザインの魅力でした。   ファニーフェイスに一目惚れ 孝子さんが『500』に出会ったのは偶然でした。 「前のクルマが壊れてしまったので、次のクルマを探そうと主人(郁三さん)がお付き合いのあるクルマ屋さんのところに見に行ったのです。そこには色々なクルマがあって、その中に『500』がありました」 それまで孝子さんは多くのクルマを乗り継いできていましたが『500』は知らなかったそうです。 「(見た瞬間に)かわいい!さすがイタリア車だなという感じのデザインでした」とのこと。   ▲藤原孝子さん   旦那さまの郁三さんも「曲線が綺麗ですよね。日本車にも似たようなフォルムのクルマはありますが、ちょっとしたところが違うんです。 遠くから見ても違いがわかる 。この差別化は凄いです。クルマの原点みたいな、そういう強さに惹き付けられる魅力があるんでしょうね」というご意見。 それに対し孝子さんも「やっぱりデザイン力ですよね」と一目惚れしたご様子です。「私はあんまり迷わないんです。選ぶ時はこれっていう直感で、どっちにしようかというタイプではないんです」と話します。   ▲『500』   ▲陶壁作家・藤原郁三さん   「どこに一目惚れしたのでしょうか?」そう聞いてみると「まずフロント周りが気に入りました。ヘッドライトが丸目ですしね。それからインテリアのヘッドレストも丸、メーター周りも丸と全部丸ですよね。そういったところが良いねという話になって、これにしようとディーラーにすぐにいって決めました」とそのときを振り返って教えてくれました。 その丸みの良さについて孝子さんは「それこそ子供が描いたようなクルマみたい。優しいというか、可愛いというか。お!ハンサムというんじゃないけれど、ファニーフェイスなところが良いんです」 インテリアカラーも、初めに見た赤に白のコーディネートがとても魅力的に映った様子で、同じ仕様を購入されました。       もうひとつ『500』を気に入った点として、元々孝子さんはコンパクトなクルマが好きだったことが挙げられます。「運転していて一体感がありますよね。大きなクルマは乗せられている感があるんです。でも“ちっちゃなクルマ”って自分が運転している感覚がすごく伝わりますよね。そこも『500』を選ぶ要因になりました」とのこと。   緑の中を走る『500』 『500』が孝子さんの愛車となって間もなく10年が経とうとしています。「納車された最初は、嬉しくって、それでお買い物に行くと、周りとちょっと違うじゃないという感じがありました」と孝子さん。いまでこそ多く走っている『500』ですが、当時の栃木県益子周辺ではまだあまり見かけなかったそうで「『500』を駐車場に停めていたら見ている人もいましたね。ちょっと珍しいというところがあったんでしょう。そのときの気分ですか?なんとなく嬉しいですよね。『500』を見て、良いなって思っているのかなって」     郁三さんによると「(孝子さんは)『500』に乗るようになってから、あまり他のクルマに目移りするようなことはなくなったみたいですね。普通は、あれは何だろうとか、いろいろ言うんですが、そういうのがなくなりました」と変化を感じられている様子。孝子さんも「最後まで乗ろうかなと思っています。とても魅力的なクルマですからね」と心から気に入っていることを明かしてくれました。 孝子さんは、雪の日以外は『500』を陶房やお買い物などのお出かけにいつも乗られているそうです。 「周りのお知り合いや友人に、『この前、あそこを車で走っていたでしょう』とかいわれていますね。どこにいるのか全部ばれちゃうので変なことはできないね」と郁三さんがいうと、孝子さんは「変なことはしないからさ!」と返していました。     お二人がお住まいの栃木県益子周辺は、田園地帯で緑が広がる美しい景色の中を走る機会が多くあります。「街中をくるくる走るのも得意ですが、その景色の中を走っていると気持ちが良いですね」と普段のドライブを楽しんでいるご様子です。10年経ったいまでも「乗るたびにいまだにワクワク感があります」と孝子さん。「(乗りやすさゆえの)リラックス感とともに、内装の色ですね。少しアイボリーがかったメーター周りやボディカラーのインストルメントパネル周りが素敵だなと思います」と、いまだにあせない魅力があるようです。       体の一部 孝子さんにとってもう一つ『500』の大きな魅力がありました。孝子さんはお着物を着て少し遠くのお茶会に出席されることもあるそうです。そういったところへ行くと、周りのクルマは比較的大きな輸入車が多いといいます。「大きいクルマの中に“ちょりん”とね『500』を停めておいても見劣りしなくて可愛いんです。やはり何が大事かというと、“デザイン力”ですよ」と力説されていました。     最後に孝子さんにとって『500』はどんな存在なのかを伺ってみました。しばらく考えてから「必要不可欠であることはもちろんです。相棒でもありますし。また、この辺りには公共の乗り物があまりないので、とにかく“足”です。いまは体の一部ということでしょうか」そして「やはりそばにいるものは好きなものが嬉しいですよね」と孝子さん。 そこまで聞いていた郁三さんは「(この『500』は)孝子さんの顔になっているような気がします。ご近所はもちろん、あまり知らないようなところに行ったとしても『500』を見ると、周りの方は“孝子さん”と思っているようです」と話します。孝子さんは最初否定しながらも「本人が意識してなくても、そう思ってくださってるのかもしれないですね」と少し嬉しそうでした。そして郁三さんは「自分が普段乗っているクルマが自分の顔みたいに周りに認識されていくというのは、やはりクルマとの一体感なのでしょうね。いい乗り方ではないかなと思います。無理をしないで乗っているようです」ととても優しく語ってくださいました。 今回お二人にお話を伺いながら『500』がとても愛されていることをひしひしと感じました。それともうひとつ、いまの孝子さんのライフスタイルと生活のテンポが『500』にすごくあっているようです。だからこそ、周りの人たちが『500』を見かけると孝子さんだと思い、ご自身も『500』に乗ることを楽しんでいるのでしょう。そうして、孝子さんにとって『500』は大切な相棒になり、一体感が増していっているのです。     FIAT 500の詳細はこちら 【INFORMATION】 藤原陶房 住所:栃木県芳賀郡益子町大字芦沼字中70 TEL:0285-72-6373 […]

