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免許取得が楽しくなる、いまどきのおしゃれ教習所を覗いてみた

さて、そろそろ自動車免許取得の最盛期。教習所を卒業したら、どこかにドライブに行こうとか、運転って難しいのかなぁとか、期待や不安を感じている人も多いのでは? 特にはじめての免許取得は誰もが緊張するもの。でも最近の教習所は受講者の側に立ったサービスにより、楽しみながら免許取得を目指せるのです。そこで今回はそうしたサービスの提供に力を入れているドライビングスクールのなかから、コヤマドライビングスクール二子玉川校にご協力いただき、いまどきの自動車教習所の最前線を見せてもらいました。 充実した設備と行き届いた心遣い 都内有数のおしゃれスポット、二子玉川。東急線・二子玉川駅から徒歩7分という場所に位置するコヤマドライビングスクール二子玉川校は、駅から歩いて通える立地がうれしいだけでなく、施設がとてもおしゃれ。カラフルな外壁が楽しそうな雰囲気を予感させてくれます。 明るい雰囲気のロビー。スタッフがやさしく迎えてくれます。 中に入ると、アートなデザインのロビーが出迎えてくれます。色使いやライティングはまるで美術館。WiFiも完備されていて、教習までの待ち時間を明るい洗練された空間でくつろいで過ごすことができます。 2階にはドリンクを飲んだり、学習したりしながら自分の時間を過ごせる空間も。また土地柄、タレントさんやVIPの方が通われることも多いようで、そうした方々が過ごす個室のVIPルームをこっそり覗かせてもらいました。 コヤマドライビングスクールでは、免許取得までの過程を快適にサポートしてくれるサービスにも力を入れています。インストラクターは全員がマナー検定の合格者。しっかりした接客マナーで対応してくれます。「また教わりたい!」と思ったときには指名が可能。 教習の予約は在校生用のWEBページから24時間いつでもできます。さらに合格率向上が望めるという脳トレ機能付きの学習システムを教習所や自宅で利用することもできます。 女性にとって(男性にも?)うれしいのは、レディースインストラクターが多数在籍していること。また検定の発表はほかの教習生の前で行わず、プライバシーが確保された別室で行うなど、心遣いが行き届いています。こうした教習生の立場にたったサービスの提供により、卒業までの道のりを強力にバックアップしてくれるのです。 「綺麗な設備でていねいに教えてもらえて満足です」 コヤマドライビングスクール二子玉川校の現役教習生に話を聞かせてもらいました。 「免許を取ったら友人と旅先を回りたい」と話してくださったTさん。 大学4年生のTさんは、「今後のために」と免許の取得を決意。設備がきれいなことと、インストラクターの数が多く、予約が取りやすいと友人の評判がよかったことからコヤマドライビングスクールを選んだそうです。インストラクターの方からの“最初からうまくできなくていいんだよ”という言葉が励みとなり、当初感じていた緊張が溶けて、今は路上教習を楽しんで学んでいるそうです。 「旅行が好きなので、免許を取ったら旅先でレンタカーを借りるなどして色々なところを巡りたいですね。クルマのことは詳しくないですが、イタリアのクルマって、おしゃれだなと思います。もし、クルマを買うなら、人とかぶらないおしゃれなクルマに乗りたいですね!」と期待を話してくれました。 目黒から通われているSさん。免許を取得したら「クルマでスノボに行きたい」と計画中。 値段がリーズナブルで、サービスも良かったのでコヤマドライビングスクールでの受講を決めたというSさん。ラウンジが広く、早く着いてもゆっくりできるところが気に入っているそうです。インストラクターの教え方にもご満足の様子。免許取得の一番の目的は就活のため。また、ドライブに行ったとき、友人と運転を代わってあげたいと考えているそうです。 「いまは目黒に住んでいて交通の便がいいこともあるので、クルマ購入までは現実的に考えられないですが、他の街に住む時にはクルマを欲しいと思っています。ゆくゆくは結婚もしたいですし」と将来の展望を話してくれました。 コヤマドライビングスクールでは、心地よく学べる環境づくりに力を入れているだけあり、お話をうかがった教習生の方々も快適に受講し、その先に広がるカーライフに夢を膨らませている様子でした。 いまやクルマは購入しなくても保有できる時代。フィアットでは、クルマにかかる費用を諸々含めて毎月定額でリースできる「パケットFIAT」というカーリースプランを提供しています。例えば、人気の「500(チンクエチェント)」も、税金や点検・整備費をまるっと含めて月々3万円から乗ることができます。 このパケットFIATでは、2019年3月31日(日)までの期間中、免許交付日から1年未満の契約者の方に、10万円をキャッシュバックするキャンペーンを実施中。免許を取得し、カーオーナーを目指す方を応援しています。 詳しくはコチラ 取材協力 コヤマドライビングスクール二子玉川校〒158-0094東京都世田谷区玉川3-43-1TEL. 03-3709-2551 […]

