fiat magazine ciao!

#500

CULTURE

イタリア大好きイラストレーター遠山晃司さんが、FIATを描く際に抱く特別な気持ちとは

ヨーロッパの雑誌や街角のポスターなどで見かけそうなおしゃれな雰囲気にあふれたイラストを手がけるイラストレーター遠山晃司さん。イタリア好きの遠山さんの作品はイタリア車を描いたものが多く、なかでもご自身が何台も乗り継いだFIATが描かれたイラストには目を惹きつけられます。プロのイラストレーターの視点で、イタリア、そしてFIATの魅力について話を伺いました。 新旧2台のFIATを描き下ろしてもらいました 今回、遠山さんにFIATのある風景を描き下ろしてもらいました。描かれているのは、イタリアのコモ湖畔に佇む新旧2台の500です。  1台は1936年に作られた「トポリーノ」。もう1台は、ブランド創立120周年を記念して発売された「500 120th Tuxedo(タキシード)」。フォーマルウエアのタキシードからインスパイアされたドレッシーなモデルで、ビコローレ(2トーン)のボディカラー、専用のアルミホイールや内装、記念バッジなどを備えた限定モデルです。  500の歴史を彩る2台が、遠山さん独特のタッチで描かれたこのイラスト、まさにイタリアとFIATを想う遠山さんの心象風景がよく表れているようです。  「クルマが好きになり、イタリア車が好きになり、そしてFIATに魅せられました」 遠山さんのクルマ好きは子供の頃からだといいます。輸入車とWRC(FIA世界ラリー選手権)が大好きなお父様の影響が大きかったそう。特にWRCで疾走していたランチア・デルタに目が釘付けに。そこから遠山さんのイタリア車好きが始まりました。  「あんな格好いいクルマを作るイタリアってどんな国だろうって、ずっと思っていました。初めてイタリアを訪れた時に、トマトの赤や街路樹の緑、イタリアの空気の中ではそれぞれの色が日本とは違って見えたんです。それにファッションや人の動き、身だしなみ、やっぱり全部格好よかった。食や服を大切にしているという、イタリア人のスタイルにも魅了されました」。  その後、アートを学ぶためにニューヨークの「Parsons School of Design(パーソンズ美術大学)」に入学した遠山さん。5年間の在学中、休暇を利用して日本人のルームメイトと一緒に日本に戻ったときに、神戸から四国を回って東京に戻るというドライブツアーを計画しました。そのドライブで使ったクルマが、遠山さんの実家にあった初代Pandaでした。このツアーによってFIATに惚れ込んでいくこととなったと語ります。  Parsons School of Designを卒業した遠山さんが、帰国し本格的にイラストの仕事を始めたのは1990年のこと。それから遠山さんはさまざまなFIATを手に入れました。プント、バルケッタと続き、初代Pandaの1000 FIREは10年間で2台を乗り継いだといいます。 FIATを描く仕事が来ると嬉しくなります クルマのイラストを手がけることが多い遠山さん、FIATを描く時には特別な思いがあるそうです。  「FIATは自分で何台も乗ってきた思い入れのあるクルマですから、描く時のポイントが分かるんです。ここをこう描くとFIATが持っているイタリアンデザインならではのキュートさ、クールさを引き出してあげられる、という感じで。とくに曲線と直線の組み合わせが特徴的ですね。他のクルマを描く時と比べると、特別な感じがあります。FIATを描く仕事が来ると嬉しくなります」。  FIATに対する想いも話し出したら止まりません。  「クルマを自由自在にコントロールできたらって、クルマ好きなら誰もが願うと思うのです。FIATは、古いのも現行モデルもそれが叶いやすい。コンパクトで機敏というのが魅力です。また、FIATは歴史がすごいし、ジャンニ・アニエッリの、これぞイタリアンというライフスタイルやファッションの格好よさがFIATを好きな理由でもありますね」。  「これ格好いいでしょ」と、遠山さんが見せてくれたのは、毎年5月にイタリア北部コモ湖畔で開催される世界最古のコンクールデレガンス(ヒストリックカーの美しさを競うコンクール)『コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ』のガイドブック。遠山さんはこのイベントに何回も参加しているといいます。  「イラストもデザインも生き方も、すべて習った人生の師ともいうべき方と一緒に参加しています。今年はその方が持っているFIAT アバルト・モノミッレGTで参加しました。1963年製で、1964年に2台だけが輸入されたうちの1台。素晴らしいイタリア車がたくさん出場しているので、ますますイタリア車好きになりますね」。  そんな遠山さんの夢を伺うと。  「クルマ好きの男性だったら誰でも思うでしょうけど、大きなガレージにクルマを何台も並べて、それを見ながらその脇で仕事する、っていうのは憧れますよね」。そんな遠山さんの未来のガレージには、冒頭イラストのような新旧のFIATが鎮座していることでしょう。 遠山晃司さんイラストレーター、デザイナー。Parsons School of Design, NY卒業。2010年に拠点をNYより東京へ移し、現在は広告や雑誌を中心に活動。イラストレーションを中心に写真、グラフィックデザインなど、様々な手法を用いた作品を世に送り出している。遠山晃司さんの作品一覧はコチラhttp://farmonte.com/ 120周年を記念して登場した『500 / 500C 120th Tuxedo』はコチラ GOODポイントいっぱいの実力派コンパクトPANDAはコチラ […]