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チンクエチェントが私をクルマ好きにさせてくれた|FIATオーナー紹介

今年の2月に開催された『LOVE FIAT 2022』キャンペーン。その一環として“#my_fiat_2022”のハッシュタグをつけてご自身のフィアットの写真をInstagramに投稿された方の中から選ばれた1名に『Fiat magazine CIAO!』がオーナーインタビューをさせていただくという企画が行われました。今回は多数の応募の中から選ばれた『500(チンクエチェント)』のオーナー、大木美知子(おおき・みちこ)さんを訪ねてお話をうかがってきたのですが、思わずこちらもうれしくなるほど、予想をはるかに上回るLOVE FIATな方でした。   イタリアの街で見かけたフィアットに一目惚れ ▲大木美知子さん   「最初に連絡をいただいたとき、嘘だと思いました。その次には、みんな当選するんだなって勝手に思い込んでしまいました(笑)」 結婚式場という人の幸せをアシストする職場にお勤めされているだけあって、お会いした瞬間からこちらを笑顔にさせてくださった大木さん。ご本人のInstagramにも、見ているこちらがほんのりと心地よくなってくるような愛車の写真が並びます。けれど『500(チンクエチェント)』に乗りはじめるまでは、SNSにクルマの写真を投稿するどころか愛車の写真すら撮ったことがなかったのだそうです。   ▲『500 TwinAir Lounge(ツインエア ラウンジ)』   「20歳で就職してから初めてクルマを買って、それからずっと日本車に乗っていました。クルマは好きでしたし、選ぶときに友達とあまり被らないようにスタイルとか色とかを考えたりはしましたけど、クルマが楽しいとかは、あまり考えたことはなかったですね」 その大木さんの気持ちを、ひいてはライフスタイルまで激変させるきっかけになった出来事が、ちょうど10年前にありました。2012年の初夏、会社の旅行で出掛けたイタリアの街で見かけた『500』です。 「フィアットの存在は知ってはいました。でもそれまではあまり興味がなくて、かわいいね、ぐらいだったんです。でもイタリアの街では、ものすごくたくさん走っていたんですよ。それで歩道を歩いているときに停まっている『500』のインテリアが目に入ってきて、衝撃を受けたんです(笑)。ボディと同じ色のインストルメントパネルで、すごくかわいい!って、一気に大好きになっちゃいました。ひとつ好きになったら全部好きになるみたいな感じで、スタイルもそれまで以上にかわいく見えてきて。イタリアで恋に落ちちゃったんですね(笑)」       「帰国してからも、もう恋しちゃっているので『500』のことを考えては欲しいなあと、とってもモヤモヤしてたんですけど、1週間くらい経ったある日、当時乗っていた自分のクルマで走っていてフィアットとすれ違ったんですね。私の住んでいる地域ではあまり見かけることがなかったんですけど、乗っている人がすごく羨ましくなって『あっ、まずい、これはもうダメだ』と……(笑)。そのままディーラーに行きました。でもその頃、私は“500”とか“チンクエチェント”っていう車名を知らなかったんですよね。ただ、フィアットっていうブランド名を知っていただけで」 初めて『500』をじっくり見て、試乗もして、気持ちがウキウキして、その日のうちに内心ではほぼ購入決定。それからおよそ2ヶ月後の2012年9月、大木さんのところに白い『500 TwinAir Lounge(ツインエア ラウンジ)』がやってきました。それから10年。大木さんはどんなふうにフィアットライフを楽しんでいるのでしょう?     「普段の通勤と休みの日のお出かけで乗っていますね。10年で14万キロ。でも、まめにディーラーで診てもらっているので、調子はいいですよ。仕事柄、土日は休めないし、夫もシフト制の仕事なんですけど、たまに休日が合うときには一緒に出かけます。もちろんひとりでも出かけます。夫もクルマが好きで自分の愛車を持っているので、ふたりで出掛けるときは私が『500』の写真を撮りたいからこっちで行こうとか、荷物が多くなるからそっちのクルマで行こうとか、場所や目的でどっちのクルマを使うか決めている感じですね。でも、この子のラゲッジスペースも、見た目よりもたくさん積めるんですよ。昔、スノボが趣味だったときも、不自由はありませんでした。乗っていて不満に感じることは何もないです」   10年、14万キロ。そんなに永く乗り続けるくらい気に入っているのはどんなところなのでしょう? 「全部です(笑)。走っているときのフィーリングもいいですよね。独特のエンジン音も好きだし、結構速いですし。普段はエコモードで、高速道路に入ったときだけエコモードを解除して、気持ちよく走っています。だけど何といっても、10年間ずっとまいにち見ているのに見飽きないスタイル。自分のクルマを見るたびに、毎回、かわいいクルマが停まっているなぁって感じるんですよ。『すごいかわいいクルマが停まっていると思ったら私のクルマじゃん』みたいな(笑)」   次ページ:【Instagramに『500』の写真を投稿しはじめたきっかけ】 […]

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所有するだけで喜びを感じる500Cは私のおもちゃ|FIATオーナー紹介

