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夏のクルマの注意点は? フィアットの点検&メンテナンス事情

外出自粛でこの春はあんまり愛車に乗らなかったなぁ、という人も多いのではないでしょうか? あっという間に梅雨入りして、気がつけばクルマにとって過酷な季節、夏もすぐそこに迫っています。 実はこうした季節の変わり目は、しっかりと点検やメンテナンスをして、愛車の調子を整えてあげたいタイミング。「あんまり乗ってないから大丈夫」という思い込みは危険信号です。   クルマには、走っていなくても傷んだり消耗する部品があったり、汚れてしまう、動作が鈍くなる、などの劣化が進むこともあるもの。そのままにして、高温多湿でクルマに大きな負荷がかかる過酷な夏を迎えると、重大な故障につながってしまうかもしれません。 そうした故障を未然に防ぎ、いつも快調に走ってもらうには、年に一度の法定点検だけでなく、季節の変わり目に点検&メンテナンスを習慣にすると安心感が高まります。そうすると、故障の予兆ともいえる細かな異音や変化を見つけやすく、大事に至る前にリペアできるから、実はお財布にも優しいんですね。       フィアットを知り尽くした「TECマエストロ」とは?   今回は、フィアットを知り尽くしたメンテナンスの達人、「TECマエストロ」の資格を持つエンジニア・田野倉哲士さんに、フィアットならではのチェックポイントや夏に向けての注意点を教えてもらいました。フィアットのオーナーさんはもちろん、愛車に気になることがあったり、夏にドライブを計画している人も必見です。     まず、フィアットのTECマエストロとはどんな資格なのでしょうか? 「フィアットはエンジンやトランスミッションなど、独特な機構を持つ技術が多いので、愛知にある研修センターでそれらの仕組みや構造、動作、制御システムなどを実車と座学でみっちり勉強します。すべてを理解し、効率的かつ正確な問診からトラブルシューティングができることと、お客様にそれをわかりやすく説明できるスキルを持ったエンジニアに与えられるのがTECマエストロという資格です」(田野倉さん) 豊富な実務経験も求められるため、まさにフィアットのプロフェッショナルと認められたエンジニア。そうしたプロの目で愛車をチェックしてもらえるのが、正規ディーラーの大きな魅力です。専用テスターやコンピューターを使ってのメンテナンスなどもスムーズにできるほか、メーカーからの情報もダイレクトに入ってくるため、正確かつスピーディー。部品の調達も確実です。お客様自身ではなかなか気がつきにくい不具合を発見できたり、メーカーならではの保証がつくのも頼もしいですね。         フィアットならではのチェックポイントは?   ただ、初めての点検やあまり慣れていないオーナーさんは、いったいどんな点検をするのか、時間はどれぐらいかかるのか、費用も高いんじゃないの? なんて、ちょっと不安があるかもしれません。 「点検は、法律で定められた項目にプラスして、フィアットならではの消耗しやすい部品や、故障が出やすいところなどを重点的にチェックします。なにも大きなトラブルがなければ2時間くらいで終わりますし、費用も3万円〜5万円くらいですね。ビックリするほど高額、ということはないと思います」(田野倉さん)     ちなみにフィアット車ならではのチェックポイントとは、ツインエアエンジンのプラグの消耗がやや早めだったり、ブレーキパッドの減りが少し早めなので、こまめに見てあげるとのこと。また、500のドアを開けた時にボンネットの方から「ウィーン」という音が聞こえるのは、デュアロジックというトランスミッションの油圧がちゃんと上がっている合図なのですが、それを故障かなと勘違いする人もいるそう。むしろ、音がしなくなった時の方が要注意なので、そうした小さな疑問も放っておかずに、TECマエストロに相談して欲しいと田野倉さんは言います。 「定期的な点検はもちろんですが、遠出をする前には必ず顔を出してくださるお客様もいらっしゃいますので、難しく考えずに身近な相談相手のような感覚で来ていただけると嬉しいですね」(田野倉さん)       イタリア車は壊れやすいって本当?   昔はそれこそ「イタリア車は壊れやすい」なんて都市伝説みたいな話がありましたが、今はどうなんでしょうか? 「確かに昔は、高温多湿の日本の気候に合わず、弱い部分があったり、その対応も不十分だったところもあったと思いますが、今は同じグループにクライスラーも入って多国籍化したり、日本での販売ノウハウも蓄積されてきたこともあり、定期的にメンテナンスさえしていれば、日常のアシとしてガンガン使えると思います。メーカー保証も3年または走行10万kmと長いですし、エクステンデッドワランティープログラムでさらに2年間の延長も可能なので、安心です」(田野倉さん)     では、梅雨から夏にかけての今の時期だからこそ、気をつけたいポイントやオススメのメンテナンスは何かあるのでしょうか。 「梅雨に入るとワイパーを使う頻度が高くなりますので、もし前回の交換から1年以上経っていたり、ビビリ音が出ていたりする場合には、早めに交換することをお勧めします。また、これから夏にかけてはエアコンを多用しますので、その前に点検をしておくと安心です。エアコンが故障すると、部品の入荷なども含めて修理に時間がかかる場合がありますので、余裕を持った点検が大切だと思います」(田野倉さん) そのほか、オーバーヒートが起こりやすいのも今からの季節。サブタンクやサーモスタットの小さなクランク、クーラントの量が減っている場合などもオーバーヒートの原因となるため、必要なら補修/補充して万全な状態にしておきたいですね。もし気になるようなら、フィアット/アバルト東名川崎では無料点検も行なっているので、まずはそうしたサービスから利用してみましょう。         フィアットならではの豊富なサポート   また、フィアットでは無償・有償さまざまなメンテナンスプログラムが用意されています。新車登録から3年間または積算走行距離10万kmまでをカバーする修理プログラム、3年間・365日・24時間いつでも頼れるロードサービスは無償で付帯。有償でさらに2年間の延長プログラムもあります。 2年目までの法定点検とその部品交換が無料となる「フィアット”イージーケア”」や、タイヤのパンクや新品タイヤへの交換費用が2年間保証される「フィアット”タイヤケア”」など、有償のプログラムも合わせて活用すると、大きな安心が手に入りますね。   こうした万全のサポート体制と、フィアット車のプロがお客様一人ひとり、1台1台に必要な点検やメンテナンスを提供することで、思いきり楽しいカーライフを届けたい。そうした想いで、TECマエストロをはじめスタッフ全員がお客様を迎えてくれます。この機会にぜひ、夏に向けての愛車の点検&メンテナンスにトライしてみてはいかがでしょうか。   サービスプログラムの詳細はこちら       […]