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限定車『500S Manuale』を徹底解剖!

取材・文 九島辰也 都心の小道もノーストレス!走りの楽しさが味わえるチンクエチェント フィアット500、通称チンクエチェントは不思議なクルマだ。これだけ小さく、可愛らしいのにも関わらず、老若男女問わず愛されている。ミラノやトリノといったお膝元を一時間も散歩すればよくわかる。真っ赤なボディにキャメルのソフトトップをつけた女性ドライバーもいれば、ダーク系のカラーをビシッとキメた紳士の姿も目にする。もちろん、それはパリのような大都会や地中海側のリゾートでも一緒。若い人たちだけでなくリタイア後のご夫婦の足にも使われているようだ そしてそれは海を越えた日本でも同じ。fiat magazine CIAO! にもいろいろなタイプのチンクエチェントオーナーが登場している。というか、かくゆう私もその一人。齢五十路でチンクエチェントを日々の足として使っている。都内を移動するのにストレスのないサイズと操ることを楽しませてくれる走りは、決して飽きることはない。 マヌアーレとは? さて、そんなチンクエチェントに新しい仲間が登場した。マヌアーレだ。昨年12月19日、100台の限定で2019年1月12日に発売を開始するとアナウンスされた。正式名称は『500S Manuale(チンクエチェントエス・マヌアーレ)』。マヌアーレとはマニュアルトランスミッションのことをいう。なので、当然だが2ペダルのATモード付5速シーケンシャルのデュアロジックはない。ダッシュパネルセンター下部からニョキっと生えているのは、5速のマニュアル用シフトレバーである。 と、ここでフィアット好きの方なら、「マヌアーレって前にもなかった?」とつぶやくであろう。そう、その通り。今回のマヌアーレは第二弾。第一弾は2018年6月9日に発売された。その時も100台限定で、アルペングリーン60台、イタリアブルー40台という2つのボディカラーが用意されていた。要するに今回は、「ご好評によりアンコール!」ってことになる。 イタリア車ならではのスタリッシュカラー ポンペイ グレー ではその詳細だが、ボディカラーはポンペイ グレーというメタリックの限定車専用色のみとなった。前回とは異なるカラーリングでのリリースだ。そしてボディを着飾るのはさまざまなパーツ。マヌアーレの名前が500Sとなっていることからもわかるように、“S”専用のお化粧が施される。専用のフロントバンパー、サイドスカート、リアルーフスポイラー、リアバンパー、15インチアルミホイールなどだ。また、ドアハンドルやテールゲートハンドルがサテングレー仕上げなのも見逃せない。前述したポンペイ グレーとのマッチングが絶妙。この辺のセンスの良さは、さすがイタリア車と言いたい。 インテリアを覗き込むとここもそう。黒を基調としたカラーコーディネイトは外装色との相性はバッチリ。 サイドサポートに白いラインの入ったファブリックシートのデザインもかなりいい感じだ。 それに専用色のダッシュボードとレザーのステアリングが特別感を濃くする。助手席側の赤い“500”の文字もまたいいアクセントになっている。 ツインエアエンジン×5速MTが生み出す独特のフィーリング 5速MT(マニュアルトランスミッション)のマヌアーレに組みあわされるエンジンは、インタークーラー付きターボの0.9リッター直2のマルチエアとなる。カタログモデルにある“ツインエア”と同じパワーソースだ。特徴はクルマ好きにはたまらないフィーリング。エンジンの振動、音、そこから発生するパワーが手に取るように感じられる。いってしまえば、まるでオートバイのよう。個人的に所有しているのもツインエアで、このエンジンの独特なフィーリングが気に入って購入した。シームレスな加速感と静かさを追求するイマドキの高出力型エンジンとは真逆な立ち位置といえる。 その2気筒エンジンをMTで操作して走らせるのだから、マヌアーレが楽しくないはずはない。確かに小排気量の2気筒エンジンは回転数が落ちてからの盛り返しが少々苦手だったりする(オーナーからすればそこも可愛かったりするが)。それをMTで操作し、おいしいところを自分のタイミングで引き出せるのだからこんなに便利なことはない。想像するに、野球で言うところの黄金バッテリーのような組み合わせだ。ちなみに、このツインエアエンジンとMTの組み合わせは、パンダの限定車『Panda 4×4 Italiana』(6速)でも使われている。その意味では実績は十分と言えるだろう。 マヌアーレの価格は241万円(価格は、2019年1月10日現在の全国メーカー希望小売価格(消費税込)です)。いろいろな専用パーツが付いていることを鑑みればお値打ち価格である。というか、単体でも濃い味のツインエアエンジンをMTで楽しめるのだからその価値は他とは比べられない。オンリーワンだ。   でもちょっとだけ気になるのはマヌアーレというネーミング。イタリア語勉強中の私にはわかりやすいけど、マニュアルトランスミッションそのまんま。もう少しひねってもよかったかと思う。まぁ、そこが彼らイタリア式の洒落なんだろうけど。そもそもチンクエチェントも500のイタリア語読みですからね。 500S Manualeの詳細はコチラ 【フェア開催】500S Manuale Fair “DRIVE MY S FAIR” フィアット正規ディーラーでは2019年1月12日(土)〜14日(月・祝)の3日間、FIAT  500S Manualeの誕生記念フェアを開催。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。500S Manuale Fair “DRIVE MY S FAIR”の詳細はコチラ FIATでは現在、オーナーインタビューに出演していただけるフィアットオーナー様を募集しております。応募はコチラ […]