栃木県宇都宮市でイタリアンレストランを営む池田俊一さんは、10年ほど前に『500C(チンクエチェントシー)』を購入し乗り続けています。さらにはお店の中に『500(チンクエチェント)』のパーツを集めてフロント周りのオブジェを作り上げてしまうほど愛しているご様子。そこで今回は池田さんに『500』の魅力について語っていただきました。   どうしてもツインエア エンジンが欲しい 初めて購入した軽自動車以降、気に入った欧州車を乗り継いできた池田さんは生粋のエンスージアストです。しかも、乗る以上に自ら手を入れてメンテナンスまで行う手先の器用さも持ち合わせています。ご自身も「クルマ好きというより、メカ好きなんでしょうね。長距離ドライブはあまり得意ではありませんし、それよりも自分でクルマをいじるのが好きなんです」とおっしゃいます。フィアットを最初に意識したのは『ローマの休日』に出てきた『トポリーノ』。その後『ルパン三世』を見て、そこに出てくるマニアックなクルマ達とともに、『Nuova 500(ヌォーヴァ チンクエチェント)』に惹かれていったそうです。   ▲池田俊一さん   そんな池田さんの目に留まったのが『500(チンクエチェント)』でした。「当然クルマが好きなので、新車が出るとチェックしていましたし、出た当初から『500』も知っていました。その後、ツインエア エンジンが発売されたのでこれは良いなと思ったのです」と池田さん。「もともとメカ好きなので、エンジンから伝わって来る振動やメカニカルノイズを聞きながら走らせることに魅力を感じていました」とのことでさっそくクルマを見に行ったそうです。 「そのときは4気筒とツインエア エンジンの2種類でしたが、どうしても2気筒のツインエア エンジンの方が欲しくて」と当時を振り返ります。さらに「何とパール ホワイトなんです。ほかの白とは違うボディカラーでこれも気に入りました」と池田さん。   ▲500C   デザインについても『Nuova 500』の雰囲気を感じさせていて「よくここまでできたなと思います。角度によって可愛らしさがありますよね。例えば女性が左の下から写真を撮ってほしいとかお気に入りの角度があるように、この『500』にも自分の好きなポイントがあります。例えばフロントではちょっとしたカーブやでっぱりがあって、そこからくる可愛さがありますよね」とのことでした。     そして、通常のルーフとオープントップの2種類のボディバリエーションはオープントップの『500C』を選択。池田さんによると「以前持っていたクルマのルーフがキャンバストップで、ルーフを開けるのが好きだったのです。サンルーフとは違いもっと解放感がありますが、かといってフルオープンではないところが良いんです。フルオープンは、格好は良いんですけど実用的にはちょっと厳しいですよね」と選択理由を話してくれました。     フルオープンの場合は幌などを畳む場所が必要となるので、荷室容量や後席スペースが犠牲になってしまうのです。『500C』を実際に乗ってみると「電動で開閉できるのはとても良いですね。走りながら安全に開閉できますから」と、とても気に入っているようでした。   好きなものに囲まれていたい いま『500C』は奥さまが通勤などにお使いですが、購入当時は奥さま用の日本車がありましたのでクルマが増える形でした。その頃も手元に複数台あったことから奥さまからは「何台持つの?全部を一度に運転してみてごらんなさい」とまでいわれたそう。池田さんは「はい、ごもっとも」と。それでも、諦めきれなかった池田さんは購入に踏み切りました。しかし、ちょうどいま経営されているお店を立ち上げて忙しくなった頃と重なり「1年ぐらいは乗らずにずっと屋根の下に置いておいたんです。ですので、1年半ぐらいで500km乗ったかな。そうしているうちに、家内が乗っていたクルマが古くなったので、それと入れ替えで『500C』に乗るようになったんです」といまに至る経緯を教えてくれました。   実は池田さんは、お店も本当はご自身の手で建てたかったそうです。しかし「家族に危ないなどと反対されてしまったので、自分でデザインを考えて、設計者に具現化して建ててもらいました。そんなこともあり、自分のほとんどの時間はお店のことでいっぱいでしたので、買ったのはいいですが、乗る時間がなくなってしまったのです。でも本当に欲しかったんですよ。乗るというよりも、所有したい、ツインエア エンジンを自分のものにしたかったんです」と熱い思いを語ります。その心境を池田さんは「ドライブするよりも、機械として、モノとして置いておきたいんですね。おもちゃを買ってもらったみたいなイメージです。ちらっとでも見えたら満足です」と楽しそうに話します。     『500C』というおもちゃを手に入れた池田さんは、それだけでは飽き足らず、お店にオブジェも作ります。 「そもそものきっかけは、バブル期には色々なクルマのフロント周りやリア周りだけがお店に飾られていたものです。そのイメージが頭の中にありました」そして「(お店は)一人ですべてをこなしているのでカウンター周りで精一杯なんです。そこで、以前テーブルとイスを置いていたところに好きな植木や、趣味のものを置き始め、やはりクルマ好きですからこのアイディアを思い立ちました」     ちょうどコロナ禍でお店を閉めていたこともあり、ネットオークションでコツコツパーツを集め、元々の手先の器用さもあり、一人で1年かからずに完成。 「溶接で組み立てて、後ろ側は木のフレームで組んであります。よく見るとタイヤも半分にしてくっついているんですよ」とその出来栄えは素人目にも素晴らしいものです。   ▲500のパーツを使って組み立てたフロントのオブジェ   「やはり好きなものに囲まれたいという基本的な欲求があるのです。だから『500C』も乗る時間がなくても買ったのです。そういう意味では自分の手が届くところに、見えるところに『500』(の顔)があるのは嬉しいです。もしお店をやっていなかったとしても、家の中に置くところさえあれば、多分置いていたと思います」と相当の思いが詰まっているようです。     池田さんの手元に『500C』が来て10年近くがたちましたが「全然古くなったなという感じはしませんね」と池田さん。実際に乗るとパドルシフトがお気に入りとのこと。「信号で減速の時に使ったりしています。マニュアルのクルマに多く乗って来たので、そういう操作が出来るのは面白いところですね」と乗っても満足そうなご様子です。   次ページ:【奥さまもお気に入り、『500C』のサンルーフ】 […]