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温泉ドライブ旅行の新定番「箱根本箱」で知を磨く

国内はもちろん、海外からの観光客にも愛されている温泉地・箱根。歴史ある老舗の宿や海外のラグジュアリーホテルなど、百花繚乱の同地のなかでも、ひときわ個性的なコンセプトの元に展開しているのが、2018年にオープンしたホテル「箱根本箱」。  その名の通り、ここは本箱そのもの。温泉、料理、部屋、スタッフのホスピタリティも素晴らしいのですが、なかでも「本と過ごす知の時間」をメインコンセプトとした館内に並んだ、たくさんの本に心が躍ります。  「箱根本箱」は“ホテルという非日常の中で、暮らすように20時間滞在しながら、多面的かつ多用的に様々な知と出会える”という新しい宿泊スタイルへのアプローチが評価され、2019年にグッドデザイン賞ベスト100を受賞したホテルです。  12,000冊の本に囲まれた非日常のやすらぎ時間 箱根の中でも、良質の温泉が出ることで有名な強羅地域の一角に佇む「箱根本箱」。ここは元々、日本出版販売という大手出版取次会社の保養所でした。老朽化や利用者の減少もあり、「新しい体験、発見、感動を社会に提案し続けること」をテーマに、雑誌の発刊やホテル、お店の経営などを手掛ける企業「自遊人」が全面的にリノベーション。「箱根本箱」として、再生したのです。  エントランスに入ると、左右の壁面を2階部分まで覆う、巨大な本棚がお出迎え。正面に見える箱根の山々のパノラマとも相まって、壮観な雰囲気を醸し出しています。ラウンジ、客室、ショップなどホテル内のあらゆるところに「衣」「食」「住」「遊」「休」「知」の6つのテーマから選ばれた本が並べられていて、その数は実に12,000冊にもおよびます。  宿泊者は気に入った本を、ラウンジでも部屋でも、館内のどこででも読むことができます。さらに、エントランスの大きな本箱にはいくつかの小さな空間が設けられていて、中を覗くと椅子や小さな読書灯が。この小さな空間に籠もり、読書に没頭できるというのも、ある意味“非日常の体験”といえるでしょう。  また、館内の本はすべて購入可能。日々、日本出版販売のブックディレクションチーム「YOURS BOOK STORE」が本の入れ替えを行っているので、いつ訪れても新しい本との出会いが楽しめます。  覗いてみたくなる「あの人の本箱」 また、様々な文化人、有名人の方々が選んだ本を集めた「あの人の本箱」というコーナーも大人気。作家の恩田陸さん、石田衣良さん、クリエイターのいとうせいこうさん、メディアアーティストの落合陽一さん、漫画家のほしよりこさんなど、60名の著名人が選んだ本が、それぞれひとつひとつの本箱になっています。  それぞれの方の選書への思いが綴られた「しおり」も置かれています。その本を選んだ理由を理解しながら、読む本を選べます。普段は、なかなか手を伸ばさない本に出会えるという楽しみも、醍醐味のひとつといえるでしょう。  露天風呂付の客室はどれも個性的 全部で18室ある客室は、すべて温泉が楽しめる露天風呂付き。各部屋とも、家具や調度品にこだわり、それぞれに特徴を持たせた作りになっています。  マウンテンビューの部屋では壮大な箱根の山々の景色を、グリーンビューの部屋では落ち着いた森の木漏れ日を満喫できます。また、快適な読書ができるよう採光や椅子などにこだわっているのも他のホテルにはない特徴です。  一度宿泊すると「本箱会」に会員登録でき、よりお得に宿泊できるほか、会員専用の小さな客室「書斎の部屋」なども利用することが可能。この部屋には、詩人・脚本家の谷川俊太郎さんが滞在して書いた三篇の詩を読むことができるという特典付きです。  掛け流しの温泉大浴場でほっこり癒される 「箱根本箱」の魅力は本に加え、良質な温泉も挙げられます。各お部屋の露天風呂も素敵ですが、広々とした大浴場もおすすめ。男湯の内湯には強羅温泉から引いた無色透明のナトリウム・塩化温泉と、大涌谷の源泉から引いた湯の花が舞う白濁した硫黄泉のふたつの浴槽が並びます。また、同じ硫黄泉で満たされた露天風呂も完備。 一方、女湯は塩化温泉の大きめの浴槽に大きなウッドデッキを備え、ゆったりとバスタイムを楽しめます。もちろん、こちらにも硫黄泉で溢れる露天風呂(写真)があり、緑に包まれた景色の中、ゆったりと温泉に浸かることができます。  地元食材にこだわった本格イタリアンに舌鼓 温泉を楽しんだ後は、大きなガラス窓から美しい景色が一望できる1階のレストランへ。コの字型のカウンターが印象的なこのレストランでは、ミラノの人気店「アンティカ・オステリア・デル・ポンテ」本店などで活躍した佐々木祐治シェフが腕を振るう自然派イタリアンを提供。旬の素材の美味しさを最大限に引き出した絶品料理も「箱根本箱」の魅力のひとつです。  おすすめは駿河湾の魚介類や地元の野菜など、近隣地区からの仕入れにこだわったローカルガストロノミーのコース。カウンターに囲まれたオープンキッチンの中で作られていく料理に、目が釘付けになることでしょう。  写真は、この日のコース料理の中の一品「白子のグラティネ」。白子にカルダモンやコリアンダーなどのスパイスを効かせたクリームソースと、ヤーコンのピューレを合わせてグラタン仕立てにした逸品。トロトロの白子とほうれん草、マイクロリーフのシャキシャキ感がたまらない味わいです。  また、ワインセラーの多くを占めるのは国産ワインの数々。佐々木シェフが国産ワイン好きということに加え、箱根という土地柄、外国からのお客様も多いため、日本産のワインにこだわっているとのこと。生産量が少なく、あまり流通することのない国産の希少なワインもラインアップされています。こうしたホスピタリティの高さが、料理の美味しさにも、そしてホテルの居心地の良さにもつながっていると感じられます。  ミニシアターで芸術にふれる 食事や温泉を楽しんだ後に利用したいのは「本箱シアター」と名付けられた、まるでリビングのようなシアタールーム。15時から翌朝10時まで、7-15分ほどのショートムービーが上映されています。このシアターは、15人ほどが座れる大きなソファー席が用意されていて出入りは自由。2ヶ月に1度のペースで、テーマを決めて7-8本のムービーをセレクト。上映作品は宿泊してからのお楽しみ。  ちなみに「箱根本箱」には、部屋はもちろんロビーにもレストランにもテレビがありません。さらに時計もありません。じっくりと本と向き合える環境、そして日常ではなかなか味わうことができない、ゆったりと流れる時間を楽しむ環境が整っています。  ワインディングロードで500Xの走りと富士山を楽しむ 箱根の楽しみは、温泉や宿泊だけではありません。ワクワクする峠道のドライブや、富士山を一望できる絶景も見逃せません。  アップダウンが続く山道もパワフルな500Xならスイスイ、楽々。また、シートポジションも高いため運転しやすく、広々とした室内空間で同乗者もゆったり。 四季折々の楽しさを味わえる箱根。お好みのシーズンに、ぜひ温泉ドライブの旅へお出かけしてみてはいかがですか。  ※冬期など、スタッドレスタイヤ等の装備が必要となる場合もありますので、ご注意ください。 箱根本箱  http://hakonehonbako.com/ 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-491  ☎︎0460-83-8025  料金:19,688 円〜(一泊二食)  ※ 料金等は、シーズンや曜日によって異なります。公式サイト限定で、一人割プランもあります。(2020年1月現在) 新開発エンジンが生む優れたパフォーマンスと、洗練されたイタリアンデザインが魅力のアーバンSUV『500X』はこちら  […]