CULTURE

山崎貴監督インタビュー : 最新作『ルパン三世 THE FIRST』への思いを語る Vol.02

2019年12月6日公開の映画『ルパン三世 THE FIRST』。2019年冬公開の映画の中でも、一際注目を浴びている新時代の『ルパン三世』。3DCGという新たな姿でスクリーンに帰ってきた各キャラクターの活躍が楽しみな話題作です。 今回は、山崎貴監督インタビューの第2弾。本作のこだわりや見どころ、そして『FIAT 500』の登場シーンなどについて、根掘り葉掘りお話を伺いました。 大好きな作品を監督するよろこび これまでにも、たくさんの話題作でメガホンを取ってきた山崎貴監督。最新作『ルパン三世 THE FIRST』を手掛けることになったきっかけとは?その経緯についてお聞きしました。 「本作には、最初アドバイザー的な関わり方をしていたのですが、ドンドン愛着が湧いてきまして。その流れで監督起用の話が出てきたんです。とても忙しい時期ではあったのですが、ルパン三世という題材は、一度は関わってみたいコンテンツだったので、こんなチャンス滅多にないと思って引き受けました」。 原作の誕生から50年以上にわたり、幅広い層で人気を博している『ルパン三世』。その最新作を手掛けるにあたり、どのような思いで作品制作に取り組んできたのか。本音を尋ねてみました。 「プレッシャーは、物凄くありましたね。とても多くの人々に愛されている作品ですし、人々の中にいろいろなルパン像がある。しかも、今回は3DCGという初めての試みなので、そこで感じる違和感をできる限り取り除かなければいけないと思いました。ルパン三世ならではの特徴はしっかりと踏襲しながらも、ある意味で決定版になっていないといけない。しかも、新しいフォーマットで制作する第1弾ということで、しっかりとした軸を作っていかなければいけない。そして、先人がこれまでに『ルパン三世シリーズ』として素晴らしい作品を創られている中、僕がそこに参加させていただくという思いもある。そういったいろいろな思いがある中、新しいフォーマットで挑戦するというのは、ある意味での恐さがありましたね。でも、ルパン三世作品の監督ができる、そのよろこびが物凄く大きかったので、プレッシャーに負けずに頑張るしかないと思いながら制作しました」。 作品のポイントは“ThIS IS LUPIN” 3DCGという新たなフォーマットで表現された『ルパン三世 THE FIRST』。本作の制作にあたり、特にこだわり、時間をかけたのが、キャラクターの表情だと語る山崎貴監督。 「それぞれのキャラクターの表情だったり、動きだったり。そういった点に、トコトンこだわりました。3DCGになっても、ルパンはルパン、次元は次元に見えなければいけない。これまで愛されてきた、それぞれのキャラクターの個性をしっかりと受け継ぐといった部分は、特に注力しました。キャラクターが決まるまで、本当に大変でしたね。その分、きっと皆様にも満足していただける仕上がりになったと思います」。 「制作にあたっては“This is LUPIN”、つまり、典型的な“これぞ、ルパン!”という作品を創るということを意識しました。物語に関しても、表現自体が3DCGというカタチに変わっているので、それ以外のところは出来るだけこれまでの流れみたいなものを踏襲しようと思いました。2D(アニメーション)の作品と3D(CG)の作品をつなげるフックとして、これまでの作品を大切にするということに注意深く取り組みました。とはいえ、3DCGなので、これまでの作品とはだいぶ印象が違うと思うんですよね。でも、映画が始まって30分くらい経ったときに、観ている方が違和感を感じなくなってくれればいいなぁと思って制作しました。長年ルパン三世ファンという方に観ていただいても、ご家族で観ていただいても、楽しんでいただけると思います」。 スクリーンを駆け回る500にも注目 『ルパン三世 THE FIRST』でも、ルパン一味の相棒として登場する『500』。山崎貴監督が『500』の存在を知ったのは、1979年に公開された『ルパン三世 カリオストロの城』だったとのこと。 「あの作品の中で、500が大活躍するじゃないですか。しかも、凄まじいパワーを秘めた、まさに「羊の皮を被ったスーパー狼」的な感じで。500がスクリーン狭しと駆け回る場面は、本当にワクワクしましたね。僕らがいま思い描いているルパン三世の世界観って、最新でもないけれど、古くもない。そういった作品が持っているいい感じの世界観に、500の存在は物凄く似合っていると思います」。 そして本作で『500』はどの様な活躍をするのか?尋ねてみました。 「500は、すごく活躍していますよ。僕の中で500は、軽快なイメージとか、小回りの効くイメージとか、なおかつカタチからは想像が付かないようなパフォーマンスを秘めているイメージがあるんです。そういう感じが活かせるよう500は作品の中でパワフルな活躍をしています。 また、本作では音にもこだわっています。タイヤの軋み音とか、ブレーキ音とか、走行音とか。ブレーキをかけながら回転するようなアクロバティックな走り方をするんですけれど、そういうところも含めて、とてもかっこいいカーチェイスになっています。3DCGならではの立体感というか、そういった中で展開するので、500の登場シーンも楽しみにしていただければと思います。500の走行シーンは、本当にかっこいいと思いますよ」。 ルパン三世作品ならではの珠玉のエピソード ご自身も、ルパン三世ファンという山崎貴監督。本作の制作中、いろいろな出来事があったとのこと。その中で、印象的だったエピソードについて、お話を伺いました。 「今回は、声を先に録音して、それに合わせてCGを創るプレスコという手法で映画を製作したのですが、声優さんの声を録音したときは、めちゃめちゃテンションが上がりました。 栗田貫一さんが話し出したときは「うわぁ、ルパンだ!」と感動しましたし「次元が喋っているよ!」「わっ、五エ門がいる!」とか、思わずファン目線になってしまいました。長年キャラクターを担当されている声優さんたちがスタジオで声を出している感じが、とても嬉しかったですね。声を録り始めた頃は、有頂天になって毎回ワクワクしていました」。 「あと、とにかく制作期間が長かったですね(笑)。CGってコンピューターが勝手に絵を作ってくれるイメージがあるかもしれませんが、ひとつひとつ、コツコツ。人間の手を介して作っていくウェイトが大きいので、とても時間がかかるんです。本当、一歩一歩というか。いつになったら出来上がるんだろうと思いながら、進行していましたね」。 最後に『ルパン三世 THE FIRST』の見どころについて、山崎貴監督にお聞きしました。 「やはり“This is Lupin”というところに尽きると思います。ルパン三世ファンの方や、これまでのルパン三世の作品を好きな方が観て、楽しめる作品になっていると思います。もちろん、ルパン三世ならではの、お約束事みたいなものもしっかり入っています。しかも、3DCGになったことで、いままでとは違った新しさも見られると思います。昔からある良質な作品に、現代風の厚みを加えたらこうなったというか。「ルパン三世が3DCGになって帰ってきた!」という部分を楽しんでいただけたらと思います」。 3DCGという新たなフォーマットで制作された、劇場版『ルパン三世 THE FIRST』。ルパン三世シリーズの新時代を切り開く山崎貴監督渾身の本作は、ルパン三世ファン、そしてフィアットファンにとって、きっといつまでも心に残る作品になることでしょう。 山崎貴監督インタビュー : 最新作『ルパン三世 THE FIRST』への思いを語る Vol.01 はコチラ https://www.fiat-jp.com/ciao/lupin-the-first-interview/ プロフィール山崎 貴(ヤマザキ […]