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まさに相棒フィアット、かけがえのない500Sとともに|FIATオーナー紹介

マニュアル車が大好きで初めて買ったクルマがこの『500S』だという鳥飼奥人(とりかいおくと)さん。通勤だけでなく、多彩な趣味をこのクルマとともに過ごしているそうです。今回2回目の車検を受けて、ますます愛着がわいているこの『500S』の魅力についてたっぷりと語っていただきました。   ほっぺが光って可愛い500と出会って 2017年4月に初めての愛車として『500S(チンクエチェント エス)』を購入した鳥飼さん。それまではご実家の日本車を借りて乗っていたそうです。実はお父さまもクルマ好きでマニュアル車が多かった様子。その影響からかご自身も「まずはマニュアル車であることが大事でした。それとコンパクトなクルマということ。あとは予算を考えながら絞り込んでいったのです」。そうして『500S』に出会いました。   ▲鳥飼奥人さん   鳥飼さんの購入した『500S』は2016年12月に発売された150台の限定車で3色のカラーバリエーションがありました。人気車だったため鳥飼さんが気付いたときにはボサノバ ホワイトが残り1〜2台のみ。鳥飼さん曰く「縁があって手に入れることができました」と本当に嬉しそうに語ります。   ▲『500S』   以前から『500』のことは知っていて「可愛いなと思っていましたし、学生の頃、たまたま通りがかった『500』を見たときに、デイライトが点いていたので、“ほっぺ”が光って可愛いと思ったことを覚えています」とその可愛らしさに惹かれた様子です。またコンパクトさについても「日本の道は狭いですし、『頭文字D』なども読んでいて峠に行くのも好きなので、そういった時に大きいと走りにくいですよね。ですからこのコンパクトさは魅力です」と教えてくれました。     実は鳥飼さんは、クルマはもちろん、キャンプや鉄道撮影など幅広い趣味をお持ちです。しかも、その全てが本格的で、今回同行したカメラマンも驚くほどの知識と機材をお持ちです。「遠くでは、岡山や三陸の方まで出かけたりもしますね。写真を撮るスポットに行くときは狭いところを通ることもありますし、クルマを止めるのも大変ですから周りに迷惑が掛からないこのボディサイズは手ごろです」と、とても満足している様子です。   ▲鳥飼さんが撮影されたお写真   次ページ:【鳥飼さんの生活の幅を広げてくれた『500S』】 […]

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家族の歴史は500とともに|FIATオーナー紹介

鈴木さんご家族から“パンナちゃん”と呼ばれ愛され続けている『500 Panna(チンクエチェント パンナ)』。2014年に購入し、奥さまの佐和子(さわこ)さんのクルマとして活躍してきましたが、長女の万佑子(まゆこ)さんが免許を取得したのを機に一旦お譲りになるそうです。そして鈴木丈生(すずき・たけお)さんの想いは次女の桃子(ももこ)さんにも「このクルマに乗ってほしい」とのこと。そこには鈴木さんご家族のきずなが500 Pannaを通して見え隠れしていました。なお、奥さまは主にコメントでのご登場となります。   妻にも好きなクルマに乗ってほしい 鈴木さんは宇都宮市で建設業を営む傍ら、ヒストリックカー関連のイベントにも出場し、さらにはつい先日までクルマ好きが集まるミーティングを十年以上に渡って主宰してきたエンスージアスト(熱心なカーファン)。そんな鈴木家に『500 Panna(チンクエチェント パンナ)』がやってきた理由は、それまで奥さまが納得できるようなクルマがなかったからだそうです。   ▲鈴木丈生さん   「少し古めのスポーツハッチバックや大型のワゴン、そして軽自動車にも乗ってもらいましたが、色々物足りない点があったようです」と鈴木さん。どうやら、その選択の多くは鈴木さんが乗りたい、もしくはファミリーユース優先と思ったクルマだった模様。そこで改めて奥さまに気に入ってもらえる専用のクルマを考えられたそうです。 ちょうど相前後して「『NUOVA 500(ヌォーヴァ チンクエチェント)』をモチーフにした新しい500が出るという話を聞いていました。NUOVA 500も好きでしたので、興味はありました」そして『500(チンクエチェント)』が2008年に日本でデビュー。街で見かけるようになると「やっぱり可愛いなと思いましたし、フェミニンでお洒落なイメージもありますので、妻に乗ってもらいたいなとは思っていました」しかし、購入のタイミングが合わずしばらくは鈴木さんの心の中にその気持ちをしまっていたそうです。そして今回購入した限定車、500 Pannaが登場します。 「僕が好きなクルマばかり乗っていますから、罪滅ぼしの気持ちもあり、妻にも好きなものに乗ってもらった方がいいんじゃないかとずっと思ってはいたんですね。そこで、見に行ってこの色いいな、やっぱりいいなと」   ▲500 Panna   実はこのカラー、鈴木さんのヒストリックセダンと近いカラーだったのですが、それをディーラーの営業さんに指摘されるまで気づかなかったそうです。「そう言われるまで忘れていたぐらい、クルマに似合っていたんですね。なので、2日くらい考えて買うことにしました」 “Panna”とはイタリア語で“生クリーム”の意で、それをイメージしたかのような『ニューエイジクリーム』というボディカラーは薄いベージュのような印象です。「ちょうどクルマのレトロな雰囲気に、このベージュがぴったり合う感じです。普段乗っても変に目立ちませんし、おしゃれな感じに見えるでしょう」と、元々ベージュ好きな鈴木さんにとって、ぴったりなカラーだったようです。       この空間にいたくなるクルマ 一方、奥さまはどう思っていたのでしょう。今回も鈴木さんの乗りたいクルマだったのでは。 「そんなことはないですよ。もともと500は好きで頭の中にありました。やっぱりクルマの形や雰囲気から可愛いと感じるんですよね。デザイン性が高いと思います。特に500 Pannaは色が決め手です。あの形にこの色がもうドンピシャ。すごく可愛いですよね。実際に見に行ったら、内装も可愛いらしくて。そのうえシートが『Poltrona Frau(ポルトローナ・フラウ)』ですので『ああ、これは素敵!』と思って決めました」と、試乗してみる前にすでに心の中で購入を決めていたようです。奥さまは「この空間にいたいと思わせるクルマだったんです」とその時の感想を教えてくれました。     そのデザインについては長女の万佑子さんも「特に内装は結構シンプルで、最近のミニマリズム的な冷たさではなく、温かくて柔らかい感じがして、癒しがあって可愛いですね」とのこと。 次女の桃子さんは「クルマ全体が丸いのが良いですね。それとつぶらな瞳が可愛い」とお二人ともお気に入りのようです。   ▲長女の万佑子さん   ▲次女の桃子さん   そして、奥さまは手元にクルマが来て「ドアを開けてシートに座る時に、ちょっと気分が上がるんです。パンナちゃんって呼んでいるんですけど、パンナちゃんに今日乗ろうと思うと、気分がふっと上がるんです」と本当に楽しそう。 これまでのクルマたちとは違い、奥さま自身のお気に入りのクルマだということが伝わってきます。 実は家族用で奥様がメインに使う大型のミニバンもあるのですが「自分1人で何も考えずに出かけるときはパンナちゃんですね。お天気が良いときには、ルーフを開けると気持ちが良いでしょう。そういう時は積極的にパンナちゃんに乗ります」とのことです。 そこで奥さまに500 Pannaを手に入れてからライフスタイルは変わったかを聞いてみました。すると「楽しくなりました。子育てで疲れたりしていても、買い物は行かなければいけませんよね。そんな時、これまでは『あぁ、気が重いなぁ』と思っていましたが『あ、今日はパンナちゃんで行こう』と思うと、ちょっと元気が出る。『よし!』みたいな感じになりますね」とまさに元気の源のような存在です。   次ページ:【長女の万佑子さんに受け継がれる『500 Panna』】 […]