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冬だからこそカブリオレモデル! 夜景評論家が教えてくれたドライブ絶景スポット

日に日に寒くなり、空気が澄んでくるこの季節の楽しみのひとつと言えば、夜景。  クルマを停め、窓から眺める景色はとっても素敵です。ですが、もっと特別感を得られる方法があります。それは、フィアット唯一のカブリオレモデル500Cのルーフを開けて、夜景を見上げること。オープンカーといえば、春や秋のイメージが強いのですが、実は冬のオープンカーもオススメなんです。暖かいジャケットやブランケットを用意して、ドライブへ。そこには、いままで見たことのない景色が広がります。  今回は、夜景に関する著書を50冊以上も出版してきた世界で唯一の夜景評論家・丸々もとおさんに500Cで巡るのにオススメの夜景スポットをお聞きしました。  「夜景とは大きく言うと『夜の気配を感じる情景』全てを指します。ですので、人工的な灯りだけではなく、ほんのりとした月明かりに照らされた寺院や、森・星空に浮かぶ山並みの稜線なども魅力的な夜景のひとつです。人の存在を感じる都市の灯りは美しく、人を惹きつける魅力がありますが、自分の気に入った夜景を探すこと自体を楽しんでください」と丸々さんは話します。  「500Cはルーフが開くので、夜景を見るというより、夜景に潜り込む、または体ごと夜景に包まれるという雰囲気が味わえるのがいいですね」と、夜景だけではなくクルマも好きな丸々さんは語ります。  『見上げる夜景』と言えばやはり東京タワー 500Cのルーフを全開にして夜景に潜り込む、という感覚を味わう。そんな感覚を楽しむなら、なんといっても東京タワー。温かみのある暖色系の光とは裏腹に、骨組みの複雑さが昼間よりも迫力を増して頭上に広がる壮大な景色。 芝公園側の駐車場に500Cを停めて、ソフトトップを全開に。すると、開け放たれたルーフから見上げる夜空とオレンジ色の東京タワーが絵画のように頭上に広がります。  「都心で手軽に夜景と一体感を楽しめるのが、東京タワーの魅力」と丸々さんも太鼓判を押します。  【夜景スポット】東京都港区芝公園4丁目周辺  東京タワーライトアップ  期間:通年  時間:日没~24:05(ランドマークライト日没~20:00 インフィニティ・ダイヤモンドヴェール20:00~24:00 ミッドナイトパターン24:00~24:05 ※毎正時に「純白の煌めき」パタ ーン)  公式サイト:https://www.tokyotower.co.jp/lightup/index.php 都会と人を感じさせる『東京の街の灯り』を楽しむなら豊海水産埠頭 「夜景を見る前は、なるべくスマホなどの明るい光を見ない方が、夜景の美しさを楽しめます」とアドバイスをくださった丸々さん。  クルマで出かける都内の夜景スポットの中でも、特にオススメなのが中央区の海辺にある豊海水産埠頭(とよみすいさんふとう)。  「周囲に強い光が少ないため、対岸に広がる都市の夜景が楽しめます。海を挟んで広がる竹芝のビル群、停泊している船、日の出埠頭の倉庫街、レインボーブリッジまで、東京の灯りが海越しに楽しめます。ときどき通るクルーズ船や、漁船、屋形船などの灯りも水面に映り込んでその美しさを際立たせてくれますよ」とのこと。  500Cのソフトトップはリアウインドウ下まで大きく開くので、ガラスを通さないリアルな夜景と夜の気配が味わえます。オープンエアの名前の通り、クルマの中にいながら、夜空に広がる景色を思う存分堪能できます。海鳥の声も直接感じられ、ホッと癒やされることでしょう。  【夜景スポット】東京都中央区豊海町周辺  東京スカイツリーは少し離れて観るのがオススメ 『見上げる夜景』と言えば、東京スカイツリーも定番のひとつ。ただし、周辺には大小さまざまなビルが立ち並んでいるので、少し離れた浅草通りあたりから、ゆったり見るのがオススメです。東京タワーの2倍近い高さがあるので、少し離れていても迫力のある夜景が楽しめます。  ソフトトップを全開にすると周囲に光が少ないこともあって、クールな光を放つ東京スカイツリーが夜空全体に浮かび上がります。  東京タワーのオレンジとは対照的に、ホワイトを基調とした灯りの中に時刻や季節、イベントによって灯りの色がさまざまに変化する東京スカイツリー。  冬季は16時30分ごろに点灯を開始するので、暮れ行く空とのコントラストも楽しめます。  丸々さん曰く「日暮れ直後の30分間はコントラストがはっきり現れ、夜景がいちばん美しく見える時間です」とのこと。  【夜景スポット】東京都墨田区業平2丁目周辺  東京スカイツリーライトアップ  期間:通年  時間:16:30~24:00(冬季)  公式サイト:http://www.tokyo-skytree.jp/enjoy/lighting/  夜景が似合う街『みなとみらい21』の絶景 お洒落な雰囲気が漂う港街、横浜は夜景が美しいことでも大人気。丸々さんによると「横浜で『見上げる夜景』といったら、みなとみらい21でキマリです」とのこと。  洗練されたビルの灯りと、美しいイルミネーションを楽しむのなら、よこはまコスモワールド。周辺をドライブすると「潮風を感じながらロマンチックかつ美しい夜景が楽しめます」と丸々さん。  ランドマークタワーや観覧車の近くで500Cのソフトトップを開けて空を見上げれば、美しい光たちをまるで独占している気分になります。スイッチを押すだけで簡単にソフトトップの開閉ができる500Cは『見上げる夜景』を楽しむのに最高のクルマといえるでしょう。  【夜景スポット】神奈川県横浜市中区新港2丁目周辺、横浜市西区みなとみらい2丁目周辺  コスモクロック21 (よこはまコスモワールド)  時間:日没~24:00頃(毎時0、15、30、45分に6分間のイルミネーションショー)  公式サイト:http://cosmoworld.jp/renew/ 美しいカーブを描く500Cのボディに映った夜景も絶景 いろいろな場所で夜景を楽しむことができる冬。さまざまなカラーの光が輝いています。そして、デザインの国イタリアが生み出した美しいボディラインを描く500Cに映り込む夜景も絶景のひとつ。500Cの絶妙なこのカーブは、他のクルマにはない魅力なのです。  世界中の夜景を知る丸々さんは「夜の気配が感じられて、美しいと思えるのが夜景です。イルミネーションを映し出した500Cも素敵な夜景なんですよ」と語ってくれました。  丸々もとおさん  夜景評論家/夜景プロデューサー/イルミネーションプロデューサー  (一社)夜景観光コンベンション・ビューロー代表理事  1965年生まれ。立教大学社会学部観光学科卒。1992年『東京夜景』上梓。日本唯一の夜景評論家として本格的活動を展開。「夜景」の美しさを景観学、色彩心理学などをベースに評論するなど、夜景の本質を浮き彫りにする独自の「夜景学」の構築に取り組む。夜演出については世界でただひとりギネス世界記録3つを同時取得。最新作に「日本夜景遺産 15周年記念版」(河出書房新社)、「日本のイルミネーションBest」(廣済堂)。※商標登録『夜景評論家』第4408194号  丸々もとおのスーパー夜景サイト (一社)夜景観光コンベンション・ビューロー ※クルマを駐車する際は駐車場に停めてください  開けても閉めてもおしゃれな500Cはこちら […]