NEWS

FIAT 500 / 500C 累計輸入台数50,000台達成 創業120周年に大きな一歩

フィアットのアイコン的存在「500(チンクエチェント)」。2008年3月に現行モデルが日本に上陸し、 “小さな一歩”を踏み出したイタリアンコンパクトは11年後の11月15日、累計台数が50,000台に達し、大きな一歩を刻むまでに成長。その節目を祝うセレモニーが、愛知県・豊橋市のFCAジャパン新車整備センターで行われました。 成功のカギは「自由」と「インディペンデンス」 50,000台達成まで、独自の歩みを続けてきた「500 / 500C」。年間登録台数は、2010年から2019年まで10年連続で4000台を超えており、人気は衰え知らず。しかも女性ユーザーの比率はむしろ上昇していて、2018年は62%に達するなど、これまたユニークな発展を遂げています。一般的に新型車はデビュー後に人気が上昇するものの、そこから下降していくパターンが多いもの。ところが500シリーズは他の多くのクルマと異なるライフサイクルをたどっているのです。 セレモニーでは、FCAジャパン マーケティング本部長 ティツィアナ・アランプレセがあいさつし、「500 / 500C」のヘリテージを紹介しました。興味深かったのは、「500 / 500C」がその前身にあたる1957年登場の「ヌオーヴァ 500」から受け継いだDNAの話。60年代の経済成長期の波に乗って人気を伸ばした「ヌオーヴァ 500」は、日常から抜け出してピクニックに行きたくなるような、自由で開放的な世界観をまとって登場。 しかも多くの人に手の届きやすい価格で提供したことで、若者もこぞって購入。そこからさらに新しいライフスタイルが生まれ、人気を伸ばしていった、とアランプレセにより紹介されました。 なるほど、当時のヌオーヴァ 500は、60年代に漂っていた、新たな時代が始まるような期待感と歩みを共にして、「自由さ」や「インディペンデンス」の象徴として人気を獲得。そうしたDNAが、今日のレトロモダンな「500 / 500C」にも受け継がれているというわけです。人々をハッピーにしてくれる、そんな普遍的な持ち味が「500 / 500C」の人気を支え、女性からも指示を集めている、というのは理にかなった視点だと思いました。 次に来賓として参加された豊橋市 産業部部長の稲田浩三さんが祝辞を述べられました。 「FCAジャパンは、2011年に三河港を拠点として以来、今日まで数多くのクルマを陸揚げし、ここから日本全国に配送されています。三河港は年間20万台を陸揚げする国内最大の自動車輸入港ですが、そうしたなか、フィアットのかわいらしい、“ナチュラルビューティ”なデザインは、街を明るくし、現在は豊橋駅の新幹線改札前にも500Xが展示されています」と紹介してくださいました。 発表間もない限定車「500 / 500C イレジスティービレ」を発見! さて、セレモニーが行われた豊橋の新車整備センターは、フィアット車にとって日本の入り口となる拠点。そこでどのような工程を経て、出荷されているのか。今回特別に施設内を見学することができたので報告します。 陸揚げされた車両はまず施設内で洗車が行われ、その後、ライン上で外装や内装の検査が行われます。さらに、ナンバーブレートブラケットや発煙筒といった日本ならではの保安基準を満たすための装備が取り付けられます。保安基準への適合が確認された車両は、完成検査でヘッドライトの調整や下回りの確認、ポリッシュ(磨き作業)、室内クリーニング、幌車の場合はラッピングカバーの貼付といった作業を経て、いよいよ出荷準備が完了。一時的に自動保管庫に格納され、出荷待ちとなります。 新車整備センターでは、なんと11月20日に発表された限定車「500 / 500C Irresistibile」(イレジスティービレ)」の姿を発見!ピンクグレーの専用ボディカラーが陽光を浴び、とてもきれいに輝いていました。 連綿と受け継がれるヘリテージを大切にしながら、新たな話題も振りまいている「500 / 500C」。その勢いはまだまだ続きそうです。 写真 小林俊樹 500の詳しい情報はコチラ 500 / 500C イレジスティービレの詳しい情報はコチラ […]