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夜景写真家とめぐる、イルミネーションを楽しむクリスマスドライブ【東京】

街のいたるところがロマンチックに光りきらめく12月は、大切な人を誘ってドライブデートへ。今夜の相棒は、都会のネオンに映えるスタイリッシュなクロスオーバーSUV「500X(チンクエチェントエックス)」。 夜景写真家として活躍する岩崎拓哉氏が、東京のとっておきのイルミネーションスポットをナビゲーションします。     虹色に輝くレインボーブリッジを観るなら「豊洲ぐるり公園」へ! 臨海副都心の夜景のシンボル的な存在を放つレインボーブリッジが、12月から虹色にスペシャルライトアップ! レインボーブリッジはお台場方面からの鑑賞が一般的ですが、まだあまり知られていない穴場スポットとしておすすめしたいのが2018年4月1日に全面オープンしたばかりの「豊洲ぐるり公園」。その先端部分に位置する駐車場からも、レインボーブリッジをはじめ、美しく壮大な湾岸の夜景を一望できます。園内にあるきれいなトイレもうれしいポイントです。   日の出、竹芝方面を臨むと、東京タワーもばっちり! 東京湾の夜景をひとりじめ気分。いまだけのスペシャルな夜景をたっぷりご堪能ください。   レインボーブリッジ スペシャルライトアップ ★期間 2019年1月6日(日)まで ★時間 日没~24:00(12月22〜24日、31日は日の出まで点灯) ★場所 レインボーブリッジ 公式サイト   豊洲ぐるり公園をあとに、晴海通りを銀座、丸の内へと移動します。次々と現れるビルのネオンもきれいです。 ちなみに写真のダッシュボード中央のモニターは、500Xに標準装備された「7インチタッチパネルモニター付Uconnect®」。スマートフォンを接続すれば、ハンズフリー通話、ナビゲーション、ミュージックなどをタッチパネルで使用でき、音声入力で操作することも可能です。ドライブをもっと便利に、もっと楽しく演出する、一度体感したら戻れなくなるほど快適な新進システムです。     冬のヨーロッパの街並みを彷彿させる「丸の内イルミネーション」 丸の内エリアをロマンチックに彩る冬の風物詩といえば、今年で17年目を迎える「丸の内イルミネーション」。 約1.2kmにおよぶ丸の内仲通りの200本をこえる街路樹がシャンパンゴールドのLED約100万球で彩られ、あたたかみのある光の粒に包み込まれるような感覚に。石畳が美しく照らされた街路を500Xで駆け抜けると、まるでヨーロッパの路地に迷い込んだよう。   丸の内仲通りの一部は21時まで歩行者専用のため通り抜けできませんのでご注意を。ドライブでイルミネーションを楽しみたい方は21時以降がおすすめです。   丸の内イルミネーション2018 ★期間 2019年2月17日(日)まで ★時間 17:30~23:00(12月は17:00~24:00) ★場所 丸の内仲通り、東京駅周辺、大手町仲通り 公式サイト     六本木のクリスマスムードを高める「けやき坂イルミネーション」 丸の内から500Xを走らせること約15分、クリスマスモード全開の六本木ヒルズに面した六本木けやき坂通りへ。約400mのけやき坂に灯る白色と青色の約70万球のLEDは、丸の内のあたたかなイルミネーションとはがらりと印象が変わってクールで幻想的なおもむき。坂を下った先には、東京タワーが雄大に輝きます。   けやき坂イルミネーションは2003年にスタートし、15周年を迎える今年のテーマは「LIVE Veil」。3分に1回、ドラマティックに変化する光のベールは「Waving Veil」「Breathing Veil」「Brightening Veil」の3種類。駆け抜けるたび、さまざまな光の表情が楽しめます。 近隣の六本木ヒルズ内でも個性豊かなイルミネーションが展開されているので、レストランでのお食事がてらチェックしてみるのもおすすめです。   けやき坂イルミネーション ★期間 2018年12月25日(火)まで ★時間 […]