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澄んだ空気をTwinAirでかけぬけ、イタリアンブレックファーストを求め代官山「プリンチ®」へ

よく晴れた日曜日、そんな気持ちのいい朝はちょっと早起きして500を走らせイタリアンブレックファーストを食べに行きませんか? 日曜日の朝は都内も渋滞が少ないので気持ちよく走れ、いつも以上に500のキビキビした走りが楽しめます。  今朝のお目当ては、2019年7月にオープンしたイタリアンベーカリー「プリンチ®」の美味しいイタリアンブレックファーストです。 日曜日の朝、500TwinAirの走りを存分に味わえます 日曜朝のドライブのお供は500 TwinAir。ロングストロークが与えられた2気筒875ccエンジンに、ターボを搭載することによって、小気味のいい、軽快感のある走りが味わえます。2気筒ならではの心地よいエンジン音に包まれて、早朝の空いた都心の道を走るのはとても気持ちのいいもの。  500でやってきたのは、都心にありながら駐車場が広くクルマを停めやすい代官山T-SITE。ここにある代官山 蔦屋書店にはクルマ関係の書籍をはじめ、様々な種類の本が数多く用意されているので、時間を忘れて楽しめます。まわりではコーヒー片手に犬を連れて散歩する人や、ゆっくりジョギングを楽しむ人など、それぞれに休日の朝を楽しんでいます。  朝から夜までイタリアの食文化が楽しめます プリンチ®は1980年代にロッコ・プリンチ氏がミラノにオープンさせたイタリアンベーカリー。スターバックスとのコラボレーション店舗も複数オープンしている中、2019年2月に「スターバックス リザーブ®️ ロースタリー 東京」の中目黒店内に日本初出店しました。さらに7月には、代官山T-SITE内に単独一号店をオープン。ベーカリーでありながら、プリンチ®では朝、昼、晩とそれぞれメニューを変化させて、イタリアの食文化とともに、楽しみ方を伝えていくというスタイルをとっています。  朝は、イタリアの朝食に欠かせないコルネッティを中心に、ブリオッシュ、パネトーネ、シナモンロール、スープといった軽めのメニューを。昼はピッツァや、ボリュームのある具材のフォカッチャ サンドイッチ、ラザニアといったガッツリめなランチを提供。夜には、プロシュート、チーズ、ワインやカクテルなどのラインナップも供され、アペリティーボ(食前酒)も楽しめます。  このように、イタリアの食文化を朝から晩まで楽しめるのがプリンチ®なのです。  さて、当然ながら、イタリアンブレックファーストを楽しむなら、なんといってもコルネッティとカプチーノ。コルネッティとは、生地に発酵バターをたっぷり使って焼き上げるサクサクのパンのこと。その見た目からも分かるように「小さい角」という意味。プリンチ®で朝食用に用意されるコルネッティはミニサイズ(190円~)が5種類とレギュラーサイズ(270円~)。朝食に甘いパンを食べるのが大好きなイタリア人は、このミニサイズ2個に、砂糖を入れたカプチーノというのが定番のスタイルだそうです。  プリンチ®のパンはオープンキッチンでベーカー(焼き手)の手によって、ひとつひとつ手作りで焼き上げられています。写真のジレラ レーズン ピスタチオ(340円)をはじめ、プリンチ ローフ(1,000円)、パンチョコラート(1,200円)といったハードブレッドも大充実。  スイーツ好きのためにも様々なケーキが用意されていますが、プリンチ代官山T-SITEだけで食べられるのが「ビニョラータ アル チョコラート」(480円)というスイーツ。シュー生地に生クリームを詰めたものをひとつひとつチョコレートで包んだ、イタリア伝統の逸品スイーツです。こちらも要チェックです!  朝の木漏れ日が差し込むテラスで、コルネッティなどのバターの風味に合うように、スターバックスが特別にブレンドした「ブリンチ® ブレンド」コーヒーを使ったカプチーノを楽しんだら、そろそろ起きてくる朝寝坊の家族のためにイタリアンブレックファーストのお土産を。 おすすめは、プリンチ®で一番人気のミニコルネッティが5種類入ったセット(1,000円)です。 家族へのお土産を助手席にのせて500TwinAirに戻ったら、家に戻る前に日曜の朝の空いた道をもう少しドライブしたい気分に。ちょっと遠回りして、焼きたてのコルネッティのいい香りと500 TwinAirの心地よい走りを味わう、そんなイタリアを感じる朝のひとときを過ごしてみたくなるはずです。  プリンチ 代官山T-SITE  東京都渋谷区猿楽町16-15 代官山T-SITE N-4棟  ☎︎03-6455-2470   https://www.princi.co.jp/locations/daikanyama/ 公式Instagram:@princi_tokyo 営業時間:8:00~22:00   不定休 街を賑やかに !ストリートを鮮やかに! 500についてはコチラ […]

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衣替えの季節到来! 500Cに愛用の服を積み込んでおしゃれランドリーに行ってみませんか?