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見た目も可愛くサイズもちょうどいい、まさに絶妙なバランス|FIATオーナー紹介

『PANDA EASY(パンダ イージー)』にお乗りの山川さんご夫妻。これまでは日本車を乗り継いでこられましたが、7年前にPandaを購入されました。そこにはご主人のお仕事の変化とともに、奥さまが起業したことが大きな影響を及ぼしていたそうです。では何がそのキーとなったのでしょう。山川さんお気に入りのイタリアンレストランエッセにて詳しくお話を伺いました。なお、奥さまは今回コメントでのご登場となります。   メカニカルな面に興味を覚えて 山川さんは商社にお勤めで中南米に船のエンジンを輸出するお仕事を担当されていましたが、政情不安の関係などからヨーロッパの自動車関係のオイルなどを担当することになりました。その頃まではあまりクルマにのめり込んではいなかったそうですが、担当するオイルに関する知識を蓄え、また、多くの自動車ショップを回り、そこにある輸入車に触れるうちにクルマに興味を覚えていきます。そんなあるとき、普段乗っている日本車で帰宅途中、ふと「なんでこのクルマに乗っているんだろうと突然疑問に思ってしまったんです」とお話しされます。   ▲山川雅弘さん   「それこそ仕事でフィアットの『500(チンクエチェント)』や『PANDA』をはじめとした新旧欧州車を見ていると、いま自分が乗っている日本車は何か違うなと思ってしまいました」とご自身の中で違和感を覚えたそうです。 また、ちょうど奥さまが乗っていた軽自動車が車検時期を迎えたということもあり、買い替えを考え、早速ディーラーにPandaを試乗しに行かれました。そして、「試乗したその日にはもう契約していました。即決です」と、とても気に入られたそうです。そのポイントは何だったのでしょう。   ▲山川さん御用達のイタリア料理 エッセ前にて   「私が魅力を感じたのは、もう完全にツインエア エンジンです。もっと速いクルマはいっぱいありますが、日本の道路事情や環境を考えた時に、『ちょうどいいな』と思ったんです。特にツインエアはいま住んでいる浜松市内などではすごくきびきび走れますし、『なんて楽しいんだろう』と感じました。また、2気筒というエンジンが他にはないでしょう?そこにもすごく惹かれました」と教えてくれました。山川さんは前述の通りお仕事でオイルを扱われているため、メカニカルな視点からも興味を覚えられたようです。       自分を表現する手段のひとつ では、奥さまはどう感じたのでしょうか。実は奥さまは以前からフィアットをご存知でした。 「叔母がずっと500に乗っていて、母がそれを見てずっと欲しいといっていたんです。結局私たちがPandaを買った後、母も500を購入しました」とのこと。 そして今回、「最初は500を見に行ったのですが、子どもが2人いるので、家族4人で乗ることを想定すると4ドアが望ましいと考えました。それから、もう少し角ばったデザインが好きなのでPandaが良いなと思いました」と購入の理由を教えていただきました。   ▲PANDA EASY   そして、もうひとつ大きなトリガーがありました。ちょうど買い替える前に奥さまはデザイナーとして起業。 「雑貨屋さんによく作品を納品に行くのですが、そういうシーンでPandaで行って納品することで作品や自己のプロデュースができると感じました」とご自身がどのように周りから見られるか、また見られたいかを冷静にデザイナーの視点で分析。また奥さまにとってクルマは、「“自分自身を表現するもの”とも言えるかもしれません。自分が表現したいデザインとPandaが結構合うように感じます」とコメントされていました。     そして、「徐々にステップアップしていくと知り合いも増えますし、素敵な方ともいっぱいお会いします。そうすると、作るものだけではなく、(デザイナー自身の)バックグラウンドが大事になってくるんですね。その人のライフスタイルや人となり、どういうものを好むのかをお客さんは見ているんです」と話され、Pandaはその重要なアイテムであると語ります。 山川さんは、「妻はデザインの仕事をしていますので、そういうところで外観に惹かれ、私はオイルの仕事をしていますので中身(エンジニアリング)に惹かれます」といい、お二人の意見が一致したのがPandaだったのです。     もう少し魅力についてお伺いしようと「ほかにも欧州車はありますよね」と尋ねてみると、山川さんは、「色々と一人で見に行ったりもしましたが、『どれが1番しっくりくるかな』、『楽しいかな』と考えると、やっぱり候補として1番に上がってきたのがPandaだったんです」と答えられました。     その楽しさとは、「使い勝手はどれも変わらないように思うのですが、妻が乗っているところを想像すると、デザイン的に一番しっくりくるのがPandaだったんですね」とご自身の興味に加えて、実際にお使いになる奥さまのことも考えて車種選びをされていました。 次ページ:【山川家ではPanda以上のクルマが見つからない】 […]