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大人のドライブデートにおすすめ! 秋の逗子&葉山へ

秋が深まり、ドライブが心地よいシーズンは大切な人を誘ってドライブデートへ。これからの季節におすすめしたいのが、東京都23区内から約1時間で着く神奈川県・逗子〜葉山エリア。海岸線を走ったり、眺めの良いレストランで地元の食材を味わったり、アート鑑賞したり…。夏のにぎわいが少し落ち着いた逗子〜葉山エリアは、大人のデートにぴったりです。 まずは街中をドライブがてら探険してみましょう。コンパクトなボディの500なら見慣れない街中も狭い道路もスイスイ。小さな雑貨店に出会ったり、隠れ家のようなパン屋さんに遭遇したり…思いがけない出会いがありそうです。     海を望むレストラン「ラ・マーレ」でとっておきのランチ デートの決め手のひとつがおいしいランチ。「ラ・マーレ」は葉山の海に浮かぶように建てられたレストラン。とれたての地元の魚介類や三浦野菜をたっぷりと使った創作料理を提供しています。   海を望むロケーションもごちそうのひとつ。「気軽に」「楽しく」をコンセプトにアラカルトメニューを中心に揃え、アットホームな雰囲気のなか肩肘張らずに地元の食材を使った料理を堪能できます。お店の目の前には専用駐車場も完備。地元でも言わずと知れた人気店なので、予約しておくのがベストです。   レストラン「ラ・マーレ」 神奈川県三浦郡葉山町堀内24-2 TEL:046-875-6683 営業時間:ランチ午前11時30分〜午後2時30分(ラストオーダー)/ディナー午後5時30分〜9時(ラストオーダー) 定休:月曜日(祝日の場合は翌平日が休業) http://lamaree.chaya.co.jp/     葉山の美術館でアート鑑賞&ティータイム 食後にしばらく車を走らせて立ち寄りたいのが「神奈川県立近代美術館」。2003年にオープンした葉山館は、海岸沿いに位置する珍しいロケーションも話題性があり、モダンな建物の佇まいも魅力です。広々とした駐車スペースもドライブデートにはうれしいポイント。   敷地内にある庭園スペースは入場無料。緑があふれ、ところどころにアート作品も展示。ぶらりとお散歩するのに最適です。   美術館にはレストラン・カフェも併設。全面ガラス張りの窓からは一色海岸を望むことができ、美術鑑賞の後のほっとひと息にぴったり。   神奈川県立近代美術館 葉山 〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1 電話:046-875-2800(代表) 開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで) 休館:月曜日(祝日の場合は開館) http://www.moma.pref.kanagawa.jp     デートの締めくくりは、森戸海岸に立ち寄って ドライブデートの帰り際は、浜辺をゆるりと散策して海の街ならではの楽しみを。森戸海岸は国道134号沿いに位置しているので、車なら好アクセス。近くにコインパーキングもあるので気軽に立ち寄れます。波がおだやかで落ち着きのある雰囲気も魅力。富士山や伊豆半島が望めるとともに、秋冬シーズンは美しい夕日を楽しめます。   爽やかな気候に、ますますお出かけが楽しくなる秋。都会の喧騒からちょっと離れ、大人のドライブデートに出かけてみませんか?     今回のドライブコースはこちら   ※掲載されている内容は2018年9月28日現在の情報となります。詳しくは各レストラン・施設にお問い合わせください。 […]