空の高さが増し、風が冷たさを含んでくる、そんな深い秋の一日。そろそろ衣替えの時季です。クローゼットの奥でひっそりと出番を待っていたお気に入りの洋服を引っ張り出してみると、何だかシワっぽく、防虫剤のにおいも……たくさんあるのでコインランドリーでまとめて洗濯しチャオ。最近はおしゃれなコインランドリー店がたくさんできていますし。フィアット唯一のカブリオレモデル500Cで秋風を感じながら出かけてみませんか?  FIATのロゴが入ったバスケットにお気に入りのコーディロイのパンツやスカートなど秋冬アイテム、そして来夏まで収納しておくTシャツやショートパンツも詰め込んで、500Cでおしゃれなランドリーと話題の『Baluko Laundry Place(バルコ ランドリー プレイス)』へ。 “洗濯マニア”オーナーのこだわりが詰まった店内 店頭の駐車場に500Cを停め、まずびっくり。従来のコインランドリーとは全く違う、カフェのような外観とコンクリート打ちっ放しのおしゃれな空間が広がっています。その中にズラリと並べられているのは、このお店のためだけに特別にデザインされたランドリーマシンの数々。  『Baluko Laundry Place』を運営しているOKULAB代表取締役の永松修平さんは、元々は大手家電メーカーで洗濯機のエンジニアを務めていた方。同店のマシンはお店の雰囲気にマッチするように特別にデザインしたものだそう。自らを“洗濯マニア”と話す永松さんのこだわりが詰めこまれたコインランドリーなのです。洗濯の手順はマシンの上にわかりやすく表記されているので安心。  洗濯機はS、M、Lのサイズを用意し、洗濯物の量に合わせて選択可能。洗濯乾燥マシンは標準的なMサイズ(10kg)で1,000円と、料金もリーズナブルなのが嬉しいですね。 ナチュラリストにも嬉しい洗剤をご用意 通常のコインランドリーでは洗剤を持ち込むところが多いのですが、こちらでは肌や衣類に、そして環境にも優しい同店オリジナルの洗剤&柔軟剤「peu」をご用意。また、柔軟剤が苦手な人には柔軟剤なしのコースもご用意。天然素材を使い、昔ながらの石鹸職人が作った木村石鹸の「SOMALI」という優しい洗剤を使用したコースも選べる点にも、洗濯に対するこだわりが感じられます。  お店の奥にはスニーカー専用の洗濯機もあります。こちらは20分100円。そのあとの乾燥も簡単(20分/200円)。他にも、本格的なクリーニングの受付やランドリーアウトという洗濯代行システムも用意するなど、『Baluko Laundry Place』は、もはや洗濯のテーマパークと言っても過言ではないかもしれません。 洗濯中はこだわりカフェでゆっくりと過ごせます さて、洗濯機がぐるぐると回っている間、いつものランドリーなら時間を持て余してしまいます。が、ここではちょっと違う時間が過ごせちゃうんです。なんと、ランドリー内に『CROSS ROAD BAKERY』という本格的なベーカリーカフェが併設されているのです。営業は9時からなので、洗濯を待つ間にゆっくりと朝食をいただけちゃいます。  この『CROSS ROAD BAKERY』では京都の老舗小川珈琲から直接仕入れたこだわりのコーヒーが楽しめます。そしてショーケースには、恵比寿の工房から毎朝届く焼き立てのパンがずらり。店内には電源スポットやWi-Fiが整備されているので、窓に向いたカウンターに座って焼きたてのパンやコーヒーを味わいながら、メールやwebチェックが気軽にできるのです。  Baluko Laundry Place 代々木上原には、店前にクルマを停めて荷物を降ろせるスペースがあるので便利です。  焼き立てのパンと淹れたてのコーヒーでお腹が満たされ、すっきり洗い上げられたお気に入りのお洋服とともに500Cに乗り込めば、まさに気分上々。休日の朝、充実したスタートをきれることでしょう。愛用の服を本格的にリフレッシュしたい時にぜひ一度訪れてはいかがでしょうか? Baluko Laundry Place 代々木上原東京都渋谷区上原3-29-2  ☎03-6407-8415  https://baluko.jp/baluko-uehara営業時間:セルフランドリー 24時間・年中無休 カフェ・ランドリーアウト・クリーニング 9:00~21:00定休日なし  年末年始・夏季休業あり 駐車場1台(先着順、時間制限あり) 開けても閉めてもおしゃれなカブリオレモデル500Cはコチラ FIAT ロゴがあしらわれた収納バスケットはコチラ […]