DRIVING

澄んだ空気をTwinAirでかけぬけ、イタリアンブレックファーストを求め代官山「プリンチ®」へ

よく晴れた日曜日、そんな気持ちのいい朝はちょっと早起きして500を走らせイタリアンブレックファーストを食べに行きませんか? 日曜日の朝は都内も渋滞が少ないので気持ちよく走れ、いつも以上に500のキビキビした走りが楽しめます。  今朝のお目当ては、2019年7月にオープンしたイタリアンベーカリー「プリンチ®」の美味しいイタリアンブレックファーストです。 日曜日の朝、500TwinAirの走りを存分に味わえます 日曜朝のドライブのお供は500 TwinAir。ロングストロークが与えられた2気筒875ccエンジンに、ターボを搭載することによって、小気味のいい、軽快感のある走りが味わえます。2気筒ならではの心地よいエンジン音に包まれて、早朝の空いた都心の道を走るのはとても気持ちのいいもの。  500でやってきたのは、都心にありながら駐車場が広くクルマを停めやすい代官山T-SITE。ここにある代官山 蔦屋書店にはクルマ関係の書籍をはじめ、様々な種類の本が数多く用意されているので、時間を忘れて楽しめます。まわりではコーヒー片手に犬を連れて散歩する人や、ゆっくりジョギングを楽しむ人など、それぞれに休日の朝を楽しんでいます。  朝から夜までイタリアの食文化が楽しめます プリンチ®は1980年代にロッコ・プリンチ氏がミラノにオープンさせたイタリアンベーカリー。スターバックスとのコラボレーション店舗も複数オープンしている中、2019年2月に「スターバックス リザーブ®️ ロースタリー 東京」の中目黒店内に日本初出店しました。さらに7月には、代官山T-SITE内に単独一号店をオープン。ベーカリーでありながら、プリンチ®では朝、昼、晩とそれぞれメニューを変化させて、イタリアの食文化とともに、楽しみ方を伝えていくというスタイルをとっています。  朝は、イタリアの朝食に欠かせないコルネッティを中心に、ブリオッシュ、パネトーネ、シナモンロール、スープといった軽めのメニューを。昼はピッツァや、ボリュームのある具材のフォカッチャ サンドイッチ、ラザニアといったガッツリめなランチを提供。夜には、プロシュート、チーズ、ワインやカクテルなどのラインナップも供され、アペリティーボ(食前酒)も楽しめます。  このように、イタリアの食文化を朝から晩まで楽しめるのがプリンチ®なのです。  さて、当然ながら、イタリアンブレックファーストを楽しむなら、なんといってもコルネッティとカプチーノ。コルネッティとは、生地に発酵バターをたっぷり使って焼き上げるサクサクのパンのこと。その見た目からも分かるように「小さい角」という意味。プリンチ®で朝食用に用意されるコルネッティはミニサイズ(190円~)が5種類とレギュラーサイズ(270円~)。朝食に甘いパンを食べるのが大好きなイタリア人は、このミニサイズ2個に、砂糖を入れたカプチーノというのが定番のスタイルだそうです。  プリンチ®のパンはオープンキッチンでベーカー(焼き手)の手によって、ひとつひとつ手作りで焼き上げられています。写真のジレラ レーズン ピスタチオ(340円)をはじめ、プリンチ ローフ(1,000円)、パンチョコラート(1,200円)といったハードブレッドも大充実。  スイーツ好きのためにも様々なケーキが用意されていますが、プリンチ代官山T-SITEだけで食べられるのが「ビニョラータ アル チョコラート」(480円)というスイーツ。シュー生地に生クリームを詰めたものをひとつひとつチョコレートで包んだ、イタリア伝統の逸品スイーツです。こちらも要チェックです!  朝の木漏れ日が差し込むテラスで、コルネッティなどのバターの風味に合うように、スターバックスが特別にブレンドした「ブリンチ® ブレンド」コーヒーを使ったカプチーノを楽しんだら、そろそろ起きてくる朝寝坊の家族のためにイタリアンブレックファーストのお土産を。 おすすめは、プリンチ®で一番人気のミニコルネッティが5種類入ったセット(1,000円)です。 家族へのお土産を助手席にのせて500TwinAirに戻ったら、家に戻る前に日曜の朝の空いた道をもう少しドライブしたい気分に。ちょっと遠回りして、焼きたてのコルネッティのいい香りと500 TwinAirの心地よい走りを味わう、そんなイタリアを感じる朝のひとときを過ごしてみたくなるはずです。  プリンチ 代官山T-SITE  東京都渋谷区猿楽町16-15 代官山T-SITE N-4棟  ☎︎03-6455-2470   https://www.princi.co.jp/locations/daikanyama/ 公式Instagram:@princi_tokyo 営業時間:8:00~22:00   不定休 街を賑やかに !ストリートを鮮やかに! 500についてはコチラ […]