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DJ AMIGAが選曲! FIAT 500で聴きたいSpotifyプレイリスト20曲

スマートフォンをFIAT 500の車載モニターにつなげるだけで、ドライブミュージックがもっと自由に楽しめる! 2018年秋から500に、Apple CarPlay(*1)およびAndroid Auto(*2)対応の 「7インチタッチパネルモニター付Uconnect®」が搭載されます。そこで、Apple CarPlayおよびAndroid Autoで再生できるデジタル音楽配信サービス「Spotify」に、FIATのアカウントを開設。500をイメージしたプレイリストをDJ AMIGAさんに選曲していただきました。 *1 Apple CarPlay は、米国およびその他の国で登録された Apple Inc. の商標です。 *2 Android Auto は、Google Inc. の商標です。   FIAT 500 Driving Music 2018 | Selected By DJ AMIGA  今回の20曲のセレクトについて、DJ AMIGAさんにメッセージをいただきました。 「FIAT 500は、アーバンとスポーティーを絶妙に行き来しているところが他にはない魅力だと思います。500の持つ軽快さと心地よさを体感できるような、軽やかなグルーブの選曲を心がけました。森の中でも海の横でも、首都高でも、渋滞中でも(笑)。 さまざまなシーンのドライブのお供になれば嬉しいです」 行楽の秋、軽快な音楽とともにFIAT 500でのドライブをエンジョイしよう!   スマホやタブレットで楽しむ、 Spotifyアプリのダウンロードはこちら App Store Google Play     心躍るドライブのスタート。DJ AMIGAが選曲を解説 01『Ease Up  ft. Josh […]