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リトリートを求め、フィアット 500で北海道をドライブ

朝晩の涼しさが増してきたこの季節。秋の気配がひと足先に訪れていた北海道を「フィアット 500(チンクエチェント)」でドライブ。非日常的な景色のなかに身を置き、おいしいグルメで食欲を満たし、エナジーをチャージ。そんなオトナの時間、束の間のリトリートを求め、帯広周辺のおすすめスポットを巡っていきます。 満寿屋商店の旗艦店「麦音」でモチモチパンを食す 9月中旬。この日の帯広の最高気温は24度。暑さに疲れた体をスーッと軽くしてくれるような陽気に元気をもらい、500で帯広を出発しました。最初に向かうのは、十勝産の小麦を100%使用した美味しいパンを提供しているお店「麦音(むぎおと)」。東京・目黒の「満寿屋商店 東京本店」や国立の「mugioto国立」も展開している満寿屋商店のベーカリーのなかで、ここ「麦音」は旗艦店という位置づけ。敷地面積12,000平方メートルを誇り、単独ベーカリーとしては日本一の規模を誇ります。その広大なスペースに、できたてのパンをその場で楽しめるイートインスペースや、パンの製造工程を見られるオープンキッチン、小麦畑を有する広い庭園などを備えています。 小麦の生産量日本一を誇る十勝ですが、「麦音」ではそのなかでも生産量の少ない「キタノカオリ」という小麦を使用。これは国産小麦の中でも特にモチモチ感が強く、甘みのあるしっかりした味が特徴なのだとか。またチーズは十勝川温泉のモール泉で発酵させた「十勝ラクレット モールウォッシュ」を使用しています。ラクレットの中でも最高と言われる素材をチーズやパンに用い、十勝でしか作れない味を実現しているのです。 さっそく人気商品の「とろ〜りチーズパン」と「十勝牛カレーパン」、木質ペレットで焼いた「石窯ピザ」を購入し、イートインスペースへ。帯広の心地よい風を感じながら、できたてモッチモッチのパンを頬張るのは最高。そよ風を肌で感じながら、素敵な時間を過ごさせていただきました。 SHOP DATA 店名 麦音 住所 帯広市稲田町南8線西16-43 電話番号 155-67-4659 営業時間 6:55~20:00 (11月~2月の冬季は6:55~19:00) 定休日 年末年始 Webサイト https://www.masuyapan.com/shop/   メムアースホテルの前身は、寒冷地におけるサステイナブル住宅の研究プロジェクトです。2011年の震災後、環境に優しい、エネルギー消費の少ない家づくりというコンセプトのもと、日本を代表する建築家、隈研吾(くま けんご)氏が審査委員長を務める国際大学建築コンペを勝ち抜いたグランプリ作品が年に1棟ずつこの場所に施工されました。同コンペを勝ち抜いたのは、早稲田大学、慶応義塾大学、九州大学、ハーバード大学とオスロ大学ら八校。それぞれの学生たちが隈研吾氏の監修のもと「寒冷地における持続可能な暮らし」を追求し、英知を結集させたのです。そうしてできた実験住宅を有効活用するかたちで、2018年に宿泊施設としてオープンしたのがメムアースホテル。先進的な建築作品に身を置きながら、自然と触れ合うことの意義を見つめ直す機会を与えてくれます。 3層に分かれたホライゾン・ハウス(メムアースホテル内)の室内。   宿泊させていただいたのは、ハーバード大学デザイン大学院による「Horizon House(ホライゾン・ハウス)」。建物のあらゆる面に窓が備わっていて、360度どの方向も見渡すことができます。また、キッチンや居間、寝室が3層の高さに分かれているのが特徴。これは、この地域が冬季に積雪が約1mに達することから、雪が積もっても中間層から外の景色が見渡せるように設計されているそうです。さらに暖気は上方に溜まることから冬場は上層を居住空間とし、逆に夏場は下層で過ごすという具合に、ひとつの家でシーズンごとに過ごし方を変えながら、楽しむことができるのだとか。ハーバード大学の学生たちが北海道での豊かな暮らしに想いを馳せて作り上げたことを想像しながらコーヒーを一杯いただくと、心にまでじんわりと広がる温かみを感じました。   夕暮れ時のホライゾン・ハウス。辺り一面が見渡せるこの空間では、時間の移ろいも景色の一部として楽しむことができます。   日が沈み、夕食会場に向かうために外に出ると、そこには空一面に星空が広がっていました。月明かりを頼りに一歩一歩足元を踏みしめるように歩く体験は、どこか懐かしく、郷愁の気分に。街灯もなく不便なはずのそこでの時間が、とても新鮮で心地よく感じられたのは、都心で味わう便利さとは異なる、本質的な豊かさに触れられたからでしょうか。草木をくぐり抜けてくる風のにおい、虫の鳴き声、はるか遠くに続く地平線。それら北海道の原風景と、その自然を楽しむように建てられたメムアースホテルでのひと時は、とても心安らぐものでした。不要なものをそぎ落とし、自然の温もりに囲まれて過ごす。その引き算の美学ともいえる心地よい体験は、フィアットを運転しているときに感じる、ノスタルジックな運転フィールに通じるものがありました。翌日のドライブを楽しみにその日は床に就きました。   若き才能に溢れたシェフが地元の食材を使い、クリエイティビティを発揮しながら、ひとつひとつ丁寧に振舞ってくれるフードはどれも美味。メムアースホテルでは契約農家から食材を仕入れるだけでなく、ゴミをコンポスト化(堆肥化)し、調達元の土地に還すなど、持続可能性も追求しています。そうした地元を愛する心が、料理の味にも反映されているように感じました。   SHOP DATA 店名 MEMU EARTH HOTEL(メムアースホテル) 住所 北海道広尾郡大樹町芽武158-1 電話番号 0155-87-7777 Webサイト http://memu.earthhotel.jp/   翌朝、帯広南方(広尾郡)のメムアースホテルから一路、北海道のほぼ中央に位置するウエスタンビレッジサホロを目指します。この日の一大イベントは、北海道でぜひ試したかった、ホーストレッキングを体験すること。ホテルから120km。その約1時間50分の道のりを「500 TwinAir Lounge」で流します。直線が続く、単調な道のりも飽きさせないのが500の面目躍如。小さなコクピットから雄大な景色を楽しみながら進んでいきます。カドの取れたやさしい乗り心地と、旅の雰囲気を盛り上げてくれるエンジンフィールは、ゆったりとした旅の気分に見事に調和します。広大な北海道とはいえ高速道路は1車線区間が多く、交通ペースはゆったり。そうした速度域では、ピークトルクを迎える前の低い回転域で走らせることになりますが、500のエンジンはアクセルを軽く踏み込むとブロロロンッという気持ちのいい音で応えてくれます。そんな快音を耳にしながら大地を駆け抜けていきます。   北海道の原風景の中でホーストレッキング […]

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フィアット好きの夢が叶うツアー! ヴィンテージの500で巡るフィレンツェの街と田舎