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子育て卒業夫婦のベストセレクト|FIATオーナー紹介

昔からクルマが大好きで、社会人になってモータースポーツに積極的に参加してきた原田さん。サーキット用、ご家族とのお出かけ用、そしてイベント参加用のヒストリックカーまでお持ちです。そして、二人のお子さまたちが独立するタイミングで『500 TWINAIR(チンクエチェント ツインエア)』を手に入れ、5年が経過。奥さまの毎日のお買い物やおでかけを中心にお二人でお出かけの足としても活躍しているそうです。モータースポーツやヒストリックカーなど、クルマにこだわりのある原田さんがなぜ500 TWINAIRを選ばれたのか。その魅力を奥さまとともにお伺いしました。なお、奥さまは今回お話のみでのご出演です。   感性に響くクルマが欲しい 複数台のクルマをお持ちで、用途に応じて使い分けられている原田さん。基本的に『500 TWINAIR(チンクエチェント ツインエア)』は奥さま用だとおっしゃいますが、「子供たちが独立して、二人で出かけたりする時は500 TWINAIRがメインですね。楽しいですし、1番乗っています。年間で1万キロほど走りますから、もう5万キロくらいになりました」といまお使いの状況を教えてくれました。     そもそも原田さんはダートトライアルという未舗装路を走ってタイムを競うモータースポーツに20年ほど参加されていたそうです。そのため、そういった競技車両に目が向いていて、フィアットもモータースポーツに参加している車両、例えば『A112アバルト』や、『124アバルトラリー』、『131アバルトラリー』などに興味を持っていたそうです。しかし、15年ほど前に引退。 「この先、サーキットで全開走行してコンマ何秒を競うには身体能力的に限界が来るだろうと思いました。60歳を過ぎて、次にどう楽しく過ごすかを考えていたときに、昔、ラリーをやっていた仲間たちがヒストリックカーでイベント運営やツーリング、サーキット走行会など今までにないカーライフを楽しんでいたんですよ。たまたま『クラシックカーフェスティバルin桐生』に行ったら、同級生が運営メンバーとして『NUOVA 500(ヌォーヴァ チンクエチェント)』で参加していて、そこからイベントに誘われたりしているうちにヒストリックカーに魅力を感じるようになりました」と原田さん。   ▲原田さん   そこでヒストリックカーを手に入れ、イベントなどに積極的に参加。さらに、元々自らメンテナンスを行うほど腕達者であることから、もう1台ヒストリックカーを手に入れ、現在自分の手でレストア(クルマをすべてばらして、必要なところを修理・修復する作業)をしているとのことです。 原田さんは、「最新のクルマにあまり興味がないんですよ。テクノロジーが進化しすぎちゃって、どこもいじるところがないじゃないですか。それが面白くないんですね。自ら手を入れることが出来て、そして感性に響く何かを持っているクルマじゃないと嫌なんです」と持論を展開してくれました。   ツインエアのサウンドに魅せられて 原田さんは、500 TWINAIRを買うに至るきっかけについて、「妻は使い勝手重視で軽自動車に乗っていたんですが、子供たちが巣立ったこともあり、これからは2人だけの生活になります。かなり走行距離も伸びていたこともあって、次に乗り換えるのは何が良いかなって妻と話をしていました。その頃にヒストリックカーのクラブの仲間たちが『500』を勧めてくれて、目がいくようになりました」と振り返ります。     しかし、あまたあるコンパクトカーのなかで、500の魅力とは何だったのでしょう。原田さんは、「クルマを選ぶ上で、僕の意見と妻の意見があるんですよね」と前置きして、「まず乗って楽しくなければいけないというのは基本コンセプトです。2人でどこかに行くときも、そして長距離を走るときも、いつでも楽しい。勧められた500以外にもいくつか見ましたが何かが違ったんです。例えばコンパクトで完成度も高くまとまっているのですが、何か感性を刺激するものがないのです。そこで500 TWINAIRを試乗してみようと、ディーラーに足を運びました。エンジンをかけると“ポコポコポコポコ”といいながらスタートしたんです。そのときに、可愛くて、気持ち良くて、デュアロジックを自分でコントロールしているという感覚や、乗りこなす楽しみをすぐに感じたんですね。なぜ500 TWINAIRだったのか、ですか? このエンジンはとても魅力的です。NUOVA 500の雰囲気もありますし、何よりも音が魅力的でしょう」とその時の思い出を楽しそうに語ります。   ▲500 TWINAIR   さて、奥さまは今回のクルマ選びについて、「基本的にクルマはデザイン重視ですし、輸入車とか日本車とかあまりこだわりはありませんでした。それ以前に日本車で乗りたいと思わせてくれるクルマがなかったのも事実です。そもそも夫のようにクルマにこだわりはありません。日常の足ですから、運転しやすくて、可愛らしいクルマだったら良いなと思っていました。そんな気持ちを察してか、夫が(500は)可愛いから良いじゃないといったんです。その“可愛い”が私の中でヒットしましたね。それとどこにでも止めやすい小さいクルマが良かったのです」とデザインとサイズが奥さまのお眼鏡にかなったようです。   ライフスタイルにピッタリ ここから500選びが始まります。ちょうど限定車がいくつか出たタイミングでしたが、そのいずれもが1.2のPOPをベースにしたもの。原田さんとしてはやはり「ポコポコ」というエンジン音が忘れられなかったようで、 500 TWINAIRの限定車が出ないかしばらく様子を見たそうです。すると、購入したイタリーが登場。早速ディーラーで展示車両を確認し、「革シートで、内装も黒でシックですし、カラーもパールホワイトなのでこれしかないと思い、即決しました」と気に入ったポイント等も含めて教えてくれました。     他にもお気に入りのところをたずねてみると、原田さんは、「TWINAIRとデュアロジックのメカニカル的なところですね。実際にクルマと会話をしながら乗れるところが一番のお気に入りです」 奥さまは、「前から見た感じのフォルムですね。特段ごてごてしているわけでもなく、だからといってのっぺりしているわけでもない、なんとも可愛いらしい感じが良いですね。内装も、レザーシートですし、色も落ち着いているので、ちょっと高級感があります。外見の可愛さがそのまま内装も可愛いのではなく、落ち着いた感じになっているのが魅力です」と話すと、原田さんも、「佇まいとか雰囲気も良いですね」と同意見の様子です。       毎日のお買い物やおでかけにお使いの奥さま。実際に走らせてみると、「駐車場が狭くても入っちゃいますし、スーパーにお買い物に行っても、どこにでも止められます。ちょっと運転が下手な私にはベストサイズです」と満足そう。「2人で乗るのに十分な大きさとコンパクトさがすごく私は気に入っていて、我が家のライフスタイルにみあったベストセレクトなクルマじゃないかと。おじさんとおばさんがこんな可愛らしいクルマに乗っているのも悪くはないと思います」と楽しそうです。     お二人で500に乗って年に何回か旅行にも行くとのこと。 「去年は結婚30年でしたので、二人で長野の白馬とか安曇野に行ってきました。そういう景色のきれいなところでポコポコいいながらのどかに走れたり、ワインディングでもストレスなく走ってくれるのでとても気持ちが良いですね」とモータースポーツ経験のある原田さんも十分満足そうです。   ▲写真協力:内田俊一 […]