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イタリアはひとの心を動かす天才だ。

文 : モータージャーナリスト・小川フミオ   建築、絵画、彫刻、オペラ、ファッションにはじまり、日常生活の中まで、イタリアが手がけるものは、気分を豊かにしてくれる。 食事やワインもそうだ。いま世界で最も創造的なシェフの一人といわれるマッシモ・ボットゥーラ氏の料理など典型かもしれない。 パスタ料理やリゾットをベースに、さまざまな物語を盛り込む。ガルダ湖畔で食べさせてくれたときは、リゾットの出汁をガルダ湖の魚でとり、最後に鼻先でガルダ湖畔名物のレモンをしゅっとひと吹き。 一見フツウのリゾットがガルダ湖をまるごと味わうような、奥の深い料理に変わった。ぼくはクルマでも同じような感動を味わうことがある。 イタリア人の“天才”ぶりがクルマの分野で発揮されるのがフィアットといっていいかもしれない。好例が現在欧州を中心に愛されている FIAT 500X(フィアット チンクエチェントエックス)である。 ちょっと背の高いSUV的なプロポーションで、4WDモデルも設定されているにもかかわらず、こけおどし的なゴツさがいっさいない。デザインモチーフは1957年のデビュー以来、愛されてきたNuova 500(ヌォーヴァチンクエチェント)。「ニューヨーク近代美術館」ではモダン美術の永久展示品にもなっている。共通するイメージをうまく取り入れつつ、現代的なデザイン要素を各所に盛り込んだ手法は手練れの業(わざ)だ。 ダッシュボードも60年代のイタリア車を彷彿させる車体色とカラーキー(色合わせ)された意匠で、これもひとことで言うと“いいかんじ”。 シートは「500X Pop Star」は、2 トーンの組み合わせを使ったソフトなファブリック。「Pop Star Plus」は大人っぽい革張り。これも選ぶ楽しみがある。選択肢が多いというのは、豊かなことである。それがわかっているのだ。   前輪駆動の軽快な「500X Pop Star」と「500X Pop Star Plus」は 1368cc の 4 気筒エンジンを搭載。インタークーラー付ターボチャージャーを組み合わせて、103kW(140 馬力)の最高出力と 230Nm もの最大トルクを持つ。さきに、スタイルの魅力について触れたが、しかしどうして、走りは活発だ。1750rpm で最大トルクを発生する設定なので、低回転域から力がたっぷりある。   オートマチック変速機のイージーさと、マニュアル変速機のダイレクトさを同時に持ったデュアルクラッチ変速機は、6 段のギア比を上手に振り分けて、もたついた感じを一瞬として感じさせることはない。運転の仕方に応じて、ゆったり気楽に走るのが好きなひとには早めのシフトアップで燃費にもいいクルーズ感覚を提供する。いっぽうスポーティな走りを好むひとには、つねに応答性のいい回転域をしっかりホールドして機敏な加速性を楽しませてくれるのだ。 脚まわりのセッティングも、峠道が多いイタリアをはじめとする欧州で愛されてきたフィアットだけある。いいかんじに引き締まっていて、ステアリングホイールを切ったときの車体の動きのよさが、高速走行時の気持ちよさとうまくバランスされていると感心する。コーナリングはロールを抑えた設定で、ステアリングホイールへの応答性がよく、車体の動きは完全にドライバーのコントロール下に。 カーブが連続する道ではひらりひらりと曲がっていけるのが快感だ。その感覚は「500X」 ならではだろう。信頼でき、かつ、楽しませてくれる。いいパートナーだなあと感じ入る。こうして人間とクルマとのあいだに濃密な関係を築けるのは、なかなか他メーカーにはない特長といえるかもしれない。荷物もたっぷり積めるこのクルマを手に入れたら、当然、旅行に行きたくなるだろう。1 週間のドライブもいいし、デイトリップも疲労感なくこなせるはずだ。   スマートフォンを接続して「Apple Car Play」 あるいは「Android Auto」を使えるのも、いつも好きなものと旅をするという喜びにひと役買っている。ドライブには欠かせない音楽は、スマートフォン内のコンテンツを聴くことができる。 ハンズフリーフォンの機能も備えているし、地図アプリを使った音声案内付きのナビゲーション機能も使える。タッチパネルでもいいし、スマートフォン上からもと、扱いやすい。スマートフォンの地図データを使うメリットは、つねに最新の地図情報がデータの書き換えをすることなく更新される点である。車載ナビゲーションシステムを使っているなら納得してくれるだろうか。 ※写真は Apple CarPlay の画面です。   […]

道路,タイヤ,FIAT,フィアット,500,空気圧調整
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もっとFIATとドライブを愉しむ 〜快適ドライブのためのタイヤ学~