CULTURE

山崎貴監督インタビュー : 最新作『ルパン三世 THE FIRST』への思いを語る Vol.01

2019年12月6日公開の映画『ルパン三世 THE FIRST』。3DCGというフォーマットでスクリーンに帰ってきた新たなルパン三世に、フィアットファンやルパン三世ファンはもちろん、老若男女問わず巷で大きな注目が集まっています。 そこで、本作の監督と脚本を手がけた山崎貴監督にインタビュー。 山崎貴監督のヒストリーや『ルパン三世 THE FIRST』について、そして『FIAT 500』への思いなどを、前編・後編の2回にわたりご紹介します。 幼い頃から魅了され続けた映像の世界 次々とヒット作を生み出す日本を代表する映画監督・山崎貴さん。脚本やVFX(ビジュアルエフェクツ)まで、多岐にわたり大活躍する山崎貴監督が映像の世界に魅せられたきっかけや、自身の作品にかける思いを伺いました。 「幼い頃、怪獣映画を作っている人たちがいると知った時から、映像関係の仕事がしたいと思っていましたね。長野県から上京した後、アルバイトなどで映像の仕事に関わるうちに、知り合いが出来たりして、本格的に映像の仕事に携わるようになりました。子供の頃から本当になりたかった映像を扱う業界に入れて、夢が叶ったということですね」。 「子供の頃は、怪獣映画とか特撮ものの番組をとても楽しみにしていました。そして、何と言っても中学時代に観たハリウッド映画のSF超大作の存在は、僕にとってとても大きいですね。あの頃って、当時だけではなく、後々まで愛され続けるVFXのアイコンになるような作品が次々と発表されていて。そのような作品たちを観て“こういうことを仕事にできたら、本当に楽しいだろうなぁ”と思い、本気でこの世界を目指しました」。 「なかでも、スティーブン・スピルバーグ監督の作品『未知との遭遇』には、大きな衝撃を受けましたね。UFOの映画ということもあって、最初はアダムスキー型の円盤が出てくる程度の映画じゃないかとあまり期待をしていなかったのですが、実際に観てみたら驚愕。素晴らしい映像が乱舞するというか。マザーシップが本当に巨大だし、初めてみる映像ばかり。特撮的な映画を観て、初めて“本物が出てきた!”という感じがしました。それまでは見立てというか、観る側にある程度の心構えが必要だったのですが『未知との遭遇』は、本当にあったことを映した映画なんじゃないかという錯覚に陥るくらいの凄さがあってビックリしました。その後も、続々と素晴らしい作品が公開されて。ああいう活きのいい時代の映画たちに、大洗礼を浴びてしまったという感じですね」。 驚きの映像とストーリー性で人々を魅了する 学生時代から、衝撃的な作品に心を奪われてきた山崎監督。その感動は、現在自身の作品にどのような影響を与えているのか、そしてどのようなこだわりを生み出しているのか、お話を伺いました。 「あの頃の衝撃がいまでも続いているというか、やはり映像でビックリさせたいという思いは常にありますね。また、初めて劇場で観た映画が『ロッキー』だったんですけれど、最初からドラマとして素晴らしい作品を観せられたこともあって、作品制作の際はストーリー性もとても重要視しています。僕の作品『アルキメデスの対戦』では、VFXを駆使した部分にもドラマの部分にもとてもこだわりました。VFXがただ単に脅かしだけではなく、物語にしっかりと食い込んでいるんです。これからも、VFXを使った映像とストーリーが渾然一体となった、骨のある作品を制作していきたいですね」。 「また作品を制作する際には、いつも初めて観る映像を描きたいという思いがあります。何度も描かれている題材でも、見せ方や感じ方次第で新しい表現を見せられると思っています。『アルキメデスの対戦』でいうと、戦艦大和が沈むシーン。このシーンは、これまでも様々な映画でたくさん描かれていますが、実際はこうだったんじゃないかとか、こういう映像は見たことがないんじゃないかとか、そういう点にこだわりました。ベーシックな部分を大切にしながら、新しい驚きをできるだけ追加するよう心掛けています」。 500への思いと愛情を最新作『ルパン三世 THE FIRST』に映し出す インタビューを続ける中で、山崎貴監督から愛車の話が。なんと、山崎家の愛車は『500』とのこと。最新作『ルパン三世 THE FIRST』の中で『500』を描くにあたり、意識した部分はあったのか、お話を伺いました。 「実は、僕の家のクルマは、限定車の黄色い500なんですよ。『ルパン三世 THE FIRST』を制作中は、スタジオのスクリーンの中で黄色の500を見ていて、家に帰ると黄色の500が待っている。なんか不思議な感じがしていましたね。『ルパン三世 カリオストロの城』をはじめとする、僕たちが思い描いているルパン三世の世界観と500が醸し出す雰囲気って、すごく似合っていると思うんです。僕自身、ルパン三世も500も大好きだし、とても親しみのあるブランドなので、今回の映画でもちゃんと活躍させなきゃいけないなぁと思って、カーチェイスシーンを制作していました(笑)。観ていただければわかると思うのですが、500が好きすぎて異常に活躍させている感がありますよ(笑)」。 『ルパン三世 THE FIRST』の公開まであとわずか。ルパン一味の活躍はもちろん『500』の登場シーンにもいまから期待が高まります。 山崎貴監督インタビュー : 最新作『ルパン三世 THE FIRST』への思いを語る Vol.02 はコチラ https://www.fiat-jp.com/ciao/lupin-the-first-interview-vol2/ プロフィール山崎 貴(ヤマザキ タカシ) 長野県松本市出身。阿佐ヶ谷美術専門学校卒業後、映像制作プロダクションの白組に入社。00年『ジュブナイル』で監督デビュー。『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)では、日本アカデミー賞16部門を制覇。続編『ALWAYS 続・三丁目の夕日』、『ALWAYS 三丁目の夕日’64』も大ヒットを記録。以後『SPACE BATTLESHIP ヤマト』や『永遠の0』、『寄生獣』2部作を監督。また、3DCGアニメでも手腕を発揮し『STAND BY ME ドラえもん』では八木竜一氏と共同で監督。近年では『DESTINY 鎌倉ものがたり』や『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』『アルキメデスの対戦』など話題作の監督を多数務める、日本を代表する映画監督、脚本家、VFXディレクターである。 500の詳しい情報はコチラ http://www.fiat-jp.com/500/ 映画『ルパン三世 […]

LIFESTYLE

500は私の元気のミナモトです!