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フィアットがいない生活は想像できない|FIATオーナー紹介

フィアットの『Panda』を愛する人々が集まるイベント『パンダリーノ』。その取材にお伺いした際、愛車の『Panda Cross 4×4(パンダ クロス フォーバイフォー)』の側でフレンチトーストを焼いていたお二人が今回お話を伺った岡部さんご夫妻です。これまでにフィアット車を何台も乗り継いでいるほか、いまも『Nuova 500(ヌォーヴァ チンクエチェント )』といっしょに暮らしているとのこと。そこで、岡部さんご夫婦に、歴代の愛車の話やフィアットの魅力をたっぷりと伺いました。   Nuova 500がはじめてのフィアット 「大学生の時に先輩から“俺はいつかこのクルマが欲しいんだ”とNuova 500の写真を見せてもらったのが、フィアットというメーカーやNuova 500を知ったきっかけでした」と最初の出会いを教えてくれた岡部さん。   ▲岡部さんご夫妻   そのときに、「僕も凄く欲しい!」と思ったそうです。岡部さんは、元々クルマ好きだったそうですが、その頃は国産の旧車に興味が向いていたとのこと。しかし、「これがきっかけで一気に興味がわきました。ワールド・カー・ガイド(ネコ・パブリッシング刊)のフィアットをすぐに買ってパラパラとめくってみたら、魅力的なクルマがいっぱい載っていて、アバルトもそこで知りました。それがフィアットは面白いと思った始まりです」と嬉しそうに思い出を語ります。そして岡部さんは、「その頃からNuova 500貯金として毎月1万円を貯め始めました。最終的に10年間かかりましたが、そのお金でNuova 500を買えたのです」 このクルマが岡部さんにとって初めてのフィアットになりました。   ▲Nuova 500(写真協力:岡部さん)   フィアットの魅力について、「デザインや走りなどクルマの本質に関わる部分がすごくしっかりと作られているところですね。特に著名なエンジニア、ダンテ・ジアコーサが作ったフィアットのクルマ達や、ジョルジェット・ジウジアーロがデザインした初代Pandaもそうですが、機能を突き詰めて考えた結果、あのデザインになったというクルマがフィアットには多いというところに、すごく惹かれました」と語る岡部さん。     その結果、日本車はもちろん、他のヨーロッパ車には目もくれずフィアット一筋。ワールド・カー・ガイドを毎日眺めながら、フィアット車のことを考えて過ごしていたそうです。 実は、Nuova 500の前に、もう1台購入を考えていたフィアット車があったそうです。「社会人になって普段使いのクルマとして、絶対にフィアットが良いと思って『フィアット リトモ アバルト130 TC』の購入を考えていました。コンパクトなハッチバックで“熱いエンジン”を搭載しているのが魅力でしたね。しかし、親に反対されて断念しました」 そこで、スポーティな走りも楽しめる日本車を手に入れ、そのクルマを持ちながら後にNuova 500も購入。そして、その日本車は13年ほど乗ったころからトラブルが相次いだため手放して、Nuova 500のみの生活になったとのこと。「妻といっしょに、Nuova 500でいろいろな場所へ出かけました。屋根のない駐車場に停めていたため、大雪でクルマが埋まってしまったという思い出もあります」 加えて、奥さまから面白いエピソードが。「ある時、土砂降りの中を迎えに来てくれたのですが、突然道を歩いてるおじさんに『これ、フィアットじゃないですか?』と話しかけられ『中を見せてくれ』といわれたことがありました」そして「珍しいクルマだから、どうしてもインテリアを見たいといきなりドアを開けられたよね(笑)」と岡部さんご夫婦は顔を見合わせながら楽しそう。     また、奥さまは、「インパネ周りがツルッとしているので、それにビックリしました。嫌だなという感じは全然なく、楽しい、可愛いと思いました。土砂降りの中で乗っても、ついつい笑っちゃうんです」とお二人ともNuova 500を本当に大好きな様子です。   2代目Pandaからはじまる、快適なフィアット生活 Nuova 500を所有していたものの、年式が古いため長距離でのお出かけはレンタカーを借りていたという岡部さんご夫婦。 「レンタカーを借りる度に、すごくガッカリしていました。こういうクルマに毎回乗るのであれば、やっぱりもう1台、フィアットで何か良いのはないかなと考え2代目『Panda(パンダ)』の中古車を買いました」 そこでも、フィアット車であるということは譲れなかったそうで、他ブランドのクルマのことは、まったく考えなかったそうです。   ▲500X(写真協力:岡部さん)   すでに、この2代目Pandaを手放しているという岡部さん。実は、そのことを後悔しているそうです。「サイズ感や、小さいのに5ドアであることなど、いまにして思うと貴重な存在でした」とのこと。 そのPandaを手放した後『500X(チンクエチェントエックス)』を購入。500Xの購入には、実は岡部さんの趣味が関係していました。「トレイルランニングや登山をするので、ちょうどSUVの四駆が欲しかったのです。そうした思いにピッタリなモデルがフィアットのラインナップに加わっていたことと、形が500に近いこともあり、ずっと欲しいと思っていました。ちょうど『Panda 4×4(パンダ […]