お金をかけずにクルマの性能を良くすること。 それはタイヤの空気圧に気を遣うことかも知れません。   「何を大げさな…。」   そんな声が聞こえてきそうですが、レースの世界でも「タイヤマネジメント」という言葉があるように、タイヤこそがクルマの走りを決めるもの。   なんだか乗り心地が前と違ってきた…。 高速道路でハンドルがプルプル震える…。 街中でのハンドルがなんとなく重い…。     こんなことに、心当たりはありませんか?   そんなときは、まずはタイヤの状態を確認してみましょう。   唯一路面に触れ、夏は高熱、冬は低温。雨に雪、石や段差、金属などなど、常に様々な条件と状況の変化にさらされている一方で、走る、曲がる、止まる、といったクルマの運動すべてを担っているのがタイヤです。         安全性はもちろん、乗り心地や操縦安定性、加速や減速、なめらかなコーナーリングや燃費など、ありとあらゆるクルマの走りがタイヤと深い関係にあります。     意外とバラバラ空気圧 実は、よほど整備したてでもない限り、4輪の空気圧がすべて既定値であることは、なかなかありません。 クルマを日頃停める場所がデコボコだったり、傾斜していたり、車止めにめり込んだままにしていたり、平らでないところで空気を調整してしまったなどなど、 さまざまな「ちょっとしたことの積み重ね」で、タイヤの空気圧は既定値を外れてしまうケースが多くあります。         ご存知の通り、空気は温めれば膨張し、冷やせば収縮します。 たとえ新品のタイヤでも、真夏にガンガン走れば、タイヤの温度は上がり、内部の空気が膨張し空気圧が上がります。逆に真冬の車庫に何日も放置されると、逆に空気は収縮し空気圧が低下します。   足にピッタリフィットした靴が快適なウォーキングを約束してくれるのと同様、適切な空気圧の調整は想像以上に快適なドライブを約束してくれます。         0.1でも大違い   500のツインエアー「ラウンジ」に装備されている185/55 R15を例に説明します。(他の車種、グレードの場合、取扱説明書を必ずご確認ください)   基本運転手のみ、もしくはときどき助手席に人が乗る程度の場合。冷間時の推奨空気圧は前輪は2.2bar、後輪は2.1barです。 (計る場所は真っ平らが基本ですぞ!) 前後で空気圧が異なりますが、これを間違えてしまうとクルマの性格が変わってしまいますので注意が必要です。 休みのドライブで荷物も乗客も満載!という時は、前後共に2.3barでOK。   たったこれだけで、しっとりとしたハンドリングとなめらかな乗り心地に生まれ変わります。 もちろん高速道路も山道も非常に楽しく快適に走ることができます。       […]

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もっとFIATとドライブを愉しむ 〜デュアロジック〜山道編

高原でのフェスや、温泉旅行やちょっとしたハイキングなどに出かけることも増えるこの季節。 そんなドライブシーズンと切っても切れないのが山道や峠道。   日頃から山道に慣れている方はともかく、そうでない方の中には…。   「上り坂で気持ちよく走れない…。」 「下りでエンジンブレーキって…。ついついブレーキを踏みがち…。」     そんなお悩みをお持ちの方も多いようで。 中には「小さなエンジンのFIATは、上り坂は苦手でしょ?」なんて諦めている方も…。とんでもございません! 4,000m級のアルプスと隣接した街、トリノで生まれ、山道で鍛えられたFIATにとって、上り下りの坂道はむしろ大好物。         小さなエンジン、小さなボディのFIATたちですが、その「軽さ」という武器をより効果的にしてくれるのが、マニュアル・トランスミッション(以下MT)やその自動版であるデュアロジックシステム。   クルマは、軽ければよく加速し、よく曲がり、よく止まります。 軽いクルマの方が、重い車よりも上り坂はスイスイ、下り坂でも安心して曲がり、止まることができます。 運転において「気持ちよく走る」ことはとても重要で、疲れにくく集中力も保て、結果として安全も担保できるというメリットがあります。もちろん消費する燃料も少ないし、ブレーキやタイヤの摩耗も少なくて済みます。 いい走りの基本である「重量」こそ、クルマにとって最も重要な要素なんです。       AUTOモードでマニュアルシフト FIATのデュアロジックは、クラッチペダルのないMT、つまり自動MTとも呼べるシステム。構造がほぼMTなので、重量がとても軽く済みます。そんなデュアロジックの恩恵を最も体感できるシチュエーションこそ山道です。         今回はAT車のようにラクラク走行が可能な「AUTOモード」でのドライブのコツについてご紹介します。         走行中は、上の写真の位置にシフトレバーがあるわけですが、例えば、ちょっと上りがきついなと感じれば、さっとシフトノブを一度トンと前に倒してみてください。ギアが一段落ち、エンジンがうなりをあげて俄然元気な走りにかわります。     また、下り坂でスピードが出過ぎるような状況でも、同じようにトンとシフトを前に倒し、一段ギアを落としてください。 効果的なエンジンブレーキとなって速度の増加を未然に抑えてくれます。         唯一のコツは、シフトダウンのときにアクセルペダルを踏み込まないこと。 ただ単にシフトレバーを前にトンと一回倒すだけ。たったこれだけの動作で、山道が俄然走りやすくなります。           こうしたATのシフトチェンジという動作は、自動車教習所で教わることはありませんが、実に簡単ながらもとっても効果的。   「でも、シフトチェンジをミスって壊れたりしない?」 […]