毎日オレンジ色の500のことを考えていました 「1年ほど前、偶然街中で綺麗なオレンジ色のクルマを見かけました。調べてみたらそれがFIAT 500だとわかって。完全な一目惚れでした」と話すのは、愛知県でブライダルの仕事に従事する横尾泰葉(よこお やすは)さん。 「そこからは、毎日オレンジの500のことばかり考えていました」と、目を輝かせていました。横尾さんが一目惚れした500は、2010年に限定モデルとして発売された「500 ARANCIA(アランチャ)」。アランチャとは、オレンジを意味するイタリア語。ボディカラー「ビタミニック オレンジ」を採用した、特別仕様車でした。  「中古車を探したのですが、限定車だったということもあって、なかなか見つからなくて。今年7月、1年越しでやっと条件に合う車両を見つけたときは、本当にうれしかったです」と、その時のよろこびの大きさを、うれしそうに語ってくれました。  「納車されて間近で見た時には、可愛くて可愛くてニコニコが止まりませんでした。特にお気に入りなのが、とっても綺麗なオレンジ色のボディカラーとヘッドライト。クリッとした目をした小動物みたいで可愛すぎ!」と、愛車を見つめる横尾さん。  「通勤で使っているので、ほぼ毎日運転しています。職場までは約1時間かかりますが、心地いい躍動感があり、とても楽しくドライブしています。取り回しもいいので、狭い道もスイスイ走れます」 。 ブライダルの仕事をされている横尾さん。約1時間の職場までの道のりも500での快適な通勤により、毎日笑顔で頑張っています。 いつでもどこでもインスタ映えする可愛らしさ 500がやってきてからまだ数ヶ月。横尾さんは、これからのカーライフをイメージして、毎日胸をときめかせているとのこと。  「納車されたその日に、早速静岡県の富士山周辺までドライブに行きました。これからいろいろな場所に旅行に行って、500と一緒の写真をたくさん撮りたと思っています」。  そんな彼女のもう1台の相棒がバイク。Instagramにはバイクツーリングやオフロードでのバイク練習の様子も載せている横尾さん。  「バイクはKTM 690DUKE Rを所有しています。KTMもオレンジで、運転していてワクワクするところも500と一緒。大型のバイクと小型の500というギャップを楽しんでいます。 「ボディカラーに合わせたインストルメントパネルも、この500のポイント。車内も大好きなオレンジカラーで統一されているので、座っていると自然と気分がアガっちゃいます」。  500との生活が楽しくて仕方ないと話す横尾さん。彼女のインスタは、これから500との楽しい日々の写真で彩られていくことでしょう。 街を賑やかに!ストリートを鮮やかに! 500についてはコチラ フィアットの120周年を記念して登場した限定車500 / 500C 120th Tuxedoはコチラ 認定中古車サイトはコチラ […]