ヴィンテージのFIAT 500で美しいフィレンツェを駆け抜けるツアー 「大好きなフィアットをイタリアで運転してみたい! でも日本から愛車をイタリアまで持っていくのは無理だし……」。フィアット好きならそう思うことも多いのではないでしょうか。そんな人たちの夢が叶うツアーがフィレンツェにあります。フィアットで美しいフィレンツェの街と郊外の田舎を約4時間かけて巡るツアーがそれ。 ドライブするフィアットは、1957年から1977年まで生産されたリアエンジンのNUOVA 500(NUOVAとはイタリア語で新しいの意。このモデルが2代目の500だからそう呼ばれるのです)。  参加したのはフィレンツェのツアー会社「WALKABOUT FLORENCE(ウォークアバウトフローレンス)」の“FIAT 500 TOUR”。このツアーは英語(またはイタリア語)の案内になってしまいますが、英語ができる人にはお勧めのイタリアならではのツアーです。国際運転免許証(AT限定不可)を持っている18歳以上なら誰でも運転での参加が可能です。参加費は1人だと110ユーロ、グループ(1台)では1人85ユーロとなります(2019年7月現在)。 気になるツアーの内容は? ツアー開始時間は9時半と15時の一日二回。待ち合わせのツアー会社オフィスは、観光名所シニョリーア広場のすぐ近くにあるためアクセスがとても便利です。この日の参加者はアメリカ2人、モロッコ2人、フランス2人、ベルギー1人、ポルトガル1人といった国際色豊かな合計8人となりました。  最初にツアー会社のスタッフから運転方法についての説明があるので、これまでヴィンテージの500を運転したことがない人でも安心。ツアー中はガイドが先導し、その後に続いて運転するのでカーナビや、事前に道路を調べる必要もありません。各車両にはトランシーバーが用意されていて、これで先頭のガイドとコミュニケーションをとります。ガイドは全車両が後続しているか随時確認しながら走りますが、うっかり道を間違えたり、ついていけなかった場合にトランシーバーで連絡が取れます。  オフィスを出た後は世界遺産に登録されているフィレンツェ歴史地区の細い路地を抜け、観光名所ポンテベッキオを眺めながら橋を渡ります。観光客の多いアルノ川沿いをヴィンテージの500で走ると、沿道の観光客たちから視線が集まり、写真撮影されることもしばしば。 フィレンツェのパノラマ、郊外の緑溢れる田舎の景色に癒やされて フィレンツェ市内を抜け、木々の緑のアーチが爽やかな通りをミケランジェロ広場方向へと進みます。そのまま通りを上っていき、フィレンツェの街を一望できるサン・ミニアート教会で最初の下車。  この日はガイド歴9年のアレッサンドロ・デ・マルコさんが先導。フィレンツェ近郊のフィエーゾレ出身です。挨拶をすると「今日、写真撮影があると知っていたらお洒落なシャツを着てきたのに残念だな〜!(笑)」と冗談を言う明るく陽気なガイドさんで、ツアー参加者たちからもとても人気がありました。アレッサンドロさんにヴィンテージの500の思い出を尋ねると「僕のおじいさんもこの車に乗っていたんだよ。イタリア人なら誰でも何か思い出がある車だよね」と愛おしそうに車を見つめていました。  ここではガイドのアレッサンドロさんからフィレンツェについてや1000年の歴史を誇るサン・ミニアート教会の観光案内があります。サン・ミニアート教会の中を見学したり、土産物店で買い物したり、美しいパノラマを背景に写真撮影したりと、参加者たちは思い思いに観光を楽しめます。  サン・ミニアート教会観光の後は車に戻りさらに郊外へと向かいます。昔ながらの石壁の細い路地でも小さな500だとラクラク通ることが出来ます。 緑豊かな美しいフィレンツェの田舎のパノラマでは二度目の停車を行い、下車して写真撮影などを楽しみます。 さらに郊外へと進み、丘陵のオリーブ畑へクルマで入っていきます。オリーブ畑の中で三度目の停車。 ここから近くのワイン用ブドウ畑へと徒歩で移動。ブドウ畑ではガイドからトスカーナのワインについての説明があります。ワイン好きな人はガイドからお勧めワインを教えてもらうことも可能。 美しいパノラマを眺めながら参加者たちと旅の思い出を語り合う食事 旅の締めくくりはツアー会社が所有するプライベートテラスでトスカーナの絶景パノラマを楽しみながらの食事です。  この日の内容はトマトのフジッリやブルスケッタ、トスカーナのチーズやサラミ、プロシュートなど。参加者たちはイタリアの食事に舌つづみを打ちながらツアーの感想やイタリア旅行の情報交換といった話題に花を咲かせていました。  食事を堪能した後は再びスタート地点のツアー会社オフィスへと戻ります。豊かな自然の田舎からルネッサンスの街へと戻り、オフィスに到着して約40kmのツアーが終了です。毎回、距離やルートは異なるので公表はできないとツアー会社は言います。が、いずれもフィレンツェの歴史ある街並みと、雄大な自然のある郊外を堪能でき、満足していただけるはずですとも。 まるでイタリアに住んでいるような気分になるツアー 参加者たちにツアーの感想を聞いてみると……  ベルギー人女性「フィレンツェを訪れるのは初めてでしたが、運転はとても簡単でした! イタリアの車を運転しながらの観光は、イタリアに住んでいるかのような気分も味わうことも可能にしてくれました。ガイドのアレッサンドロさんもとても感じが良くて親切でしたし、イタリアの美しい風景も楽しめて大満足でした」。  アメリカ人男性「ヴィンテージカーが大好きで地元でも運転しています。だからイタリアでイタリアのヴィンテージカーを運転してみたいと思い、このツアーを選びました。フィレンツェの田舎道はとても狭いので、FIAT 500はパーフェクトな大きさで、とても運転しやすかったです。初めてのイタリア旅行なのですが、イタリアはすべてにおいて素晴らしいです」。  フィアット好きにはたまらない内容で、運転出来ない人でもガイドの横に同乗して参加することも可能です。イタリアでの素晴らしい思い出をフィアットと作ってみませんか?  WALKABOUT FLORENCEのFIAT 500ツアーはコチラ 500ってどんなクルマ? Text・Photo:小林真子 […]

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フィアットが生まれたイタリアの“道”を楽しむ方法

フィアットがもっと好きになるイタリアン・ロードトリップ フィアット好きならイタリアのことをもっと知りたいと思っていますよね? でも、知るだけじゃなくて、実際にイタリアを走ってみたい。そう思ったことはありませんか? フィアットが生まれ、育まれたイタリアという国を自分でハンドルを握って走ったら、ますますフィアットが好きになるはず。 そこで、実際にイタリアをフィアットで走ったらどんなに楽しいか。15日間で2700㎞ほど500に乗って、イタリア一人旅をしてきましたのでぜひ紹介させてください。 空港で旅の相棒、500とご対面 イタリアでのドライブでは当然レンタカーを借りることになります。今回、日本からWEB予約しマルペンサ空港で借りたのは、走行371kmというほぼ新車のFIAT 500 POP。エンジンは1.2リッターの4気筒ですから燃料はガソリンです。トランスミッションはマニュアル、そしてナビ無しという極めてベーシックな仕様。ナビ付きやオートマチック車を希望する場合には予約時に確認しておきましょう。 相棒500と対面したら、荷物を積み込んで出発の準備。ミドルサイズの26インチ(60ℓ弱)の旅行カバンはトランクへ。荷室の奥行は50㎝以上あるので、このくらいのサイズであれば倒して積めますし、トランクを閉じれば荷物の有無は見えません。これだけで盗難トラブルの可能性は下がりますね。手荷物を助手席か後席の足元に収めるのも盗難対策。荷物を積んだらシートとミラーを合わせて出発です。そうそう、イタリアは右側通行ということをお忘れなく。 高速道路を走っても楽しいイタリア 今回の旅ではミラノ~ドロミティ~フィレンツェ~モデナ~トリノを走り回りました。都市間の移動はほぼ、アウトストラーダやスーペルストラーダと呼ばれる高速道路になります。まず気付くのは、平均速度の高さと、その割に秩序のある走行マナーです。右側通行ですので左端の車線が追い越し車線なのですが、基本的には追い越し以外で走ることはありません。そして走行車線でもほぼ制限速度の100~130km/hで流れています。もちろん500も同じ速度上で巡航しますが、ここで気付かされるのが直進安定性。2300㎜というホイールベースの短さを考えれば驚くほどピタリとまっすぐ走ってくれるので、長距離移動も疲れにくい。使用環境がクルマを育てる典型といえます。 イタリアの高速道路を走っていてもうひとつ気付くのは、ひらけた視界です。防音壁などに囲まれた日本の高速道路とは異なり、場所によってはガードレールすらありません。おかげで走り過ぎる土地の変化がとてもよくわかります。家々の意匠や生えている植物、主要産業や栽培されている農作物など、町や土地によって特色が変わっていくことに気付きます。高速道路を走っているだけで景色まで楽しめる、そんな日本との違いも面白いと感じることでしょう。 クルマ旅だから出会えるイタリアがある クルマ旅の醍醐味は、公共交通機関では行きにくい場所にも気軽に行けて、時間にも縛られず滞在でき、そこにしかない景色や文化に出会えることでしょう。山の中にあるアグリトゥリズモで鳥のさえずりと共に迎える朝や、小さな田舎町のトラットリアで味わうローカルな料理などもクルマ旅ならではの喜びでしょう。走っていてたまたま出会った景色にクルマを止めて楽しむのだって自由です。 そんな自由気ままな旅にこそ500は最高の相棒になるといえます。コンパクトな車体は古い造りの町の細い道でも扱いに困ることはありませんし、狭い場所にもスムースに駐車できるので移動が気楽です。元気に回るエンジンは山道もグイグイ登ってくれますし、曲がりくねった道もキビキビと走り抜けます。どこか目的地に行くだけじゃない、運転そのものも楽しむ旅を500はもたらしてくれるのです。 またイタリアを走っていれば、500を軽快に走らせるドライバーに老若男女の違いがないことにも気付くでしょう。土地勘がないゆえに安全マージンを多くとって走らせているこちらを、同じクルマであっという間に抜いていくローカルドライバーがたくさんいます。愛されてはいても猫可愛がりされることなく、道具としてもキッチリ使われている500の姿から、イタリア人の生活にいかにこのクルマが溶け込んでいるかが理解できることでしょう。 イタリアの道を走り出す前に知っておきたいこと イタリアを走るためには必要な手続きがありますので、その基本的なところだけここでは記すことにします。 まずは国際運転免許証の取得。イタリアを日本の免許証で走るために必要な免許です。これは各地域で指定されている運転免許試験場や運転免許更新センターなどで取得します。運転にはこの国際運転免許証と日本国内の運転免許証がセットで必要になりますので忘れずに取得しましょう。また海外旅行保険とレンタカーの保険の内容や連絡先などもよく確認しましょう。事故や故障の際には日本のJAFにあたるACI(イタリア自動車クラブ)のロードサービスに連絡することになりますので、その電話番号も控えておきましょう。それから都市によっては、旧市街や歴史地区など指定のエリアで交通が制限される場合がありますので、あらかじめ確認が必要です。 もし「全旅程をレンタカーで回るのはハードルが高いなぁ」と感じるなら、日本と同じように半日や数時間だけレンタルするという方法もあります。午前中に借りてちょっと郊外までお昼を食べに行き、暗くなる前に返却するショートトリップを計画すれば、もっと気軽にイタリアでのドライブを体験できます。 映画で“ロードムービー”といえば主人公が旅を通じて成長していく物語ですが、“ロードトリップ”はあなたの中のフィアット愛を育む旅になることでしょう。早く日本で愛車に乗りたい! そんな気持ちを抑えられないかもしれません。 マニュアルトランスミッションを搭載した500の限定モデル「500 Manuale Rossa(マヌアーレ ロッサ)」はコチラ  text・photo: 小野光陽 […]