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もっとドライブを愉しむ 〜デュアロジックの仕組みと発進編

  軽さが生み出す、楽しい運転 FIAT500やPandaに装備されるデュアロジック。ただの「FIAT版のAT」ではありません。   オートマチック限定免許でも運転できるこのトランスミッションは、クラッチペダルもなく見かけは完全に「AT車」なんですが、厳密にいうとシフトとクラッチの操作、つまりMTの操作を機械がこなしてくれる自動MTともいえるシステム。         多くのAT車で用いられている「トルクコンバーター式」と呼ばれるものと比べると、動力の伝達効率が良く、なにより軽量なので、運動性能でも燃費性能でもアドバンテージがあります。     日に日に太陽の日差しも強くなる、季節はまさにドライブシーズン。野に山に海へのお出かけを、もっと楽しいものにしていただくためには、是非このデュアロジックの魅力や運転のコツをもっと知っていただきたいと思います。     ギアの役割分担を考える さて、見た目はAT、中身はMTともいえるこのデュアロジックをより理解していただくには、まずは5段階にわけられた各ギアについて説明する必要があります。   1速=停車からクルマを動かすきっかけづくりや、きつい坂道などを元気よく登るためのギア。〜時速20キロくらいまでが守備範囲の力持ち。   2速/3速=街中や幹線道路など低速〜中速で取り回しのいいギア。山道などの下り坂ではブレーキの役割も果たしてくれる。 〜時速20キロから80キロくらいが守備範囲の中低速が得意なオールラウンダー。   4速=幹線道路や自動車専用道など中〜高速域で活躍するギア。〜時速60キロから100キロくらいが守備範囲の高速のスペシャリスト。   5速=高速道路で燃費を稼ぎながら無理せず走るためのギア。加速が必要なときには不向き。〜時速60キロから上の速度で、ゆったり「流す走り」を得意とするゆとりのギア。           MT車がスポーティと言われる最大の理由は、これらの5種類のギアたちを、思いのままに操れるからに他なりません。 もっと加速したい時、坂を登ったり下ったりする時、低速で走りたい時、ゆったり流したい時…。それぞれ得意な領域で、効率よくエンジンの力を活用できるので、キビキビとしたスムースな走り、つまりスポーティな走行が可能というわけです。もちろんスムースな走りは燃費にも好影響を与えますし、運転自体の疲れも軽減し、ひいては判断力の低下も防ぐことができます。   デュアロジックは、たとえAT免許しか持っていなくても、こうしたMTのようなスポーティな運転も楽しめるので、軽快な身のこなしが得意なFIATには、まさにうってつけのシステムといえます。   だからこそ、MTの仕組みや運転のクセを知ることで、もっとスムースで楽しい運転ができるということも事実ですので、そのあたりのご紹介をシリーズで行いたいと思います。   AUTOモードでのちょっとしたコツ 「停車から走り始め、そして2速にシフトアップするまでをもっとスムースに運転したいんだけど…。」   そんなご意見を耳にすることがあります。   都市部などではどうしてもストップ・アンド・ゴーが多くなるので、こうしたことを気にされる方も多いのかもしれません。         そんな方は、ひょっとすると発進時にそーっとアクセルを踏んでいらっしゃる方かもしれません。 急のつく動作は厳禁! というのが世界共通の運転ルールですが、あくまで「いつもより多めに」アクセルを踏んでみて下さい。   「グオオオオオオオオオッ…。」 という低くうなるエンジン音こそするものの、急とは程遠いほど普通に発進するはずです。(ツインエアモデルの場合)     大体時速20キロくらいに達するまでのせいぜい5秒ほどなんですが、そこでアクセルを少し緩めてあげると、2速へのシフトアップがスムースに行われます。 […]

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