DRIVING

リトリートを求め、フィアット 500で北海道をドライブ

朝晩の涼しさが増してきたこの季節。秋の気配がひと足先に訪れていた北海道を「フィアット 500(チンクエチェント)」でドライブ。非日常的な景色のなかに身を置き、おいしいグルメで食欲を満たし、エナジーをチャージ。そんなオトナの時間、束の間のリトリートを求め、帯広周辺のおすすめスポットを巡っていきます。 満寿屋商店の旗艦店「麦音」でモチモチパンを食す 9月中旬。この日の帯広の最高気温は24度。暑さに疲れた体をスーッと軽くしてくれるような陽気に元気をもらい、500で帯広を出発しました。最初に向かうのは、十勝産の小麦を100%使用した美味しいパンを提供しているお店「麦音(むぎおと)」。東京・目黒の「満寿屋商店 東京本店」や国立の「mugioto国立」も展開している満寿屋商店のベーカリーのなかで、ここ「麦音」は旗艦店という位置づけ。敷地面積12,000平方メートルを誇り、単独ベーカリーとしては日本一の規模を誇ります。その広大なスペースに、できたてのパンをその場で楽しめるイートインスペースや、パンの製造工程を見られるオープンキッチン、小麦畑を有する広い庭園などを備えています。 小麦の生産量日本一を誇る十勝ですが、「麦音」ではそのなかでも生産量の少ない「キタノカオリ」という小麦を使用。これは国産小麦の中でも特にモチモチ感が強く、甘みのあるしっかりした味が特徴なのだとか。またチーズは十勝川温泉のモール泉で発酵させた「十勝ラクレット モールウォッシュ」を使用しています。ラクレットの中でも最高と言われる素材をチーズやパンに用い、十勝でしか作れない味を実現しているのです。 さっそく人気商品の「とろ〜りチーズパン」と「十勝牛カレーパン」、木質ペレットで焼いた「石窯ピザ」を購入し、イートインスペースへ。帯広の心地よい風を感じながら、できたてモッチモッチのパンを頬張るのは最高。そよ風を肌で感じながら、素敵な時間を過ごさせていただきました。 SHOP DATA 店名 麦音 住所 帯広市稲田町南8線西16-43 電話番号 155-67-4659 営業時間 6:55~20:00 (11月~2月の冬季は6:55~19:00) 定休日 年末年始 Webサイト https://www.masuyapan.com/shop/   メムアースホテルの前身は、寒冷地におけるサステイナブル住宅の研究プロジェクトです。2011年の震災後、環境に優しい、エネルギー消費の少ない家づくりというコンセプトのもと、日本を代表する建築家、隈研吾(くま けんご)氏が審査委員長を務める国際大学建築コンペを勝ち抜いたグランプリ作品が年に1棟ずつこの場所に施工されました。同コンペを勝ち抜いたのは、早稲田大学、慶応義塾大学、九州大学、ハーバード大学とオスロ大学ら八校。それぞれの学生たちが隈研吾氏の監修のもと「寒冷地における持続可能な暮らし」を追求し、英知を結集させたのです。そうしてできた実験住宅を有効活用するかたちで、2018年に宿泊施設としてオープンしたのがメムアースホテル。先進的な建築作品に身を置きながら、自然と触れ合うことの意義を見つめ直す機会を与えてくれます。 3層に分かれたホライゾン・ハウス(メムアースホテル内)の室内。   宿泊させていただいたのは、ハーバード大学デザイン大学院による「Horizon House(ホライゾン・ハウス)」。建物のあらゆる面に窓が備わっていて、360度どの方向も見渡すことができます。また、キッチンや居間、寝室が3層の高さに分かれているのが特徴。これは、この地域が冬季に積雪が約1mに達することから、雪が積もっても中間層から外の景色が見渡せるように設計されているそうです。さらに暖気は上方に溜まることから冬場は上層を居住空間とし、逆に夏場は下層で過ごすという具合に、ひとつの家でシーズンごとに過ごし方を変えながら、楽しむことができるのだとか。ハーバード大学の学生たちが北海道での豊かな暮らしに想いを馳せて作り上げたことを想像しながらコーヒーを一杯いただくと、心にまでじんわりと広がる温かみを感じました。   夕暮れ時のホライゾン・ハウス。辺り一面が見渡せるこの空間では、時間の移ろいも景色の一部として楽しむことができます。   日が沈み、夕食会場に向かうために外に出ると、そこには空一面に星空が広がっていました。月明かりを頼りに一歩一歩足元を踏みしめるように歩く体験は、どこか懐かしく、郷愁の気分に。街灯もなく不便なはずのそこでの時間が、とても新鮮で心地よく感じられたのは、都心で味わう便利さとは異なる、本質的な豊かさに触れられたからでしょうか。草木をくぐり抜けてくる風のにおい、虫の鳴き声、はるか遠くに続く地平線。それら北海道の原風景と、その自然を楽しむように建てられたメムアースホテルでのひと時は、とても心安らぐものでした。不要なものをそぎ落とし、自然の温もりに囲まれて過ごす。その引き算の美学ともいえる心地よい体験は、フィアットを運転しているときに感じる、ノスタルジックな運転フィールに通じるものがありました。翌日のドライブを楽しみにその日は床に就きました。   若き才能に溢れたシェフが地元の食材を使い、クリエイティビティを発揮しながら、ひとつひとつ丁寧に振舞ってくれるフードはどれも美味。メムアースホテルでは契約農家から食材を仕入れるだけでなく、ゴミをコンポスト化(堆肥化)し、調達元の土地に還すなど、持続可能性も追求しています。そうした地元を愛する心が、料理の味にも反映されているように感じました。   SHOP DATA 店名 MEMU EARTH HOTEL(メムアースホテル) 住所 北海道広尾郡大樹町芽武158-1 電話番号 0155-87-7777 Webサイト http://memu.earthhotel.jp/   翌朝、帯広南方(広尾郡)のメムアースホテルから一路、北海道のほぼ中央に位置するウエスタンビレッジサホロを目指します。この日の一大イベントは、北海道でぜひ試したかった、ホーストレッキングを体験すること。ホテルから120km。その約1時間50分の道のりを「500 TwinAir Lounge」で流します。直線が続く、単調な道のりも飽きさせないのが500の面目躍如。小さなコクピットから雄大な景色を楽しみながら進んでいきます。カドの取れたやさしい乗り心地と、旅の雰囲気を盛り上げてくれるエンジンフィールは、ゆったりとした旅の気分に見事に調和します。広大な北海道とはいえ高速道路は1車線区間が多く、交通ペースはゆったり。そうした速度域では、ピークトルクを迎える前の低い回転域で走らせることになりますが、500のエンジンはアクセルを軽く踏み込むとブロロロンッという気持ちのいい音で応えてくれます。そんな快音を耳にしながら大地を駆け抜けていきます。   北海道の原風景の中でホーストレッキング […]

NEWS

フィアット120周年を祝福するイベントを開催!