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新しさの奥に“深み”を感じる 新型「500X」試乗インプレッション

─「これ見よがしではなく、ありきたりでもない。絶妙なセンスを見る人に感じさせるクルマだと思いますね」 500Xのスタイリングについてそう語るのは、さまざまな自動車専門誌や一般誌に寄稿するエディター/ライターの塩見 智氏。昨今、存在感を誇示するかのような強面のクルマが増えているなか、やわらかな表情でさりげなく存在感を漂わす500Xのデザインには、とても好感が持てるとのこと。 「フロントマスクは誰もがひと目見て、かわいいなと感じると思います。ファニーフェイスだけど甘すぎない。誰が乗っても満足できるユニバーサルなデザインだと思いますね」と、500Xの印象を話してくれました。 しっかりしたつくりで安心感がある ─デザインのほかに500Xならではの特徴は、どういったところにあると感じますか? 「フィアットとともに歴史を歩んできたチンクエチェントのイメージを踏襲しながら、新しい特徴をうまく盛り込んだパッケージングにも“らしさ”が現れていると思いますね。それほど大きなクルマには見えないのに、乗り込んでみると想像するよりずっと広い。また運転席の目線はちょっと高めなので、周囲の交通環境が見渡しやすく、運転しやすいんですよ」 なるほど、チンクエチェントと差別化された部分が新たな個性を生み出している感じですね。乗り心地はどうですか? 「500Xって、クルマの骨格をなす新設計のプラットフォームによって、つくりが非常にがっちりした印象ですね。そのおかげで、運転しているときに、しっかりした感じとか硬い殻に守られているような安心感がありますね。あとは、乗り心地。段差などを乗り越えてもサスペンションがうまく衝撃を吸収してくれます。車体が揺すられることなく、快適に移動できる点は500Xの特徴として挙げておきたいですね」 「あとは改良を受け、装備や性能面にますます磨きがかかったことも注目ですね。ヘッドライトがLED式に進化したほか、500X Crossにはフロントパーキングセンサーが採用されました。装備はもともと充実していて、車間距離を一定に保ちながら前走車に追従できるアダプティブ クルーズ コントロール(ACC)や、後退時にモニターを通じて後方確認ができるリアビューモニターを備えているあたりは、長距離を走る人はもちろん、ファミリーカーとして選ばれることも多いSUVとして好ましい点だと思います」 心を熱くさせる一面も ─実際に走らせた感覚はどうですか? 「すごく軽やかに回るエンジンだと感じました。このエンジン“FireFly”(ホタル)という呼称が与えられていますが、いつのまにか行きたいところにたどり着いているような感覚は、まさにホタルみたいだと感じました。とても元気よく走ってくれます。あとパドルシフトを装備しているので、エンジンブレーキや、ギアを下げてダッシュも決められます。加速力は想像したより力強いと感じましたね。あと振動が少ないことも印象的でした。交差点でアイドリングストップして再び走り出す時も、エンジンの始動が非常にスムーズで、運転している人しかエンジンが停止していたことに気づかないんじゃないかと思うほどでした」 ─なるほど、走りも洗練された印象ですね。では最後に全体をまとめた印象をお願いします。 「今日一日乗って思ったのは、フィアットって120年の歴史を持っているカーブランドで、500シリーズはそのなかでも、もっとも長く親しまれてきたクルマ。そのテイストを踏襲した500Xの走りには、長年のクルマづくりのなせる“深み”を感じました。乗り心地というのは、ボディのつくりと足回り、シートのデキなどがぜんぶ合わさって快適に感じるものですが、500Xはそのハーモニーが取れていて、柔らかすぎず、硬すぎずでイイ感じでした。エンジンは振動が少なく、静かである一方、心を熱くさせるものも備えていて、運転の仕方次第で性格を変える奥深さを見ることができました。かわいいだけではなく、心を打つようなツボが随所に散りばめられているあたりに魅力を感じました」 チンクエチェントから受け継ぐべきところを受け継ぎつつ、SUVとして求められる機能や乗り心地も備えている新型500X。コンパクトななかにも個性が凝縮されているところに、フィアットらしさが感じられます。 【新型『500X』試乗キャンペーン】6/18(火)まで、全国のディーラーにて新型500Xを試乗いただけます。さらに、抽選で50名様に話題のVRカメラをプレゼント!今すぐ試乗のご予約!試乗キャンペーンの詳細はコチラ 新型『500X』の詳細はコチラ 写真 郡 大二郎   […]

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