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運転が楽しくて間もなく18万km|FIATオーナー紹介

福島県南会津で歯科医院を営む中村文彦(なかむら・ふみひこ)さんは、フィアット『500X Cross Plus(チンクエチェントエックス クロス プラス)』を筆頭に複数台のクルマを所有するエンスージアスト。さらに最近、お嬢さま用に『500(チンクエチェント)』も購入されました。これまでも多くのクルマを乗り継いでこられた中村さんが、あえて500X Cross Plusと500という2台のフィアットを選んだ、その魅力を伺ってきました。   フィアットは親しみやすいメーカー 「初めてフィアットを買ったのはX1/9(エックスワンナイン)でした」と語り始める中村さん。子供の頃のスーパーカーブームに影響され、リトラクタブルヘッドライトを備えた背の低いスポーツカーが欲しいと大学生の頃に選んだそうです。その後、日本車や輸入車を含めて数多くのクルマを乗り継いできました。   ▲中村文彦さん。   ▲X1/9 いまお持ちの500X Cross Plusは2016年に購入。最初は日本車を考えていたそうですが、たまたま自動車雑誌で500X Cross Plusが発売されるという記事を読み、「もともとチンクエチェントは好きでしたし、それを少し大きくして、しかも四駆でターボですから興味を持ちました」   ▲500X Cross Plus     そこで早速中村さんと同じくらいクルマ好きの奥さまにその記事を見せたところ、「普通は『えっ!』と言うのですが、『お、良いんじゃないの』と言ったのです」 そこですぐにディーラーに連絡し、現車を試乗し購入に至りました。中村さんによると、普段からクルマを買う際は奥さまに相談するそうで、大概は却下されるそうですが、500X Cross Plusに関しては「その魅力に相通じるものがあったようです」と楽しそうに振り返ってくれました。     お二人ともクルマを運転するのは大好きで、500X Cross Plusに乗った第一印象はとても速かったということでした。「1400ccで170馬力もありますし、スポーツモードにするとさらに良く走ります。そこでぜひ購入したいとなったのです」と中村さんは言います。その走りの良さは奥さまも同意見で、「出だしの感じがとても良かったですね」とコメントしてくれました。     また、購入の決め手としてフィアットブランドであることも大事だったそうです。 「自分が生まれる前からあるメーカーですし、以前乗っていたX1/9のほかにもクロマやレガータ等、好きなクルマがたくさんあります。フィアットはスポーツカーをはじめ、ファミリーカーまで、様々なバリエーションのクルマを作っている親しみやすいメーカーというイメージです」と嬉しそうに語り、かなりフィアットに対しての思い入れがある様子でした。       奥さまも、「イタリアのメーカーなのでお洒落なイメージがありますね」と述べ、500X Cross Plusの気に入っているポイントとしてデザインもあると話してくれました。 「ヘッドライトやメーターなどのデザインが丸いのは可愛いと思います。下の子供も一緒に乗りながら可愛いといっていました」と教えてくれました。         サイズと力強い走りが魅力 中村さんが500X Cross Plusを購入して6年が経過し、走行距離は現在18万kmに迫る勢いです。近所の足として、また、高速を利用して川崎にお住いの上のお嬢さまのところへ出かけるときにも活躍しているのですから、この走行距離も納得です。中村さんは、「本当に大満足です。高速移動はターボなので思ったように加速できて楽ですし、少し車高が高いのであまり街中などの段差も気にせずにすみますので便利ですね。四駆ということもあり雪道でもはまったことはありません」とのこと。     […]

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