フィアット120周年記念限定車「500 120th Tuxedo(チンクエチェント ワンハンドレッド トゥウェンティース タキシード)と1936年に登場し「トポリーノ」の愛称で親しまれた名車「初代500」。 フィアットの120周年を盛大に祝うべく新旧の500が並ぶ、というフィアットファンのみなさまにはたまらない貴重な機会となった「120 YEARS FIAT GOLDEN HEART」とイベントに先駆けて開催されたプレスカンファレンス、記念パーティーの模様をご紹介します。 プレスカンファレンスでは、FCAジャパン代表取締役社長兼CEOポンタス・ヘグストロムがご挨拶。「現在のチンクエチェントは2008年に日本に導入され、今日までに4万8000台以上が納車されました。今日ここに120周年を記念して限定車を発表できることを大変嬉しく思っています。これからもスタイリッシュなクルマを提供していきます」と語りました。 イタリアと日本の良好な関係 続いて 駐日イタリア大使のジョルジョ・スタラーチェ閣下にご登壇いただきました。「イタリアを代表するブランド、フィアットが設立された1899年はイタリアが独立し、日本との関係も始まったばかりでした。以後、芸術や美しい物に関する共通の想いを絆に、両国の関係は日に日に強くなっていきました。そして、フィアットが120周年を迎えた今、こうして祝福の場に立ち会うことができたことは、非常に光栄です」とお話されました。 FCAジャパン マーケティング本部 本部長のティツィアナ・アランプレセからは、現在フィアットが取り組んでいる『FIAT × MADE IN JAPAN PROJECT』を紹介。「イタリアと日本のものづくり、あるいは歴史あるものと新しいもの、それらの融合、つまりクロスカルチャーによって未来が生まれると思います」と語りました。 記念パーティーではチェリストの河内ユイコさん、津軽三味線奏者の久保田裕司さん 、DJ moeさんによる三重奏を披露。クロスカルチャーを感じさせるセッションに来場者は盛り上がりました。 イタリアと日本の“ものづくり”に新たな光をあてるプロジェクト 日本のものづくり文化継承を目的とするNPO法人「メイド・イン・ジャパン・プロジェクト」とのコラボレーションによって、優れた伝統工芸品に新たな光をあてる『FIAT × MADE IN JAPAN PROJECT』。文化が出会い、心がつながり、笑顔を育んでいくこの活動。会場ではこれまでに制作された逸品の数々を一堂に展示。さらに、江戸時代から伝わる日本の伝統的な工芸技法「金継ぎ」の実演も披露されました。  「金継ぎ」とは割れたり欠けたりしてしまった陶器や漆器、ガラス製品などをつなぎ合わせる技法のこと。 金継ぎ作家の八木茂樹氏は「金継ぎは姿を戻す修復でも、機能を戻す修繕でもなく、新しいストーリーを生み出す。そこが魅力です」と語っていました。 会場に展示された彼の作品には金継ぎの技法により「FIAT」の文字が表現豊かに描かれていました。 イベント来場者は「金継ぎ」をアートで体感 9月20日から開催されたイベントでは、「金継ぎ」からインスピレーションを受けたアート作品を創造するマルコ・フェルリさんの作品展示とワークショップを実施。来場者はポストカードを使用した世界にたったひとつの“金継ぎアート”作品を制作。マルコさんからアドバイスを受けながら、真剣かつ楽しく取り組んでいました。 さらに、9月21日と22日には、いま大注目のVRアーティスト・せきぐちあいみさんがパフォーマンスを披露。仮想空間に描かれていく「500 120th Tuxedo」をモチーフにした幻想的なVRアートの世界。みなさん驚愕の様子でご覧になっていました。 フィアットの歴史といま、そして未来が感じられた「120 YEARS FIAT GOLDEN HEART」。120年という長きにわたり、イタリアはもちろん、日本と世界のみなさまに愛され続けてきたフィアットの魅力を改めて感じるイベントとなりました。 ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました。 そして、これからもフィアットへのご愛顧をよろしくお願いします! 500/500C 120 th Tuxedoについてはコチラ 『FIAT × MADE IN JAPAN PROJECT』についてはコチラ […]

LIFESTYLE

世界に1台だけの特別な「500」のオーナーに会いに北海道へ LIFESTYLE / Sep 6, 2019

今年のバレンタイン月間に展開した、イラストレーターChocomooさんのオリジナルアートがちりばめられた、世界に1台だけの特別な「500」が当たる「FIAT LOVES EVERYONEプレゼントキャンペーン」。28,000件以上の応募の中から、見事ご当選され、その特別な「500」を手中に収めた岡本真麻さんに会いに、北海道へと向かいました。 新たな経験を求め、北海道へ 岡本さんは、北海道・日高にある厩舎にお勤めの27歳の女性。北海道に来る前は横浜に住み、テレビ局でADの仕事をやっていたのだとか。ではなぜ北海道に移り住むことに? 「ADをやっていた頃、スポーツ番組を担当し、競馬に関わる機会がありました。そのときに馬の魅力に惹きつけられて、あれこれ調べた末に、北海道の厩舎で働くという道を選んだのです」 聞けば、北海道には親族や知人がいるわけではなく、単身での移住だったそう。自分のやりたいことを求め、行動し、新たな経験を楽しむ。岡本さんはそんな好奇心と実践力をお持ちのようです。もちろん、新生活は楽しいことばかりでなく、大変なこともたくさんあるそうです。 「厩舎での仕事は、想像したより大変でした。朝は暗いうちから仕事の時もあれば、終わるのが遅くなってしまうこともあります。わたしのやっているのは厩務員(きゅうむいん)という仕事で、主に競走馬の身の回りの世話をします。特にレース前となると馬がベストなコンディションになるように健康管理や手入れが大切になります。馬中心の生活になり大変ではありますが、自分の世話している馬がレースで勝ってくれた時は、それはもう、本当にうれしいですね」 乗るならコレと思っていたフィアットが自分のものに -フィアットに乗りたいと思ったきっかけは? 「北海道で生活となると、やはりクルマが必要ということで今年3月に免許証を取得しました。以前からフィアットのことは『ルパン三世』で知って、 “乗るならフィアット”と思っていたので、免許をとって改めてフィアットのホームページをチェックしてみました」 -実際に世界に1台だけの特別な「500」を目の前にしてみていかがですか? 「まさか当選するとは思っておらず、クルマを見るまでは実感が湧かず、今でもまだ半分、いや2割ぐらいはまだ信じられない気分です(笑) 500はデザインがいいですね。丸いヘッドライトがかわいいので、特に顔が好きです。アイボリーとチェック柄が織り交ぜられた内装もステキです。そして何よりも、Chocomooさんのイラストが描かれているのが気に入りました」 -500をどのように楽しまれる予定ですか? 「これからは500でドライブなどを積極的に楽しみたいですね。仕事が忙しく、せっかく北海道に住んでいるのに、まだほとんどどこへも行けていないのです。ニセコなど景色が綺麗なところや、北海道らしいところを順に巡っていきたいと思います。クルマで日本一周したいという夢を持っていたので、まずは北海道一周ですかね。雪道の運転とか不安もありますが、がんばります」 岡本さんに目下の夢を聞くと、「馬に乗れるようになること」とまっすぐに答えてくれました。忙しい日常のなかにも、仕事とは別に乗馬クラブに通い、上手に馬に乗るという夢を叶えようとしている岡本さん。そう話す彼女の姿はとても輝いて見えました。やりたかったコトとはいえ、どんなお仕事も実際にやって初めてわかる辛いことや困難もあると思います。色々な山も谷も、チンクエチェントと共に駆け抜けていってください。応援しています! フィアット500の詳細はコチラ […]

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